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まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『浪漫ドクターキム・サブ2』5話まで

2021-11-17 13:59:30 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウジンはこれまでたった一人で生きて来ました。

だから、年齢以上に人生経験をしていると言えます。

考えが違うと線を引き、バカにして見下す、ひどくけなす。利己主義と二分法的思考で味方じゃなければ敵になる。白と黒しかない世界に生きている人の如何に多い事か。

そんな蔑視と嫌悪に満ちた環境で、ウジンは人に何の期待も希望も抱けなくなっていたようです。

それは、ウンジュも同じでした。

しかし、今、キム・サブという存在が彼らの人生に忽然と姿を現したわけです。これまでに出会った事の無い、別タイプの人間が。

 

突然、ト理事長の命令で国防長官の主治医としてパク医師たちがやって来ました。

ウジンは激怒しました。

執刀医の許可が無ければ、担当を変わることは出来ないと、譲りませんでした。

勿論、チャン・ギテやオ看護師長、ナム医師たちも、憤りました。

対抗策を・・・と言いあっている時、長官の容体が急変したと言う連絡が入ったのです。

 

キム・サブたちが駆け付けた時、ウジンが心臓マッサージをし続けていました。

キム・サブに状況報告をしたウジン。

パク医師は、これからは私たちが・・・と、キム・サブを遮りました。

が、キム・サブは次々に治療の指示を出します。

「万が一の事があったら責任を取れますか

と、怒鳴ったパク医師。

患者を救えますかと、直後に怒鳴ったキム・サブ。

まずそう聞くべきじゃ?・・・とね。

一本取られた格好のパク医師。キム・サブに場所を空けるしかありませんでした。

 

心停止と言う緊急事態に、キム・サブはその場で傷口を開き、自らの手で直接心臓のマッサージを始めました。

その場でいた皆が驚き言葉も出ませんでした。

随行員の一人が、ただちに止めさせてくださいと、叫びました。

しかし、チャン・ギテは言いました。キム・サブは最善を尽くしていると。必ず助けるので、信じてくれと。

息を飲んで見つめる皆。

そして、心臓が再び動き始めたのです。

皆がほっと息をつきました。

パク医師は圧倒された表情です。

 

よく頑張ったな・・・と、ナム医師がウジンに声をかけました。

オ看護師長もウジンを褒めました。キム・サブが来るまで患者を守ったことを・・・です。

ウジンは自分が本当に緊張し、疲れ切っていることを直後に感じました。

しかしそれは決して悪い感じじゃなかったようです。満足できる仕事をしたという達成感のせいだと思います。

初めてウジンの笑顔が見えました。

 

パク医師はキム・サブに言いました。流石です、感動しました・・・と。

「開胸マッサージが成功したのを初めて見ました。」

運が良かっただけだと、キム・サブ。

しかし、猶更、パク医師にはキム・サブが何故こんな田舎の名も無い病院にいるのか、理解出来なくなったようです。人並外れた実力を持っているのに・・・。

「患者がいるからです。」

と、キム・サブ。

それでもやはりパク医師はそれは本心だとは思えなかったようです。

ずっと気になっていて、会いたかった・・・とパク医師。

「会ってみて分かりました。変わり者か、或いはとんでもない嘘つきか。」

パク医師には、代償のない善意は信じられないのです。経験が無いから。

 

翌朝、トルダム病院の前に集まっていたマスコミに対して、パク医師は国防長官の容体についての会見を開きました。まるで自分たちが手術を成功させたかのように・・・です。

スタッフたちは、激怒。

特にオ看護師長は怒りを抑えることが出来ません。

 

ウジンも、激怒してキム・サブに何とかしろと詰め寄りました。

が、キム・サブは放っておけと言うだけ。

傍にいたパク看護師に同意を求めたウジン。

気持ちは分かります・・・とパク看護師。

「でも、キム・サブ先生の意思ですから。意見を言えないのではなく、尊重してるから従うんです。」

尊重・・・そんな言葉、きっとこれまでの人生でウジンは聞いたことが無かったのでしょう。心が動いたようです。

 

それにしても、ウジンの表情から、暗さが少し消えた気がします。

普通の青年になりつつあります。


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『浪漫ドクターキム・サブ2』4話まで

2021-11-16 16:10:46 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

キム・サブはしばし後、対処法を考え付きました。

ウジンは驚きました。

どうしてその方法を採ろうと思ったのか、全く分からなかったからです。そして、スタッフたちがそのまま信じてキム・サブの指示に従うのも、理解出来ませんでした。

 

一方、ウンジュは、手術恐怖症の発作が起こりました。

必死に堪えようとしました。でも、どうしようもありません。

堪え切れず、とうとう手術室を飛び出してしまいました。

そしてトイレに駆け込み、吐いたのです。

泣けて来ました。

その様子を、偶然トイレにいたアルムが目撃しました。

 

キム・サブの方法は成功しました。

出血箇所を突き止め、適切な対処が出来たのです。

国防長官は命を取り留めました。予断を許す状況ではありませんが。

 

この様子を、随行員の一人がずっと見ていました。

彼は心の底から国防長官と秘書の容体を心配しているように見えます。仕事とか立場というのを超えて。

パク看護師は、その視線に気づいています。

 

国防長官が事故に遭ったという報道が出ました。

まだトルダム病院にいるということまでは出ていません。

この時点で、ト・ユンワンは動きました。公になったのなら、自分たちの手柄にしてしまおうって事かしら

よりによって、パク医師を主治医にしましたよ。

パク医師に異論は無いでしょうね。名を売るチャンスですから。

 

ウジンはキム・サブに聞きました。

国防長官の手術において、もっと安全な方法を考えても良かったんじゃないかと。仮にも国防長官なんだからと。

「その人がどこの誰でどんな立場であろうと、手術室に入れば患者だ。他の事は考えない。考えるのはただ一つ。何としてもこの患者を救うということだ。」

救うためなら何をしても良いと?と、ウジン。彼はキム・サブが採った方法が無謀だと思っていたのです。

「あの方法が上手くいったのは、ただの勘と運だったもし勘が外れて運が無かったら、長官はどうなっていたと

と、ウジンは言いました。

勘と運だとと、キム・サブ。

「そうとしか思えないなら、お前も大したことない。」

 

ムカつくウジンです。

しかし、直後に、キム・サブの目は広く確かだと言う事を思い知らされるのです。

それは他でもないウジン、自分自身のことをしっかりと把握されていると気付かされたからです。

手術中のウジンの様子を見て、瞬時に脇腹の怪我に気づき、薬と検査の手配がなされていたのです。

悔しいけど、キム・サブの見方を変えなくてはいけないかもしれないと、ウジンは思ったでしょうね。

 

ウンジュの方はと言うと。

必死になって、吐き気を催した言い訳をしました。食べたモノが悪かったようだ・・・なんて。

そんな事に騙されるキム・サブじゃありません。

何故この病院に来た?何をして追い出された?と、キム・サブ。

「追い出されたんじゃなくて、自分が望んだんです。」

と、ウンジュ。まぁ、確かに停職処分とトルダム病院のうち、自分がこの病院を選んだわけですが。

「素直に認めるのがそんなに辛いか?プライドが傷つくからか?」

と、キム・サブ。

何のことやら・・・とウンジュはしらばっくれようとしました。

だからそのざまなんだと、キム・サブは呆れたように言いました。

「今後、俺の手術室に入って来るな。患者を残して逃げ出すような奴は不要だ。どんな言い訳も通用しない。手術室に私情を持ち込むな。恐怖症のせいで過呼吸になっても、逃げだすようなヤツに医者の資格は無い。外科医がそんな心構えじゃ患者の心臓にメスを入れられないぞ。患者を殺す気かそんなヤツは医者を辞めろ

 

ウジンもウンジュも、キム・サブに一喝されたことになります。

 

泣きながらウンジュは控室に戻って来ました。

帰ろうと、辞めようと思いました。

泣きながら私物を片付け始めました。でも、あまりにも辛くて、帰ることもできませんでした。

 

泣きじゃくるウンジュを、アルムが慰めました。

ウンジュはプライドの塊でした。おそらくそれは劣等感の裏返しだったのでしょうが。

誰よりも必死に勉強して来たと言う自負があります。成績も優秀でした。

なのに、こんな田舎の病院に追いやられて、挙句の果てに医者を辞めろとまで言われて・・・。

ウンジュはきっとこんな愚痴を同僚に・・・と言うより後輩に吐き出すなんて、初めてだったでしょうね。

アルムはウンジュが後輩たちの憧れだと言いました。

女性を軽視する教授の元、決してくじけず耐えているウンジュの姿を後輩たちは見ていたのです。

「その上、有能な人にスカウトされたじゃないですか。」

キム・サブのことです。

 

実は、アルムはキム・サブが教授からウンジュの話を聞いて、トルダム病院にほしいと言っていたのを、聞いていたのです。

アルム、グッジョブ

キム・サブはウンジュの能力、状態を全て知った上で、欲しいと言ったのです。

まさか・・・とウンジュはにわかには信じられません。

でも、アルムは確かにこの耳で聞いたと言いました。

少し元気が出たウンジュでした。

母には、大丈夫だと明るく電話しました。

 

ところで、ウジンが倒れたウンジュを背負って走ったのは、一度じゃなかったみたいです。

本当はウンジュのことを想っているのでしょうね。気にかけていますもん。

ウンジュも、いつも突っかかるのは、ライバルであるのと同時に、意識してしまう相手だからでしょう。

ウジンは、ウンジュの前でも強がってしまいます。

例えば、本当はブラックコーヒーが苦手なのに、好きなフリをしたり。後でたくさん砂糖を加えて飲む羽目になるのに・・・。

 

キム・サブ先生はどんな人だと思う?と、ウンジュがウジンに聞きました。

「興味は無い、俺は金を貰うだけだ。」

と、また悪ぶるウジン。

でも、一方で、ウンジュがキム・サブと言う医師をどう感じているのか、自分が考えを変えたようにウンジュも変えたのか、期待したようです。何故?と、聞きました。

だけど、ウンジュは気になっただけと答えました。

 

そして、とうとうパク医師たちコサン大学病院のスタッフ一同がトルダム病院に乗り込んで来ました。

トルダム病院には何の連絡も入っていませんでしたから、突然やってきて、国防長官の治療を担当すると言われて、キム・サブをはじめとした面々は驚きました。

 

パク医師は、初めまして・・・と挨拶しました。

本当は初めてじゃないけどね。これが彼のプライドでもあるのでしょう。

 

ト理事長も一緒でした。

相変わらずキム・サブとは丁々発止です。

 

