お二人さまの老後

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

雪の根本中堂でありがたい法話をきく

2011-01-18 20:24:49 | 日記・エッセイ・コラム

 今年も1月8日~9日、京都・奈良に出かけました。

 8日は新横浜9時06分発ののぞみに乗り11時08分に京都着。

 宿泊するみやこホテルに荷物を預け、幹事さんが手配したマイクロバスに乗り、まず伏見稲荷に初詣。

 その後、比叡山に向かいました。

 積雪のためドライブウエイは午前中通行止めだったそうですが、幸い午後からは除雪されて通行可能になり、琵琶湖側の登り口から上がっていきました。

 参拝客は少なく、延暦寺の駐車場にはバスと乗用車が数台留まっているだけでした。

 国宝の根本中堂でお坊さんの法話をうかがうことにしました。

                     003

 仏様の前の3基の灯籠には、1,200年間不滅の灯明が灯されていて、その前に正座してお坊さんの法話をうかがいました。

 「この灯明には菜種油を注いでいるが、1,200年間灯明を絶やしたことはない。油を注ぐ時間や当番は決まっていない。決めると他の時間や当番以外の人は油断してしまうから。油断という言葉はそこからくるのだ。」とのこと。なるほどと感心してしまいました。

 お坊さんのお話は優しく、延暦寺の僧は厳しい修行をすると聞いていますが、私たちの座った場所は、ホットカーペットになっていて、外の人には優しい気遣いをするのだと感じました。

 夫にお守りとお札を、それから沈香のお線香をお土産に買い求めました。

 駐車場までの帰路では、木々に積もった雪が陽に照らされ、解けて霧雨のように降り注いでいて 素敵でした。

 根本中堂への道は除雪がされていましたが、阿弥陀堂への道はすっぽり雪をかぶっていて、アイスバーン状態。手摺に掴まりながらやっと上り下りしました。

 夕方には京都市内に戻り、幹事さんに無理をお願いして、三十三間堂近くの柏庵の前にマイクロバスを止めて頂き、お茶の先生へのお土産とお稽古の初釜用にお干菓子を買い求めました。

 鶴・亀・松・竹・梅などのお目出度い形の干菓子で、デパートでは手に入らないものです。

 京都まで来た甲斐がありました。幹事さんとバスの運転手さんに感謝!

 それから「京野菜とお魚がメイン」のアットホームなお店「ふくざわ」で夕食。飲み放題だったので女性陣も大いに盛り上がりました。