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ボム祖母が殺されました。ヨルムのビルの中で。
通報したのは、ヨルム。
後はもう、大混乱・・・。
ヨルムは呆然と立ち尽くしていました。デボムと会うために買った白いワンピースは、血まみれでした。
グノが連行されました。
チャンスとオクスンは、誤解だ、間違いだと泣き叫びながら、刑事に縋りつきました。
葬儀が執り行われました。
ヨルムは、目撃者として、警察で話を聞かれました。
グノはビリヤード場に出入りしていたのかと問われ、ヨルムはどう答えて良いのか、躊躇しました。
その時、オクスンが割って入りました。
チャンスとオクスンも、警察署に来ていたのです。
オクスンは、行った事は無いと言いました。そして、ヨルムを縋るような目で見ました。口裏を合わせてくれと言う気持ちが見て取れます。
この期に及んで?というようにヨルムはオクスンを見ました。
グノが自白したと別の刑事が言いました。
そんなことあり得ない息子は嘘をついているんだと、チャンスとオクスンは叫びました。
しかし、グノは連行されて行きました。
オクスンは、グノは自分と食事をしていたと、証言してくれと、ヨルムに叫びました。
もう、ヨルムは黙っていられませんでした。
私、見たんですと、言いました。
グノがビリヤード場から出てくるのを、服に赤いシミがついていたのを・・・と。
「驚いてビリヤード場に入ると、壁一面に赤いペンキで“死ね”と言う落書きがされてました。そして、床にボムの祖母が・・・。」
グノがビリヤード場に入るところも、ボム祖母がその後入っていくところも、監視カメラの映像に写っていました。
ヨルムの証言は、真実だと確認が取れました。
刑事が言いました。
「通報すべきだった。以前の落書きがグノの仕業だと分かった時に。」
ヨルムは後悔しました。通報すべきだった、していたら、こんなことは起きなかった・・・と。
自分のせいだと。
ソウルに着いたデボムに、イ教授が興奮して言いました。
イ教授がデボムの協力で発表した論文を、その道で有名なホーランド教授が見たと言う連絡が入ったと。
論文について話がしたいと言っていると。
ジヨンはソンミンからこの事件を知らされました。
すぐにデボムにも知らせようとしました。
ところが、その時、丁度、ホーランド教授から連絡が入って、イ教授とデボムは、討論中だったのです。
それを見たジヨンは、デボムに知らせることを止めました。
デボムに、このまま才能を伸ばしてほしかったのです。
葬儀場に戻ったヨルムを、ボム父がいきなり殴りつけました。
「何故通報しなかった何故そんな危険な場所に母さんを呼んだんだ通報さえしていれば・・・。」
お前のせいで、母さんは死んだんだ・・・と。
ソンミンたちがボム父を抑えました。ハヌルも、理不尽なことを言うなと止めました。
周囲の人たちも、必死に止めました。
それでも、皆、多かれ少なかれ、心の中ではそう思っていたようです。ボムでさえ・・・。
そんな雰囲気が感じ取れました。
ヨルムは、葬儀場を出て行きました。
が、帰る気にはなれません。本当の祖母のようだった人を、見送りたかったのです。
それに、ボム祖母が亡くなった場所ですからね、家は。
デボムは、ホーランド教授から、公式の問題点を指摘されました。
ホーランド教授も解明できない事らしく、イ教授も行き詰っています。
デボムの探求心に火がついたようです。
研究室と図書館を往復し、必死に難問に取り組み始めたのです。
イ教授は、そんなデボムを嬉しそうに見ていました。これがイ教授の望んだ事でした。
イ教授が論文を完成させるためには、デボムの能力が必要だったのです。
朝になって、ジェフンが駆け付けて来ました。
祖母の遺影の前に座り込んで食事もしないでいるボムに、デホが無理やり食事をとらせようとしました。
強引なやり方に、ジェフンはムッとしましたが、デホはボムのためにやってることだと分かり、止められませんでした。
ボムは、やっと食事を口にしました。
それを見たジェフンは、何も出来ない自分がさらに情けなく思えたようです。
ジヨンが来ました。やはりデボムには知らせないつもりのようです。
でも、いくらか吹っ切れたような感じです。
ソンミンとジュン親子に洋服を買ってきていました。
