あしたのタネをまく、アシタネブログ!

今日よりちょっといい、明日にしませんか

あのお巡りさんに会わなかったら・・

2019年01月23日 05時13分07秒 | ひとりごと

30年以上の前のこと。所属する延岡ローターアクトクラブで毎月地域の早朝清掃を公共施設でおこなっていた。ある時、通りかがりの方から「カッコつけて・・」と言われた。ひどいなぁ~別にカッコをつけている訳でもないし・・・。そう見えたのならば、それはそれで仕方がないと思っていた。清掃後、終了の挨拶を交番にいるお巡りさんに報告に行った。先程のことを話すと、こんな話をしてくれた。

「清掃してキレイになることは大切です。それより、あなた達のような若い人が社会に対して何をしようとしているところを地域の大人達が見ることの方がもっと大切なことです」と。このことから、当時印刷の仕事に携わっていた私は、伝えていくことの重要性。広報の仕事に対して更に関心を持つようになった。このブログもそのことが影響しているのかもしれない。

もしもあの時「君たちは正しいよとか、いろんな人がいるけれど気にしないで」と言われていたら、上記のことは考えなかっただろう。お巡りさんという職業とはいえ、人としての姿勢や言葉のかけ方が、さまざまな人生に影響を与え、価値観などが育っていくのだと思う。



1年を振り返る。

2018年12月29日 05時55分29秒 | ひとりごと

 (2年前の1月、東京湾上空から撮影した富士山)

あと、2日で今年も終わろうとしている。今年は特に1年が早く過ぎたという印象である。

振り返ってみると、1月には所属する産業カウンセラー協会の認定講師の資格試験、2月は、事務局長として参加している「橋の日」実行委員会が、32年間の社会貢献活動により宮崎県より「明日のみやざきづくり表彰」を受けた。

3月は、シニア産業カウンセラーの資格試験、4月は同試験の合格通知。6月には初孫の誕生。そして無事商標登録もされ発足した「アシタネプロジェクト」。産業カウンセラー協会の北海道大会への参加は、小樽観光など旅行も楽しんだ。8月は「橋の日」活動、東京での雑誌掲載のための対談への参加。11月は、4ヶ月にわたり取り組んだ全国誌への寄稿文の掲載。

その他、セミナー講師として21回の活動、宮崎県ネットワーク協議会より新しく任命されたコーディネーターとしての活動。一方、本業の方では組織目標を達成し、なによりも仲間との仕事が楽しかった。
いろんな行事が重なり忙しかった1年、けれど無事年末を迎えることができた。そして人は志を持つと、こんなにも行動と意識が変わるのだと気づかされた1年でもある。感謝。

さて、来年はいよいよアシタネプロジェクトの本格始動。隔月で自主企画研修をおこなう予定だ。テーマ案は次のとおり。
自然災害へ防災教育、今から始めるブログ作成術。今更聞けないWEBとパソコンをちょっと効率的につかう7つの操作術(初級編)、コミュニケーション能力を高める3つの方法。メンタル不調に備える自己管理術。これから始める人生エンジョイボランティア活動など、幅広く活動の輪を広げていきたい。

来年は還暦。活動を支える家族の協力への感謝、そして健康管理にはこれまで以上に留意したい。今年最後のブログ。神谷美恵子氏の言葉で締めくくりたい。

いきがい

生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。こういうことばがあるということは、日本人の心の生活のなかで、生きる目的や意味や価値が、問題にされて来たことを示すものであろう。
 
たとえそれがある深い反省や、思索をこめて用いられて来たのではないにせよ、日本人がただ漫然と、生の流れに流されて来たのではないことが、うかがえる。
 
仕事というものは、嫌というほどこちらの弱点を、あばき出してくれる。
 
 死に直面した人の心を、一番苦しめるものの一つは、「果たして自分の人生に意味があったか」ということ。

わざわざ研究などしなくても、はじめからいえることは、人間がいきいきと生きて行くために、生きがいほど必要なものはない、という事実である。
 
それゆえに人間から生きがいを、うばうほど残酷なことはなく、人間に生きがいをあたえるほど、大きな愛はない。

以上、ブログを見ていただいた皆さんありがとうございました。健康で実り多きとなりますように!佳き年をお迎えください。

捨てられない!