おまけに、ウジンをコサン大学病院から追い出した張本人が、パク医師ですもんね。

ウジンに散々嫌味を言い続けたヤン医師もいますよ

よりによって・・・と言う感じです。

 

そこに、マスコミが

国防長官の入院先がばれたのです。

と言うか、ト理事長の仕業みたい。

嵐の予感。


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『浪漫ドクターキム・サブ2』3話まで

2021-11-16 10:43:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

キム・サブは、自室にウジンを連れて行き2人で話をしました。

ウジンが決して浮ついたりチャラかったりするのではなく、切実にお金を必要としていると感じたのでしょう。

どうもウジンは一家心中の生き残りのようです。

両親を失って幼い頃から苦労を重ねてきたのでしょうね。

でも、そんなことは一切話しません。お金が必要な理由を明かさないのです。

 

キム・サブは、コサン大学病院での手術について聞きました。胸部外科をわざわざ呼んで合同手術にした理由です。

胸部外科の専門だと判断したとウジンは答えました。

「本当にそれだけか?」

と、キム・サブ。

「専門外の手術で責任を取りたくなくて、避けたんです。」

と、ウジンは本当の理由を言いました。生き残るためです・・・と。

「だったら何故内部告発をした?」

と、キム・サブ。中身を知らないと値段をつけられないからな・・・と。

「浅はかだったんです。一時の判断ミスで医者としての未来を失いました。今は後悔しています。」

キム・サブは、今日は泊って、明日帰れと言いました。雇わないと言う事です。

「俺が必要なのは医者だ。」

 

一旦は部屋から出たウジン。

でも、思い直しました。

縋ろうとしました。ここしか自分の行く場所は無いと分かっていますから。

と言うより、切実にお金が欲しい今、稼げる手立てはここしか無いのですから。

キム・サブの部屋に戻り、言いました。

「1週間だけ時間をください。手術だけは自信があります。実力で先生の考えを変えてみせます。」

今まで、それにこれからも人に値段などつけたりはしない・・・とキム・サブ。

「まずは1000万Wを。」

と、ウジン。だめですか?・・・。

その必死さに、キム・サブは彼について問い合わせた者から聞いた話を思い出しました。ウジンが学費の返済をするために夜の店で働いている噂もあったと言う話です。噂じゃなかったのかもしれないと思ったでしょうね。

キム・サブは了承しました。お金のことも・・・ですよね。

 

この間、ウンジュとアルムは待たされ続けていました。

しびれを切らして、帰ろうとしたウンジュ。

その時、ぺ・ムンジョン医師が。

ウンジュ、ぺ医師に憧れていたようですね。離婚したとチャン・ギテから聞き、考え直しました。

もう一度、椅子に座り直しましたよ

チャン・ギテ、ウンジュの気持ちを察し、何だか嬉しそうです。

 

翌日から、ウンジュ、ウジン、そしてアラムは勤務開始しました。

 

アラムは、一番最初に病院に現れ、職員たちに嬉しそうに自己紹介しました。

自ら希望して来たので、表情も明るいです。ちょいとノー天気な感じもしますが。

そこで思わずアルムが呟いてしまいました。朝は意外と患者が少ないですね、と。

これ、トルダム病院ではタブーの言葉でした。皆の表情が険しくなりました。

その言葉を出したら、急患が押し寄せると言うジンクスがあるんだとオム看護師が教えてくれました。

そして、すぐにそれが事実だと言う事が分かりました。

交通事故の患者が来ると言う連絡が入ったのです。

 

ウンジュとウジンは・・・と言うと、朝から口喧嘩の真っ最中でした。

ま、一方的にウンジュが突っかかってる感じですが。

お互い、何故ここに来る羽目になったのかという事情聴取って感じ?

でも、そこにぺ・ムンジョンが出勤してきたので、一気にウンジュが

チャン・ギテが気づいたように、ウジンじゃなくても誰でもウンジュの気持ちは察せられますよね。

急患の連絡が入りました。

 

急患は国防長官と秘書の二人でした。

随行員たちは、すぐに処置室を空けろと言いました。

しかし、オ看護師長は、それを拒否。いくら長官だと言っても、他の患者を追い出すようなことは出来ないと。それがルールだと。

随行員たちは、仕方なくそれに従いました。

国防長官を救うためだと納得するしかありませんでした。まだまだ理解のある人たちです

 

患者が運ばれてきて、一気に緊張感が。

国防長官の診察に当たったのは、ウンジュとウジン。

かなり危険な状態だと判明。

実はウジン、借金取りに暴行を受けて、右わき腹辺りを負傷していました。それを秘密にして治療に当たっていたのですが、いつものように上手く出来ません。

それをウンジュは敏感に察しました。が、この時はまだ理由までは思い至れず、ウジンの腕をけなすように言うだけ。そうなると、ウジンは意地でもやり通すわけで・・・。

 

その時、キム・サブが。

すぐに手術しないと、患者は死んでしまうと、手術を指示。

ウジンとウンジュは、検査もせずに?と、信じられない思いでキム・サブを見ました。

キム・サブは、長官の主治医から連絡を受けていたのです。

長官には持病があって、長く服用している薬もあるということ等、詳細を聞いていました。

 

ウジンに助手を命じました。

ウンジュには、手術室の前で待機していろと。

手術中に寝てしまったことも知っていたので、ウンジュは焦りました。

 

トルダム病院に国防庁の制服組の者たちが大挙やって来ました。

こんな田舎の病院に運ぶとはと、最初から喧嘩腰で、随行員に言いました。

ヘリを用意し、ソウルに運ぶと、大声を出した時、

「到着前に死亡しますよ。」

と言うキム・サブの声が。主治医と情報を共有し緊急手術の同意を得ていると言いました。

キム・サブに任せてください・・・と、電話に出た主治医も言いました。

 

危険な手術だと主治医は言いました。

キム・サブもそれを十分承知していました。

 

ウジンはキム・サブとスタッフたちの連携の良さを信じられない思いで見ました。

信頼があって能力があるチームゆえ、この手術が出来ると感じたでしょう。そして、自分も臆している場合じゃないと、頑張ったのです。

 

そして、遅れて呼ばれたウンジュは、緊張しながら手術室に入りました。

ウジンに場所を代わってもらい、施術開始。

 

出血が止まりません。

キム・サブも悩みました。

ウジンは、手術が失敗するのか?と、不安になりました。

 

ト・ユンワンにも、一報が入っていました。

しかし、トルダム病院には行かないと秘書に言いました。

キム・サブはこういう機会を逃さない・・・と。キム・サブの能力を信じていると言う事ですよね。

一方で、この手術が誰にチャンスを与えるかは、まだ分からないと考えています。


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『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』3話まで

2021-11-15 21:59:57 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

カジンは相変わらず悪夢にうなされていました。

炎の中、平原王が血みどろになって殺戮しているシーンです。

カジンは必ず泣いて目が覚めました。

 

カジンの養父ヨム・ドゥクが天誅房の仲間マ・テモに襲われました。

カジンの行方を吐かせるためです。

介抱するタラ・ジンとタラ・サンに、カジンには絶対に帰ってくるなと伝えてくれと言いました。

 

カジンは、オン・ダルの家をこっそり出て行きました。

目の見えないサ氏夫人ですが、気配でそれを感じ取っていました。何も言いませんでした。

 

カジンの前にタラ・ジンが現れました。

ジンはヨム・ドゥクの伝言を伝えました。

帰って来ずに産みの親を探せと。

 

カジンは、この時まで自分が養女だとは知りませんでした。

天誅房の頭トゥ・ジュンソがカジンを拾い、家族のいないヨム・ドゥクに預けたと言う事でした。そして、産みの親を探す手掛かりとなるのは、カジンが拾われた時に持っていた青玉の首飾りだと。

ところが、マ・テモがそれを奪って行ったということです。

 

その時、オン・ダルが帰って来ました。

顔を見られた相手なのにカジンが殺していなかったことが、タラ・ジンには驚きでした。

オン・ダルはこのままカジンを行かせても良いのか、心配していました。

タラ・ジンは、2人の様子を、面白そうに見ていました。いつものカジンじゃないし、オン・ダルはオン・ダルで、カジンへの好意を隠そうともしないし・・・ね

「気をつけろ。怪我するなよ。大切な命だ。」

と、オン・ダル。

カジンは、そんな言葉をかけられたのは、初めてだったのでしょうね。どう答えればよいのか、分からない表情でした。

 

カジンは天誅房の頭トゥ・ジュンソの前に跪きました。

どんな罰でも受けるので、父を帰してほしいと。

この時、ヨム・ドゥクは牢に入れられていたのです。

トゥ・ジュンソは再度王を狙うよう言いました。

カジンは、その前に聞きたいことがあると言いました。

「私は誰なんですか?」

知らなくていいことだ・・・とトゥ・ジュンソ。

「お前は天誅房一の刺客で、私の大事な刃だ。記憶を取り戻しても何一つ変わりはしない。」

だとしても、まずは自分の事を知りたいです・・・とカジン。頭が話してくれないなら、自分で突き止めるまでですと。

愚か者めと、トゥ・ジュンソが言った次の瞬間、何か煙幕のようなものを当たりにまき散らしました。

それを吸ったカジンは、その場で倒れてしまいましたよ。

 

カジンが去った後、オン・ダルは心ここにあらずと言う雰囲気で、ぼんやりとしたり、思い出し笑いをしたり。

知り合いのウォルは、カジンのせいだと察しています。

ウォルは子供ながらにしっかりしていて、随分年の離れたオン・ダルと対等な物言いをします。

そんなウォルから、カジンの父親に何かあったせいで、カジンが悩んでいたと聞いたもんだから、オン・ダルはじっとしていられなくなっちゃった。

すぐにスンノ部族が住む幽霊谷に降りて行き、村長のサ・ウナムに天誅房について聞きました。

アジトの場所を聞いたオン・ダルは、サ・ウナムが引き留めるのも聞かず、飛び出して行きました。

 

山を駆け、谷を渡り、オン・ダルはカジンの元へひた走りました。

 

途中で運よくタラ・ジンと会う事ができたオン・ダル。

タラ・ジンは、青玉の首飾りを探し出して来たところでした。

一緒にヨム・ドゥクの元に行きました。

カジンが囚われていると聞いたオン・ダルは、囮になることを快諾。

見張りを引きつけている間に、タラ・ジンとタラ・サンが見張りを倒し、牢のカジンの元に行くことが出来ました。

 

ヨム・ドゥクはカジンに養女になった経緯を話して聞かせました。

そして、青玉の首飾りをカジンに渡しました。

マ・テモたちが来たと知り、タラ・ジンたちと一緒にヨム・ドゥクは家に戻って行きました。

カジンは、オン・ダルと共に抜け穴から逃げ出しました。

 

