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蒼穹のぺうげおっと

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マリみて ロサ・カニーナ 感想

2004-07-22 21:33:51 | マリみて
やっとロサ・カニーナ 感想です。
#下書きしてから長かった・・・。
#つか、今日だけで感想6本、書きすぎ・・・。

■「あなたがいたから」

静さんのこの言葉。沁みました・・・。

思いを伝えるには行動しかない。
何もしなければ気が付くこともなく、理解もできない。
例えそれで傷付くことになったとしても。

これもある意味マリみての正道、相互理解へ向けて自分から想いを伝えることの重要さを説く、改めてこの作品の良さを感じてしまいました。

ウァレンティーヌスの贈り物でも再登場される静さん。
こちらを読んで、再びロサ・カニーナを読むと深みが増すというか、蟹名静という人物がさらに浮かび上がってきてまた満足。
うーん、静さんいいなぁ。

■「私のお姉さまは佐藤聖さまただ一人です」
初めて見せる志摩子さんの感情、このときは分からなかったけどウァレンティーヌスの贈り物を読むとまたこのシーンが熱い(またそんな志摩子さんもイイ、言わせた静さんもさすが)。
だからこそ、選挙後に白薔薇さまの前で見せた志摩子さんの涙は沁みる・・・。

■志摩子さんの
「所属は足かせなの、できるだけ身軽でいたい」
については後続巻で深堀されるので、そちらに譲りたいと思います。
でも、この言葉。今後の志摩子さんを読んでいく上で、ほんと素晴らしい効果を発揮しています(つか、すげーよ今野先生)。

ロサ・カニーナという本巻単体では比較的こじんまりした印象ですが、後続巻との絡みが熱く、この作者の巻を跨いでフラッシュバックさせる手法には正直尊敬の念を隠せませんね(いや、ほんといいわぁ)。
これも満足。

以下2本目
●長き夜の 感想

これ実は小説読む前にTV版で見てたんですよ。
第2期の第1話、偶然にも見ることができて、思えばあれが積もっていた興味をドライブさせたトリガーだったのかぁ、思えばこの時に僕は祥子さまに心を奪われたのかぁ(いや、お着物姿が美しくて)などと感慨深くかつ、お正月の雰囲気を堪能致しました。

■超お嬢様の日常は
庶民の非日常なわけで、そんな非日常ぶりに庶民は憧れたりするわけで、祐巳ちゃんよりももっと庶民(つか祐巳ちゃん自体は「普通の」お嬢様だったりするわけで)の僕は当然の如く憧れるわけで、でもよく考えたら自分は非日常ぶりに憧れているわけではなく、単に僕は祥子さまに心奪われているということに改めて気が付きました(長)。

■かなり読者サービス
な話だったわけですが、過去を知り相互理解への距離を縮めていくプロセスはやはり見ていて心温まるものがありました。
また聖さまのああいうさりげない(たこやきの)心配りはカコイイ。
僕もああいうたこやきの配り方ができる人になりたいと思った7月の暑い日でした。
#まずはたこやきを食べたことが無いという上流階級のお嬢様とお近づきになることから始めたいと思います。

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