蒼穹のぺうげおっと

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マクロスF 第5話 「スター・デイト」 感想

2008-05-08 01:36:51 | マクロスF
相変わらず面白いマクロスF。
戦闘シーンなしでも十分面白い。

シェリルとアルトのデートという形を取りつつも、ラストでは実はランカにスポットがあたるという演出で、起承転結の「起」のラストに向っていく感じがありましたね。

歌の使い方とか、そういう演出の仕方が本当に上手いな、と感心しながら毎回観ているのですが、今回もそれは秀逸で、シェリルの歌を作中で流しながら、その歌をランカがみんなの前で歌う、という、前はマクロスFのエンディング曲をランカがアカペラで歌い始めて、そこをホンモノのシェリルがその正体をばらして歌を引き取り、そのまま歌い上げた演出の逆バージョン、むしろアンサーになっていたかのような演出が凄く良かったです。

シェリルがランカに歌をプレゼントし、アルトが歌うきっかけを与えて、そこにまたアルトの投げた紙飛行機がランカに勇気を与えて、その二人が見守る前で歌い上げるランカ。

マクロスと言えば三角関係なんだけれども、このトライアングルは現時点で、色々と相互作用・相互補完してるような関係にも見えて、その辺が中々に良いですよね。
#逆に言うと、これからの展開はスタートラインに立ったということもあり、色々と変化していくんでしょうけれども。

今回はランカちゃんの作画にえらく力が入っていた気もするんですが(笑)、新たな歌姫誕生の予感です。

でも、その歌姫の歌声に反応するバジュラ。
どういう理由で反応しているのかはそのうち語られると思いますが、やはりあの外見から考えて遠隔コントロールの生体兵器とみるべきなんでしょうね。
となると、OPで出てきている謎の女性?がバジュラをコントロールしている種族の人なんですかね?

シェリルの故郷?のマクロス・ギャラクシーがピンチっぽいので、その辺含めて、やはり三人とも否応無く巻き込まれていくんだろうなぁ。

シェリルについては、アルトの唯一気に入っているところ、として、シェリルをシェリル扱いしないところ、と言っていたけれども、この辺はトップアイドルとしての本音なんだろうね。
シェリルはアルトが舞台に立っていたことがあることをまだ知らないので、二人がより接近するならば、その辺の事情も絡んで、近いものを感じるとか、プロとしての姿勢を教わるとか、そういうことがきっかけとしてあるのかも。

まずはシェリルのイヤリングが鍵なのかも。
#両親の形見とか、そういうものなのかもしれないし、相当大事にしているらしいので。

クランとシェリルが同時に言う、そうせずにはいられなかった、というのはカッコよかったですね。

そこから新たな歌姫が誕生するかもしれない瞬間へと繋がっていくという演出、これもまた良かった。

そういう意味でアルト、一人置いてけぼり状態のような気がしないでもないけれども(笑)、このトライアングルが更に舞台を広げていきそうな予感がひしひしとしてイイですね。

思えば、初代「超時空要塞マクロス」は、宇宙スケールのラブコメをやろう、というコンセプトから始まったのだけれども、(もちろん構想段階で路線転換があって)異星人とのファーストコンタクトが描かれて、人類滅亡の危機を迎えつつ、果ては歌を軸として異星人との共感・相互理解へと発展していく物語だったんだよね。

でもその中で本当に描かれたのは、輝や未沙、ミンメイの恋愛だったり、登場人物たちみんなの青春群像劇だったんですよね。

そういう意味でこのマクロスFは、その流れをしっかりと受け継いでる感があって、僕個人としては嬉しい限りです。
#しかも相互理解の象徴たるゼントランと人類の共存が描かれているなんて、これもまた嬉しい限りなんですよ。

さて、もう1回観ようかなっと。

マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)

やっぱりBlue-Rayで購入決定です。


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