その頃、トゥ・ジュンソにコ・ウォンピョから手紙が届いていました。

カジンの首を届けろというものです。

しかし、その命令に従うつもりは無さそうです、トゥ・ジュンソは。

カジンがピョンガン王女だと言う事は、大きな利用価値があると言う事ですからね。

娘の手で父王を殺せば、高句麗は大きな衝撃を受けることになります。高句麗に恨みを持つトゥ・ジュンソは、高句麗と言う国が潰れるのを願っているのでしょう。

トゥ・ジュンソは、刺客を辞めようとしているカジンに、再度薬で言うことを聞かせようと考えています。

昔、ピョンガンに記憶を失わせ、刺客カジンに育て上げたように。

 

逃げながら、カジンはオン・ダルに聞きました。いつから刺客だと知ってるのかと。

最初から・・・とオン・ダル。

「言えば、俺を殺しただろう。また人を殺させたくなかった。」

オン・ダルの優しさがカジンに沁みて行きました。

 

王宮に行くと言うカジンを、オン・ダルは止めました。

記憶があっても仕舞い込んで生きる人もいるし、親が見つかっても幸せになれるとは限らない・・・と。

でも、カジンは悪夢の正体が知りたいと言いました。いくら怖くても自分が誰で何故苦しいのか突き止めなくては何も出来ないと。

「できるさ。先の事だけ考えればいい。」

オン・ダルはそう言いました。

オン・ダルの話を聞いて、山で暮らす前に何かあったのではと、カジンは思いました。

オン・ダルは答えませんでした。

カジンは都に向かい、オン・ダルも後を追いました。

 

トゥ・ジュンソは、カジンの捜索をマ・テモに指示しました。

絶対に殺すなと言いました。

 

ある日、コ・ゴンは屋敷に来た男を見て、祭祀の時、刺客の巫女に剣を投げて寄こした仲間の男だと気付きました。

その男は天誅房からの手紙を届けに来た人物です。

後をつけると、途中で気づいた男は逃げ出し、ある屋敷の辺りで見失ってしまいました。

そこにいたのは、ソノ部族長の養女へ・モヨン。

頭の切れる女性のようです。

 

カジンは、先日王宮内で会ったコンソン夫人が自分の事を知っているような素振りだったことを思い出しました。

まずはコンソン夫人に会おうと考えました。

しかし、カジンの一件以来、王宮は厳重な警備が敷かれていて、おいそれと近づく事も出来ない有様です。

オン・ダルは情報通と言われている薬草店の主に会えば、何か良い方法が見つかるかもしれないと言いました。

 

平原王は、お酒におぼれているうえに、今では薬物中毒にもなっていました。

コ・ウォンピョたちが、密かに香に薬を忍ばせているようです。

精神は混乱し、幻覚もしょっちゅう見るようになっていました。

ピョンガンの幻が見えると、大騒ぎし、ピョンガンのモノを全て捨てさせたりしています。

 

コ・ゴンは刺客の似顔絵を描かせていました。

それを見たコ・ウォンピョは、ヨン王妃に似ていると感じたようです。

コ・ゴンはそうは思わないのでしょうか。

 

同じころ、コンソン夫人が女官を“王女さま”と呼んで探していたことを側室のヒョン妃から聞いたチン妃は、不吉な予感がしました。

平原王がピョンガンの幻覚をしょっちゅう見ると言うのも気になっていましたし。

すぐさま、コ・ウォンピョに報告しました。

コ・ウォンピョはすぐに動きました。コンソン夫人を連行したのです。

 

コ・ゴンはへ・モヨンに刺客の似顔絵を見せ、捕まえろと命じました。

へ・モヨンは薬草売りだけでなく、人や情報の売買もしていたのです。

私にも条件があります・・・と、へ・モヨン。

「あなたのお父上が何故コンソン夫人を連れて行ったのか、理由が知りたいです。」

偶然、見かけていたんです、へ・モヨンは。

その時、勝手に薬草売りの露店を開いている者がいるという知らせが届きました。

オン・ダル&カジンです。

オン・ダルの言ってた情報通の薬草売りというのは、へ・モヨンのことだったようですね。

 

オン・ダルとカジンは、へ・モヨンの前に連れて行かれました。

へ・モヨンはカジンの顔を見て、あの似顔絵の刺客だと気付きました。

そして、カジンの話から、コンソン夫人を探しているということも分かりました。

お前の名は?と、へ・モヨン。

「知らない。それが知りたくて、その人に会おうとしている。」

と、カジン。会わせてくれたら、その後は官軍に引き渡して構わない・・・と。

 

カジンは監禁されているコンソン夫人に会いに行きました。

あっさりと見張りの兵を倒し、部屋に入って行きました。

「もしや、私をご存じか?」

と、カジン。

まじまじとカジンを見つめたコンソン夫人は、泣き出しましたが、すぐに気を取り直して言いました。

「ここに居てはなりません。逃げてください。生きていると分かれば、王女様を殺める筈です。」

意味が分からず、呆然としているカジンにコンソン夫人が言いました。

「あなたは王様のご息女ピョンガン王女様です。」

 

案外あっさりと、素性が分かりましたね。


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『浪漫ドクターキム・サブ2』2話まで

2021-11-14 22:19:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウンジュとウジンは、同級生。大学時代から犬猿の仲として周囲にも知られています。

授業や実習に於いても、張り合って来ました。

しかし、ウンジュには手術恐怖症と言う致命的な病がありました。

学生の時も、解剖等の実習で倒れて、ウジンに背負われて教室を出た事もありました。

その時は、悔しくてたまらず、ウジンに背負われて泣き出してしまったくらいです。

克服しようと頑張ってはいるようですが、ついつい薬に頼ってしまうのです。

ところが、その薬のせいで、手術中に睡魔に襲われることもあるようで。

 

今日も、助手として入った手術中、うとうととしそうになってしまいました。

そんな時、別の手術室から胸部外科の医師の協力要請が入ったのです。

先輩医師は、ウンジュに行けと言いました。

 

手術室から出たウンジュは強い吐き気に襲われました。なので、また安定剤を服用しました。

ウンジュが向かった手術室にいたのはウジン。

本来の病気とは別の個所からの出血があったとかで、胸部外科医と合同の手術を・・・と言って来たのです。

本当は、ウジン一人で大丈夫なレベルの手術でした。

しかし、そこを敢えて専門医を呼んだのです、ウジンは。

 

手術を始めて間もなく、ウンジュは意識が朦朧として来ました。

必死に耐えましたが、無理でした。

その場で倒れてしまったのです。

スタッフは騒然としましたが、見ると、ウンジェは寝ているだけ。深い睡眠に入っていたのです。

 

その手術を終えて、ウジンはコサン大学病院を出て行きました。

キム・サブが声をかけました。

トルダム病院への勧誘をしました。

僕の事を知ってるんですか?と、ウジンは聞きました。首になった理由も?と。

知ってる・・・と、キム・サブ。

「人手不足で手術がたまってるんだ。こういう時に親切心で雇ってやって面倒な手術を押し付けようかと思ってね。」

そして、名刺を渡して、雨の中を去って行きました。

 

ウンジュが目を覚ましたのは、控室のソファーの上。

先輩医師が言いました。

「処分は二つの内どちらかだ。停職処分か分院に行くか。」

分院と言うのが、トルダム病院だと聞き、ウンジュはキム・サブの事を思い出しました。

絶対に嫌でした。

しかし、医師を辞めたくないウンジュにはトルダム病院に行くしか道は無かったのです。

 

トルダム病院に到着したウンジュ。

病院の古ぼけた外観に呆然とし、レトロな内観にも呆然としました。

おまけに、工事中と言うこともあって、騒々しいなんてもんじゃない。

誰もウンジュに気を止めてくれません。

 

トルダム病院・・・シーズン1でお馴染みのキャストが勢揃いしています。

 

そこに、交通事故の患者が運ばれてくると言う連絡が入りました。

今まで口喧嘩していたスタッフが、キム・サブの指示の元、一斉にキビキビと動き始めました。

何の無駄も無く、的確に、迅速に診察し、検査し、治療を開始しました。

ウンジュは、圧倒されました。そのチームワークに。

圧倒されたのは、ウンジュだけではありませんでした。

ウンジュの後輩ユン・アルムも嬉しそうに見ていました。

彼女は、医師募集に応じてやってきたのです。

 

ウジンは借金取りに捕まっていました。

散々に殴られ蹴られ、傷だらけです。

それでも、必死に逃げ、トルダム病院にやって来ました。逃げ込んだと言った方が正しい雰囲気です。

 

僕は金が必要です、いくらくれますか?・・・と、着くなりウジンがキム・サブに聞きました。

「金を稼ぐために手術室に入るのか?そう聞こえたが。」

と、キム・サブ。

はい・・・と、ウジン。

ふっと苦笑したキム・サブですが、ウジンの目に涙がたまっているのを見て、それが冗談ではないと気付いたようです。

 

ウンジュとアルムは、あっけに取られて立ち尽くしていました。


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『浪漫ドクターキム・サブ2』視聴開始

2021-11-14 21:11:58 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

コサン大学病院でライブ手術が行われました。

チャ・ウンジュ=イ・ソンギョンさんも、勉強のためにライブを見ていました。

すると、途中で何やら緊急事態が発生。担当医師のパク・ミングクの動揺した表情が映りました。

ライブ会場にいる医療関係者たちもざわめき始めました。

その時、一人の男性が、ウンジュに声をかけました。

今すぐに、このメモを手術室に届けてほしい・・・と。

 

ウンジュは必死に駆け、手術室にメモを届けました。

パク・ミングクは、メモを見て患者の異変理由を察し、何とか、手術を終えることが出来ました。

しかし、そのメモがキム・サブ=ハン・ソッキュssiからだと知ると、表情が強張りました。

パク医師、実はキム・サブを知っていました。

昔、バス事故に遭遇したことがありまして。その時、パク医師は、キム・サブが負傷者の心臓マッサージをしているのを目撃。

一刻も早くバスから降りないと、爆発してしまう危険性があるという状況下で、蘇生術を施していたのです。

パク医師は、それを横目で見つつ、自分はバスを降りました。

それが負い目とかになってるの

キム・サブはその時かなりの怪我を負ったようですが、医師としての能力に異常は無さそうです。

手が足りずにパニックになってるコサン大学病院の救急で、的確な判断と指示をして治療を進めていましたからね。

 

