チャンネル桜・瓦版:世論(多数意見)の真逆(少数意見)がほとんど正しい・西村浩一ブログ

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 本居宣長の『古意』2。編集方法:チャンネル桜・瓦版、病気の『サイン』に素早く気付き、病気は自分で治す

2016-10-24 21:01:10 | 日本文化

   <本居宣長の『古意』(いにしえごころ)その2。編集方法>

 宣長が、生涯を通して迫ろうとしたのは、「いにしえごころ。」(『古意』)というものでした。

 それに対して、その古意を、失わせるもの、それが、「からごころ。」(『漢意』)です。 

 宣長は、『玉勝間』に、こう書いています。

 『漢意』(からごころ)とは、漢国(からくに)のふりを好み、かの国を、たふとぶのみをいふにあらず、大かた世の人の、万の事の善悪是非を論(あげつら)ひ、物の理をさだめいふたぐひ、すべてみな漢籍の趣なるをいふ也。」と。

 多くの日本人は、中国のことを、引き合いに出しては、それをものごとを考える、『基準』にしているけれど、「その日本人の、中途半端な『編集』の仕方が、『からごころ。』というものだ。」と言っているわけです。

 では、どういう「編集方法。」で、日本の本来や将来を、考えればいいのでしょうか? 

 それを、宣長は、『古事記伝』だけをとっても、全44巻を著述しつくして、35年をかけて、考えたのでした。

 宣長の主張は、世界に通用するような原理や、どこにでも、適用したくなるような、普遍的な原則などを使って思考したり、説得するようなことは、「思考の力。」とは、認めたくないといっているのです。 

 宣長は、「普遍とか、中軸とか、基軸というような、考えかたはしたくない。」、そう、言っているのです。

 宣長は、どうしたいのか?

 宣長は、和歌や古典の物語に、「日本人の思考の本来が、有るはずだ、」と考えます。

 そこで、歌論の『排蘆小舟』(あしわけのおぶね)を出発点にして、『源氏物語』を、研究しながら、「もののあはれ。」という心情が、発動していることを発見しました。

 宣長が、いう、「あはれ。」とは、「見るもの、聞くこと、なすわざにふれて、情の深く感ずること。」というものです。

 『石上私淑書』(いそのかみのささめごと)の言葉です。

 この、「わざ。」にふれて、「こころ。」が、感じるというところが、宣長らしい、図抜けた『特色』で、ここでいう、「わざ。」は、歴史や文化の奥に潜んでいる、情報を動かす方法を言い当てている言葉を、しだいに実感しながら、それを使うことです。

 使ってどうするのか? 

 そこで、文芸に向かうとか、何かを表現することに向かうに違いないでしょう。

 けれども、宣長は、そうはしない。

 だいたい、宣長は、和歌を詠んでも、ヘタクソでした。

 そういう、文芸的表現では、自分の思索や感情を表すことはできなかった。

 贔屓目に見ても、そういう才能は、なかった。 

 では、どうするかというと、そのまま歴史の奥の方へ、言葉の持つ意味の初源の方へ降りていくのです。

 

 

 


 本居宣長の『古意』(いにしえごころ):チャンネル桜・瓦版、インフルエンザにワクチン無効!ウィルスを学んだものの『常識』です!

2016-10-20 19:07:42 | 日本文化

     <本居宣長の『古意』(いにしえごころ)>

 徳川時代が、成熟するにしたがって、「一体、日本とは、どういう国なのか?、日本語とは、どういうものなのか?、日本人は、どのような日本人らしさを持っているのか?」ということが、問われるようになりました。

 これは、「日本自身。」という、問題です。

 本居宣長が、日本や日本人の将来を、考えようとしたときに、本来のことを考える力が失せて、将来のことを展望する気力が、萎えてしまうようなものがあることを、感じたのです。

 あたかも、日米安保による、『桎梏』に似ていました。 

 宣長は、その桎梏が、「からごころ。」というものでは、ないかと突きとめたのです。 「中国的思考法。」とも、いうべきものです。

 自分たちが、日本人自身であることの根拠を、きれいに、言おうとすると、その「からごころ。」が、邪魔をする。 

 「そういう実感をもたらすものとを、取り除いた思索を、してみたい。」、そう考えたのです。

 それが、いわゆる『国学』というものでした。 

 宣長が、生涯を通して迫ろうとしたのは、「いにしえごころ。」(『古意』)というものでした。

 それに対して、その古意を、失わせるもの、それが、「からごころ。」(『漢意』)です。 

 宣長は、『玉勝間』に、こう書いています。 

『漢意』(からごころ)とは、漢国(からくに)のふりを好み、かの国を、たふとぶのみをいふにあらず、大かた世の人の、万の事の善悪是非を論(あげつら)ひ、物の理をさだめいふたぐひ、すべてみな漢籍の趣なるをいふ也。」と。 

 多くの日本人は、中国のことを、引き合いに出しては、それをものごとを考える『基準』にしているけれど、「その日本人の、中途半端な『編集』の仕方が、『からごころ。』というものだ。」と言っているわけです。

 では、どういう「編集方法。」で、日本の本来や将来を、考えればいいのでしょうか? 

