機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション完結編『鳴動の宇宙(そら)』の出来が僕個人としてはかなりイイと思っているんですが、ぼちぼち他の感想サイトさんでも公開しているようなので、うちでも改めて感想です。
#今回は完全にネタバレ含んじゃうので、ネタバレNGな人は以下ご注意を。
今回は新カットも確かにあるし、一部アフレコし直したかなと思うところもあるのですが、今回の注目、そしてそれがあるからこそ満足度が高かったのは「新シーン」として追加された以下の3点だと思います。
■アズラエルの過去
「何で僕をコーディネーターにしてくれなかったの!?」
これは強烈な言葉ですね。
ブルーコスモス盟主のバックグラウンドはここにあったわけです。
彼はもともと富豪の生まれのようだし、矜持も人並み以上に高かったはず。
それを幼少期にコーディネーターとの能力の違いを見せ付けられ、かつ「本気でケンカしたら僕にかなうわけないだろ」とサイ・キラと同じ言葉を投げかけられてしまう。
これが彼の憎悪の原点だったわけです。
この辺、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版第2巻』のエリカ・シモンズのテーマと照らし合わせるとまた面白いです。
彼女は連合国の生まれで、オーブに来てからもコーディネーターであることを隠していたのですが、何故彼女はそのことを隠していたのか?
この辺の背景はナチュラルがいかにコーディネーターを妬んでいるか、そして差別しているかにかかっていて、この戦争の根が如何に深いか、というのをこのアズラエルの過去と同様示しています。
DESTINYでも語られたように、戦争がしたいのではなく、殲滅したいわけです。
これを乗り越えていかなければならないDESTINY、1年を通じてどのような展開を見せるのか今から楽しみです。
■ラウ・ル・クルーゼの素顔
これはある意味、か・な・り衝撃的でした。
レイ・ザ・バレルそっくりじゃないですか(えーーーーーってな感じで)。
見えたのは右目だけでしたが、成人したレイ・ザ・バレルそのものでした。
これはつまり・・・。
そして隠された左目、恐らくこちらが老化を食い止められなかった老人のような顔になっていると思われます。
小説第5巻読んでいない人には何でキラとムウが驚いていたのか理解できないかもしれませんが、老人の皮膚という表現がされていました(でも小説の設定とか無視されたりしますけどね)。
左目を隠していたのはそういう描写だったと思うんですが、それよりも演出としてはレイ・ザ・バレルに似ていることをアピールする必要があったため、インパクトのある皺は見せなかったと理解。
あまりの衝撃に何度も一時停止してしまいましたよ。
そんなのアリ?
■ラクスの告白シーン
今回僕がこの『鳴動の宇宙(そら)』を購入して最も満足している点はこのラクスがキラに告白をするシーンが追加されているからに他ありません。
「昔、母に言われました。世界はあなたのもので、そしてまた、あなたは世界のものなのだと。生まれ出てこの世界にあるからには・・・と。あなたを見つけて、私は幸せになりました。」
「あなたにいて欲しい・・・、私は・・・。」
このときのキラには、戦争の道具としてではなく、ただシンプルに「その存在が必要とされること」が必要で、この言葉が何よりも必要だったと思うのです。
そして、このラクスの台詞があるからこそ、最終出撃直前のシーン(正確にはフレイでもう一回ですが)でラクスがキラに指輪を渡すシーンが自然と盛り上がる。
