画は歌川國貞(三代豊國)(1786年)~(1864年)
号は、香蝶楼・一雄斎・五渡亭など 作
「五節句ノ内 皐月」です。
☆雨模様、気温上がらず。
さて、何で「封印」したのかなぁ?
◆http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052601001144.html
◎「国民は国を守る発想持つべき」 鳩山首相
鳩山由紀夫首相は26日夜、日本の安全保障に関し
「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の
発想が今の日本にはない」と危機感を示した。
同時に「それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべき
ではないか」と指摘した。
記者団が米軍普天間飛行場移設問題に絡めて
「(常時)駐留なき安保という考え方は変わったのか」と質問したのに対し、
「その考え方はいま封印している」とした上で根底の考え方として言及した。
官邸で記者団の質問に答えた。
2010/05/26 21:43 【共同通信】
↑
「謀略の半島情勢」を煽られたからか? 身辺を脅されたのか?
わからんねぇw
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-84fd.html
植草一秀の『知られざる真実』
2010年5月26日 (水)
◎海兵隊国外排除は日本の損失と熱弁する米代理人
マスメディアは米国の代理人としか思えない人物にしか発言の機会を与えない。
元外務省職員の岡本行夫氏は常にメディアが起用する発言者である。
岡本氏は次のように述べる。
①日本が海兵隊基地建設を拒絶すれば米国海兵隊は日本から出てゆくだろう。
②日本が米軍を追い出したように映ることがよくない。
③近隣諸国は日米同盟の弱体化を察知して、冒険的な行動に出る。
④日本の安全保障は米軍によって確保されており、日本の安全が脅かされる。
普天間基地返還問題で明らかになったことは、
多くの日本国民=日本の主権者が米軍に対して拒絶反応を示していることだ。
<略>
日本は現在も多くの国土を米国に占領されたままの状態にある。
しかも、治外法権まで認めさせられている。
米国が何よりも恐れていることは、普天間基地返還問題で
米国がゴリ押し外交を展開し、日本政府が屈辱的な対米隷属を示した
結果として、日本国内で反米感情に火が点くことだ。
直嶋正行経産相が沖縄を訪問した福島みずほ社民党党首について、
「火を点けて回るようなことをするのはいかがなものか」と発言したが、
米国の感想を代弁したもののように見える。
日本が米国に提供している負担を考えれば、
海兵隊国外退去を日本が主張することは、正当そのものである。
麻生政権が成立させてしまった合意の歴史的事実を消すことができないから、
礼を尽くす必要はあるが、決して法外な要求ではない。
この難題に取り組む決意をした以上、鳩山総理は最後まで
仕事をやり遂げる意志を持つべきだ。
中途半端な行動では一国のリーダーは務まらない。
<略>
民主党が「対米隷属からの脱却」の旗を降ろすなら、
多くの主権者の支持を失うことになるだろう。
社民党との選挙協力も解消になる。
主権者国民は民意を代表する政治勢力を新たに集結させねばならなくなる。
普天間基地問題での米国のゴリ押し外交に対する日本国民の反発が急拡大
しておかしくない時期に、
突然南北朝鮮の軍事緊張が高まることを偶然の一致と考えにくい。
米国は謀略と情報工作の宗家である。
この事実を踏まえて現実の深層を抉(えぐ)らねばならない。
↑
『米国は謀略と情報工作の宗家』w まさにそのとうり!
