音楽とか映画とかその中身がっていうよりもその時の記憶って言うかさ、その時の人と人との関係を思い出すことが多いだろ?
そう、つまり記憶というものは決してそれ単体で存在せず、それを取り巻く環境に支配されているというわけだ
誰の言葉か知ってるか?マシュー。
しらねぇよ
全く学がねえなぁ・・・オレの言葉だよ。
最初の会話から持っていかれました。
この直後に展開する戦闘シーンで更に心を鷲づかみにされたことは言うまでもありません。
制作発表からずっと心待ちにしておりました。
第1話をこんなにドキドキしながら待った作品は本当に久しぶりです。
そして観終わって・・・。
最高。
キャラデザ、メカデザ、脚本、どれをとっても個人的趣味にど真ん中ストライク。
このクオリティーを日曜日の朝7:00からとかやって本当にいいのかよ?と思うほど興奮してしまいました。
魅力的なキャラ、メカであるにも関わらず、十分にストーリー勝負してくれそうな気配が濃厚で、この少年の成長物語には十分期待できそうです。
「蒼穹のファフナー」が終了してしまった今、ガンダムSEED DESTINYとこの「交響詩篇エウレカセブン」を感想の中心に据えること決定です。
用語や世界観については公式とかで補完した方が良いかもしれないけれど、肝心のテーマについては公式に頼らずともきちんと第1回から提示してきている点が嬉しいところ。
さすがは「攻殻機動隊 S.A.C.」の佐藤大、きっちり脚本勝負してくれてます。
■主人公レントンのバックグラウンド
僕が生まれてから14年が過ぎた
もう14年だ
生まれてから14年も経つのに僕の周りでは何も起こらず
かといって何かが起こる気配すら感じられないという
・・・そんな最悪の人生だ
かといって僕はこの街を出る術を知らない
知るには若すぎる
だって僕はまだ・・・14年間しか生きていない
だからここにいるしかないんだ
この最悪の街に
まず主人公に14歳という反抗期真っ最中、そして「もう14年も過ぎた」=十分自分は大人なんだから自分は閉塞感漂う日常から抜け出したい、でも「まだ14年」=何かを為すにはまだ子供だからと言って逃げ腰になっているちょっぴりヘタレな男の子を持ってきてるというのが面白いですね。
これって、誰しも経験しているかもしれない部分だし、また自分できっかけを作って動かないと何も始まらないんだけど、そんなことに気付くのはもう少し先の話で、今は「何かが世界を、自分を変える、変えてくれる」きっかけをただ待っている、そんな見えていない状態にあるのがイイですね。
やっぱり男の子の成長物語はこの辺から始まるってのがイイですよ。
ある日突然、空から飛行石を持った女の子が降ってきて、世界で最も有名な空とぶ城に行ってみたかったり、偶然ガンダムが落ちてて、偶然家にマニュアルがあったり、偶然ザクを倒したり、僕の方がガンダムを上手く使えるのにぃ、とか少年心に思うわけじゃないですか(いや、作品混ざりまくりですから)。
いくら待っても、「待っているだけ」ではそんなことは起こるはずもないのに。
また父親が英雄とくれば、常にそこに世間から比較対照として観られる自分がいるわけで、主人公の閉塞感を表現するにはもう十分って感じだし、心の中にヒーローを求めてあんな風になりたいと思う気持ちも良く分かる。
開始5分でここまで読ませるのはほんとに上手いなぁ、もう完全にこの時点でロックオンでした(何が)。
■レントンを動かす鍵と物語の発火点エウレカ
信じていればきっとまた会える
本当に、本当に信じることができたら
信じる力は現実になるから
そしたらレントンはきっと空も飛べるし
大事な人も助けられるし
それに私にもいつでも会える
だから私を信じて
私を信じて良い子でいるのよ
レントンのお姉ちゃんの言葉なんですが、反抗期真っ最中で世間にうんざりして閉塞感に苛まれるレントンもお姉ちゃんの言葉だけは「信じている」というのがまた熱い。
そしてこれがレントンという主人公を形成する言葉になっているし、レントンの信念になってるんですね。
だからそれを友人から馬鹿にされれば喧嘩もするし、例え好きな女の子に対してでも、いや逆に好きになってしまった?女の子だから危険を承知で一言言ってやらねばなるまいってことになるのは、もう個人的にめっちゃ応援です。
こんな馬鹿でちょっとヘタレ主人公、でも信念のために、女の子のために馬鹿ができる主人公、大好き。
知らないものは信じられないから
それに信じたからと言ってどうにかなるわけじゃないじゃない・・・
信じすぎちゃったことで不幸になることもある
信じることが辛いこともあるんだよ
ここがきっと普段笑わないエウレカのバックグラウンドになってると思うのですが、もうこの言葉だけでどうしてエウレカがこう思うようになったのか?これが語られるパートが楽しみで仕方ありません。
#ゲッコーステートのメンバーがエウレカの笑顔を見て驚くくらいだから、レントンは見込みありですな(何の見込みですか)。
しかし、エウレカのこの言葉が、逆に「信じること」を自分の気持ちの核にしているレントンを走らせるのが熱いです。
レントンは何かが起こるのを待っているのに、自分で何かを起こすことからは逃げている、そんなレントンを走らせる言葉は「信じる」という言葉しかないわけで、勉強もリフもヘタレなレントンが「信じる」ことを放棄したエウレカのために走るというのがもう個人的には堪らんという感じなんですよ。
別にオレはじっちゃんに言われたからこんな無茶なことをしようと思ったわけじゃないんだ、姉さん
ただオレはさっき言えなかったことをあの子に伝えなきゃいけないって思っただけなんだ
あの時姉さんが言っていたことを
そしてオレが今信じていることを
だから、行くぞレントン、行くぞオレ
オレはあの子のところに飛んでいく
(あれ、ちょっとやばくない?ちょっと高すぎない?)