このシーンを追加してくれてほんとうに嬉しい。感涙です。
#僕はCHAPTER 5、何度も観てしまいますよ。
新シーンは以上ですが、何度見ても泣けるシーンは
■フレイ・・・(泣)
前述のラクスとともに、キラの存在を理解した人がもう一人、それはフレイ・・・。
ドミニオンの脱出艇から重なるキラとフレイの視線。
#しかし、サントラ持っている人は分かると思いますが、この視線が重なる時点で既にBGMは「フレイの死」がかかっているのがまた切ない・・・。
そして・・・(涙)。
この後のフレイの魂の独白がまた切ない・・・。
そしてそれはキラには届かない、それが更に切なくて・・・。
このシーン何度見ても泣いてしまう・・・。
■この完結編によって
僕の中のガンダムSEEDは完全に消化(昇華)されたわけですが、機会があれば過去のSEED感想も時折DESTINY感想に合わせて公開していこうと思います。
ああ、満足。
#今回は完全にネタバレ含んじゃうので、ネタバレNGな人は以下ご注意を。
今回は新カットも確かにあるし、一部アフレコし直したかなと思うところもあるのですが、今回の注目、そしてそれがあるからこそ満足度が高かったのは「新シーン」として追加された以下の3点だと思います。
■アズラエルの過去
「何で僕をコーディネーターにしてくれなかったの!?」
これは強烈な言葉ですね。
ブルーコスモス盟主のバックグラウンドはここにあったわけです。
彼はもともと富豪の生まれのようだし、矜持も人並み以上に高かったはず。
それを幼少期にコーディネーターとの能力の違いを見せ付けられ、かつ「本気でケンカしたら僕にかなうわけないだろ」とサイ・キラと同じ言葉を投げかけられてしまう。
これが彼の憎悪の原点だったわけです。
この辺、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 小説版第2巻』のエリカ・シモンズのテーマと照らし合わせるとまた面白いです。
彼女は連合国の生まれで、オーブに来てからもコーディネーターであることを隠していたのですが、何故彼女はそのことを隠していたのか?
この辺の背景はナチュラルがいかにコーディネーターを妬んでいるか、そして差別しているかにかかっていて、この戦争の根が如何に深いか、というのをこのアズラエルの過去と同様示しています。
DESTINYでも語られたように、戦争がしたいのではなく、殲滅したいわけです。
これを乗り越えていかなければならないDESTINY、1年を通じてどのような展開を見せるのか今から楽しみです。
■ラウ・ル・クルーゼの素顔
これはある意味、か・な・り衝撃的でした。
レイ・ザ・バレルそっくりじゃないですか(えーーーーーってな感じで)。
見えたのは右目だけでしたが、成人したレイ・ザ・バレルそのものでした。
これはつまり・・・。
そして隠された左目、恐らくこちらが老化を食い止められなかった老人のような顔になっていると思われます。
小説第5巻読んでいない人には何でキラとムウが驚いていたのか理解できないかもしれませんが、老人の皮膚という表現がされていました(でも小説の設定とか無視されたりしますけどね)。
左目を隠していたのはそういう描写だったと思うんですが、それよりも演出としてはレイ・ザ・バレルに似ていることをアピールする必要があったため、インパクトのある皺は見せなかったと理解。
あまりの衝撃に何度も一時停止してしまいましたよ。
そんなのアリ?