ありがとう・・・と言いました。友達でいてくれて・・・と。
そして、急には難しいけど、雑には扱わないし、ちゃんとソンミンを見ると言いました。
それだけでソンミンは嬉しくなりました。
チャンスとオクスンもやって来ました。
ボム父は掴みかかりました。
大騒動になりましたが、そんな中でも、オクスンはグノの無実を叫んだのです。
そんな騒動を、ヨルムは遠くから見ていました。
夜になって誰もいなくなった時、ヨルムは一人祭壇に花を手向けました。
ごめんなさい・・・と泣きました。
その泣き声を、ボムは、控室で泣きながら聞いていました。でも、ヨルムに会う気にはなれませんでした。
翌朝の出棺を、ヨルムは遠くから見送りました。
ビリヤード場に戻って来たヨルムを、オクスンが強引に自宅に連れて行きました。
オクスンは、グノの嘆願書を差し出し、署名を求めました。
いくらヨルムが断っても、オクスンは縋りつきました。
「以前の落書きは確かにグノがした。でも、息子はメガネを失くしてあの日は裸眼だった。何も見えないから、落書きなんて出来ない。」
ヨルムも堪忍袋の緒が切れました。
自分勝手じゃないですかと。
ボム祖母は、グノは優しい子だと庇ってた、そんな人をグノは殺した、自分の息子の事しか考えられないんですか・・・と。
グノ・・・犯人じゃない気がするわ
イ教授の助手(・・・かな?)のウンミは、ジヨンの友人でもありました。
ウンミは、ふとしたことから、イ教授がもう一人の男性助手に指示して、大学の掲示板にデボムとイ教授のことを書き込ませた事を知りました。
それによって、デボムが協力せざるを得ない状況にしたわけです。
ウンミは迷った挙句、その話をジヨンにしました。
ジヨンは、イ教授に、研究に没頭し過ぎるデボムが心配だと言いました。遠回しに、デボムを止めてほしいと言いたかったのでしょう。
でも、イ教授は、それがデボムの本来の姿だと言いました。
穴倉に閉じ籠るのがデボムだと。
イ教授は、デボムを利用したいだけだとジヨンは気づきました。
ボム父は、金輪際お酒は飲まないと、ボムとハヌルに誓いました。
やっと、目が覚めたようです。
仕事もすると言いました。そして、ボムに生活費の管理を頼んだのです。
ここに来た時、自分に失うものは何も無かった・・・とヨルムは思いました。
どう生きて行けばよいのか、目標も失い、自信もありませんでした。
そして、皆に会った・・・。笑顔を取り戻させてくれた人々に。
徐々に本来の自分を取り戻しました。
でも、やっぱり来るべきじゃなかった・・・と思いました。
自分さえ来なければ、デボムは辛い過去を思い出さなかったし、ボム祖母はボムやハヌルとずっと幸せに暮らせたわけで。
“私は、来るべきじゃなかった”
ヨルムは、ジェフンに預けていた犬を引き取りに行きました。
その時、ジェフンが言いました。ここを離れるかもしれないと。
両親が、アメリカに戻れと言って来たようです。
まだボムには話していません。
ジェフンは、自分がボムに何もしてあげられないことを自覚し、自信を失っていました。
ボムのために、ここに居続ける理由が無いと思えたのでしょう。
「怖いんだ、忘れられそうで。」
と、ジェフンは言いました。
「離れて行く人は離れて行けばいい。自分を嫌う人は嫌わせておけばいい。でも私は、いつどこであっても、あなたを好きになる。笑顔で抱きしめる。あなたをそれくらい大好きなの。ボムも同じよ。」
ジェフン、少し元気になりました。
ヨルムはボムに会いに行きました。
会いたかったとヨルムが言いました。
ごめんね・・・と。
ボムは分かっています、ヨルムが謝る理由は無いということを。
でも、祖母の事を考えると、まだヨルムの顔をまともに見る事は出来ませんでした。
また今度・・・とボムは背を向けました。
ジヨンは、ソンミンから、ヨルムが街を出て行くと知らされました。
もう黙ってはいられないと、思いました。
デボムを探し、告げました。
「ヨルムさんが街を出る。」
ジヨンの話に注意を払おうとしなかったデボムですが、思いもよらない一言に、意識がはっきりとしました。
駆け出しました。
ヨルムは、犬を連れて、ビリヤード場を出て行きました。
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