5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ADAMTS3

2017-03-19 21:03:54 | 健康
我が家の食傾向がわかり、自分の健康チェックに役立つかもしれないと思い、数年前から毎日三食のメニュー概要をPCに入力している。分析方法も判らないから結局は食傾向などわかりはしないのだが一日の儀式として(夕食後このブログを書く前に)続けているのだ。

ところがPCの操作ミスかはたまた自分がうっかりしていた結果か、データが記入されていないことがある。昼食メニューなどほんの数時間前のことなのに、これが全く思い出せないで困るのだ。

たとえば、食べた魚の名前が思い出せないし、フルーツの名前も出てこないことが多いのだ。思い出そうと頑張るのだが結局は駄目でがっかりすることも多い。

備忘録とはよく言ったもので料理メニューに限らず生活行動のあらゆること(例えば手紙を受信した日付とか、ラジオで流れていた懐かしのメロディーとか)はメモに記録しておくのが良いようである。認知症のチェックにもなりそうではないか。

認知症といえば、今日のNHK名古屋局は『アルツハイマー症などの発症に関係すると思われる酵素を名古屋のチームが特定した』というニュースを発信している。

名市大薬学部と岡崎生理学研究所などの研究チームの手柄だ。ニュースによると、アルツハイマー症やある種の精神疾患の発症には、脳機能を向上させる働きをするタンパク質〈リーリン〉の減少と関係があるというのは医学界では知られた事実だが、この研究チームはマウス実験によって、脳細胞から分泌される〈ADAMTS3〉という酵素がリーリンの分解に係っていると突き止めた。

この酵素を抑制できればリーリンの減少を防いで、アルツハイマーなどの精神疾患の治療法開発につながるというのである。

医学や薬学的知識などゼロの自分だが、最近の新薬開発のスピードアップには目覚ましいものがあるのだとは理解できる。

超高齢社会の日本に生きる老人としては加齢とともに認知症リスクを覚悟せねばならないのだが、若しこの〈ADAMTS3〉という酵素と〈リーリン〉というたんぱく質との有効な関係が明らかにされ、アルツハイマー症に対処できる新薬開発がスピードを上げて進むとすればまことに慶賀なことだと思って、このNHKの記事を読んだ。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