 それを、宣長は、『古事記伝』だけをとっても、全44巻を著述しつくして、35年をかけて、考えたのでした。

            (続く)

 


 GHQの大麻取締法『日本人弱体化』:2017年、ブレグジット・ドイツ銀行破たんで、欧州発世界恐慌!

2016-09-17 18:49:48 | 日本文化

<GHQの大麻取締法(昭和23年、1948年)、狙いは『日本人弱体化』であった>

 縄文エネルギー研究所所長の中山康直氏は、自然と共生していた人類の古代は、『麻』が深くかかわっていたことを突き止め、麻こそが未来永劫、国家繁栄のために、そのエネルギー資源が必要であると気づき、『麻』普及活動に努めています。

 世界中の先住民族文化を研究するうちに、共通するのは『麻』文化であり、かっての日本にも、神社の鈴緒(すずのお)、注連縄(しめなわ)、弓弦、下駄の鼻緒…など、麻は生活のいたるところにありました…。

 「日本の伝統文化と位置づけられるものに、ことごとく麻が使われていた。」という素晴らしい植物が使われなくなったのは、敗戦後のGHQ(連合国軍総司令部)の占領政策に行きつくというのです。

 「GHQは、『あんな小国が、我々に立ち向かってこられた原動力は、何なのか?』と日本分化を徹底的に調べ上げた結果、日本人の精神性に麻が深く関わっていたことを、突き止めたのです…。」(『森下自然医学』2011年10月号)というのです…。

 「そしてGHQは、昭和23(1948)年に、『大麻取締法』を制定して、麻と日本人を無理やり切り離すことで、日本民族の弱体化を狙ったのでした。 事実、アメリカの目論見通りに事態は進行してしまいました…。」(中山氏)

 


 『文化』とは、何か? :尖閣諸島沖18日、中国『海警』領海に侵入・今年19回目!

2016-07-18 12:08:08 | 日本文化
  <美の文明(1)。『文化』とは、何か? 『文化』とは「暮らしの立て方。」、『文明』の基礎>

 文化は、英語のculture、ないし独語のKulturの訳語であります。
独語のKulturには、『物質文明』に対する、『精神文化』という意味合いがあります。

 一方、英語のカルチャーは、人々の『生活様式』(way of life)と定義されます。

 ひらたく言えば、「暮らしの立て方。」であります。

 日本語で、文化という時には、両方の意味が、混在しているが、英語圏の文化の定義は、文化人類学(民族学)で広範に使用され、国際的な普及度が高いのであります。

 近代『文明』と経済発展とは、一体のものとみなされているが、文化と経済とは、『対立』的に考えられがちだが、しかし、その考えは浅薄であります。

 メセナ活動への理解が進み両者を、両立させる動きがあるが、メセナ活動は、企業による芸術活動への援助なので、経済は富を生み、文化は富を使うという理解を、もっている人がいます。

 「文化は、金食い虫。」といって、はばからない向きもあります。

 又、数式は、文化論には適用しにくいが、経済学には活用できるから、文化は、『非』合理的だが、経済は、合理的だという人もいます。

 ことは、そう単純ではありません。

 経済は、生産と消費、供給と需要、販売と購入からなります。

 しかし、いかに生産の合理化を追求し、供給ルートを押さえ、販売に力を入れても、人々が、消費せず、需要がなく、購入しなければ、経済活動になりません。

 消費は、経済活動であり、同時に「生きる行為。」であります。

 『消費』なくして、暮らしはありません。

 アニメ・エヴァンゲリオン:チャンネル桜・瓦版

2016-06-18 06:49:21 | 日本文化
     <アニメ・エヴァンゲリオン のあらすじ>

 西暦2000年9月13日、南極に大質量隕石が落下して起こったセカンドインパクトにより、世界の半数の人口を失う。

セカンドインパクトから15年後の西暦2015年、14歳の少年碇シンジは、汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン (EVA) のパイロットとして、国連直属の非公開組織である特務機関NERV(ネルフ)の総司令であり、父親の碇ゲンドウに選任される。

 ゲンドウは、NERVが秘密裏にすすめる「人類補完計画」の陰謀の責任者でもあった。

 父・ゲンドウは、シンジに、EVA初号機に乗って使徒と呼ばれる正体不明の生命体と戦うよう命令する。

 自分がEVAに乗ることを拒否すれば、大怪我を負った14歳の少女(綾波レイ)が代わりにEVAに乗って戦わねばならない。

 シンジは、ゲンドウが自分を呼んだ理由を知り、ショックを受けるが、少女のためにもEVAに乗ることを決意する。

 そして、14歳の選ばれし少年少女が世界の命運を託され、次々と襲来する謎の生命体である使徒を殲滅する戦いが始まる。

 しかし、その戦いはあまりにも過酷なものであり、シンジをはじめ、選ばれしパイロットたちは、精神的に極度の葛藤を強いられ、苦悩するのだった…。