そんな国と「同盟」関係にある、させられておるwわけですよ。
いい記事だ、ワルは死ぬまでワルなのさ、
◆http://etc8.blog83.fc2.com/
日々坦々 2010⁄05⁄27(木)
◎野中広務と創価学会が強引に推し進めた辺野古案
昨日、「野中広務 差別と権力」(魚住昭著)を紹介した。
・・・
近年の政治を歪めた張本人は、この野中氏だと思っている。
この政治家は、自身の出自と関係してくるが、世の中の差別をなくしたいと、
国家と日本の社会に対して闘ってきた、ことは認める。ただ、そこには、
この国をどうしたいのか、という日本の国家観がスッポリ抜け落ち、
権力闘争に明け暮れ、最後は自分が志向した権力によって引退を余儀なくされた。
その権力志向たるや、どんなに汚い手を使ってでも、人に何をいわれようが、
そこに何ら大義もないにもかかわらず、権力欲のために、
あらゆる手を使って謀略に謀略を重ねてきた。
・・・
93年細川政権が初めて非自民政権として誕生した。
東西冷戦構造という古い価値観が崩壊していく中で、
世界の流れに乗って日本も変わろうとしていた。
言ってみれば、「歴史的・必然的内閣」だった。
野中は、細川総理の情報を新聞社の政治記者から収集し、
スキャンダルとしてデッチあげ、国会で質問し、野中と結託したマスコミが
それを煽って、細川総理を失脚させることに成功する。
また、公明党を創価学会の藤井(県議)と後藤組組長との密会ビデオ
を手に入れ、創価学会を脅して、公明党を政権から引き剥がし、
後の自公連立の布石を打つ。
もし、日本の政治に、この御仁がいなかったら、
93年からの非自民党政権によって、それまでの日米関係も見直された
だろうし、在日米軍も少なくなっていた、かもしれない、と、
"たられば"の不毛な論理に陥ってしまっても、あえて言いたくなるほど、
日本の政治を歪め、貶めた張本人であると思っている。
本ブログ5/1エントリー
≪ 野中広務元官房長官の機密費暴露発言にはウラがある≫でも、
同じようなことを書いているが・・・、
何度、言っても言い足りない程である。
既に初版から6年が経ち、文庫本も出ているので、
「辺野古・野中・創価学会の関係」の部分をそのまま書き写させていただく。
(長文)
______________________________
普天間基地
<略>
だが、そうした野中の姿勢も大田が98年2月に海上基地に反対すると
正式表明してからは一変した。
その年8月、野中は小渕内閣の官房長官に就任した直後の記者会見で、
「基地問題解決のために真摯に努力してこられた橋本前首相が辞任表明した
のに、大田知事が挨拶にこなかったのは人の道に反する」
と言って激しく非難し、大田県政打倒の先頭に立った。
大田が言う。
「『人の道』発言を聞いたときには率直に言って、沖縄の人たちを
戦争中苦しめて、戦後もまた生命・財産の危機にさらしておく
政府のやり方こそ人の道に反すると思いました。小沢一郎さんへの対応など
を見ても、野中さんは今日言ったことと明日やることが極端に違う。
たたき上げだからそこまでしないと実力者になれないのか。そうまでして
自分の立場を強化しなければならないのか。やはり日本の政治はそんな形でしか
成り立たないんだろうかと愛想が尽きるような気がしました」
普天間基地問題は「十五年期限で軍民共用空港を建設する」と訴えた稲嶺が
新知事に就任したことで新たな局面を迎えたが、
十五年期限に米側が難色を示し、再び暗礁に乗り上げた。
このため2003年1月、自民党政調会長の麻生太郎も、
「十年や十五年で取り壊されるものに6000億円も7000億円もつぎ込むのは
いかがなものか。常識的には嘉手納(基地への統合)だ」
と同調する姿勢を見せた。
これに野中が、
「(麻生発言は)歴代内閣、関係者、沖縄県民の努力に水を差すものだ」
と猛反発し、党沖縄問題調査会の委員長職の辞任を表明。
さらに5月には下地を橋本派から除名するよう申し入れた。
橋本政権時代に日米で合意した名護沖移設を実現するため、
あらゆる努力をしてきた野中にしてみれば、
下地の嘉手納統合案は許しがたいものだったろう。
だが、嘉手納統合案の背景には米軍基地の縮小・撤廃を求める県民の願い
がある。それと同時に、ブッシュ政権による世界的な米軍再配置が進めば、
海兵隊の主力は沖縄から撤退し、新たな基地は不要になるという見通し
