お二人さまの老後

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平成27年の桜巡りの旅 その2 彦根城と湖東三山

2015-04-21 15:02:28 | インポート
 5時半頃起床し、6時半からの朝食会場に早めに向かう。すでに開いていて窓際にテーブルを決め和食のバイキングを頂く。中国人の一団が沢山のお土産を抱えて出発していきました。
 バスで8時半頃彦根城に向かいました。幸い朝から晴れてきて、お堀にしだれる桜が見事。お城と桜は良く似合います。
 
 表門からなだらかな坂道を登っていくと、お掃除していた人たちが気持ちよく挨拶してくれて地元の人たちが大事にしているお城であることが感じられました。
 
 彦根城は石垣が特に立派なのが印象に残りました。写真は天秤櫓ですが、整然と並んだ左側の石垣より不揃いな右側の石垣の方が頑丈なのだそうです。
 急な階段を手すりにつかまりながら天守閣に登りました。
 
 戻る途中また見事な苔むした石垣がありました。
 
 ソメイヨシノが散り始めていてお堀の花筏は風情がありました。
 
 彦根城は琵琶湖の東、中ほどにありますが、この後バスは南東に下って湖東三山を目指しました。
 三山というだけあって本当に山の中の古いお寺で紅葉の名所として秋は特に賑わうようです。
 最初のお寺は西明寺。苔むした立派な石垣が往時をしのばせます。
 
 西明寺は西を明るくする寺の意味だそうで、平安時代(834年)天皇の勅願により創建され、戦国時代に織田信長の焼き打ちにあいましたが、本堂・三重塔・二天門は信徒がその前の建物に火を放ちすでに焼けていると信長の手下を欺いて守ったそうで、本堂と三重塔は国宝になっています。
 
 薬師如来立像がご本尊ですが住職1代につき1回しか御開帳されない秘仏とのこ。日光・月光菩薩と十二神将が脇で仏様を守っています。十二神将は干支の守り神でもあるそうで、解説の方に卯年と巳年の守り神を教えていただきました。
 戻る途中の桜がきれいでした。
 
 二つ目のお寺は金剛輪寺。
 
 天平時代に聖武天皇の勅願により行基が創建したお寺で、ここも信長の焼き討ちにあい、本尊の聖観音だけは守ったようで国宝になっていますが、秘仏で30年に1度しかご開帳されないそうです。
 回遊式庭園があり水雲閣という茶室もありました。
 
 下っていくと参道の両側に水子地蔵が沢山並んでいたのが印象的でした。
 
 三つめのお寺は百済寺(ひゃくさいじ)聖徳太子の創建で、本尊は十一面観音。1本の木から2体の観音像を造り1体は百済に贈ったそうです。同じく信長の焼き討ちに遭い焼失。
 
 余韻が長く続くことで有名な梵鐘があり撞いてよいというので撞きました。良い音色の余韻が長く長く続いていました。
 
 広い境内には鹿に若芽を食べられないということで三椏が沢山植えられていて花の盛りでした。
 
   三椏の香りを散らす鐘の音   夫の俳句です。