ウンジュは、映像を見ただけで患者の容体を把握し、的確な指示をしたキム・サブに驚きました。

で、執刀医すら気づかなかったことを映像だけで気づいた理由は何かと質問しました。

しかし、キム・サブは呆れたように言いました。

救急室では大変な患者が来ていると言うのに、こんなところでお喋りするのか?と。治療の先を見越して、いろいろ準備することがあるだろとね。

散々な言われ方に、ウンジュはムカつきました。

 

ソ・ウジン=アン・ヒョソプssiは、アルバイトをしながら、コサン大学病院で外科医として働いています。

しかし、周囲は彼を冷たい目で見ています。

実は、ウジンはコサン大学病院に来る前、先輩の病院に勤務していたのですが、内部告発をしたため、追い出される格好で、ここに来たばかりなのです。

責められるべきなのは医師として不正な事をしていた先輩なのに、ウジンが裏切り者扱いされてしまったということです。それは、コサン大学病院にも知れ、村八分状態はここでも同じなのです。

 

ト・ユンワンは、コサン大学病院の院長を辞め、コサン大学財団の新理事長となりました。

ナム医師とチャン・ギテ行政室長は、何やら不安な気持ちになったようです。

キム・サブとト理事長とは、全くそりが合わないですから。

 

キム・サブがコサン大学病院に来ていたのは、外科医をトルダム病院に回してくれと以前から頼んでいたのに、今だに来ないからです。

ソン財団センター長をせっつきに行きましたが、埒があきません。

本院でも外科医は足りない状態だからです。

 

ウジンが突然首を言い渡されました。

夜の店でアルバイトをしていると言う誤解を受け、それが医師としての品格に欠けると言う理由からです。

いくらウジンが誤解だと言っても、全く聞く耳を持たない上司たちでした。

その様子を、キム・サブが見ていました。


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「浪漫ドクターキム・サブ2」あらすじ

2021-11-14 16:18:02 |   ★「ら」行

ハン・ソッキュssi、イ・ソンギョンさん、アン・ヒョソプssi出演のメディカルドラマ。

シーズン2です。

シーズン1は、こちらから。

とにかく面白かったシーズン1。

シーズン2は大好きなイ・ソンギョンさん出演ということで、動画サイトで細切れ視聴しました。

やっとレンタル開始です。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで

     8話まで  9話まで  10話まで  11話まで  12話まで  13話まで  14話まで

     15話まで  16話まで  17話まで  18話まで  19話まで  20話まで  21話まで

     22話まで  23話まで  24話まで  25話まで  26話まで  27話まで  28話まで

     29話まで  30話まで  31話まで  32話まで  33話(最終話)まで


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『ザ・プロファイラー~見た通りに話せ~』6話まで

2021-11-13 13:34:02 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

スヨンからの電話に、オ・ヒョンジェは敢えて出なかったのかしら

その理由が分かりません。

少なくとも、“ヤツ”が襲いに来ることは、予想していたし、十分準備していたようです。

 

ヒョンジェは、本当に“ヤツ”なのか、証明してくれと“ヤツ”に言いました。

どうすれば?とヤツが言うと、ヒョンジェは手錠を投げて寄こしました。

5年前、同じように手錠を投げて、何かと繋げと命令したのです。それを覚えているか、試したのでしょう。

ヤツは手錠を片手にハメました。そしてもう片方はどこに?と、ヒョンジェに言いました。

ついてこい・・・とヒョンジェが言い、車いすのまま移動しました。

 

敵同士とは思えない穏やかな会話を交わす二人。

その中で、様々な事実が判明。

ハッカ飴連続殺人事件の犯人だと自首してきたにもかかわらず、取調室で殺された男。男が自首したのは、ヒョンジェが唆したためだったのです。

“ヤツ”として英雄になれるぞ・・・と。

それは、本物の“ヤツ”をおびき出すためでした。

そして、その男やチョン・チャング、ナ・ジュンソクを殺したのは、今目の前にいる“ヤツ”だったのです。

 

ヤツは、徐々に自分に迫ってきている者がいると感じたようです。

スヨンが誰かの指示を受けて動いているというのも、察していたようです。

だから、尾行したのです。

ここまでは、ヤツの想定内でした。が、想定外の事が。

ヒョンジェ、怪我、完治していたのです

つまり、動けるし、見えるんですよ、本当は

ファンチーム長も騙されていたようですね、これに関しては。

ただ、ファンチーム長は、ヒョンジェの診療カルテから、重症ではあるが、治療可能だという記述を見ていました。治療可能なのに、治療していないのかと考えたのかもしれません。

 

激しい格闘となりました。

ヒョンジェ有利と思ったのですが、ヤツも反撃。

 

ヒョンジェは一気に殺してしまうことはありませんでした。

彼は知りたいことがあったのです。

5年前、恋人のイスを殺せと指示した者がいたと思っているようです。何故、イスだったのかと問いました。

ヤツが教えると言って見せたのは、イスの指輪?

ヒョンジェも同じ指輪してるよね、確か。

つい、そちらに気がとられた瞬間、ヤツが反撃。

一気にヒョンジェの首を絞めました。

途切れそうな息で、ヒョンジェが指示をしたのは誰だともう一度問いました。

教えてやる・・・とヤツ。イスを殺せと言ったのは・・・とまで口にした瞬間、ファンチーム長が銃撃

ヤツは倒れ、ヒョンジェは肝心な名前を聞きそびれてしまったのです。

 

呆然と立ち上がったヒョンジェの姿を見て、スヨンは勿論、ファンチーム長も唖然としてしまいました。

 

ヤン刑事とチャン刑事はイ・ボグァン記者の自宅に踏み込んでいました。

しかし、彼らが見たのは、イ・ボグァン記者の遺体。

ヤツは、イ・ボグァン記者を殺し、入れ替わっていたのです。

そして、その死体と暮らしていたってことです。怖いわ~っ

そこに、2チームの捜査員たちがなだれ込んで来ました。

もち、チェ課長の指示です。

 

イ刑事、この場所の報告はしましたが、オ・ヒョンジェに関しては、報告していませんでしたね。

要するに、イ刑事、報告する内容を選択していたと言う事ですね。せめてもの反発でしょうか。

 

全てはヤツをおびき出すための計画だったのと、ファンチーム長がヒョンジェに言いました。

イスを殺せと指示した者を知らねばならないと思った・・・と、ヒョンジェ。

ヤツに首を絞められるのも想定内でした。ちゃんと首にはガードを巻いていたのです。死ぬつもりは無かったようですね。

 

スヨンは、この時初めてヒョンジェのアジトの奥を見たようです。

そこには、一連の事件の資料や写真が貼られていました。韓国ドラマ定番のシーンですね。

目が見えないと、意味の無いモノたちです。

何故嘘を?とスヨンが聞くと、嘘はついていないとヒョンジェは答えました。スヨンが思い込んだだけだと。

スヨンは気づきました。

自分が呼ばれたのは、ヒョンジェが動いてヤツに警戒されないがための手駒に過ぎなかったんだと。

利害関係が一致したとヒョンジェは言いました。

スヨンも広域捜査隊に入りたいと願っていたのが叶ったのですから。

 

お世話になりました、もう会う事はないかと・・・とスヨンは言い、ヒョンジェの前から去って行きました。

 

またも報告も無く勝手に動いたと、チェ課長はファンチーム長に激怒。

彼が怒っているのは、それだけじゃなく、“民間人”であるヒョンジェと手を組んでいたということもありました。ファンチーム長の背後にいるのが、ヒョンジェだと、明らかになったのです。

おそらく、チェ課長にとっては一番関わりたくない相手なんでしょうね、ヒョンジェは。

 

ヤツ・・・本名シン・ギョンスは命はとりとめましたが、意識は戻らず、危篤状態のままです。

チェ課長は、ほっとしたようです。犯人の意識が戻らない方が面倒な事にはならないでしょうからね。

 

ファンチーム長は、監査を受けました。

ま~毎回嫌味な言い方なのよね、こういう監査チームの面々は。

調査されたのは、はシン・ギョンスを撃ったことと、オ・ヒョンジェと内部情報を共有していたこと。

真摯な態度で臨んでいたファンチーム長ですが、あまりにも下司な質問をされるので、キレました。

正々堂々と反論し、反対に警察組織の不備な点を挙げ、やり込めました。カッコ良いです

 

オ・ヒョンジェが警察署にやって来ました。

取り調べを受けたのです。

チェ課長が担当しました。

録音&録画機能を消して話を始めました。

チェ課長は、“ヤツ”は5年前に死んだという結論を覆すつもりはないと言いたいようです。

だから、騒ぎ立てるなと言いました。

オ・ヒョンジェは、何も意思表示せず、席を立ちました。

 

アン博士は命を取り留めたようです。

ファンチーム長がそれをヒョンジェに告げると、

「自分を餌にするために隠してた。」

と、ヒョンジェ。怪我が完治していたことを隠していた理由です。

ハッカ飴連続殺人事件は、これで一応の決着を迎えたってことでしょうか。

 

スヨンは故郷に戻りました。一応、休暇ということです。

父は、スヨンに頑張り過ぎるなと言いました。

 

オ・ヒョンジェは、シン・ギョンスがアジトにしていたイ・ボグァン記者の自宅を訪れました。

既に鑑識作業は終わっていました。

しかし、ヒョンジェは気になるものが目に留まりました。マトリョーシカです。

次々に外してみると、一番最後に出て来たのは、イヤホン(?)。

耳に入れてみると、雑音が聞こえました。まだ生きていると言う事です。

イヤホンの向こう側に、何者かがいるとヒョンジェは察しました。

シン・ギョンスの背後に、まだ誰かいる・・・と。

 

ヒョンジェがスヨンの故郷にやって来ました。

提案があると、スヨンに言いましたが、詳細を聞く前にスヨンは断りました。嫌だと。

スヨン母をひき逃げした犯人を一緒に捕まえてやるとヒョンジェ。

一瞬揺れたかもしれません。しかし、スヨンは断りました。

明日まで待っている・・・とヒョンジェは言い、イヤホンを置いて行きました。自分との通信に使っていたモノです。

 

ヒョンスと言う小学生が行方不明になりました。

彼をずっと付け狙っていた男の仕業です。

ノ・サンチョルと言う児童性犯罪の前科のある男です。足首には、GPSの足環が付けられています。

ヒョンスは聾唖者でした。だから、容易に傍にいる人に助けを求められません。

 

スヨンは偶然ヒョンスと一度会っていました。スヨンは両親が聾唖者なので、手話が使えます。

ヒョンスも、警官だと言うスヨンが手話を使うのを見て、安心したようでした。

ヒョンスが不安げに見ていた先に、ノ・サンチョルがいたのも、スヨンは覚えていました。

 