があった。事実、2004になって、米側が名護沖の海上ヘリポート建設計画の
見直しを検討していることが明らかになった。
下地が言う。
「野中さんには(沖縄問題で)一生懸命やってもらったという思いはあります。
けれども県民の願いは基地撤去です。基地存続のために
(政府が沖縄振興策として)カネを出しているのなら、それは大変なこと。
拒否しないといけない。野中さんはどっちなのか。
基地存続のための癒しなのか、それとも基地を減らすためにやっているのか。
あの大政翼賛会発言はいったい何だったのか…
野中さんは自由自在に百八十度変わることがありますからね」 ≫
(P311~317)
(書き写し終了)
________________________________
大田氏と下地氏の二人が口をそろえて変幻自在にコロコロ変わると、
野中氏を評している。
これは柔軟性があるということではない。原理原則がないのである。
いきあたりばったりで、その時に必要な目先のことを「損か得か」でのみ
判断し、目的のためならば手段はどうでもよく、たとえ、
それが今まで自分が主張してきたことと180度違ったとしても、
そんなことは関係ないのである。
創価学会婦人部の抵抗で自民党に抵抗があり、自公政権樹立に障害がある
のならば、その「クッション」役としてのみ、天敵である小沢さんを利用し、
自身では思っても無いこと、小沢さんの弱み
(「天下国家のため」という大義名分)につけ込み、嘘をついてまで
自自連立を果たし、公明党が乗ってきたところで、軽々と自由党を切って捨てた。
普天間での野中氏の動きで二つのことが導き出される。一つは、
当時の自民党政権の普天間移設は沖縄のためでもなんでもなかったこと。
もう一つが、名護市で反対運動の先頭に立っていたという公明の女性市議も、
それに同調していた学会員も、池田大作の鶴のひと声で、
基地反対から賛成派に180度転換している。
普天間基地の辺野古移設案は、野中を中心とする自民党と創価学会が暗躍し、
沖縄県民のことなど考えることなく、政争の具としてかき回した挙げ句に
出てきた、自公政権の弊害のタマモノであった。
鳩山さんも結局は、その"いわくつき"の辺野古に政府案として決定
ということだが、今回の普天間基地移設問題で一つはっきりしたことがある。
昨年、一国の総理候補が「県外」という公約
(小沢氏が言うように本人は否定的だが、れっきとした公約だと考える)
を掲げ、政権交代がなされ、総理として真剣に県外を模索してきたが、
それでも果たせなかった、ということは、
アメリカの意向・宗主国としての力、
いいかえれば日本の属国としての弱さと、安保マフィアのパワーの強大さが、
いかに各界に浸透しているか、ということがよくわかった。
↑
小渕内閣の官房副長官がムネオですよ。
野中の一の子分、右腕だねw
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
2010年 05月 25日
#おっ、今晩(5・26)の赤坂サカスTVの「23クロス」で、ムネムネが、
官房キミツ費のことで、「顔出し」で、チョロッと喋っておるやないか!
そうか、ムネムネは、平野博文に向けて、シツモン主意書を出しマクって
おったんだな。どうせ、平野なんて、何も知らんのだから、
弱いモンをイジメたら、アカンて(笑)。で、ムネムネは、
「野中センセイは、少し、勘違いされておられるところがある。
コクタイ費は、500萬円でのうて、1000萬円だと思う」かあ。
ワシも、そう思うなあ。やっぱ、ホウアンを買うには、片手ぢゃあ、少ない
と思うなあ。「1本」は要ると思うなあ。だから、野中広務が言っておった、
「ジム方が持っておった、金額の入った引き継ぎ書」ってのは、
「慣例」でヤッておる、政治ひょーろん家や、比較的、名の通った
フリーの書き手らに対する「小遣い」だな。あんなもん、ゼッタイに
「コレは、官房キミツ費から出しました!」なんて、言うワケねえからなあ。
「勉強怪」とか、「講演怪」とか称して、ハナシを聞いて、それから、
夜になって、料亭あたりでイッパイやってだな、帰り際に、
「クルマ代」とか、「講演料でーす!」って、コッソリ渡すんだ。
官房キミツ費は、基本的には、渡す単位は「100萬円」だ。
「100萬円の束」が、封筒に入って、
官房チョー官室の金庫に入っておるからなあ。
↑
まぁ万事承知の男だから、官房長官にどうか?