(大丈夫?大丈夫なのオレ?本当に大丈夫なの?)
<つづく>
引きも最高(笑)。
世界観や用語については追々語られるとしても、第1話で少年が成長するためのテーマやそのバックグラウンドがきっちり描かれている点でもうノックアウト。
期待通り、否、期待以上!!
たぶん、個人的なツボを押さえられたため、かなり趣味に走った感想になりそうは気配もあるんですが、どうか皆様許してください。
■諸々気に入ったところを(気になったところではありません)
LFOのデザインがめちゃカッコいいですねぇ。
特にニルバーシュ タイプ・ゼロ。
サーフィンはするは、変形するはでもう大変(僕が)。
さすがはメカデザがマクロス、アクエリオンの河森正治さんですね。
唸りました。
つか、サーフィンって発想がスゲェよ(笑)。
#自分はスノーボードなんですが、同期に筋金入りのサーファーがいて、飲みにいくと色々語ってくれたんですが、波(風?)を待つ感覚は良い意味でサーファー特有の感覚なんだなぁと思いますね。
キャラデザがかわいいです。
つか、エウレカ、可愛いです。
さすがはキングゲイナーの吉田健一さんですね。
レントンの父親がヒゲはやして微妙にかっこ悪いところがイイです(どこ見てるんですか)。
脚本も期待です。
「攻殻機動隊 S.A.C.」の佐藤大さんだし、制作もハガレン、KURAUのBONESだし、きっちりストーリー勝負してくれそうです。
こんな作品が本当に朝7:00でいいのか?と思うのですが、土曜日18:30とかにしてくれても遜色ないと思いますよ。
つか、その方がそのままガンダムSEED DESTINY観てから続けて観れるんですが、そうするとツバサとかぶるなぁ・・・。
脱線しましたが、第2話以降も非常に楽しみです。
そう、つまり記憶というものは決してそれ単体で存在せず、それを取り巻く環境に支配されているというわけだ
誰の言葉か知ってるか?マシュー。
しらねぇよ
全く学がねえなぁ・・・オレの言葉だよ。
最初の会話から持っていかれました。
この直後に展開する戦闘シーンで更に心を鷲づかみにされたことは言うまでもありません。
制作発表からずっと心待ちにしておりました。
第1話をこんなにドキドキしながら待った作品は本当に久しぶりです。
そして観終わって・・・。
最高。
キャラデザ、メカデザ、脚本、どれをとっても個人的趣味にど真ん中ストライク。
このクオリティーを日曜日の朝7:00からとかやって本当にいいのかよ?と思うほど興奮してしまいました。
魅力的なキャラ、メカであるにも関わらず、十分にストーリー勝負してくれそうな気配が濃厚で、この少年の成長物語には十分期待できそうです。
「蒼穹のファフナー」が終了してしまった今、ガンダムSEED DESTINYとこの「交響詩篇エウレカセブン」を感想の中心に据えること決定です。
用語や世界観については公式とかで補完した方が良いかもしれないけれど、肝心のテーマについては公式に頼らずともきちんと第1回から提示してきている点が嬉しいところ。
さすがは「攻殻機動隊 S.A.C.」の佐藤大、きっちり脚本勝負してくれてます。
■主人公レントンのバックグラウンド
僕が生まれてから14年が過ぎた
もう14年だ
生まれてから14年も経つのに僕の周りでは何も起こらず
かといって何かが起こる気配すら感じられないという
・・・そんな最悪の人生だ
かといって僕はこの街を出る術を知らない
知るには若すぎる
だって僕はまだ・・・14年間しか生きていない
だからここにいるしかないんだ
この最悪の街に
まず主人公に14歳という反抗期真っ最中、そして「もう14年も過ぎた」=十分自分は大人なんだから自分は閉塞感漂う日常から抜け出したい、でも「まだ14年」=何かを為すにはまだ子供だからと言って逃げ腰になっているちょっぴりヘタレな男の子を持ってきてるというのが面白いですね。
これって、誰しも経験しているかもしれない部分だし、また自分できっかけを作って動かないと何も始まらないんだけど、そんなことに気付くのはもう少し先の話で、今は「何かが世界を、自分を変える、変えてくれる」きっかけをただ待っている、そんな見えていない状態にあるのがイイですね。
やっぱり男の子の成長物語はこの辺から始まるってのがイイですよ。
ある日突然、空から飛行石を持った女の子が降ってきて、世界で最も有名な空とぶ城に行ってみたかったり、偶然ガンダムが落ちてて、偶然家にマニュアルがあったり、偶然ザクを倒したり、僕の方がガンダムを上手く使えるのにぃ、とか少年心に思うわけじゃないですか(いや、作品混ざりまくりですから)。
