驚いた。
正直、驚いた。
それは考えて無かったんですよ。
遅かったじゃないか
今更のこのこと何をしに来た
このノヴァク家の恥さらしが!!
デューイとホランド、兄弟かよっ!!
うお、これはホントに予想してなかった。
なんつー、壮大な兄弟喧嘩だよ。
今回は細かいことを含めればたくさんあると思いますが、ポイントとしては個人的に2つかなと。
■デューイとホランド
1つ目はこの記事の冒頭でびっくりしたノヴァク兄弟のことですね。
ストーリーの本質としては、ノルブ師の救出というよりは、この兄弟の対面・対話がやりたいがために今回の首都決戦を入れた、と考えても良いくらいここがメインのテーマになってましたね。
これまでホランドが「逃げてぇ」とか、デューイを異常に意識していたのはそういうことだったんですね。
逃げようにも逃げられない、血縁という関係はどうあっても切れない、そういう因縁もあったんですねぇ。
ゆえに、これまでのホランドの発現が妙に納得というか、すんなり入ってくるようになりました。
しかしながら、それは「以前」のホランドの話。
第33話「パシフィック・ステイト」で自分の弱さ、かっこ悪さをひっくるめて認めてホントにカッコよくなった「今の」ホランドの昔の話。
弟は兄を越えられんよ、と思っているデューイ。
しかしながら、それはスタート地点をデューイ視点にした場合の話であり、「今の」ホランドには「今の」ホランドのスタート地点(価値基準)があって、比べるまでもないんだけれど(というか、比べることが出来ないというのが正解)、その視点に立てば、「追いついてないのはあんただぜ、兄ちゃん」とでも言わんばかりの台詞は、これまでの過去のしがらみを吹っ切る感じで、カッコよかったっす。
その後に「ニルバーシュ Type ZERO」をBGMに登場するニルバーシュがまたカッコよくって。
その後に顔を出すレントンとエウレカの表情がまた良くって。
何か色んなものが吹っ切れた、そんな瞬間でしたね。
また、逆にデューイとしては新型のニルバーシュもそうなんですが、エウレカに「対」が見つかったこと、またホランドに土を付けられたことで、これからは本気でゲッコーステートを潰しにかかることになるんでしょうね。
これまで余裕の表情だったデューイの表情が変わったのが何よりの証拠で、今回はそのための、それをさせるための回だった、そういう気がしますね。
■もうこれ以上、何も傷つけたく無いよ
俺は信じてるんだ
君とこのニルバーシュとなら
この戦いを終わらせることが出来るかもしれないってことを
だから俺を信じて
俺たちが信じることをやろう
エウレカ
うぉし、レントン良くやった!!
何が良くやったかって、やっぱりエウレカを抱きしめたことですね(って説得のとこじゃないのかよ)。
やっぱりこういうシーンがやりたくて、ニルバーシュがSpec2になったんですよ、きっと。
#このシーンでかかる曲はやはり「エウレカ」なんですよね。ぐっときます。
やっぱりここが今回の2つ目のポイントだったと思うんですが、どんなに窮地に陥っても「俺達が信じることをやろう」と言うレントンと、それに泣きながら笑顔で答えるエウレカ、この二人の決意がラストのノルブ師救出のシーンの爽快感につながってるんですよね。
ここは多分第31話「アニマル・アタック」のアンサー部分になっていて、このときに同じ趣旨の会話がなされているんです。
レントンのことを汚してしまった、これまでやってきたことの贖罪の念、そしてこれからやろうとすることへの恐怖、それをあの時は月光号の中で会話しているんですが、今回はそれが実戦の中で、戦闘が目前に迫る中でその決意がホンモノかどうか試される、そのアンサーになっていたんだと思います。
第31話でのアンサーは受け入れてあげることでしたが、今回はそれにプラスして引っ張り上げてあげる、それが笑顔につながっているのであれば、これ以上のアンサーはやっぱり無いんだと思いますね。
#また第31話ではレントンの手が泡だらけで抱きしめるというところまでいきませんでしたが、今回はしっかりと受け止めてました。
#そういう意味でも今回は第31話のアンサーでしょ(笑)。
こうなると今回はレントンがエウレカを引っ張りましたが、今度はエウレカがレントンを引っ張るみたいなシーンが見たいですね。
