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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第3話『囚われ の 学園』

2008-04-22 00:41:19 | コードギアスR2
謎解きは出し惜しみしない、けれどもその回の引きには必ずまた新たな「!?」が到来するコードギアス。
R2になってもこの構図は絶好調、ほんとにジェットコースタードラマです。


■ロロ
ロロのギアス能力がザ・ワールドばりに時間を止める力だった、というのをいきなり公開してくれたわけですが、それで第2話で「消えた!?」と驚きつつルルーシュが「物理的な力じゃない」と言っていた理由がそれだった、ということなんですね。

ギアス能力は自分はこういう力が欲しい、と思ったものが付与されているので、ロロの場合も、何らかの理由で時間を止めたかった、という過去があったのかもしれないですね。
#マオの場合は、(引っ込み思案、もしくは人の顔色を伺うことが多かったので?)他人の思考を読む能力だったし。

何となく自分の半径何メートル以内の相手の動きを止めてしまう、という感じでしたよね。
#しかも半径何メートルって感じだから、ナイトメアに乗っていても発動可能、という恐ろしい条件。
ロロの力が暴走したら、自分近辺の人の時間が絶えず止まってしまうんでしょうか?

ロロの身分についてもヴィレッタ先生と一緒に監視役だった、というのも今回明らかになったわけですが、その性格自体は結構ぶっ飛んだ、というか、他人と違う常識の中で動いてるようなタイプでしたね。
#いきなりギアスで時を止めて隊員を始末しちゃうし。
#ヴィレッタ先生とセット、というのは狙ったのかどうか分からないけれども、今回の話を見る限りでは結構意図としては面白いと思うんだよね。

そんな性格破綻的な感じのロロですが、「誕生日」とか「家族」というキーワードには反応しているので、この辺は要注意ですね。
ロロ自身が家族を失っているか、それともそもそも記憶を失っているか、そういうバックグラウンドがありそうな感じ。

ルルーシュとは偽りなんだけれども、それでも1年間積み重ねてきてしまった絆っぽいのがひょっとしたら本人も自覚しないまま生まれているのかもしれないし、それを繋ぎとめているのがあの「ロケット」なのかも……。
#だから無自覚的にルルーシュ=ゼロであって欲しくない、と思っていた、とか。

何となく常識が通じないタイプなんで、ルルーシュとしてはスザクみたいに理屈が通じない(非常識なまでに圧倒的な運動神経を持っていたりする)相手は苦手そうなんで、この二人の関係性は今後も面白そうです。

EDで見えるロロの白い羽と黒い羽。
恐らく現在のロロは何かを喪失してしまっている状態(何となく記憶か、家族か、という気がするけれども)、言ってみれば自分自身を見失ってしまっている、そんな彼がどちらのサイドへ向うのか、それがR2での楽しみの一つなのかもしれないですね。


■ヴィレッタ先生

最近では僕の中で先生と言えばヨマコ先生かヴィレッタ先生なんですが、ヴィレッタ先生とロロが一緒に監視役、というのは僕の考えすぎかもしれないけれども、演出だとすると結構深いな、と思うわけです。

というのも、今回ヴィレッタ先生のシーンで目立ったのは、扇さんが磔(はりつけ)にされて処刑を待つシーンがTVで映されたところの表情なんですよね。
何ともいえない、こちらも判断するのが難しいシーン。

ここを見て、ああ、これって……、と思ったのが、偽りの生活を(記憶が無いまま)続けた、というのはヴィレッタ先生も同じだったんだな、と。

でもここが結構難しくて、ロロは何となく、偽りの生活でも何か失った自分とルルーシュの間に無自覚の絆みたいなのを感じていそうな気がするんだけれども、ヴィレッタさんは扇さんに対してはいったいどうなんだろう…、というところ。

ロロが白い羽・黒い羽の両方で表現されているので、どっちに転ぶかが分からないのですが、ヴィレッタさんもロロと同じほうに転ぶか、逆に転ぶか、どちらにしてもそれはドラマとしては面白いかも、と思いつつ見てましたね。
#転び方は4つある、という意味(黒・黒、白・白、白・黒、黒・白の組み合わせ)。

この2つの重ね方が面白かったですね。

それにしても、作中ではEUと事を構えたり、中華連邦との関係も緊張したり、と人物関係も複雑になってますが、何気に世界情勢も着々と塗り替えられてるっぽいので、R2ラストあたりでは一体どんなことになるんでしょうか。

今回はカレンとC.C.の会話とかも面白かったんですが、やっぱりロロとヴィレッタ先生が面白かったので、僕の中の印象が薄れないようにこの2点に絞って短め感想でした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かにジェットコースターですな(;´Д`)ハァハァ (銀蛍)
2008-04-24 22:29:52
今回もかなり早い展開で事が進んで行ってるR2。
でも、ちゃんと付いて行ってますよ(*'ω'*)
で、既に5回も見直している自分…OTL。
面白いんだから仕方無いよね(^^;)

って事で、燕さん御久しぶりです。

ここ最近は東京から福岡へ引越ししたりとか
転職いたりとかで色々と忙しかった訳で…
ネットから遠のいていましたが、一応復活しました。

さて、本編を5回観て、燕さんの感想を観て…ん?
って思った事があり、報告しようとキーを打ちました。

それは…「ゼロが復活した」→「皇帝の耳に入る」
→「記憶が戻ったのがバレる」→「ナナリー危うし」

…確かに本編でも、ルルーシュは「記憶が戻ったのが
バレると不味い」とは言ってましたが、一騎士の
ギルフォードに「こいつは本物だっ!」ってバレる
くらいなら、あの皇帝だから気付いているのでわ…?
しかし、皇帝はそのことに気付いても「ルルーシュ程度」は敵にならないと言う事でしょうか…?
↑ここの所、燕さんはどう思います?

さて、今後も面白い展開を期待しながら、6回目に
突入するか…

「一日に一回コードギアスを観なければならない」
ギアスにかけられてる銀蛍よりw
返信する
第3期くらいまでやったりして (燕。(管理人))
2008-05-01 12:56:32
■銀蛍さんへ
どうもお久しぶりです!コメントありがとうございます。
転職&福岡引越しとまさに多忙を極めてますね。
コードギアスとかは細かい演出があったり、意味深なシーンが多いので何度も見てしまったりしますよね。
さて、銀蛍さんが疑問に思ったルルーシュの記憶が戻ったときの皇帝について、なんですが、
皇帝は基本的にはルルーシュよりも、C.C.の捕獲を優先しているので、あまり気にしてないんじゃないか?
というのが僕の感想ですね(銀蛍さんがルルーシュ程度は敵にならない?と疑問に感じたのと同じところです)。
現時点ではルルーシュの存在は面白いけれども、何かが引っかかるための餌に過ぎない、という感じですよね。
#引っ掛ける獲物はC.C.だけじゃないっぽい?
這い上がってくるなら面白いけど、そのまま死ぬならそこまでの男だな、みたいな。
あと、ナナリーは全然違う人とか組織が保護してたら面白いな、と思っています。
皇帝はビッグ過ぎて、ルルーシュはまだ眼中にないのかもしれないですね。
逆に眼中に止まる、くらいの展開になってきて初めて帝国に一矢報いる、くらいの展開になるのかな。
#僕はマクロスFを1日1回観てしまいます(笑)。
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