■ラクスの告白シーン
今回僕がこの『鳴動の宇宙(そら)』を購入して最も満足している点はこのラクスがキラに告白をするシーンが追加されているからに他ありません。
「昔、母に言われました。世界はあなたのもので、そしてまた、あなたは世界のものなのだと。生まれ出てこの世界にあるからには・・・と。あなたを見つけて、私は幸せになりました。」
「あなたにいて欲しい・・・、私は・・・。」
このときのキラには、戦争の道具としてではなく、ただシンプルに「その存在が必要とされること」が必要で、この言葉が何よりも必要だったと思うのです。
そして、このラクスの台詞があるからこそ、最終出撃直前のシーン(正確にはフレイでもう一回ですが)でラクスがキラに指輪を渡すシーンが自然と盛り上がる。
このシーンを追加してくれてほんとうに嬉しい。感涙です。
#僕はCHAPTER 5、何度も観てしまいますよ。
新シーンは以上ですが、何度見ても泣けるシーンは
■フレイ・・・(泣)
前述のラクスとともに、キラの存在を理解した人がもう一人、それはフレイ・・・。
ドミニオンの脱出艇から重なるキラとフレイの視線。
#しかし、サントラ持っている人は分かると思いますが、この視線が重なる時点で既にBGMは「フレイの死」がかかっているのがまた切ない・・・。
そして・・・(涙)。
この後のフレイの魂の独白がまた切ない・・・。
そしてそれはキラには届かない、それが更に切なくて・・・。
このシーン何度見ても泣いてしまう・・・。
■この完結編によって
僕の中のガンダムSEEDは完全に消化(昇華)されたわけですが、機会があれば過去のSEED感想も時折DESTINY感想に合わせて公開していこうと思います。
ああ、満足。
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション、私も見たいです。これは買わなくちゃダメかもしれませんねw
私がシードの中で一番好きなのは、フレイです。あんなにぶっ飛んだヒロインは未だかつていなかったと思います。キラに対する暴言の数々(愛情の裏返しw)はいつまでも記憶に残っています。最期に爆死しちゃうのは悲しいです…。
第4クール自体もともと面白かったので『鳴動の宇宙(そら)』の出来は良かったですよ。
#初回限定のBOXを買うと、BOXにスペースがあるので他の2本も欲しくなる罠がありますが。
僕もフレイかなり好きです。
彼女はSEEDの世界で「相互理解」を体現した象徴なんですよね。
殺したいほどコーディネーター憎んでいたフレイが、キラを通じて得た想いはナチュラル、コーディネーターというカテゴリを越えて「相互理解」に辿りつくというまさに泣ける「変化」を見せているんですね。
だから46話「魂の場所」と最終話「終わらない明日へ」のフレイが泣けて・・・。
と、フレイについて書くときりがないので、今度機会があればちゃんと書こうと思います。
#つか、書いたのあるんですが出す機会を失っています。
トマト根絶委員会、実は毎日見てます。
では~。
MSVのMSがチラッと出てきていましたよね
めぐりあい宇宙での3機目のガンキャノンのように…別にどうでもいいことですが…
あれですかね、黄色いゲイツ。
フリーダムと同じレールガン装備してましたね。
#他にもあったら補足お願いしますね。
めぐりあい宇宙のガンキャノンは良かったですねぇ。
ああいう変更はウェルカムですよね。
安彦良和版のガンダムThe Originだとホワイトベースには複数台のガンキャノンとガンタンクが搭載されていたりして・・・、ああ話がずれてきた。
k347さん、今後とも宜しくです。
されてきますね。業務連絡っぽくなるのですが来週もしかすると
土曜日に東京の方に行くかもしれないのでSEED-Dの感想は
家に帰ってきてからになる可能性が極めて高い次第です。では失礼。
菅野重工業さんの感想いつも楽しみしていますので、アップされていたらすぐにトラックバック飛ばしに伺いますね。
ラウとレイ、あそこまでやっておいて何も関係なかったらある意味すごいと思います。
SEED DESTINYのオープニングで、レイとネオとデュランダルが向き合うシーンですが、背景を良く見るとコロニーメンデルですね。
その辺からもやはり・・・。
というか、DVDのなかの冊子に書いてありんす。
誰が乗っているのかさえいまだにわかりませんから…
DVDの冊子確認しました(つか、冊子の存在忘れてました)。
確かに映像にも入ってますね。
3機目のガンキャノンはジョブジョンじゃないっすか(すげー適当です)。
(以下独り言)
DVDで観てる時はクルーゼとレイはすげーそっくりに見えたんですが、今DVDの冊子を確認すると似てるような、似てないような微妙な感じ。
でもやっぱり似てると思うんだよなぁ・・・。
小耳に挟んだんですけど、ホントですか?(笑
ストライク爆散後のフラガのヘルメットが漂ってる描写が無くなったので、
DESTINYのネオはやっぱフラガなのかぁ……
と総集編でわざわざ変更するのはちと、な~って感じですけど(笑