5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

古民家の強さ

2021-06-27 21:11:49 | くらし

27日のコロナ状況、全国で1283人(延796315人)の感染と10人(累14688人)の死亡が確認され、愛知県では41人(延50971人)の感染が報告された、死亡の報告はなかった。

毎日感じる体調の微妙な変化を「すべてコロナワクチンの副反応じゃなかろうかと疑うクセがついた」とビートたけしがTVで語っていた。

同感である。注射後の上腕の痛みや腫れはとっくに退いているのだが、今でもなんとなく痛いなと感じる時がある。いつもと違う後頭部の痛みがあったり、朝起きた時の身体の凝りや足のしびれが強かったり、午後になると倦怠感を感じることなど、みんなワクチンと関係するのではないかと思ってしまう。こんなワクチン神経症はTVがもたらす過情報の所為かもしれぬ。

フロリダのマイアミビーチに建つ高級コンドミニアムが突然崩落して死者や行方不明者が150名以上出ているというニュースは、建物が崩れ落ちる映像がSNSで何度もリツイートされたこともあって、現代建築物の意外なモロさを強く感じさせた。

海浜に近くコンクリートや鉄筋の劣化が想像以上に早かったというのが事故原因のひとつの上げられている。1980年代初めの建築だというのだが、僅か40年で壊れるなぞ考えにくいではないか。日本でも外面だけが美しいマンションが実は違法建築だったと社会問題になることが多いのはどういうことだろう。

脆弱なハリボテ現代建築に比べて、昔の住宅は日本の気候風土にあわせる形で極めてしっかりと作られており、その結果、百年以上が経過しても新築時と同様の強さを維持できているものが多いというのも不思議だ。

地域開発の手法として古民家の再生と再利用が各地の自治体で盛んにおこなわれているようだが、中日WEBの長野版にこんな記事が載っていた。

「築170年古民家の利活用を、塩尻市振興公社など賃借人募る」という見出しのように、 塩尻市の振興公社が「片丘小松家古民家利活用プロジェクト」と銘打って、市内片丘地区にある築170年の古民家を利活用する賃借人を募集するのだという。現所有者が「地域の発展に役立つように使ってほしい」と貸し出しを希望した。

1300㎡の敷地に建つこの古民家は、江戸末期1850年頃のもので、中南信で見られる「本棟造り」という民家形式で作られている。緩やかな勾配の切り妻屋根が特徴的な主屋は、260㎡、木造一部二階建ての12室からなる。

高齢化の進む日本だが、塩尻市内でも空き家が増え、使われなくなった古民家の活用が行政的課題となっている。「地域の発展に役立つ活用方法を提案してほしい」という市側の募集趣旨だが、それこそ古民家のつかい方なぞ様々にありそうだ。

既成概念にしばられない活用こそが望まれる筈で、借り手がついたからといって行政が早々に退いてしまうようなことがあれば、面的な地域開発にはつながらない。金はかかっても行政のコミットが望まれるのだ。

 


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