2018年11月29日 06時44分28秒 | ひとりごと

師走が近づくこの頃。毎年、この時期になると新聞の切り抜き、読み終えた本、研修等の配布資料などが積み上げられていく。

いつかは役に立つかも。そう思いつつ幾年月。狭くなる家、部屋。整理整頓の本なども読むが、改善はなかなか進まない。

ある整理本の診断アドバイスによると・・・「焦りや、はやる気持ちを抑えること、必要以上の成功願望、名誉欲を捨てること」と書いてあった。

確かに、あれもこれも・・・という必要以上の思いが、そうさせているのかも知れない。そしていつか、この身さえも捨てていくというのに・・・。



伝えることの意味とは

2018年11月20日 05時04分05秒 | ひとりごと

「橋の日」活動写真集完成しました。今年度の活動も、紙芝居の上演者育成研修と、2月の防災イベントへの参加などを残すのみとなりました。

このように記録に残すようになったのは、ある出来事がきっかけ。それは20代の頃のこと。
私は、当時ローターアクトクラブという世界的な青少年活動グループに所属して活動をしていました。毎月第2日曜日、町の玄関口である駅周辺を清掃していました。ある日のこと、清掃中に近くを通りがかったタクシーのドライバーから、「カッコつけて」と言われました。行事として活動しているので、特にそんな意識はなかったので、その言葉を気にしませんでした。

清掃終了後、いつものように近くの交番に清掃の終了の挨拶へ伺いました。そこで、たまたま今日タクシードライバーのひとことについてもお巡りさんにお話しました。するとその方は、「あなた方が清掃するのはとても大切なことだと思います。でももっと大切なことがあります。それは、あなた方のように若い人が掃除をしていることを周りの人達が見て、何かを感じることです」との言葉をいただきました。

その時から、活動の内容をわかりやすくタイミングよく伝える「広報」活動について、価値を見出すようになりました。

さて、「橋の日」活動もあと4ヶ月あまり。「福島邦成と橘橋」、「とんところ地震」の紙芝居は年間を通じて上演をしています。宮崎市内でしたら、お伺いできますのでお気軽に声をかけてください。


ドラフト会議を終え、改めて思う人間の可能性。

2018年11月01日 06時13分19秒 | ひとりごと

ドラフト会議が終わった。今年の目玉は、金足農(秋田)吉田輝星選手や大阪桐蔭の根尾昂選手。なかでも根尾選手は、遊撃手と投手をかねる「二刀流」。ストレートの最速は150キロを誇る。

しかし、注目したいのは、大阪桐蔭の層の厚さとメンバーシップである。毎日新聞822日号によると「今年の大阪桐蔭は1年生の秋から主力だった根尾昂や藤原恭大、中川卓也ら3年生を擁し「最強世代」と呼ばれる。ただ、主力選手だけで優勝できたわけではない。石川は「前に藤原、根尾といい打者がいるので、つなぐ気持ちだった」と振り返る。その打撃をアシストしたのも、データ班を務める小谷優宇記録員(3年)。「吉田の決め球は外角球」との分析を生かし、狙い打ちした。

チームが飛躍したきっかけは、仙台育英に九回2死から逆転サヨナラ負けした前回大会3回戦。「一球の怖さ」を身をもって知り、主将の中川を中心に日々の練習から緩むことがないよう、選手同士で指摘し合ってきた。
1998年就任の有友茂史部長(53)が「心配になるぐらいストイックに野球に取り組む。全く気の緩みがなく、手がかからない」と驚くほどだ。

隙のなさはプレーだけに限らない。準々決勝や準決勝では、打球が当たった相手選手に三塁コーチの俵藤夏冴(3年)が素早く駆け寄り、コールドスプレーで応急処置をした。対戦相手をも思いやる姿に、観客席から拍手が起きた。俵藤は日ごろから意識している。ランナーコーチは周りをよく見ないといけない」と明かす。

西谷浩一監督(48)は「メンバーであろうとなかろうと関係なく、チームのために行動する。こういうチームで勝利し、伝統を作りたかった」と喜ぶ。大阪桐蔭の部訓「一球同心」。その元に最強世代が結束した先に、史上初の偉業があった。」と記載されている。