ノ・サンチョルの車が山間で見つかりました。ヒョンスの物らしき血の付いた靴もありました。

 

ヒョンスは山の中を逃げ回っていました。

しかし、とうとうノ・サンチョルに見つかってしまったーっ

 

スヨンは意を決して、ヒョンジェに連絡しました。

提案を受け入れます・・・と。だから、ヒョンスの捜索に協力してほしいと。


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『ザ・プロファイラー~見た通りに話せ~』5話まで

2021-11-12 01:06:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「ヤツがついに現れた。」

オ・ヒョンジェが呟きました。

 

犯人の痕跡は指紋一つ残っていませんでした。ハッカ飴だけです。

広域捜査隊1チームの面々は、呆然としてしまいました。警戒していた彼らの目の前で殺されてしまったのですから。

チェ課長は、現場に来ると、ファンチーム長を散々に叱り飛ばしました。

ハッカ飴があったことから連続殺人事件だと言うと、それすら否定したい感じです。

そして、ナ・ジュンソクが狙われていたことを事前に察知していた理由を問いました。

チェ課長は、ファンチーム長の背後に誰かいると睨んでいるのです。

ファンチーム長は、総合的に判断して・・・と曖昧に答えました。決してオ・ヒョンジェの事は口にしません。

 

スヨンは現場をゆっくりと見回しました。

まるで、目に焼き付けるように。

そして、オ・ヒョンジェの元に向かったのですが、その姿をイ刑事に目撃されてしまいました。

勘の良いイ刑事は、スヨンの後を付けました。

オ・ヒョンジェのアジトに入って行くのも確認しましたが、その場所の意味はまだ分かっていません。

 

現場の説明をしようと思って・・・とスヨンはオ・ヒョンジェに言いました。

しかし、オ・ヒョンジェは、スヨンの動きが遅いと言いました。現場の状況から危険を予知し、動く、そのスピードのことを言っているのでしょうね。

お前の価値は何だ・・・と、オ・ヒョンジェが言いました。

「ピクチャリングなら機械でも代用出来るし、もっと有能な者も多い。お前の価値は経験則に惑わされないことだ。人の記憶は経験則によって無意識に取捨選択される。だが必要なものを見落とすなら俺にとって不要だ。」

もう帰れ・・・と突き放すように、オ・ヒョンジェは言いました。

帰ろうとしたスヨンに、オ・ヒョンジェが声をかけました。用心しろ・・・と。

スヨンは“ヤツ”に知られてしまったからです。

現に、“ヤツ”は今回の事件前に、スヨンの後をつけていましたからね。

 

スヨンはファンチーム長に言いました。

悔しいです・・・と。

私もよ・・・と、ファンチーム長。

スヨンは、5年前の爆発事故の事を聞きました。

「あの日を境に私もヒョンジェも変わった。時々、地獄にいる気分よ。」

“ヤツ”は今どこに?とスヨン。

「ごく近くから私たちを監察してるかも。」

ファンチーム長も、5年前の事件を引きずっていると、スヨンは知りました。

 

ナ・ジュンソク事件の時、スタジオのテーブルにハッカ飴を置いたのは、番組スタッフでした。

知らない男から、報酬を受け取って置いたと証言しました。

それと、男の手からガソリンの匂いがしたと。

ファンチーム長は、ぴんっと来ました。マニキュアだと。

“ヤツ”は指紋をつけないために、指先にマニキュアを塗っていたのです。

 

“ヤツ”はスヨンの行動を見張り、下宿を突き止めていました。

そして密かに部屋に入り、情報を得ようとしました。が、家具も無い寝に帰るだけの部屋です。目ぼしいものは何も無いと思われました。

しかし、手帳を見つけたのです。

破られたページがありました。

鉛筆の黒鉛で次のページを塗ると、破られたページに何が書かれてあったのか、だいたい分かりました。

オ・ヒョンジェの名前と、アジトの住所です。

オ・ヒョンジェが危ない

 

“ヤツ”が下宿から出ようとしたとき、丁度スヨンが帰宅して来ました。

危機一髪でしたね、“ヤツ”にとっては。

スヨンは後姿と靴を見ただけでした。

しかし、部屋に入って、スヨンはすぐに朝と違う光景に気づいたのです。

手帳の位置です。

下宿の監視カメラの映像で怪しげな男を確認しました。

 

手帳に鉛筆の黒鉛が残っている事に気が付きました。手が黒くなったからです。

何者かが、手帳を見て、何が書かれていたかを調べたと、気づきました。

オ・ヒョンジェが危ないと。

すぐに連絡しました。

それを、イ刑事に聞かれちゃったよ。気をつけなさいよ~スヨン。

 

しかし、イ刑事もチェ課長とチームとの狭間で苦しんでいるようです。

ファンチーム長の背後を探れとチェ課長に指示されていますし、捜査状況を知らせろと言われていますからね。まぁ、スパイみたいなもんです。

その役目をどうして引き受けるようになったのかは不明です。

ただ、全てを報告してるかと言うと、そうでも無さそうです。

 

パク次長は、ナ・ジュンソク事件について記者発表を行いました。

ハッカ飴は捜査をかく乱するための物で、既に容疑者を特定している・・・と。

要するに、“ヤツ”の事件ではないと主張したのです。模倣犯だと。

嘘ですね。

ファンチーム長は、失望の表情で見ていました。

そして、そんなファンチーム長や警察幹部を、記者に交じって“ヤツ”が見ていたのです。

 

スヨンが、“ヤツ”とエレベーターで一緒になりました。

後ろに立った人物の視線が気になるスヨン。

で、気づいたのです。

その男の靴が、先日自分の下宿から出て行った男と同じだと。

そしてもう一つ。記者の名簿の中に、その男の顔があったことも。

気付いて後を追いました。

同時に、イ刑事に登録されている記者の名前イ・ボグァンを知らせ、詳細な情報を探るよう依頼しました。

すると、イ・ボグァンと言う名前の記者は半年も前から休職中だと判明。

成りすましだとスヨンは思いました。

 

追跡中のスヨンの無線を、オ・ヒョンジェも聞いていました。

スヨンが男を見失った場所を聞き、ぴんと来ました。

彼の主治医、アン博士の事務所付近だったのです。

すぐにアン博士に連絡を入れました。

「すぐにこっちに来い。“ヤツ”がそこへ行ってる。急げ。」

電話をしてる最中に、“ヤツ”が入って来ました。

そして、あっという間にアン博士を手にかけたのです。

音は携帯を通して、オ・ヒョンジェにも聞こえていました。なのに、通報しないのは何故

ファンチーム長やスヨンに連絡すれば、もしかしたら助けられたかもしれないのに

 

スヨンも、アン博士の事務所の看板を見つけました。オ・ヒョンジェのアジトにその名前のペンがあったのを見ていました。

スヨンが見たのは、血まみれのアン博士。

アン博士の指が切り取られているのを見たスヨン。思い出しました。オ・ヒョンジェのアジトの鍵は指紋認証だったことを。

自分の手帳から、ヒョンジェの住所も知られています。

ヒョンジェが危険だと、連絡を入れたのですが、ヒョンジェは電話に出ません。

 

そして、“ヤツ”は、アン博士の指紋で鍵を解錠し、ヒョンジェのアジトに入って行ったのです。

ヒョンジェは、待ち構えていたようです。

「久しぶりだな。5年ぶりか。」

と、ヒョンジェ。

「捜したぞ、オ・ヒョンジェ。」

と、“ヤツ”。


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「哲仁王后」放送記念プレゼント♬

2021-11-11 08:55:16 | イベント、プレゼント関連

衛星劇場さんで、「哲仁王后」の再放送が本日より開始しました。

今後、「哲仁王后 竹の森」、「哲仁王后 ビハインド」も、続けて再放送される予定です。

それを記念して、素敵なプレゼントが発表されています

 

(A)台本1巻&2巻セット プリントサイン入り・・・2名

 (B)OST・・・2名

 (C)衛星劇場オリジナルクリアファイル(非売品)・・・15名

 (D)韓国版プレス・・・10名

 

締め切り12月13日(月)23:59

応募には、キーワードが必要です。

詳細、応募は、こちらから。 


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『アリス(原題)』完観

2021-11-10 17:00:54 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

僕が全て元に戻す。お前のために死んだ今までの犠牲者を救ってから、お前を殺す・・・とジンギョム。

「お前が始めたから、僕が終わらせる。」

老人がジンギョムに銃口を向けた次の瞬間、何かの光が

そして、ジンギョムの姿が消えたのです。

 

ジンギョムが目覚めたのは、どこかのトンネル。

どの時代なの?と思ったら。

そこは、2010年。母ソニョンが殺される日でした。

昔と同じように時間は過ぎて行きました。

裏話が描かれていました。ソニョンの誕生日のその日、ケーキを買ってくれたのは、ドヨンでした。

全く気が利かないジンギョムにしては珍しいと思ったんですよね。

 

ソニョンの携帯に電話したジンギョム。しかし、ソニョンは出ません。

 

ソニョンは、ソク所長を訪ねていました。

巻き込んで済まないと謝りました。そして、タイムトラベルの研究等は忘れてほしいと言いました。

タイムトラベルで人が幸せになれると思っていたけど、それは誤りだったと言いました。

「タイムトラベルは欲望や執着を人の心に残します。」

ソニョンの話を聞いて納得したソク所長は、中止するための行動に協力すると言いました。

が、ソニョンは一人で解決すると言ったのです。

 

ジンギョムは、警察署に向かいました。コチーム長しか頼れる人はいないと思ったのです。

コチーム長は、目の前のジンギョムが高校生のジンギョムとは別人だと察しました。別の次元から来た者だと。タイムトラベラーであるコチーム長しか、頼れないと思ったのは、このことでした。

コチーム長は、自分はソニョンを殺すつもりはないと言いました。

ジンギョムは、分かっていると答えました。

ジンギョムは事情を話しました。母ソニョンの死は防げないと。そしてソニョンだけでなく、多くの人が犠牲になると。

「先生はどこですか?捕まえます。」

と、ジンギョムは言いましたが、コチーム長は、先生の居場所を知りませんでした。

「お母さんと逃げろ。それなら協力できる。」

と、コチーム長。

母には秘密に・・・。母は僕のために世界の秩序を変えようとしないから・・・とジンギョム。

それに、逃げたら、死んだ人たちを救えない・・・と。

その中に俺もいるのか?と、コチーム長が不安そうに聞きました。でも、ジンギョムはいないと答えました。せめてもの嘘でした。

一度抱きしめてもいいですか?と、ジンギョムは言い、そっとコチーム長を抱きしめました。

会いたかった・・・と呟きました。涙がこぼれ落ちました。

コチーム長は、ジンギョムの行動は思ってもみないことでした。だから、問いました。

「そこでは俺たち親しかったのか?」

「母の死後、死ぬほど辛かったです。でも、おじさんのお陰で立ち直れました。」

 