エウレカの過去との対峙はここ数話でぐっとクローズアップされましたが、レントンの過去、つまりダイアンとアドロックのエピソードはまだまだ公開されていないわけで、そこでのレントンの気持ち、そこをどうエウレカが入っていけるか、この辺がどう展開されるか楽しみですし、また個人的にはレントンを引っ張るエウレカがいて、そこで「私を信じて」という台詞を言ってくれないかなと密かに期待中。
とは言え、ここでのレントンの台詞の裏には個人的にビームス夫妻を思い出しながら聞いちゃうんですよね。
ビームス夫妻との出会い、そして別れが無かったらこの台詞、アネモネじゃないですけど「軽い言葉ね」になっちゃうと思うんです。
それを経験して、乗り越えてきた、だからレントンの言葉にも応援したくなるんですよ。
というわけで、相変わらず僕はこの二人を全力で応援です。
個人的にはこの戦いはエウレカとレントンだけで終わるものではなくて、そこが始まりになるんじゃないか、きっとその答えは1万年後に出るんじゃないか、なんて思うんです。
確かこの物語の時間軸は1万年前、この物語の舞台である現在、そして1万年後というプロットがあったと思うんですが、そう考えると人間とコーラリアンの共生に関する答えは、それこそ1万年後のこの星の姿を描くことで答えが出されるんじゃないかと、そういうエンディングがあっても良いんじゃないかと思います。
その始まりがレントンとエウレカ。
デューイは「神殺し」を考えているものかもしれないし、人間としての強さを求めているのかもしれないけれど、人間って決してそれだけじゃないというのはエウレカとレントンを見ていても分かるように、それがホランドが言うところの「俺たちの希望」になっていると思うし、受け継がれていくことも人間の強さの一つじゃないかな、とか考えると、レントンとエウレカから始まる1万年後の世界というのを見てみたいな、と思うんですよね。
第34話「インナー・フライト」を見たときに、僕はノルブ師がエウレカとレントンに出会ったときの表情を非常に楽しみにしていたのですが、ニルバーシュから顔を出した二人の笑顔を見て、嬉しそうな顔をして走り出すノルブ師を見たときに、やっぱりこのシーン自体も色んなもののアンサーになっていたんだなと。
ノルブ師が取りえなかった選択肢、それがエウレカとレントンならば、やっぱりこの星の希望を託してみたくなるってもんですよね。
■何でグレッグとミーシャがいるのさ!!
というのがポイントの番外編(笑)なんですが、第31話「アニマル・アタック」で「首都の情報部のサーバ」という言葉が出ていたので、そこの伏線回収なんでしょうね。
グレッグが同行した理由はコーラリアンに関する情報を収集するためだった、というわけですね。
まだもうちょっとグレッグ絡みで、解説を入れてくれそうな気配ですね。
■タルホ姉さん
ここも衝撃だったんですが、レイが「左遷された上司の女」という言葉のときにピンと来るべきだったなぁ……。
しかしながら、最後のカットの部分でフッと笑顔を見せるあたりで、ああこれは吹っ切れたなぁ、なんて思えて、これもまた爽やかにしてくれました。
もうそんなしがらみに縛られる必要なんて「今の」タルホさんには必要ないんですよ。
あのフッとした顔が見れてほんと良かった。
■ドミニク
実は「対」を語るにはこっちの方が危険なんじゃないのか?と思わせるドミニク・アネモネペア。
タルホさんの言葉じゃないですがドミニクくん、「見守るだけが愛じゃない」んですよ、と言いたい(笑)。
エウレカとレントンは徐々に安定軌道に入ってますが、こちらのペアが持つ未来への選択肢もまた非常に気になりますね。
■バトルシーン
今回は凄かったですねぇ~。
これぞエウレカセブン、という観点でのバトルシーンは圧巻です。
つか、目が回ります(笑)。
特に、序盤から月光号が超低空飛行、そこを先行する4体のLFO、そこにBGMは「Tiger Track」。
今回は(も)音楽が素晴らしくって、作品にかけるクオリティーの高さというか、製作側の熱意が伝わってくる感じです。
ふぅ、またしても朝から良い30分を提供してくれました。
いやー、ほんと面白いです「エウレカセブン」。
もう大好き。
正直、驚いた。
それは考えて無かったんですよ。
遅かったじゃないか
今更のこのこと何をしに来た
このノヴァク家の恥さらしが!!