指導者、伝統、人と人の織りなす力、チームスピリット、野球に対するストイックな姿勢。人間の可能性、和の力について、改めてその可能性について考えた夏の甲子園。世界的な競争の中、まだまだ日本は頑張れる、ここにそのヒントはあるとドラフト会議を終え、しみじみと感じた。ちなみに、今大会の総入場者数は1015000人で、過去最多だった第72回(1990年)の929000人を上回って史上最多だったという。


30日できれいな字が書けるペン字練習帳(その後)

2018年09月19日 06時00分19秒 | ひとりごと



美しい文字で書かれた手紙や文章をいただくと、とても良い気持ちになる。一方、自分の書いた文字があまりにもひどく手で書くことがおっくうになる。また、書いた文字にモチベーションが下がるということもある。そんな思いを解決してくれそうな本に出合った。それは2016年2月、立ち寄った書店で見つけた1冊「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」(宝島社)。

本のコピーにある「ありがとうございます」をきれいな字で伝えたい。更に、本文にある「私たちが日常書く文章の70%くらいはひらがなで占めています」のキャッチコピーに惹きかれた。
そうか、ひらがなは全部で46文字。ここをしっかり押さえるだけでも、改善できるのは・・とかすかな望みを抱いた。



まずは、ここから着手すれば、キレイな文字に魅せることができるのはと考え、本の購入を決めた。



じっくり眺めてみると、一文字一文字の美しさに気がついた。「あ」の文字にしても、線の傾き具合や文字を止める位置の違いで、こんなにも美しく見えるのかと再認識。普段何気なく書いている文字。改めて、美的な形に惚れ惚れとした。



後は、練習あるのみ。

あれから、2年。意識して文字の形、ハネや止め、などを意識して見て、書くようになった。まだ納得できる段階ではないが、キレイに書いた文字に元気づけられることがある。そして、他にも気づいた点がある。自身の状態が文字に可視化されるということ。字が荒れている時は、疲れている時の目安になる。そんな時は、休むに限る。



じっくり文字を眺めてみると、教科書っぽくて、味のある文字とはいえないが、それは次の課題としてとっておこう。


ひと手間かける、コミニュケーション!

2018年09月08日 07時32分19秒 | ひとりごと

現在、定例セミナーの講師をしている。毎回対象者は同じであるが、事例を加えたり、新聞やテレビ、企業への取材などから得た情報を必要に応じて追加している。そのためか、セミナーアンケート結果は概ね良好である。

しかし、先月からセミナーでの話し方にいくつかの違和感を感じ始め、セミナーでの自分の声を録音した。その中で気づいたのは、話の一文が長いことだった。更によい表現方法はないかと、代替案を書き起こしたことで更に気づきを得ることができた。端的に伝える言葉、表現方法の工夫が無限にできるということだ。異なる世代に表現する言葉、特定の業種や世代に伝える言葉。言葉をもっと大切に使おうと。

セミナーに限らず、お客さま、関係者へちょっとした話し方の工夫で、コミニュケーションも改善され、それが結果的にさまざまな成果に繋がる。そのひと手間が大切ではないだろうか。


伝えることの意味

2018年02月21日 03時54分55秒 | ひとりごと

今から40年程前のこと。「仕事は大切だけど、もっと大切なことは友達をつくることだよ」。勤務先の上司から勧めで延岡ローターアクトクラブ(以下RAC)に入会しました。

RACは、18歳から30歳までの青年男女がリーダーシップや職業スキルを磨き、ボランティア活動する世界的な団体です。十九歳で入会した私は、最初は馴染めなかったものの次第にRACの魅力に引き込まれていきました。一番の理由は先輩達が役職を引き受けその役割を果たすことでたくましく成長していく姿を、とても羨ましく思えたからです。

転機は22歳、クラブ奉仕委員長を引き受けた時のことです。これまで受け身で行事に参加していた私が行事を企画する立場になり、大きく意識が変わりました。特に印象に残っているのは、駅前の定期清掃のエピソードです。

清掃中に通りがかりの方から「カッコつけて」と言われ、そんなことを考える人もいるのかとある意味ショックを受けました。その後、清掃終了のあいさつを駅前派出所へと行った際、先程掛けられた言葉について報告しました。するとその話を聞いたお巡りさんより「皆さんが清掃していることはとても大切なことです。しかしもっと大切なことは、若い方が公共の場所を掃除していることを市民の皆さんが見る事の方が、駅前がキレイになることより重要なのですよ」と話して下さいました。