ジンギョムは、ソニョンの行動をずっと見守りました。

ソニョンが同じように一人でお酒を買いに出かけました。

あのドローンが出現するのも同じです。

必死にドローンから逃げるソニョン。ジンギョムも距離をあけて追います。

途中でソク所長がジンギョムを引き止めました。

「息子を必ず引き留めてくれとお母さんから頼まれた。あなたを守りたいんです。何をしようと未来は変わりません。」

と、ソク所長。

しかし、このソク所長、タイムトラベラーだったのです。ジンギョムを止めるために来たと言いました。

そして、銃を突きつけたのです。

その時、コチーム長が

コチーム長のお陰で、ジンギョムはソニョンを追う事が出来ました。

 

家に駆け戻ったソニョンの前に、老人のジンギョムが現れました。

こんなになるまで私を探し回ったのね・・・とソニョン。こうなるとは思わなかった・・・と。

あなたが時の扉を開いたせいで、私はたくさんの人を殺してしまった・・・と老人。

「罰は私が受ける。だから、ジンギョムには手を出さないで。あなたみたいになってほしくないの。」

とソニョンが言うと、自分の様な怪物をつくりあげたのは、あなただ・・・と老人が言いました。

あなたが息子を怪物にした・・・。

そこに、ジンギョムが銃を構えて飛び込んで来ました。

 

撃たないで撃てば2人とも死ぬわと、ソニョン。

構わないと、ジンギョム。

ソニョンのために死をも恐れないジンギョムに、老人が言いました。

お前はこの人の本当の姿を知らない。この人が何故1992年に残ったのか分かるか?と。

「予言書を1992年に読んだ。その時子供の持つ力を知った。子供が死ねば、時の扉が閉じる事も知った。だから残ったんだ。自分が作った時の扉を維持するために。」

そんな人じゃない・・・と言うジンギョムの声に合わせて、老人も同じ言葉を言いました。

つまり、ジンギョムの言動を全て知っているということですね。経験済みということですよね。

 

「今日お前は母親を守れない。そして母親を救う方法を求め何十年も彷徨う。私のように。何故私が怪物になり、お前も怪物になると思う?次元を彷徨った末にお前は気づくだろう。この人を救う方法はたった一つしかないと。そして1992年に行き、自分の誕生を阻止しようとする。」

目の前に現れた老人のジンギョムを見ても、1992年のテイは息子だとは勿論分かりません。

「今、時の扉を閉じなければあなたは死ぬ。まだ間に合います。戻って時の扉を閉じるのです。」

と、老人が言っても、テイは意味が分かりません。

誰?と聞くと、老人は答えました。

存在してはならない者です・・・と。

「その子を諦めてください。生まれたら、時の扉を閉じる機会を失う。あなたとその子のためにも、その子を葬ってください。」

しかし、その時のテイは、お腹の子を守ることしか考えていませんでした。

老人に銃を突きつけたのです。

「あなたはその子に殺されます。あなたを助けたい。」

必死に言う老人。

それでもテイは拒否しました。

「それが本当だとしても、私は母親よ。立派に育てる。」

老人も引きません。剣を取り出し、テイを刺そうとしました。お腹の子を狙いました。

が、一瞬先に、テイが発砲。

弾は老人の肩に当たりました。致命傷じゃなかったようですね、だから生きていたと言う事です。

 

立ち去ろうとしたテイに、老人が涙をこぼしながら呼びかけました。

母さん・・・と。

それで、テイは老人がお腹の子の未来の姿だと察したのでしょう。

でも、信じたくありませんでした。そのまま姿を消したのです。

 

「この人は、息子が怪物になると知ってて産んだ。そしてお前を愛するフリをした。この人のせいで、私たちは望まぬ人生の中で怪物となる。私の苦しみが分かるのはお前だけだ。お前に苦しみから抜け出すチャンスをやる。この人を殺すんだ。」

と、老人。

そうよ・・・と、ソニョン。全てわたしのせいだから・・・と。

でも、ジンギョムは銃を老人に向けました。

今聞いた話が真実だったとしても、母を守りたいと思う気持ちに変わりはなかったのです。

「僕たちが死んだら、全て終わる。」

ソニョンが、その銃を抑えました。

 

ソニョンも、ずっと罪悪感と恐怖に苛まれて生きて来たのです。

何とか、変えたいと思って足掻いたけど、どうにもならなかったのです。

時の扉を閉じてしまったら、息子が消えてしまうという恐怖が彼女には一番大きかったのです。

母親として・・・。

「私が消えても、子供が無事ならいい。私を許せなくても彷徨わないで。」

そして、ソニョンは自分に向かって引き金を引いたのです。

 

泣き叫ぶジンギョムと、血まみれのソニョンを、老人は呆然と見つめました。

 

「あなたの母親でごめんね。」

と、ソニョン。

「母さんの息子で幸せだった。次も母さんの息子になる。」

と、ジンギョム。

ソニョンは息を引き取りました。

 

そんな筈ない、私を殺そうとしてた、何故代わりに死ぬんだ・・・と狼狽して老人が叫びました。

「母さんだからだ。僕らのために全てを捨てた母さんを覚えておけ。」

そう言って、ジンギョムは銃を取り上げ、老人を撃ったのです。

老人は、消えて行きました。

 

アリスが自ら崩壊しました。

時の扉が閉じたということでしょうか。

 

時は2010年。

ソニョンの誕生日。以前と同じように過ぎて行きました。

ただ違うのは、ソニョンは一人でお酒を買いに行かなかったこと。高校生のジンギョムが一緒でした。

ジンギョムは失感情症では無いみたいです。

その様子を、窓の外からジンギョムが見つめていました。

幸せそうな二人を見て、ジンギョムも消えて行きました。

 

ソニョンはそれを察したようです。

 

そして、テイは2020年で目覚めました。

周囲の全てが変わっていました。いえ、正確に言うと、ジンギョムだけが消えていたのです。

ジンギョムの存在は完全に消えていました。誰もジンギョムが存在していたことを知りません。

最初から存在していなかったようです。

その他は、全てが元通りになっていました。コチーム長もキム刑事も、先輩も。

テイの記憶の中では、全てが生き生きと残っているのに・・・。

 

しかし、ジンギョムからもらったペンダントは消えずにテイの手元に残っていました。

それを胸にかけ、テイは一人ジンギョムを思っていました。

頑張って幸せに生きると、テイはジンギョムに約束しました。ジンギョムが命を懸けて守ってくれた人生だから。

 

ドヨンがタイムトラベルについて、インタビューをしに来ました。

「タイムトラベルは可能でしょうが、作ってはいけないモノだと思います。過去が大事であるほど記憶だけに留めるべきです。時間を巻き戻すことは、ただの人間の欲望です。」

テイの話を聞いて、ドヨンは一人の建築家を思い出したと言いました。

過去を残すために建築を始めた人なんだとか。

「記憶や感情は時間とともに薄れていくけど、空間は時間を保管すると聞きました。」

と、ドヨン。

その言葉、以前、テイがジンギョムに話した言葉でした。

その建築家が、ジンギョムでした。

 

テイは会いに行きました。

しかし、顔を合わせても、ジンギョムは知らない人を見る目で通り過ぎて行きました。

テイはたまらず声をかけました。

でも、やっぱりジンギョムはテイを覚えていません。

人違いだと言うしかありませんでした。

テイは、ジンギョムが全ての記憶を失っていると言う事は、幸せな人生を過ごしている証拠だと納得しました。

 

ジンギョムは、声をかけて来た女性のことが心に引っ掛かっていました。

無意識のうちに、テイの顔を描いていました。

以前、ふいに思い浮かんだ家の絵を描いていました。自宅の傍に立っているのは、今日会ったテイに間違いありません。

駆け出しました。記憶が戻ったようです。

自宅だった家の前にテイがいました。あの絵のように。

「遅くなって済みません。」

 

ハッピーエンドです。

 

難解でしたが、これは、母と息子の物語だと思えばよいでしょうかね。

そして、過去は過去のままおいて、未来を見つめるようにと。

チュウォンssiも流石だし、キム・ヒソンさんの変わらない若さに驚かされました。

お勧めですね


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天下一品創業記念日

2021-11-10 14:17:11 | 食べ物関連

数日前、今日11月10日が天下一品の創業記念日だと知りました。

で、今日だけ、ラーメンを食べると、ラーメン1杯無料券がもらえるというニュースもゲット

即、行ってきましたよ、アルフィー&まぎぃ

 

久しぶりのお外ラーメン

今まで見た事ないくらいのお客さんの数。

無料券の効果なのか、はたまたウィークディでお仕事中の方が多かったのか、とにかく、私たちが入店したときは、既に満席。

少し待って、着席することが出来ました。

今日の注文は、こちら

左が、アルフィーの“赤んこってり 1辛”。右が私の“赤ん屋台の味 1辛”。

こうやって並べてみると、スープの色の違いが分かりますね。

やっぱり、美味しゅうございました。

赤ん粉は相変わらず相当辛くて、食べ終わった後も、口の中がひりひりしてました。

しかし、旨辛。辛いだけじゃない。

そして、この赤ん粉は、こってりスープをさっぱりさせてくれる気がしました。

ご馳走さまでした。

 

で、会計の時にいただいたのが、こちらのチケット

有効期限は年内。

また行かねば


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リンゴ&オレンジ

2021-11-10 13:54:43 | 食べ物関連

お馴染みの、ジャムです。

前回作った無花果のジャム、相当量が多くてね。

あちこちにお裾分けしましたが、完食するまで、約2か月ほどかかりました。

最後まで美味しく食べましたが、やっぱり、程よい量が一番ですね。

今の時期は、柿がシーズン。

でも、好みから言うと、やっぱりリンゴ&柑橘という定番ジャム。

今回は、小さめリンゴ4個とオレンジ1個。

少し苦みがある、大人な味のジャムになりました。


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『アリス(原題)』15話まで

2021-11-10 10:57:20 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

ジンギョムのタイムトラベルは、意志によって自由にできるってこと

予期せぬ時に、突然、タイムトラベルしてしまうようですが・・・。それも、移動先は何処になるか、分からないって感じですが・・・。

 