デューイとホランド、兄弟かよっ!!
うお、これはホントに予想してなかった。
なんつー、壮大な兄弟喧嘩だよ。
今回は細かいことを含めればたくさんあると思いますが、ポイントとしては個人的に2つかなと。
■デューイとホランド
1つ目はこの記事の冒頭でびっくりしたノヴァク兄弟のことですね。
ストーリーの本質としては、ノルブ師の救出というよりは、この兄弟の対面・対話がやりたいがために今回の首都決戦を入れた、と考えても良いくらいここがメインのテーマになってましたね。
これまでホランドが「逃げてぇ」とか、デューイを異常に意識していたのはそういうことだったんですね。
逃げようにも逃げられない、血縁という関係はどうあっても切れない、そういう因縁もあったんですねぇ。
ゆえに、これまでのホランドの発現が妙に納得というか、すんなり入ってくるようになりました。
しかしながら、それは「以前」のホランドの話。
第33話「パシフィック・ステイト」で自分の弱さ、かっこ悪さをひっくるめて認めてホントにカッコよくなった「今の」ホランドの昔の話。
弟は兄を越えられんよ、と思っているデューイ。
しかしながら、それはスタート地点をデューイ視点にした場合の話であり、「今の」ホランドには「今の」ホランドのスタート地点(価値基準)があって、比べるまでもないんだけれど(というか、比べることが出来ないというのが正解)、その視点に立てば、「追いついてないのはあんただぜ、兄ちゃん」とでも言わんばかりの台詞は、これまでの過去のしがらみを吹っ切る感じで、カッコよかったっす。
その後に「ニルバーシュ Type ZERO」をBGMに登場するニルバーシュがまたカッコよくって。
その後に顔を出すレントンとエウレカの表情がまた良くって。
何か色んなものが吹っ切れた、そんな瞬間でしたね。
また、逆にデューイとしては新型のニルバーシュもそうなんですが、エウレカに「対」が見つかったこと、またホランドに土を付けられたことで、これからは本気でゲッコーステートを潰しにかかることになるんでしょうね。
これまで余裕の表情だったデューイの表情が変わったのが何よりの証拠で、今回はそのための、それをさせるための回だった、そういう気がしますね。
■もうこれ以上、何も傷つけたく無いよ
俺は信じてるんだ
君とこのニルバーシュとなら
この戦いを終わらせることが出来るかもしれないってことを
だから俺を信じて
俺たちが信じることをやろう
エウレカ
うぉし、レントン良くやった!!
何が良くやったかって、やっぱりエウレカを抱きしめたことですね(って説得のとこじゃないのかよ)。
やっぱりこういうシーンがやりたくて、ニルバーシュがSpec2になったんですよ、きっと。
#このシーンでかかる曲はやはり「エウレカ」なんですよね。ぐっときます。
やっぱりここが今回の2つ目のポイントだったと思うんですが、どんなに窮地に陥っても「俺達が信じることをやろう」と言うレントンと、それに泣きながら笑顔で答えるエウレカ、この二人の決意がラストのノルブ師救出のシーンの爽快感につながってるんですよね。
ここは多分第31話「アニマル・アタック」のアンサー部分になっていて、このときに同じ趣旨の会話がなされているんです。
レントンのことを汚してしまった、これまでやってきたことの贖罪の念、そしてこれからやろうとすることへの恐怖、それをあの時は月光号の中で会話しているんですが、今回はそれが実戦の中で、戦闘が目前に迫る中でその決意がホンモノかどうか試される、そのアンサーになっていたんだと思います。
第31話でのアンサーは受け入れてあげることでしたが、今回はそれにプラスして引っ張り上げてあげる、それが笑顔につながっているのであれば、これ以上のアンサーはやっぱり無いんだと思いますね。
#また第31話ではレントンの手が泡だらけで抱きしめるというところまでいきませんでしたが、今回はしっかりと受け止めてました。
#そういう意味でも今回は第31話のアンサーでしょ(笑)。
こうなると今回はレントンがエウレカを引っ張りましたが、今度はエウレカがレントンを引っ張るみたいなシーンが見たいですね。