当時、広報に関連する仕事に関わっていたこともあり、このお巡りさんの言葉は胸に響きました。何故なら、活動を伝えることで情報に触れた方へ対しての意識変化や気づき、希望につながること、それらは活動による二次的効果であり、伝えることへの意味は無限の広がりがあることを感じたからです。

現在、所属する団体の広報部に所属する私は、伝えることの意味を意識しながら、活動に貢献できるよう活動を続けています。


南海トラフに備えて

2017年02月11日 06時10分59秒 | ひとりごと



南海トラフ巨大地震など災害に備えて、ボランティアにて支援活動をしようと3年前、支援グループに参加した。その後、毎月第一土曜日に仲間が集まり、勉強会の開催。これまで、防災士の資格取得、PFA(心理的救急処置)の研修受講や、熊本県西原村への災害支援にも参加している。

しかし、いつ起こるともわからない災害のため、当初のモチベーションを維持することは本当に難しい。現在、役員をしているため、頑張らなければという強い思いがあるが、一般会員だとしたら取り組みの深さが違うだろう。それ程、災害の記憶というものは忘れられやすいものなのだろう。

東日本大震災から6年。災害が風化されようとしているが、忘れてはいけない、災害はいつ来るかわからない。「決してわすれない」というメッセージが度々報道されるのも、そんな理由からなのだろうと思う。

3.11をもうすぐ迎える。災害に備えること、支援できること。これからできることはたくさんあるかもしれない。

【これまで、学んだこと】
〇ご近所、知り合いなど日常の繋がりが、いざという時のお互いの助けとなる。
〇日頃の備えておく3日間の「備蓄」「家族の連絡方法」「防災グッズ」
〇阪神・淡路大震災の死者の8割は「圧死・窒息死」家具などの転倒防止対策。
〇被災者が一番困ったのは「トイレ」

(支援者として)
〇被害には、目に見えるものと見えないものがあること。
〇責任ある支援を行うこと。まずは人を傷つけないこと。
〇支援先の歴史・文化など情報収集の上、支援に参加すること。
〇チームで行動し自らがケガ等をしないこと。
〇自分にできることできないことを見極め、無理しないこと。
〇被災者のこころや立場を想像できる感受性を磨くこと。
以上


最近、読んだ本での気付きとは。

2016年01月11日 07時01分06秒 | ひとりごと



お正月と朝の時間をつかって、読んだ本3冊。マニュアル的な本ばかりで恥ずかしい限りだが、使える技術をたくさん得た。

「人生を変える手紙」では、メールやSNSでの気軽なコミュニケーションが利用される中、敢えて手紙を書くことで、送る方に希望通りのリアクションを得ることができた事例と例文が紹介されている。

私は遠く離れた家族に対して、知人へ手紙を書くことが多い。手紙の良さは何度でも書き直すことができる、そして相手の手元に残ること。自分の気持ちにも向き合うことに機会なることだ。そんなこともあり、これまで手紙を利用し、コミニュケーションの手助けとなっている。

依頼やお礼、お詫びなど、人生のシーンで、いかに相手に想いを伝えることができるか?改めて手紙はその重要なツールと気付いた一冊。



この本は、スタディプランナーとも言える一冊。これまで発行された本を一冊づつ客観的に評価し、良い点、悪い点をあぶり出している。
各章ごとにまとめと、ポイント一覧表をつけている親切な本。たくさんの勉学に対するアドバイスが掲載されている。

私は、当面3つのことを実践することとした。
1,勉強する前の、ウォーミングアップ(予習)、終わった後のクールダウン(振り返り)をおこなうこと。
2,学びに1としたら復習に4倍かけること。(脳への知識の定着は復習によってもたらされる)
3,1日3時間しか勉強しないなどと決め、「締切効果」で集中力を高める。



今月末にエンカウンターグループを体験予定のため購入。すでに絶版となっており、手に入れるのに一苦労した。
和訳してあり、通常の日本語での表現とことなり、言葉の意味が深く、集中して読むことで、なんとか理解ができた。

内容の内容は、来談者中心療法の創始者カール・ロジャースの人間観をベースした、エンカウンターグループについての解説本で、入門書。
エンカウンターグループでのやりとりはもとより、経験した方の感想、ロジャースの知見などが書かれている。