などバカなことを書きました、申し訳なし。
いくら豪腕でもやはり「筋がよくないと」ダメですよね。
『この国をどうしたいのか、という日本の国家観がスッポリ抜け落ち、
権力闘争に明け暮れ、最後は自分が志向した権力によって引退を余儀なくされた。
その権力志向たるや、どんなに汚い手を使ってでも、人に何をいわれようが、
そこに何ら大義もないにもかかわらず、権力欲のために、
あらゆる手を使って謀略に謀略を重ねてきた。』
親分譲りのところは衣の下からチラ々見えるわなぁw
現北海道知事は高橋はるみ、ムネオと犬猿の仲、
自民党系の官僚出身・落下傘知事で、無能だとおもいます。
手前も、藤田嗣治の絵購入停止の件で批判しました、が、
これ以上の「米軍訓練受け入れ」拒否、地元の意見尊重と表明だそうで、
*http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/233629.html
◎道内への米軍訓練移転 知事が慎重姿勢(05/27 06:56)
見直しましたね、支持したいと思う。 それが当然だからね。
ムネオはまさに「国家観の欠落」ですよ。
幻想でしかない「海兵隊の抑止力」なるものを冷静に評価できないわけで、
沖縄の負担軽減のため北海道にオレがさらなる訓練を引っ張ってくる。
それが政治家なんだ、とまぁ、短絡もいいところだし、一体お前何様だよ。
周辺自治体が、住民が反対しておるわけだ。
道民、知らないからね、こいつが旗振りやっておること。
_______________________________
*http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/231932.html
◎沖縄米軍訓練 分散「道内も協力を」 首相、鈴木委員長に
(05/18 07:43、05/18 08:07 更新)
鳩山由紀夫首相は17日、官邸で新党大地代表の鈴木宗男衆院外務委員長と
会談した。鈴木委員長は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、
首相が目指す在沖縄米軍の訓練の全国分散移転に、
道内の自衛隊基地や演習場を活用するよう提言した。
首相は「ぜひともその点はお願いしたい」と述べ、
道内の訓練受け入れに向けた協力を要請した。
________________________________
権力への「阿諛追従(あゆついしょう)」なわけだ、そこに住民はない。
要らざることを続ければ落選運動が始まるよ、いい加減にすることだな。
一人政党「新党大地」、個人後援会集合体、全道の「浮動票」頼みだ。
モロイもんじゃないの。
号は、香蝶楼・一雄斎・五渡亭など 作
「五節句ノ内 皐月」です。
☆雨模様、気温上がらず。
さて、何で「封印」したのかなぁ?
◆http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052601001144.html
◎「国民は国を守る発想持つべき」 鳩山首相
鳩山由紀夫首相は26日夜、日本の安全保障に関し
「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の
発想が今の日本にはない」と危機感を示した。
同時に「それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべき
ではないか」と指摘した。
記者団が米軍普天間飛行場移設問題に絡めて
「(常時)駐留なき安保という考え方は変わったのか」と質問したのに対し、
「その考え方はいま封印している」とした上で根底の考え方として言及した。
官邸で記者団の質問に答えた。
2010/05/26 21:43 【共同通信】
↑
「謀略の半島情勢」を煽られたからか? 身辺を脅されたのか?
