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ボムのサプライズパーティに、デボムも実は誘われていました。
だから、ソウルからの帰り、物凄く急いで車を飛ばしました。
理由を知らないジヨンは、いつになく急いでいる様子のデボムに、戸惑いました。
が、デボムがヨルムのビルに行った時には既にパーティは終わっちゃってて。
でも、ヨルムが犬の散歩に出て来たのと、バッタリ。
それだけでデボムは満足げでした。
早朝ジョギングをしているデボムに合わせて、ヨルムもジョギングすることにしました。
デボムは、ヨルムに合うコースを考えてくれたりして、とっても乗り気。
毎日となると、ヨルムはちょいと無理かも・・・としり込みする気持ちもあるのですが、そこは何とか頑張れそうな気分になっています。
「僕はデボムと言います。」
と、デボムが言いました。
いつも、ヨルムは自分のことを“司書さん”と呼んでいるのを、名前で呼んでほしいと思ったようです。
親しみがわきますもんね
付き合い始めた中学生の様な2人です。
ヨルムはある日、デボムを映画に誘いました。
ところが、ヨルムの勘違いで日付が違ってて・・・
仕方が無いので、2人で食事をすることになりました。
デボムは店もあらかじめググってて。
ヨルムに映画を誘われる前に、食事に誘おうと思っていたんです、実は。
その時、デボムが、一冊の地元紙を差し出しました。
先日、2人で老婆にインタビューして、ヨルムが書いた記事が載っているのです。
2人が食事をしていたら、通りかかった酔っ払いのアジョッシが、勝手に転んだのを、デボムの足に引っ掛かったと言いがかりをつけてきました。
ヨルムは、むっとして言い返そうとしましたが、デボムはアジョッシを手を貸して立ち上がらせてあげました。
大ごとにならず、そのままアジョッシは行ってしまったのですが。
後で、分かったことに、2人の食事代をそのアジョッシが支払ってくれていたんです。
もしかしたら、自分の非を十分承知していたのかもしれませんね。
照れ隠しのために言いがかりをつけちゃったけど、やっぱり罪悪感から、支払って行ったのかも。
ヨルムは、デボムがどうして怒らないのか不思議でなりません。
腹が立たないの?それとも我慢してるの?と、ヨルムが聞きました。
「人は人、僕は僕、そう考えるんです。僕自身のために。」
と、デボムは答えました。
自分とは次元が違う・・・とヨルムは思いました。
楽しい時間を過ごして帰宅したのに・・・。
ヨルムのビルのシャッターに、また落書きがされていたのです。
“お前が ソナ 殺す 見た”
その瞬間、デボムの表情が変わり、踵を返して駆けて行ってしまいました。
大丈夫ですか?と言うヨルムの声など、聞こえない感じです。
デボムは、パニックを起こしたようです。
必死に自宅に駆け戻り、薬を飲みました。窓のカーテンを閉め、うずくまりました。
悪夢のような過去が蘇りました。
ジヨンは二人を見るのが、辛くてたまりません。
追い打ちをかけるように、ジヨンの車がエンスト。
こんな時来てくれるのは、ソンミンしかいません。
ジヨンはソンミンの前で我慢していた涙があふれてしまいました。
いきなり泣き出したジヨンに、ソンミンは驚き、焦りました。
何があった?と聞いても、ジヨンは答えてくれません。
ただ、ありがとう・・・と一言。
「あんたしかいない。」
ソンミンは、その一言だけでとても嬉しく思いました。
ヨルムは、降りているシャッターの鍵を壊し、引き上げました。
落書きが見えないように。
イ教授が発表した論文に関して告発がなされました。
お金で弟子のアイデアを買ったと言うモノです。デボムが売った論文のことですよね。
大学で倫理委員会が開かれることになり、それにデボムの出席を求められたのです。下手をすると、イ教授は学会から追放されることになる恐れもあります。デボム自身にも影響が及ぶ恐れもあります。
アイデアを売ることは重大問題なので。
ジヨンにその旨の連絡が入りました。
なにせ、デボムは携帯を持っていませんから。連絡の取りようがないのです。
デボムが図書館に来ないのを心配していたジヨン。
そこにヨルムが来ました。そして、落書きの一件を聞いたのです。
ジヨンはデボムの家に駆け付け、カーテンを開けました。
倒れているデボムに声をかけました。
僕は大丈夫・・・とデボムが呟きました。
ジヨンはデボムを主治医の元に連れて行きました。
トラウマは忘れているようでも、体が覚えてる・・・と主治医。休ませてやることだと。
落書きをしたのは、チャンスとオクスン夫婦の息子グノでした。
グノは障がい者のようですね。
悲鳴のように、ソナの殺人について言い続けています。
オクスンたちは、それを必死に隠し通そうとしているのです。もしかしたら、グノは目撃者
ジヨンはデボムの亡き姉ソナの友達だったようです。
だから、デボムの家族のことをよく知っているのでしょう。
デボムが事件の時、その後、どれほど苦しんで来たか、どうやって立ち直って来たかを見ているのでしょうね。
黙ってはいられませんでした。
すぐにヨルムを訪ねました。
ジヨンは、ソナの事件のことを、ヨルムに話しました。
デボムが、ソナの遺体の第一発見者であり、自殺した母を最初に発見したのも、デボムだったと言いました。
自分が家族を殺したと苦しんでいる・・・と。
そして、ボムの病院代を払ったのも、デボムだと言いました。
かつての恩師に自分の論文を売ると言うことでお金を工面したことも。
そのために、教授が苦境に立たされていて、デボムがソウルに行かないと大勢の人生がめちゃくちゃになるんだと。
「あなたがデボムをどう想おうとかまわない。でも、あなたのせいでデボムが壊れるのは嫌。やっとここまで来たの。眠れないから一人で走るの。いつも一人でいるの。そうやって必死に耐えて来たの。それが無駄になった。」
家に閉じこもって、いつ出て来るか私も分からない・・・とジヨンは言いました。
デボムの人生を引き受けられる?と、ジヨンがヨルムに聞きました。
「私は出来る。今まで通り。これから先も。」
去る事が出来ないのなら、手を貸して・・・とジヨンは言いました。
ヨルムはその夜、デボムが1人海岸で海を見つめているのを見かけました。
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