5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

鼠頭牛首

2020-01-06 21:29:40 |  経済・政治・国際

今日から小寒である。小寒い朝が始まった。

昨日の名古屋駅コンコースを大きな旅行ケースを重そうに運んでいた旅行者たち。一夜明けた彼らの多くはビジネスモードで家の前の道を駅に急いでいた。

毎日目を通すNHKのWEBニュース、今日は、政治経済から地方のニュースまで、仕事はじめの記事が満載である。

年明けに勃発したトランプ大統領のイラン挑発に煽られたか、大発会を迎えた東京株式市場は一時500円を超える急落を見せ、油先物価格は急騰して7ケ月ぶりの高値をつけ、対ドルの円相場は107円台の円高を記録した。日本人たちのビジネスも世界の情勢とは切っても切れない。

仕事はじめは官公庁も同様で、大村愛知県知事の訓示では、宮本武蔵の《五輪書》にある四字熟語「鼠頭牛首」を書初めで紹介し、「ネズミのように細心の注意を払いつつ、ここぞという時に牛のように大胆に行動する。そんなふうに積極果敢に取り組んで行きたい」と述べたと中日夕刊にはあった。

その下には「愛知県とトヨタが包括協定」という記事もある。今日の知事は自治体の広報係も務めたようで、記者会見での彼の発表によると「県とトヨタ自動車や県内のトヨタ系列販売店との間で、地域活性化に関する包括連携協定を結び、災害時の帰宅困難者の支援やプラグインハイブリッド車を活用した電力供給といった災害対策のほか、住民の移動支援や地域の活性化などに取り組むことを決めた」という。

トヨタ自動車が自治体とこうした協定を結ぶのはこれが初めてだ。フランチャイズとしては当然だというわけか。「日本一車の多い我が愛知で、こうした連携協定を結ぶことには大きな意味がある。〈安全安心で日本一住みやすい愛知県〉に向けた取り組みをしっかり進めていきたい」と述べたとある。

トヨタ自動車を中心に、販売店12社、レンタリース2社、ホーム会社2社の系列17社は、14日に愛知県庁で締結式を開くのだそうだ。

企画趣旨はまことに結構だと思うが、はたして具体的・実際的な相互連携はどう進んでいくのだろうか。船頭多数で途中頓挫などということになりはしないかとちょっと気になった。官民協同も「鼠頭牛首」のスピリットでやってもらいたい。

 

 

 


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