エウレカの過去との対峙はここ数話でぐっとクローズアップされましたが、レントンの過去、つまりダイアンとアドロックのエピソードはまだまだ公開されていないわけで、そこでのレントンの気持ち、そこをどうエウレカが入っていけるか、この辺がどう展開されるか楽しみですし、また個人的にはレントンを引っ張るエウレカがいて、そこで「私を信じて」という台詞を言ってくれないかなと密かに期待中。
とは言え、ここでのレントンの台詞の裏には個人的にビームス夫妻を思い出しながら聞いちゃうんですよね。
ビームス夫妻との出会い、そして別れが無かったらこの台詞、アネモネじゃないですけど「軽い言葉ね」になっちゃうと思うんです。
それを経験して、乗り越えてきた、だからレントンの言葉にも応援したくなるんですよ。
というわけで、相変わらず僕はこの二人を全力で応援です。
個人的にはこの戦いはエウレカとレントンだけで終わるものではなくて、そこが始まりになるんじゃないか、きっとその答えは1万年後に出るんじゃないか、なんて思うんです。
確かこの物語の時間軸は1万年前、この物語の舞台である現在、そして1万年後というプロットがあったと思うんですが、そう考えると人間とコーラリアンの共生に関する答えは、それこそ1万年後のこの星の姿を描くことで答えが出されるんじゃないかと、そういうエンディングがあっても良いんじゃないかと思います。
その始まりがレントンとエウレカ。
デューイは「神殺し」を考えているものかもしれないし、人間としての強さを求めているのかもしれないけれど、人間って決してそれだけじゃないというのはエウレカとレントンを見ていても分かるように、それがホランドが言うところの「俺たちの希望」になっていると思うし、受け継がれていくことも人間の強さの一つじゃないかな、とか考えると、レントンとエウレカから始まる1万年後の世界というのを見てみたいな、と思うんですよね。
第34話「インナー・フライト」を見たときに、僕はノルブ師がエウレカとレントンに出会ったときの表情を非常に楽しみにしていたのですが、ニルバーシュから顔を出した二人の笑顔を見て、嬉しそうな顔をして走り出すノルブ師を見たときに、やっぱりこのシーン自体も色んなもののアンサーになっていたんだなと。
ノルブ師が取りえなかった選択肢、それがエウレカとレントンならば、やっぱりこの星の希望を託してみたくなるってもんですよね。
■何でグレッグとミーシャがいるのさ!!
というのがポイントの番外編(笑)なんですが、第31話「アニマル・アタック」で「首都の情報部のサーバ」という言葉が出ていたので、そこの伏線回収なんでしょうね。
グレッグが同行した理由はコーラリアンに関する情報を収集するためだった、というわけですね。
まだもうちょっとグレッグ絡みで、解説を入れてくれそうな気配ですね。
■タルホ姉さん
ここも衝撃だったんですが、レイが「左遷された上司の女」という言葉のときにピンと来るべきだったなぁ……。
しかしながら、最後のカットの部分でフッと笑顔を見せるあたりで、ああこれは吹っ切れたなぁ、なんて思えて、これもまた爽やかにしてくれました。
もうそんなしがらみに縛られる必要なんて「今の」タルホさんには必要ないんですよ。
あのフッとした顔が見れてほんと良かった。
■ドミニク
実は「対」を語るにはこっちの方が危険なんじゃないのか?と思わせるドミニク・アネモネペア。
タルホさんの言葉じゃないですがドミニクくん、「見守るだけが愛じゃない」んですよ、と言いたい(笑)。
エウレカとレントンは徐々に安定軌道に入ってますが、こちらのペアが持つ未来への選択肢もまた非常に気になりますね。
■バトルシーン
今回は凄かったですねぇ~。
これぞエウレカセブン、という観点でのバトルシーンは圧巻です。
つか、目が回ります(笑)。
特に、序盤から月光号が超低空飛行、そこを先行する4体のLFO、そこにBGMは「Tiger Track」。
今回は(も)音楽が素晴らしくって、作品にかけるクオリティーの高さというか、製作側の熱意が伝わってくる感じです。
ふぅ、またしても朝から良い30分を提供してくれました。
いやー、ほんと面白いです「エウレカセブン」。
もう大好き。
交響詩篇エウレカセブン DVD第6巻 2005/12/23発売 第19話~第22話を収録 |