わからんねぇw
◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-84fd.html
植草一秀の『知られざる真実』
2010年5月26日 (水)
◎海兵隊国外排除は日本の損失と熱弁する米代理人
マスメディアは米国の代理人としか思えない人物にしか発言の機会を与えない。
元外務省職員の岡本行夫氏は常にメディアが起用する発言者である。
岡本氏は次のように述べる。
①日本が海兵隊基地建設を拒絶すれば米国海兵隊は日本から出てゆくだろう。
②日本が米軍を追い出したように映ることがよくない。
③近隣諸国は日米同盟の弱体化を察知して、冒険的な行動に出る。
④日本の安全保障は米軍によって確保されており、日本の安全が脅かされる。
普天間基地返還問題で明らかになったことは、
多くの日本国民=日本の主権者が米軍に対して拒絶反応を示していることだ。
<略>
日本は現在も多くの国土を米国に占領されたままの状態にある。
しかも、治外法権まで認めさせられている。
米国が何よりも恐れていることは、普天間基地返還問題で
米国がゴリ押し外交を展開し、日本政府が屈辱的な対米隷属を示した
結果として、日本国内で反米感情に火が点くことだ。
直嶋正行経産相が沖縄を訪問した福島みずほ社民党党首について、
「火を点けて回るようなことをするのはいかがなものか」と発言したが、
米国の感想を代弁したもののように見える。
日本が米国に提供している負担を考えれば、
海兵隊国外退去を日本が主張することは、正当そのものである。
麻生政権が成立させてしまった合意の歴史的事実を消すことができないから、
礼を尽くす必要はあるが、決して法外な要求ではない。
この難題に取り組む決意をした以上、鳩山総理は最後まで
仕事をやり遂げる意志を持つべきだ。
中途半端な行動では一国のリーダーは務まらない。
<略>
民主党が「対米隷属からの脱却」の旗を降ろすなら、
多くの主権者の支持を失うことになるだろう。
社民党との選挙協力も解消になる。
主権者国民は民意を代表する政治勢力を新たに集結させねばならなくなる。
普天間基地問題での米国のゴリ押し外交に対する日本国民の反発が急拡大
しておかしくない時期に、
突然南北朝鮮の軍事緊張が高まることを偶然の一致と考えにくい。
米国は謀略と情報工作の宗家である。
この事実を踏まえて現実の深層を抉(えぐ)らねばならない。
↑
『米国は謀略と情報工作の宗家』w まさにそのとうり!
そんな国と「同盟」関係にある、させられておるwわけですよ。
いい記事だ、ワルは死ぬまでワルなのさ、
◆http://etc8.blog83.fc2.com/
日々坦々 2010⁄05⁄27(木)
◎野中広務と創価学会が強引に推し進めた辺野古案
昨日、「野中広務 差別と権力」(魚住昭著)を紹介した。
・・・
近年の政治を歪めた張本人は、この野中氏だと思っている。
この政治家は、自身の出自と関係してくるが、世の中の差別をなくしたいと、
国家と日本の社会に対して闘ってきた、ことは認める。ただ、そこには、
この国をどうしたいのか、という日本の国家観がスッポリ抜け落ち、
権力闘争に明け暮れ、最後は自分が志向した権力によって引退を余儀なくされた。
その権力志向たるや、どんなに汚い手を使ってでも、人に何をいわれようが、
そこに何ら大義もないにもかかわらず、権力欲のために、
あらゆる手を使って謀略に謀略を重ねてきた。
・・・
93年細川政権が初めて非自民政権として誕生した。
東西冷戦構造という古い価値観が崩壊していく中で、
世界の流れに乗って日本も変わろうとしていた。
言ってみれば、「歴史的・必然的内閣」だった。
野中は、細川総理の情報を新聞社の政治記者から収集し、
スキャンダルとしてデッチあげ、国会で質問し、野中と結託したマスコミが
それを煽って、細川総理を失脚させることに成功する。
また、公明党を創価学会の藤井(県議)と後藤組組長との密会ビデオ
を手に入れ、創価学会を脅して、公明党を政権から引き剥がし、
後の自公連立の布石を打つ。
もし、日本の政治に、この御仁がいなかったら、
93年からの非自民党政権によって、それまでの日米関係も見直された
だろうし、在日米軍も少なくなっていた、かもしれない、と、
"たられば"の不毛な論理に陥ってしまっても、あえて言いたくなるほど、
日本の政治を歪め、貶めた張本人であると思っている。
本ブログ5/1エントリー
≪ 野中広務元官房長官の機密費暴露発言にはウラがある≫でも、
同じようなことを書いているが・・・、
何度、言っても言い足りない程である。
既に初版から6年が経ち、文庫本も出ているので、
「辺野古・野中・創価学会の関係」の部分をそのまま書き写させていただく。
(長文)
______________________________
普天間基地
<略>
だが、そうした野中の姿勢も大田が98年2月に海上基地に反対すると
正式表明してからは一変した。
その年8月、野中は小渕内閣の官房長官に就任した直後の記者会見で、
