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時は2019年になります。
一人の男性が崖から転落死しました。
一見すると、狩猟中の事故死に思われましたが、これはスヒョンの仕事。
謎の女性からの依頼です。
死んだのは、麻薬密売の疑惑をかけられていたユ・デホンと言う人物です。
担当したのが、ト・ヒョンジン刑事=ナナさん。
本庁の特殊捜査課の警部補です。
若い女性と言う事で、所轄署の特殊捜査課のパク刑事などは頼りなく思い、反発と言うか、先輩面をすると言うか・・・。
でも、そんなことはおそらく慣れっこなんでしょうね、ヒョンジンは。
ダーツの世界記録保持者という実力を示し、黙らせましたよ。性格も勝気ですしね。
ヒョンジンの経歴は変わっています。
ロシアにバレエ留学したのに、結局警察大学に入ったんだとか。
今回の事件の捜査に名乗りを上げたようです。
ヒョンジンは、今回の事件を単なる麻薬事件の容疑者ではなく、連続殺人の被害者だと主張しています。
現場からの帰り、ヒョンジンは一人の男性と会いました。
野生のシカが怪我をして倒れているのを、助けようとしていたスヒョンでした。
これが初対面と言う事ですよね。
スヒョンは、麻酔矢を放とうとしていましたが、それを制して、ヒョンジンがダーツの実力で麻酔矢をシカに当てました。
あっさりとシカを捕獲出来ました。
協力してあげたのに、不愛想でお礼の言葉も言わないスヒョンに少々気分を害したヒョンジン。
ま、出会いとすると、印象的だったでしょうね。
ヒョンジンが主張する連続殺人事件。
その根拠の一つは、9年前に死んだミン・ヒョク記者の手帳にありました。
燃やされかけた手帳にかろうじて残っていたメモ。そこに記された名前の人物は、皆、死んでいました。
どの事件でも容疑者がいたのですが、証拠不十分で不起訴となっています。
要するに、全て未解決事件なのです。
今回のユ・デホンを殺した容疑で捕まったのは、麻薬常習者のキム・ジョンシク。
スヒョンが利用している食堂を営む女性の夫です。
麻薬の常習で妻に暴力をふるったりして、どうしようもない男なのですが、妻は殺人をするような人間じゃないと庇いました。
父親がイヤで、随分前に娘は家出をしてしまったようです。
スヒョンは、ユ・デホンを殺した証拠の写真を送りました。
これまでに送られてきた写真を見ていたスヒョン。
どこかの家が写っているものです。住所が写真から判明しました。
で、そこに赴いたスヒョン。
ところがです。
空き家のようなのに、何故か明かりがあったりして、不気味な雰囲気なんですよ。
時限爆弾が仕掛けられていましたし。
ま、スヒョンは寸前で気づき、家を飛びだしたので、危機を逃れることが出来ましたが。
直後に電話が来ました。変声機を使った声が言いました。
「その1母娘を捜せば、彼女らは死にます。その2依頼人を探れば母娘が死にます。そしてあなたも。」
キム・ジョンシクという容疑者を逮捕したと言う事で、捜査班は一件落着という雰囲気になり、打ち上げまで行われました。
勿論、ヒョンジンはそんな気になれません。
唯一、イ刑事だけがヒョンジンの説に賛同していて、彼も打ち上げの席から早々に引き上げて来ました。
「キム・ジョンシクが犯人だとしていれば、真犯人は疑われていないと思う。」
と、ヒョンジンはイ刑事に言いました。
油断させるのが目的だと。
でも、真犯人の陰すら掴めてはいません。
ヒョンジンは部屋を探していました。
で、不動産屋から斡旋されたのが、スヒョンの動物病院のビルの4階の部屋。
そこは、カン・スルギと言う女子高生がオーナーでした。
親はいないのに、金は持ってるんだと不動産屋が教えてくれました。
解剖を担当したのは、ヒョンジンの先輩にあたる科捜研のチャン医師。
彼が言うには、死体が届いた日、上層部から指示があったようです。事故処理にしろと。
でも、チャン医師は、その連絡を録音した上で、ちゃんと解剖し、結果を示したようです。
チャン医師は、上層部がそう動いているのに、ヒョンジンが別の意見を持って捜査しようとしているのが心配でした。
「ヒョクのせいだろ?」
と、チャン医師は言いました。どうも、ミン・ヒョク記者の死亡状況と似ているようです。
ミン・ヒョク記者が死んだ時、実は目撃者がいました。
幼い女の子です。
現場に駆け付けたヒョンジンは、その女の子が呆然と現場に座り込んでいるのを見ているのです。額に大きな切り傷をし、ぼんやりと部屋の隅に座り込んでいたのです。
その女の子が、ビルのオーナー、カン・スルギでした。
額にはまだ傷跡が残っています。
スヒョンに写真が送られて来ました。
っていうか・・・。あの写真は以前に送られたものなのかしら?ユ・デホンらしき人物が写ってるような。
そしてもう一人、その写真には写っていました。
ヒョンジンです。
とにかく、ヒョンジンと何らかの繋がりがあると分かったわけですよね、スヒョン。
その時、ヒョンジンが猫を抱えて飛び込んで来ました。
車ではねてしまったのです。
初対面の時、名刺をもらっていたのを思い出したのです。
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