この本で、ロジャースに人間観について触れることができたことが一番の収穫で、カウンセリングへの姿勢がより明確になったように思う。
ロジャースは、「人間の存在を、そして全ての有機体を基本的に信頼する。人間は暗い部屋の中でわずかな光に向かって伸びるじゃがいもの芽という例を好んで挙げ、全ての有機体には、生来の可能性を建設的な方向に成就しようとする基本的な傾向があり、人間にも複雑で完全な発達へ向かう傾向があると考えた」と記載されている。


人生の坂道、マサカの坂。

2015年12月19日 14時15分53秒 | ひとりごと

 「相談があるんだけど・・」それは、友人からのLINEメッセージは流れてきた。
それは20年来、つきあいのある友人Aさんだった。現在は、50歳を過ぎ中学生の子どもと妻の3人で暮らしている。

週末の土曜日19:30、街中のファミレス。久しぶ叫こ見る彼は、少しやっれた感じに思えた。
お互い普段の暮らしぶりについて話した後、彼は難病を発症して5年あまりが経過していることを打ち明けてくれた。病名はパーキンソン病。脳の障害により、身体の筋肉が固まっていく病気だ。これまでの生活の様子を伺った。 5年という長いトンネルの中をひとり歩いていく、そんな毎日だったと振り返った。その上で、行政がおこなっている公的支援の相談窓口と支援プラン、今後の資金計画についての考え方、更に病状が悪化した時の働き方、同じ病状を持つ患者の会などについての情報を提供した。

友人と知り合った当時、私も彼と同じIT関連企業に籍を置いた。月400時間以上の仕事を共にしたこt。これまでお互い多くは語らなかったが、ひたむらに仕事をする仲間としてつきあってきた。結婚にいたるまでのふたりのこと、結婚式でのこと、いろんな思い出が蘇える。それだけに、彼に襲いかかった突然の出来事は、身につまされるものがあった。 

家族の成長と安定を支える重要な時期に、突然の発症。どんな思いで生きてきたのだろうか。そして耐えきた日々。人生の「まさか」は、突然襲ってくる。50代は胸突き八丁の坂。高齢の両親、身体のあちこちが衰えていく自分自身や家族の健康。環境の変化。そのまさか・・ということが、いつ起きるかもしれない50代。しかし、襲ってくる不幸とは戦わなければならない。生きて、生きて、生き抜いていくことが、真に生きることだと先輩が教えてくれた。


「○○道」を考えるヒント

2015年11月25日 01時22分46秒 | ひとりごと



「○○道」。日本には、そんな歴史のある文化がある。その文化について考える機会に遭遇したので、そのことを書いてみたい。

 知人の息子さんが剣道七段の昇段試験に挑み、合格したという。この試験には、全国から多くの受験者が参加。その中には、著名大会の優勝者もいたらしい。 しかし、その優勝者もこの試験には落ちたという。
 
知人にその理由を聞くと、剣道の勝ち方をしてないからだという。その理由を尋ねたところ、知人はこう答えた。「剣道は真剣勝負、瞬きする間に勝負が決まる。剣と剣が対峙して、一瞬の閃き、精神と精神のぶつかり合いが、勝負を左右する。それが基本。勝つための剣道、相手に油断をさせて勝つたという勝ち方では、試験をパスすることはできない。剣道への姿勢と基本が重要であり、目先のテクニックだけでは勝てない」と話してくれた。

 一方、受験者は、どのように剣道を捉えているのか。
剣の道を、精神と技で究めようとするものだけに、段位を与えるという考え方に、剣道の奥の深さをみたように思う。また、真摯な剣への姿勢や、その瞬間のために、数百倍、数千倍の時間を費やして、道を究めようとする生き方に、大切な何かに気付かされたように思う。


マルチタスク、でも負けないように。

2015年11月03日 20時06分21秒 | ひとりごと

このところ、毎日忙しい。というのも、いくつかのプロジェクトを抱えているからだ。秋はイベントが多いのは毎年のこと。しかし、今年度は、産業カウンセラー協会のシニア講座を受講しており、いつもの年の倍以上の負荷がかかっている。特にシニア講座は、事前学習として課題図書の熟読と提出課題の作成。研修後はまとめ、そして課題レポート(3000文字程度)提出と、非常に中身の濃い内容となっている。