いくら待っても、「待っているだけ」ではそんなことは起こるはずもないのに。
また父親が英雄とくれば、常にそこに世間から比較対照として観られる自分がいるわけで、主人公の閉塞感を表現するにはもう十分って感じだし、心の中にヒーローを求めてあんな風になりたいと思う気持ちも良く分かる。
開始5分でここまで読ませるのはほんとに上手いなぁ、もう完全にこの時点でロックオンでした(何が)。
■レントンを動かす鍵と物語の発火点エウレカ
信じていればきっとまた会える
本当に、本当に信じることができたら
信じる力は現実になるから
そしたらレントンはきっと空も飛べるし
大事な人も助けられるし
それに私にもいつでも会える
だから私を信じて
私を信じて良い子でいるのよ
レントンのお姉ちゃんの言葉なんですが、反抗期真っ最中で世間にうんざりして閉塞感に苛まれるレントンもお姉ちゃんの言葉だけは「信じている」というのがまた熱い。
そしてこれがレントンという主人公を形成する言葉になっているし、レントンの信念になってるんですね。
だからそれを友人から馬鹿にされれば喧嘩もするし、例え好きな女の子に対してでも、いや逆に好きになってしまった?女の子だから危険を承知で一言言ってやらねばなるまいってことになるのは、もう個人的にめっちゃ応援です。
こんな馬鹿でちょっとヘタレ主人公、でも信念のために、女の子のために馬鹿ができる主人公、大好き。
知らないものは信じられないから
それに信じたからと言ってどうにかなるわけじゃないじゃない・・・
信じすぎちゃったことで不幸になることもある
信じることが辛いこともあるんだよ
ここがきっと普段笑わないエウレカのバックグラウンドになってると思うのですが、もうこの言葉だけでどうしてエウレカがこう思うようになったのか?これが語られるパートが楽しみで仕方ありません。
#ゲッコーステートのメンバーがエウレカの笑顔を見て驚くくらいだから、レントンは見込みありですな(何の見込みですか)。
しかし、エウレカのこの言葉が、逆に「信じること」を自分の気持ちの核にしているレントンを走らせるのが熱いです。
レントンは何かが起こるのを待っているのに、自分で何かを起こすことからは逃げている、そんなレントンを走らせる言葉は「信じる」という言葉しかないわけで、勉強もリフもヘタレなレントンが「信じる」ことを放棄したエウレカのために走るというのがもう個人的には堪らんという感じなんですよ。
別にオレはじっちゃんに言われたからこんな無茶なことをしようと思ったわけじゃないんだ、姉さん
ただオレはさっき言えなかったことをあの子に伝えなきゃいけないって思っただけなんだ
あの時姉さんが言っていたことを
そしてオレが今信じていることを
だから、行くぞレントン、行くぞオレ
オレはあの子のところに飛んでいく
(あれ、ちょっとやばくない?ちょっと高すぎない?)
(大丈夫?大丈夫なのオレ?本当に大丈夫なの?)
<つづく>
引きも最高(笑)。
世界観や用語については追々語られるとしても、第1話で少年が成長するためのテーマやそのバックグラウンドがきっちり描かれている点でもうノックアウト。
期待通り、否、期待以上!!
たぶん、個人的なツボを押さえられたため、かなり趣味に走った感想になりそうは気配もあるんですが、どうか皆様許してください。
■諸々気に入ったところを(気になったところではありません)
LFOのデザインがめちゃカッコいいですねぇ。
特にニルバーシュ タイプ・ゼロ。
サーフィンはするは、変形するはでもう大変(僕が)。
さすがはメカデザがマクロス、アクエリオンの河森正治さんですね。
唸りました。
つか、サーフィンって発想がスゲェよ(笑)。
#自分はスノーボードなんですが、同期に筋金入りのサーファーがいて、飲みにいくと色々語ってくれたんですが、波(風?)を待つ感覚は良い意味でサーファー特有の感覚なんだなぁと思いますね。
キャラデザがかわいいです。
つか、エウレカ、可愛いです。
さすがはキングゲイナーの吉田健一さんですね。
レントンの父親がヒゲはやして微妙にかっこ悪いところがイイです(どこ見てるんですか)。
脚本も期待です。
「攻殻機動隊 S.A.C.」の佐藤大さんだし、制作もハガレン、KURAUのBONESだし、きっちりストーリー勝負してくれそうです。
こんな作品が本当に朝7:00でいいのか?と思うのですが、土曜日18:30とかにしてくれても遜色ないと思いますよ。
つか、その方がそのままガンダムSEED DESTINY観てから続けて観れるんですが、そうするとツバサとかぶるなぁ・・・。
脱線しましたが、第2話以降も非常に楽しみです。