ジンギョムの様子が変だとテイは気づきました。手には例の赤い斑点が出来ていますし。

そして、ジンギョムが剣を振り上げた時、ミンヒョクが飛び込んで来ました。

寸でのところで、テイは無事。

ジンギョムとミンヒョクの格闘となったのですが、狂気を帯びたジンギョムの方が、息子を傷つけたくないミンヒョクより強いですわな。

刺そうとするジンギョムと、必死に堪えるミンヒョク。

テイが叫びました。パク・ジンギョム・・・と。

 

ジンギョムの目には、テイが母ソニョンに見えました。

その瞬間、ジンギョムは平静に戻ったのです。

テイを殺そうとした自分にショックを受けたジンギョムは、飛び出しました。

 

自宅のマンションに駆け戻ったジンギョム。

10年もの間、探し続けた母殺しの犯人が、まさか自分だったなんて・・・。

でも、自分が殺した記憶はありません。

混乱しました。そして、銃口をこめかみに当てました。死ぬしか無いと思ったのです。

止めたのは、テイ。

自分を殺そうとしたのはタイムトラベルの副作用のせいだとテイは言いました。ジンギョムは、母のために警官になり、コチーム長のことも最後まで信じた。テイを守る時だって、危険を省みることは無かった。

だから、ソニョンを殺すなんてこと、する筈が無いと。

テイは、優しくジンギョムを抱きしめました。

ジンギョムは子供の様に泣きました。

 

ミンヒョクも、あの黒いフードつきのコートを着た人物を見かけました。その人物のせいで、ジンギョムが混乱してしまったに違いないと考えました。

ミンヒョクは、ジンギョムに協力したいと言いました。

しかし、ジンギョムは拒否。

ミンヒョクは言いました。ジンギョムを利用して、テイもジンギョムも殺そうとするだろうと。協力できるのは自分しかいないと。

ジンギョムは、ミンヒョクの申し出を了承しました。だからと言って、ミンヒョクを信頼し始めたわけではありません。

 

ミンヒョクは、キ本部長について調査を開始しました。

でもそれもキ本部長にはお見通しです。

そして、ミンヒョクも、敢えてキ本部長に自分の目的を打ち明けました。テイとジンギョムを殺そうとする人物がいると分かったと。自分は必ずその人物を捕まえてみせると。

そうすることで、動きを止めようと考えたのです。

 

ドヨンはジンギョムが心配でなりません。

テイやジンギョムに協力しようと言う気持ちは十分あります。

でも、やはり勝てる相手だとは思えません。

あなたを困らせる事を言うわ・・・と前置きをしてジンギョムに言いました。

「もうやめて。」

逃げて身を隠して平凡に暮らそう。周囲に無関心だったあなたと、また一緒にいたい、あの頃のように・・・と。

戻れない・・・とジンギョム。

「あなたが好き。高校時代からずっと好きだった。変化は望まない。ただ、今まで通りあなたを好きでいたいの。」

ごめん、約束できない・・・とジンギョム。

でもね、ドヨンは答えを分かっていたと思いますよ。

この話を、テイは聞いてしまいました。

 

テイの脳裏に、またソニョンの記憶が蘇りました。

妊娠、出産を経て、ジンギョムをわが手に抱きしめた時の記憶です。

知らず知らずのうちに涙がこぼれて来ました。

その瞬間、予言書の最後のページに書かれていた“彼女が作った創造物”と言うのは、ジンギョムを指していると気付いたのです。

テイの項には、いつの間にかソニョンと同じΩの様なマークが出来ていました。

 

テイはジンギョムに電話しました。

ジンギョムの声を聞いた瞬間、ソニョンが言った言葉を思い出しました。

時の扉を開いた代償を払う人物はソニョンだけじゃないと言う言葉です。ジンギョムの事を指しているのかと思いましたが、それは、テイのことだったようです。

テイもまた、代償を払う運命にあるということです。

その時、テイの前にあの黒いフードの人物が現れました。

テイは、運命を受け入れようと思ったのでしょうね。ため息を一つついて立ち上がりました。

何も話さないテイに、ジンギョムが何かあったのかと問いました。

テイは、ドヨンを大事にしてと言いました。

「二人はお似合いです。お母様が亡くなった時も傍にいてくれた人でしょ。ドヨンがいなかったら刑事さんは、今の様にいい人になれなかったでしょう。」

何故今そんなことを?と聞いたジンギョム。

ジンギョム・・・とソニョンの声が聞こえました。

ジンギョムは、異変を感じ、テイの研究室に駆けて行きました。

しかし、そこにはテイの姿はありませんでした。携帯だけが落ちていました。

 

ソク・オウォンは、キ本部長に指示しました。

ミンヒョクを含めタイムトラベルに関して知っている過去の人物を全て始末するように・・・と。

キム刑事が襲われました。

殺されちゃった血痕だけを残して、姿が消えちゃったけど・・・。

次に狙われたのは、ドヨン。

しかし、危機一髪のところでジンギョムが防ぎました。キ本部長を撃ったのです。

危機を知ったミンヒョクが、ジンギョムに連絡してきたのです。

 

ジンギョムはドヨンに人の多いところに行けと連絡しました。

不安がらせないよう、決して危険だとは言いませんでした。

でも、ドヨンは察しました。自分に危険が迫っていることを。

「お前への気持ちは自分でも分からない。ただ確かなことは、お前に何かあれば僕は耐えられない。何としても僕が守るから。待ってろ。」

分かった、急いでね・・・とドヨンが言った時、辺りの電気が消えました。

そして、キ本部長が銃を構えて現れたのです。

ジンギョム・・・とドヨン。

「来なくていい。いえ、絶対に来ないで。」

ここであたくし、じ~ん・・・ですよ。ドヨンの想いが本物だと感じられる言葉ですから。

ジンギョムはアクセルを目いっぱい踏み込みました。

 

そして、危機一髪、ドヨンは助かったのです。

 

ジンギョムはドヨンを警察署に連れて行きました。ここでいろ・・・と。

仕事があると言うジンギョム。

ドヨンは察しました。テイを助けに行くんだと。傍にいてほしいと言う言葉を飲み込んだドヨンです。

 

テイはアリスにいると思ったジンギョムは、ミンヒョクにアリスに連れて行ってほしいと頼みました。

危険だと止めたミンヒョクですが、ジンギョムの強い思いを知り、了承しました。

 

テイはアリスに軟禁されていました。

テイの前に現れたのは、ソク・オウォン。勿論、テイの知るソク所長とは違います。

テイに危害を加えるつもりは無さそうです。

テイが聞きました。“先生”とジンギョムは同一人物なのかと。

はっきりとは答えませんでしたが、ソク・オウォンの言いたかったのは、“先生”と言う怪物は、ジンギョムの未来の姿だということでしょうか。

 

ミンヒョクは、ジンギョムをアリスに連れて来はしましたが、ジンギョムはアリスに入ることは出来ませんでした。

ミンヒョクが、アリスに過去人が入るための薬だと飲ませたのは、実は催眠剤だったようです。

ジンギョムをアリスに行かせるなと言うのがテイの最期の頼みでしたから。

「最初で最後だが、父親の役目を果たす。」

と、ミンヒョクは言い、一人でアリスに入って行きました。

 

テイに会い、安心させました。

そして、ソク・オウォンに銃を突きつけました。

ソク・オウォンは、ジンギョムが来ると言いました。

ミンヒョクは、ジンギョムは過去人だからアリスには入れないと言いました。

しかし、ソク・オウォンは言いました。

「あの方は特別なんです。あの方に行けない場所はありません。」

その言葉通り、ジンギョムはアリスに向かっていました。ミンヒョクが隔離しておいたのに・・・。

 

頼む・・・とミンヒョクは言いました。ジンギョムに手を出すなと。

もう去れませんよ・・・とソク・オウォン。

ミンヒョクが願いを聞いてくれたら、アリスを去ると言っていた事への答えです。

ソク・オウォンがミンヒョクの足を撃ちました。

その銃声を聞いたテイ。飛び出して来ました。

 

あなたは誰も守れないと、ソク・オウォン。

ミンヒョクは、飛び出して来たテイの盾になりました。

テイは泣きながらソク・オウォンに言いました。

人を殺すほどタイムトラベルが重要なのかと。

「何故聞くんだ?」

と、ソク・オウォン。

タイムトラベルの必要性を彼に説いたのは、テイだったからです。

怒りに任せて、テイを撃とうとした瞬間、反対に撃たれたソク・オウォン。

ジンギョムでした。

 

何が目的だと聞くジンギョムに、あなたのためだと、ソク・オウォンは答えました。

「先生があなたを待っています。」

それが、ソク・オウォンの最期の言葉でした。

 

ジンギョムは、ミンヒョクに言いました。

まだあなたを許していない。許す時間も無いのか・・・と。

済まない・・・とミンヒョクが呟きました。

 

ミンヒョクは、幻想を見ました。

1992年、テイが妊娠を告げられ、ここに残って産むと言われた時、自分も一緒に残ると言っているシーンを。

3人でここで、幸せに暮らそうと言うと、テイは嬉しそうに微笑みました。

きっと、ミンヒョクは心の奥底で、いつも、そうすれば良かったと思って生きてきたのでしょうね。

ミンヒョクは、そのまま息を引き取りました。

 

ジンギョムとテイの前に、例の黒いフードの人物が現れました。

銃を突き付けて、母を殺した理由を聞いたジンギョム。

俺も昔、老人に同じ質問をした・・・と“先生”。

フードの下から現れた顔は、なんと、ジンギョムの年老いた顔。

「僕は怪物じゃない

と、叫んだジンギョムに、先生は銃口を向けました。私も今の様に否定したと言いながら。

「今や私がその老人となり、今度はお前が私を殺しに来た。」

 

テイが割って入りました。

「刑事さんを殺さないで創造物は刑事さんだけじゃなくあなたもよ。次元は違うけど。2人の母親は同じでしょ。殺したら時の扉が閉ざされてしまう。」

老人のジンギョムは、ふっと笑って、躊躇なくテイを撃ちました

僕が必ず元に戻します・・・とジンギョムは泣きながらテイを抱きしめました。

でも、テイは言いました。逃げて・・・と。

「時間には始まりも終わりもありません。でも人間には始まりがあります。その始まりを止めなければいけない。」

ジンギョムの腕の中でテイは亡くなりました。

項のΩの印を見て、ジンギョムはテイが母と同一人物だと気付きました。

 

いつもお前のために命を捨てる・・・と老人。

 