その仕事(タスク)を列記してみた。

  1. 受講中の研修レポート作成と事前学習・準備(10月1本、11月2本、12月1本)
  2. 同窓会の記念誌作成(11月発行予定、最終確認中)
  3. 産業カウンセラー協会 12月の交流会イベントの企画運営、ならびに災害ボランティア活動
  4. 宮崎「橋の日」実行委員会 活動30周年記念イベント企画準備
  5. その他(ライブや来年1月の集いの企画準備、定期広報誌の準備等)



    (気分転換にマックで学習することも楽しい)

こんなに重なったのも、久しぶり。いくら気持ちが焦ってみても、動いただけしか片付かない。研修のための勉強も、プロジェクトの準備も、50分サイクルで集中しながら、飽きたら次のプロジェクトというように、タスクを回しながら、楽しくやるしかないね。やって当たり前のことばかりなので、当面、そのご褒美は達成感ということか。

最近、聞き間違いや言い間違い。加齢によるミスも目立つ。あーやだやだ。衰えていく自分と闘うしかないね。


演芸会で学んだ「目的意識」の大切さ。

2015年09月22日 05時18分55秒 | ひとりごと



先日、知り合いの方から依頼で、高齢者の集まりで、紙芝居2本をボランティアで上映して欲しいとの連絡があった。
いつも紙芝居をお願いしているKさんにお願いしたところ、外せない用事があるとのことで、私が代役を務めることになった。



せっかくの機会なので、私らしい時間をつくりたいと思い、音楽と紙芝居を組合わせて上演した。位置づけ的には「演芸会」。
約40分、ギター弾き語りと「福島邦成と橘橋」「とんところ地震」の紙芝居の上演をおこなった。リラックスした雰囲気の中で、楽しんでいただけたのではないかと感じた。



ところでこの紙芝居。演者として1年の経験しかないが、最近少し上達したように思う。それは、言葉をはっきりと発声することや声に抑揚をつけることが、以前にも増してコントロールできるようになった。



たとえば、紙芝居上演の副産物として、ライブでの歌い方にも好影響がある。歌詞が以前より明瞭に発声でき、また抑揚も曲に合わせて意識的に表現できるようになった。

その他にも、会場の参加者の空気を読んだり、気持ちを掴むということも、弾き語りライブやこのような演芸会で、磨かれていると思う。何がプラスになるのか予想できない。これからは、ひとつひとつの出来事を通して、プラスアルファの意識を持つことが大切ではないだろうか。

一方、忘れてはならない点もある。この演芸会の目的は、「1,参加者の貴重な時間。楽しいひとときをつくること。2,紙芝居を通して、地震の教訓や地域の歴史を振り返ってもらうこと。3,その目的達成のため、演者を知ってもらいリラックスした空間をつくること」だったはず。

目的を達成するために頑張っていれば、自然についてくるものに欲を出すと、本来の目的を見失ってしまうのではないか。


テクニックでは補えないもの。それは・・・

2015年09月21日 08時48分25秒 | ひとりごと

いつも考えていること。それは、産業カウンセラーとして「人や企業への支援ができる力」をつけられるかということ。
そのために、本を読み資格講座を受けるなど、日々研鑽を積み重ねている。

しかし、自分自身の能力が足りない。特にこの分野の知識は、3年程度しかない。道の向こうにある最低限の知識を身につけるには時間が足りないし、消化能力も年齢的に厳しいものがある。

どうしたら良いのだろうかと思う。そんな折り、ふと頭によぎったことがある。それは、テクニックだけではカバーできない何かを「今、ココ」で身につけることが必要ではないかと。

つまり、遠くにある知識を追いかけることも大切だが、今ここにある、目の前にいる人やコトへ、どんな意識や考えを持って、向き合うかということ。これでいいのかと、自己洞察がすることがより深いものを見る力になる。そして、ひとつひとつの出来事へ真剣に向かい合うことが、支援者としての自分をつくっていくことになるのではあるまいか。

そのプロセスを通して、人としての品格やその人のたたずまいや存在感。言葉の重み。複眼的思考。それは、本だけでは学べないテクニック以外のものである。テクニックと捉えるのではなく、支援の「ツール」と「仕組みづくり」と、「支援者としての生き方や志をもつ自分」との合わせ技が、力量と言えるものではないのか。そう考えると何も焦ることはないと感じる。24時間が修業ではないだろうか。

朝の散歩中にふと考えた。



(美しくに刈りとられ、見るだけでも気持ちいい)