お二人さまの老後

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東北の夏祭り その2 青森ねぶた祭りと八甲田ホテル

2014-08-25 11:52:59 | 旅行記

   貸し切りバスに乗り9時にホテルを出発。日本海沿いを走って青森を目指しました。しかし、五能線沿いの道路で折からの大雨で土砂崩れが発生。しばらく白神山地の麓の道の駅で状況の好転を待ちましたが、結局大型バスの運行はできないとのことで予定していた十二湖・青池・千畳敷海岸の観光は不可能になりました。

  急きょ道の 駅で昼食をとり、同じ道を能代まで戻り、大館・弘前経由で青森に向かいました。移動時間が長くかなり疲れました。

  空模様は明るくなったかと思うと再び黒雲に覆われる状況で、予定通りねぶた祭りができるか心配されましたが、青森につく頃には雨は上がっていました。

  時間的には予定より早く3時半頃到着し、早めの夕食時間(17時)までフリータイムになりました。その間、ねぶたの家「ワ・ラッセ」で青森ねぶたのできるまで・作者の紹介過去の作品で見事なものなどを見学しました。

  夕食場所は市民センターの食堂でしたが、そこのお化粧室に跳人の装束を身に着けた若い女性がいて、プロに着付けてもらったそうですが、紫色のたすきをかけとても素敵でした。

  6時近くにバスが迎えに来て観覧場所まで向かいました。観覧席は青森市役所に近くでメインの交差点近くの歩道にパイプいすが並べてありその前列が指定席でした。

  今日の出陣は大型ねぶた22台。割り当てられた場所にスタンバイして、19時20分頃、ねぶたの行進が始まりました。ねぶたは針金に和紙で作られているため、すべてポリエチレン?の覆いがかけられての行進でしたが、明るいライトに照らされて、迫力は十分。

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力強い太鼓・お囃子のほかに「らせら らせら」の掛け声でこどもや若者たちが大勢で跳ねていました。「ねぶた本体」「運行・跳人」「お囃子」の部門別に審査され、その3部門が総合的に優れている団体にねぶた大賞・知事賞・市長賞が与えられるとのこと。

  2年連続大賞を受賞したという某運送会社のねぶたにはものすごい数の跳人(若者や子どもたち)が参加していて「クロネコヤマトのタッキュービン!」と叫んで跳ねていました。よい参加賞がもらえるのかな?

ねぶたを乗せた台車は大勢で引いているのですが、時にはリーダーの合図で両側の観客Dscn5047Dscn5059に向かって駆けてきたり、お囃子方も進行方向だけでなくしばしば観客に向かって演奏していました。

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厳しい寒さや雪に閉ざされる東北では夏の祭りに喜びとエネルギーを爆発させるのでしょう。ねぶたの制作も下絵描きは雪深い厳寒の季節から始められるそうです。

22の団体が一巡したころには雨が降ってきてしまいましたが、十分楽しむことができました。

夫の一首  「叩く吹く跳ねるねぶたは雨を呼び雷神の眼はいよよ輝く」

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  交通規制が解除されるまで待って9時半頃迎えのバスに乗り、宿泊する八甲田ホテルに向かいました。本降りの雨となりホテルに到着したのは10時半頃。

八甲田ホテルは「憧れの八甲田ホテルに泊まる」とツアーのキャッチフレーズにあるだけあって、ログハウス風の造りの立派なホテルでした。

  部屋に入ると入り口わきに洗面所とトイレ、数段上がるとくつろぐ広い空間、さらに数段上がると寝室になっていてとても贅沢な造りでした。

  時間が遅いこともあり温泉も空いていてゆったり汗を流すことができました。

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朝食は夫は和食を注文。私の注文した洋食は桃の生ジュース・柔らかく暖かいトースト・ミネストローネ添えの目玉焼き・サラダ・西瓜・ヨーグルトにレモンティーと期待通りのメニューに大満足でした。 

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天候は今日も雨模様の中、バスで9時頃出発し、八甲田ロープウエイ山麓駅からロープウエイに乗って、山頂公園駅から30分の散策コースを歩きました。雨に濡れた木道は滑りやすく登山靴でないので苦労しましたが、10年前に山酔会で登った八甲田大岳や井戸岳・赤倉岳などを眺めることができ懐かしかったです。ボランティアガイドに聞いたところ今は高山植物の花はお休みの時期でキンコウカくらいだとのこと。10年前大岳を下って酸ヶ湯に戻る途中の上毛無岱や下毛無岱にたくさん咲いていた黄色の花を思い出しました。

散策コースに薄紫色のギボシが雨に濡れて咲いていました。

夫の一句「花擬宝珠雨の大岳八甲田」

この後、酸ヶ湯などを経由して焼山の奥入瀬渓流ホテルで昼食をとった後、奥入瀬渓流沿いを走りましたが、渓流は大雨の影響で濁った水となり渓流に流れ落ちる幾筋もの滝も水量が多く、バスガイドさんが気の毒がっていました。新緑の頃や紅葉の時期に来てみたいものです。

   夫の一句「濁れるもよし奥入瀬は嵐まへ」

十和田湖の休屋から50分間の十和田湖遊覧をして、盛岡から新幹線で帰路につき、帰宅は22時30分頃でした。

天候には恵まれませんでしたが、東北のお祭りを十分楽しむことができた3日間でした。

 

 

 

 

 


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