「基地問題解決のために真摯に努力してこられた橋本前首相が辞任表明した
のに、大田知事が挨拶にこなかったのは人の道に反する」
と言って激しく非難し、大田県政打倒の先頭に立った。
大田が言う。
「『人の道』発言を聞いたときには率直に言って、沖縄の人たちを
戦争中苦しめて、戦後もまた生命・財産の危機にさらしておく
政府のやり方こそ人の道に反すると思いました。小沢一郎さんへの対応など
を見ても、野中さんは今日言ったことと明日やることが極端に違う。
たたき上げだからそこまでしないと実力者になれないのか。そうまでして
自分の立場を強化しなければならないのか。やはり日本の政治はそんな形でしか
成り立たないんだろうかと愛想が尽きるような気がしました」
普天間基地問題は「十五年期限で軍民共用空港を建設する」と訴えた稲嶺が
新知事に就任したことで新たな局面を迎えたが、
十五年期限に米側が難色を示し、再び暗礁に乗り上げた。
このため2003年1月、自民党政調会長の麻生太郎も、
「十年や十五年で取り壊されるものに6000億円も7000億円もつぎ込むのは
いかがなものか。常識的には嘉手納(基地への統合)だ」
と同調する姿勢を見せた。
これに野中が、
「(麻生発言は)歴代内閣、関係者、沖縄県民の努力に水を差すものだ」
と猛反発し、党沖縄問題調査会の委員長職の辞任を表明。
さらに5月には下地を橋本派から除名するよう申し入れた。
橋本政権時代に日米で合意した名護沖移設を実現するため、
あらゆる努力をしてきた野中にしてみれば、
下地の嘉手納統合案は許しがたいものだったろう。
だが、嘉手納統合案の背景には米軍基地の縮小・撤廃を求める県民の願い
がある。それと同時に、ブッシュ政権による世界的な米軍再配置が進めば、
海兵隊の主力は沖縄から撤退し、新たな基地は不要になるという見通し
があった。事実、2004になって、米側が名護沖の海上ヘリポート建設計画の
見直しを検討していることが明らかになった。
下地が言う。
「野中さんには(沖縄問題で)一生懸命やってもらったという思いはあります。
けれども県民の願いは基地撤去です。基地存続のために
(政府が沖縄振興策として)カネを出しているのなら、それは大変なこと。
拒否しないといけない。野中さんはどっちなのか。
基地存続のための癒しなのか、それとも基地を減らすためにやっているのか。
あの大政翼賛会発言はいったい何だったのか…
野中さんは自由自在に百八十度変わることがありますからね」 ≫
(P311~317)
(書き写し終了)
________________________________
大田氏と下地氏の二人が口をそろえて変幻自在にコロコロ変わると、
野中氏を評している。
これは柔軟性があるということではない。原理原則がないのである。
いきあたりばったりで、その時に必要な目先のことを「損か得か」でのみ
判断し、目的のためならば手段はどうでもよく、たとえ、
それが今まで自分が主張してきたことと180度違ったとしても、
そんなことは関係ないのである。
創価学会婦人部の抵抗で自民党に抵抗があり、自公政権樹立に障害がある
のならば、その「クッション」役としてのみ、天敵である小沢さんを利用し、
自身では思っても無いこと、小沢さんの弱み
(「天下国家のため」という大義名分)につけ込み、嘘をついてまで
自自連立を果たし、公明党が乗ってきたところで、軽々と自由党を切って捨てた。
普天間での野中氏の動きで二つのことが導き出される。一つは、
当時の自民党政権の普天間移設は沖縄のためでもなんでもなかったこと。
もう一つが、名護市で反対運動の先頭に立っていたという公明の女性市議も、
それに同調していた学会員も、池田大作の鶴のひと声で、
基地反対から賛成派に180度転換している。
普天間基地の辺野古移設案は、野中を中心とする自民党と創価学会が暗躍し、
沖縄県民のことなど考えることなく、政争の具としてかき回した挙げ句に
出てきた、自公政権の弊害のタマモノであった。
鳩山さんも結局は、その"いわくつき"の辺野古に政府案として決定
ということだが、今回の普天間基地移設問題で一つはっきりしたことがある。
昨年、一国の総理候補が「県外」という公約
(小沢氏が言うように本人は否定的だが、れっきとした公約だと考える)
を掲げ、政権交代がなされ、総理として真剣に県外を模索してきたが、
それでも果たせなかった、ということは、
アメリカの意向・宗主国としての力、
いいかえれば日本の属国としての弱さと、安保マフィアのパワーの強大さが、
いかに各界に浸透しているか、ということがよくわかった。
↑
小渕内閣の官房副長官がムネオですよ。
野中の一の子分、右腕だねw
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
2010年 05月 25日
#おっ、今晩(5・26)の赤坂サカスTVの「23クロス」で、ムネムネが、
官房キミツ費のことで、「顔出し」で、チョロッと喋っておるやないか!