僕のために母は自分を犠牲にした、お前が殺したんだ・・・とジンギョム。

今は恨むだろうが、いつか感謝するときがくる・・・と老人。

私ははお前を救い、お前は私を救った・・・と。

「これはお前が時間を支配するチャンスだ。」

と言う老人に、ジンギョムは自分はお前とは違うと言いました。そんなものはいらないと。

「お前が始めたから僕が終わらせる。」

その言葉を聞いて、老人がジンギョムに銃を向けました。

しかし、次の瞬間、ジンギョムの姿が消えたのです

 

難解だわ・・・

ここに来て、まだ難解。ラスト1話で理解できるのか?あたし


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『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』2話まで

2021-11-09 14:59:48 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

オン・ダルがカジンの事を知ってると言ったのは、刺客を知ってるという意味でした。

つまり、一目でカジンを刺客だと察したってわけです。

カジンは、王宮の女官だと嘘を言いました。

オン・ダルはイマイチ信じて無さそうです。カジンが剣を持っているからですね。

でも、言いました。

「良かった。こんな綺麗な女が刺客だったら悲しくなるからな。」

まぁ、カジンの嘘を信じたフリをしてあげたって事のようですね。

 

オン・ダルは、カジンの腕の傷の手当をしてあげました。

「今後は人を傷つけないで、自分の事も守れ。大切な命だ。」

と言って。

 

オン・ダルは父亡きあと、サ氏夫人を養母として山奥で二人で生きて来ました。

世の中の事には一切関わらず、バカのオン・ダルとして。

スンノ部族の幼馴染プンゲが村で暮らせと呼びに来ても、応じませんでした。

父オン・ヒョプ将軍は、逃げようと思えば逃げられたのに、そうしませんでした。部族の皆を守るために。

「復讐などするな。この世には怒りも憎しみも無くて良い。どうか平凡に生きて・・・いや、むしろバカとなり、ひっそりと穏やかに生きるのだ。」

と言うのが、息子ダルに残した言葉でした。

そして、オン将軍は、部族の民やダルたちの目の前で処刑されてしまったのです。

その夜、サ氏夫人は、自らの両目を焼きました。ダルが危険な行動を起こそうとしたのを、そうやって止めたのです。目の不自由な母親を置いて行くのかと。

ダルは、結局、折れた宝刀を埋めた場所の意味を聞かないままでした。

 

当時、平原王はお酒と女に溺れて政治を省みない状況でした。民もそれを承知でした。

政治は、有力な部族長たちによって良いように回されていたということです。

天誅房も、もしかしたら彼らの息がかかっているのかもしれません。何せ、王族を狙っているのですから、部族長たちにとっては邪魔な者を消してくれていると言っても良いでしょうし。

王はますます孤立していくわけですね。

 

カジンは王宮に忍び込み、女官に成りすましました。

あんなに簡単にできるわけ

 

ヨン王妃が死んだ後、平原王の猜疑心はますます強くなっていまして、毎晩寝所を変えるほどに怯えています。だから、平原王を殺すにも、居場所を掴むのが厄介ということです。

 

偶然、ピョンガンの弟ウォンから、姉ピョンガンの祭祀に使うものを託されたカジン。

ピョンガンの住まいだった館に向かいました。

そこにいたのは、ピョンガンの乳母コンソン夫人。

コンソン夫人は、鼻歌を歌いながら、裁縫をしていました。

その歌を耳にした瞬間、カジンの脳裏に、乳母の背に背負われて聞いた光景が浮かんだのです。

部屋のツクリにも見覚えがありました。

こっそりと抜け出していた秘密の通路がある場所の記憶も浮かびました。

訳も分からず無意識のうちに通路を開ける仕組みに手を伸ばしたカジン。

その様子をコンソン夫人が目にしました。

知っているのは、ピョンガンだけでした。

「王女様。」

慌てて部屋を出て行ったカジンの後をコンソン夫人が追いましたが、見失ってしまいました。

 

カジンも動揺していました。

また激しい頭痛がしました。

 

翌日が祭祀でした。

カジンは舞を練習している巫女の様子を観察し、その舞を覚えました。

そして、一人の巫女を監禁し、成りすましたのです。

 

妻や娘のための祭祀だと言うのに、平原王は二日酔いの状態で、ふらふらです。

臣下たちは皆、眉をひそめました。

祭祀の警備を担当しているのは、親衛隊。その長コ・ゴンは、ピョンガンの武術の師匠であり、ケル部族長コ・ウォンピョの息子です。

しかし、父親とは少し考え方が違うようです。

 

コ・ゴンは落ちているメモを拾いました。

『巫女が王を狙う』と書かれていました。

 

既に奉納の舞は始まっています。

カジンも加わっています。顔を半分隠したマスクをつけているので、一見すると皆同じように見えます。

コ・ゴンは巫女の控室のような場所を調べに行きました。

すると、そこに一人の巫女が縛られていたのです。

刺客が紛れ込んでいると、察せられました。

父コ・ウォンピョに危険だと知らせました。しかし、コ・ウォンピョは動きません。他の部族長も同様です。

儀式を中断するのは良くないから、よく見張るようにと言うだけです。

王殺害の黒幕は、父親たちだとコ・ゴンは気づいたでしょうね。

 

平原王が荒れた生活をしているのは、後悔と罪悪感に苛まれているからでした。

側室のチン妃や部族長たちの言葉にまんまとだまされてヨン王妃とピョンガンを殺してしまったことです。

ウォルグァンは、寺にはいませんでした。長い間、修行の旅に出たままだったのです。ヨン王妃との不倫なんぞと言うのは、出鱈目だったと、襲撃の後で知った平原王。

もう、遅かった。ヨン王妃殺害の命は実行されてしまっていたのです。

平原王は、ヨン王妃の遺体に縋って泣きました。

 

その時の苦しみが、祭壇の前に立つと蘇ってきた平原王。

お酒の影響もあって、精神的に混乱してしまい、舞を止めろと、巫女たちの中に入って行きました。

神聖な祭祀を止めてまでお酒を飲む平原王の姿は、とても国を統治できる王の姿ではありません。

コ・ゴンは心配そうな、哀れな目をして平原王を見つめました。

部族長たちは、ほくそ笑む感じです。

 

平原王は、巫女の中にいるカジンに目が留まりました。

王の目には、マスクをしていても、それがピョンガンに見えたのでしょうか。それとも、ヨン王妃に

よろよろとカジンに近づいて来ました。

周囲の目がカジンに集まります。

マズイと思ったカジンは、咄嗟に火薬を投げつけ、煙幕を張りました。

煙幕の中で、王を殺そうとしたのですが、親衛隊とコ・ゴンによって阻まれてしまったのです。

しかし・・・カジン一人かと思ったら、臣下の中に仲間がいましたね。剣を投げてくれましたから。

とはいえ、平原王の暗殺は失敗してしまいました。

 

カジンは王宮から逃走。

追っ手のたくさんの兵から必死に逃げました。

 

ところが、逃げている最中も、カジンを失った記憶が襲って来たのです。

そこここで、同じ経験をしたことを思い出しました。

追い詰められて、崖から転落しそうになった時、またもオン・ダルが

オン・ダルは、薬草を取りに来ていたのです。

オン・ダルを庇って、カジンが矢に

 

オン・ダルはカジンを背負って逃げました。

連れて行ったのは、自分の家。

手当てをするとき、カジンの体に巻き付けられていたたくさんの武器を見つけたオン・ダル。

刺客だと確信しました。

そして、何か事情があるに違いないと思いました。

 

サ氏夫人は、官軍に自分たちの事がばれるのではないかと、常々神経をとがらせています。

だから、いくらオン・ダルの命の恩人だと言っても、カジンを住まわせるのは賛成できませんでした。

まぁ、大怪我をしていると言うので、無下に追い出す事も出来ないと考え、渋々引き受けた感じです。

 

翌朝には、カジンは意識を取り戻しました。動きも普通に見えます。

回復早いわ

 

ノー天気なオン・ダルと盲目の母親という組み合わせ。

カジンはこれまでの自分とは正反対の二人に戸惑いましたが、悪い気はしなかったようです。

そんなカジンの元に、天誅房のタラ・ジンとタラ・サンの二人が現れました。

ジンとサンは双子で、カジンと同じ刺客です。

カジンが作戦に失敗し、逃走していると知った頭のトゥ・ジュンソは、すぐさま彼らにカジンを探すよう命じました。官軍より早く見つけるのだと。

で、あっという間に見つけたってわけですね。

 

サ氏夫人は、カジンの持ち物の中に剣があることを知りました。

昨晩の麓の騒動が、カジンのせいだと思いました。女官なんかじゃないと。

刺客だと、サ氏夫人も気づきました。

刺客は、顔を見られた相手は必ず殺すのが通常。自分たちも危ないと思い、オン・ダルにカジンを追い出せと言いました。

でも、オン・ダルは怪我が治っていないから・・・と反対。

そんな時オン・ダルが家の周囲に何重にも仕掛けている罠が壊されていると聞いたのです。

何者かが、来たと思ったオン・ダルは駆け出しました。

自分たちがと言うより、カジンが心配になったようです。

 

罠を壊したのは、ジンとサンでした。

オン・ダルたちが単なる民じゃないと感じていました。

そこに、オン・ダルがカジンを呼ぶ声が聞こえたのです。

ジンが殺そうとしたのを、止めたカジン。

顔を見られた人間を生かしておくことは天誅房の掟に反する行動でした。

大切な命だ・・・と呟いたカジンを、奇異な目で見たジン。出来なければ、私たちが・・・と言いました。

サンが言いました。

「他の方法がある。夫婦になれ。天誅房の人にしてしまえば、生きられる。」

 

カジンは悩みました。

殺すのか、夫婦になるのか・・・。

もう、オン・ダルを殺したくはないと思えていたんですね。

 

あの罠は何?とカジンが聞くと、獣が怖いんじゃない、人が怖いんだ・・・とオン・ダル。

都に住まない理由は?お母さんの目どうしたの?・・・とカジンがいろいろ聞きました。

でも、オン・ダルは言葉を濁すだけ。

何か言えない事情があって、こんな山奥に罠を張り巡らせて住んでいるんだとカジンも察しました。

 

穏やかで静かな時間が過ぎました。

カジンはおそらく初めての経験だったでしょう。

 

コ・ウォンピョは、息子のコ・ゴンを王宮の守備隊に任じました。

刺客を捉えろと言いました。

コ・ゴンは捕らえて良いのかと聞きました。

つまり、父たちが画策し、遣わした刺客を捕らえて良いのか?と言う意味ですよね。

考えすぎだと、コ・ウォンピョ。

しかし、コ・ゴンは自分の予測が当たっていると思っていました。刺客を捕まえるということは、一族の恥をさらさないためだと考えているのです。


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