8/13日から16日は旧盆である。終戦記念日と重なるが、ある意味、戦争というものを家族が話題として取り上げる機会にもなる日だ。一方甲子園では酷暑の中、熱い(暑い)戦いが繰り広げられている。
平和でなかったらこの夏の風物詩をテレビでのんびりと観戦していられないだろう。太平洋戦争が終わって68年。私は戦争を文字や画像でしか知らない。日本は68年間どの国とも戦争をしていない。これはとても幸せなことだと思う。新盆参りをしていると戦争で亡くなった方の位牌も目にする。
中国の領海侵犯を契機に国防について、今までになく様々な議論が展開されている。改憲論議とあいまって一人、一人が真剣に考える時代に入ったのかもしれない。
8/15日は前日に地元の初盆参りを済ませ、叔父や姉・妹と連れ立って志郎叔父の川口の自宅に伺った。昨年7月 16日に亡くなり、今年が新盆である。
祭壇には笑顔の叔父の写真があった。線香に火をつけながら、「本当に仏様になってしまったんだなあ。」と思った。
久しぶりに一族が集まり、昔話に花が咲いた。しばらくして叔母が私たちを別室に案内した。そこには叔父が生前愛用した衣類や調度品が整然と並べてあった。「形見分けに是非。」と叔母が言う。
私は動物の絵柄が入ったネクタイと叔父が好きだった絵画を1点頂いた。他の家族もそれぞれ叔父のゆかりの品を頂、叔父の思い出と一緒に帰宅した。
私もいつの間にか62歳になろうとしている。孫も3人になった。確実に世代が進んでいる。今、自分が出来ることはなんなのか、何をすべきなのか、子供や孫たちに何を伝えるべきなのか、ちょっと真面目に考えてみよう。