そうか、ムネムネは、平野博文に向けて、シツモン主意書を出しマクって
おったんだな。どうせ、平野なんて、何も知らんのだから、
弱いモンをイジメたら、アカンて(笑)。で、ムネムネは、
「野中センセイは、少し、勘違いされておられるところがある。
コクタイ費は、500萬円でのうて、1000萬円だと思う」かあ。
ワシも、そう思うなあ。やっぱ、ホウアンを買うには、片手ぢゃあ、少ない
と思うなあ。「1本」は要ると思うなあ。だから、野中広務が言っておった、
「ジム方が持っておった、金額の入った引き継ぎ書」ってのは、
「慣例」でヤッておる、政治ひょーろん家や、比較的、名の通った
フリーの書き手らに対する「小遣い」だな。あんなもん、ゼッタイに
「コレは、官房キミツ費から出しました!」なんて、言うワケねえからなあ。
「勉強怪」とか、「講演怪」とか称して、ハナシを聞いて、それから、
夜になって、料亭あたりでイッパイやってだな、帰り際に、
「クルマ代」とか、「講演料でーす!」って、コッソリ渡すんだ。
官房キミツ費は、基本的には、渡す単位は「100萬円」だ。
「100萬円の束」が、封筒に入って、
官房チョー官室の金庫に入っておるからなあ。
↑
まぁ万事承知の男だから、官房長官にどうか?
などバカなことを書きました、申し訳なし。
いくら豪腕でもやはり「筋がよくないと」ダメですよね。
『この国をどうしたいのか、という日本の国家観がスッポリ抜け落ち、
権力闘争に明け暮れ、最後は自分が志向した権力によって引退を余儀なくされた。
その権力志向たるや、どんなに汚い手を使ってでも、人に何をいわれようが、
そこに何ら大義もないにもかかわらず、権力欲のために、
あらゆる手を使って謀略に謀略を重ねてきた。』
親分譲りのところは衣の下からチラ々見えるわなぁw
現北海道知事は高橋はるみ、ムネオと犬猿の仲、
自民党系の官僚出身・落下傘知事で、無能だとおもいます。
手前も、藤田嗣治の絵購入停止の件で批判しました、が、
これ以上の「米軍訓練受け入れ」拒否、地元の意見尊重と表明だそうで、
*http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/233629.html
◎道内への米軍訓練移転 知事が慎重姿勢(05/27 06:56)
見直しましたね、支持したいと思う。 それが当然だからね。
ムネオはまさに「国家観の欠落」ですよ。
幻想でしかない「海兵隊の抑止力」なるものを冷静に評価できないわけで、
沖縄の負担軽減のため北海道にオレがさらなる訓練を引っ張ってくる。
それが政治家なんだ、とまぁ、短絡もいいところだし、一体お前何様だよ。
周辺自治体が、住民が反対しておるわけだ。
道民、知らないからね、こいつが旗振りやっておること。
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*http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/231932.html
◎沖縄米軍訓練 分散「道内も協力を」 首相、鈴木委員長に
(05/18 07:43、05/18 08:07 更新)
鳩山由紀夫首相は17日、官邸で新党大地代表の鈴木宗男衆院外務委員長と
会談した。鈴木委員長は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、
首相が目指す在沖縄米軍の訓練の全国分散移転に、
道内の自衛隊基地や演習場を活用するよう提言した。
首相は「ぜひともその点はお願いしたい」と述べ、
道内の訓練受け入れに向けた協力を要請した。
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権力への「阿諛追従(あゆついしょう)」なわけだ、そこに住民はない。
要らざることを続ければ落選運動が始まるよ、いい加減にすることだな。
一人政党「新党大地」、個人後援会集合体、全道の「浮動票」頼みだ。
モロイもんじゃないの。