もう乗りたくないと言っていた少年が、再びニルヴァーシュに乗り込み、新たな旅立ちを迎える第3話。
骨太のストーリー展開と、少年・息子世代の繊細な感情が交差する、見ごたえのあるお話でした。
面白い。
前作のエウレカセブンでは確か3話くらいを使ってレントン少年の旅立ちを描いたと思いますが、今回のエウレカセブンAOではアオの旅立ちはここからスタートしていくようです。
エウレカセブンのレントン、グレンラガンのシモンもそうなんですが、彼らの場合、閉塞感のある日常を打破したい、非日常へ行って見たいという願望を持って、そのタイミングでエウレカやヨーコが空から降ってくる、というラピュタ的展開を見せて旅立っていったわけです。
しかしながら、今回のエウレカセブンAOでは、アオの旅立ちは前作とは違うモチベーションでの旅立ちになったわけで、この辺、少年の旅立ちとしては個人的には凄く新鮮でした。
もう乗りたくない、乗れば島を守れると思ったのに、乗ったら乗ったで更に排他的な目にあう。
小学生のときまでは我慢していたけれども、自分ももう中学生。
もうそんな状況を我慢していくのも嫌だと思っている。
そういう繊細な思春期。
そういう繊細な思春期だからこそ、監禁されたときのガゼルとの父親との会話と、深井のじいちゃんとの会話に反応してしまう。
自分の存在はスケープゴートで、それがなければ島の人間は生きていけない(まとまれない)。
それを「すまない」「しかたのないことだ」と、苦渋表情で少年に諭す。
ここでガゼルの言葉とアオの気持ちが方向性は違っても重なってくるポイントで、俺たちが変えてやる、新しい世代を作る、という気持ちにつながってくる。
ここが今回の一番のポイント。
ここをモチベーションにアオがニルヴァーシュに乗る決意をする、というのが個人的には胸が熱くなるポイントでした。
いつの時代も、変えてやるんだと思っている人間は強い。
変えてやるんだと思う人間が時代を引っ張る。
僕もそう思う。
結局は閉塞感の打破なのかもしれないけど、排他感や時代の打破をも伴っての少年の旅立ち。
なかなかかっこ良いじゃないですか。
しかもそれに花を添えるのは、ニルヴァーシュの「WELCOME AO」の言葉。
以前は「EUREKA」だったけれども、今回はしっかりと「AO」を認識。
母親エウレカからの贈り物。
ニルヴァーシュに乗って切り拓くってのはなかなかに感動的じゃないですか。
新たな決意の中で飛び出した少年の成長物語が楽しみなわけです。
それにしても全体的にお洒落だよね。
デザイン、色使い、レイアウト。
これだよな、エウレカセブンはって感じの。
流石でございます。
骨太のストーリー展開と、少年・息子世代の繊細な感情が交差する、見ごたえのあるお話でした。
面白い。
前作のエウレカセブンでは確か3話くらいを使ってレントン少年の旅立ちを描いたと思いますが、今回のエウレカセブンAOではアオの旅立ちはここからスタートしていくようです。
エウレカセブンのレントン、グレンラガンのシモンもそうなんですが、彼らの場合、閉塞感のある日常を打破したい、非日常へ行って見たいという願望を持って、そのタイミングでエウレカやヨーコが空から降ってくる、というラピュタ的展開を見せて旅立っていったわけです。
しかしながら、今回のエウレカセブンAOでは、アオの旅立ちは前作とは違うモチベーションでの旅立ちになったわけで、この辺、少年の旅立ちとしては個人的には凄く新鮮でした。
もう乗りたくない、乗れば島を守れると思ったのに、乗ったら乗ったで更に排他的な目にあう。
小学生のときまでは我慢していたけれども、自分ももう中学生。
もうそんな状況を我慢していくのも嫌だと思っている。
そういう繊細な思春期。
そういう繊細な思春期だからこそ、監禁されたときのガゼルとの父親との会話と、深井のじいちゃんとの会話に反応してしまう。
自分の存在はスケープゴートで、それがなければ島の人間は生きていけない(まとまれない)。
それを「すまない」「しかたのないことだ」と、苦渋表情で少年に諭す。
ここでガゼルの言葉とアオの気持ちが方向性は違っても重なってくるポイントで、俺たちが変えてやる、新しい世代を作る、という気持ちにつながってくる。
ここが今回の一番のポイント。
ここをモチベーションにアオがニルヴァーシュに乗る決意をする、というのが個人的には胸が熱くなるポイントでした。
いつの時代も、変えてやるんだと思っている人間は強い。
変えてやるんだと思う人間が時代を引っ張る。
僕もそう思う。
結局は閉塞感の打破なのかもしれないけど、排他感や時代の打破をも伴っての少年の旅立ち。
なかなかかっこ良いじゃないですか。
しかもそれに花を添えるのは、ニルヴァーシュの「WELCOME AO」の言葉。
以前は「EUREKA」だったけれども、今回はしっかりと「AO」を認識。
母親エウレカからの贈り物。
ニルヴァーシュに乗って切り拓くってのはなかなかに感動的じゃないですか。
新たな決意の中で飛び出した少年の成長物語が楽しみなわけです。
それにしても全体的にお洒落だよね。
デザイン、色使い、レイアウト。
これだよな、エウレカセブンはって感じの。
流石でございます。
前作の導入では、暗さや生真面目さが漂う中でレントンの恋?のエネルギーだけが、唯一明るくはじけていた印象があります。そして旅の途上で様々な社会問題に切り込んでいました。
今回も難しいテーマで導入部分が始まりましたが、じっちゃん(深井先生)以外のキャラクターは皆どこか抜けていて、愛すべき要素を見せています。そうでなければ救われない雰囲気になりそうだからかもしれませんが、おかげさまで、考えさせられながらも明るく楽しく視聴できています。
アオとナルは「ふつう」の子どもたちに比べ、ハンディキャップがある(苦労している)かわりに、大人たちよりも大人びたところがあります。深読みですが、もしかしたらそんな子どもたちへの讃歌なのかもしれません。
さて、AOがアオだと今回初めて気がつきました。遅っ!
確かにアオとナルは周りと比べてハンディキャップ背負わせている設定なので、テーマ的な部分を浮かび上がらせ易いですね。
その辺、レントンよりも地に足のついた描き方になるかもしれないなと感じます。
それにしても、エウレカセブンはスタイリッシュですね~。
色彩が素晴らしいです。