レビュー一覧は、こちらから。
サンウンを預けた後、また引き取って財閥令嬢に育て上げたミホの心情を、ジホはなかなか理解出来ませんでした。
だから、部下の人たちに聞いてみました。
忘れられなくて引き取って育てても、罪悪感から母親だとは明かせないんじゃないかと、キム調査員は言いました。
高圧的な環境で事業手段として利用するために英才教育を施したように見えても、実際その子供は苦痛と感じていなかったかもしれないと、パク係長は言いました。
虐待か愛情か判断するのは、当事者だと。
ヘジンがカンジングループに戻ったことで、ソンジンの計画がカン会長にばれてしまいました。
いえ、ソンジン自ら計画を打ち明けたの?起死回生を狙って。
でも、カン会長は激怒。
一時は弟の婚約者だった女性と結婚しようと考えるなんて、流石に許せなかったのです。
ソンジンを殴りつけましたよ。
一方、ヘジンに対しては満足げです。やっと帰って来たし、ソンジンより出来が良いと思えたのでしょう。
まぁ、末っ子には甘くなりがちですけどね。
ジホは、サンウンにミホへの思いを聞きました。
これまできちんと聞いた事がありませんでしたからね。
サンウンは、ミホを憎んでいると言いました。商品扱いされたことで自分の人生を生きられなかったからと。
「罰を与えたいと思いますか?」
と、ジホが聞きました。
サンウンは首を横に振りました。
ミホの惨めな姿は見たくない、育ててくれた人なので・・・と。
ジホは、サンウンの優しさに心が動かされました。そっと肩を抱き寄せました。
サンウンは、ヘジンが俳優を引退しカンジングループに戻ったのには、何か理由があると思いました。
自分が何か助けてあげられるなら・・・と思い、ヘジンを訪ねました。
でも、ヘジンはサンウンを拒否しました。
元居た場所に帰っただけだから・・・と言いました。そして、サンウンに気を遣われるのは苦痛だ・・・とも。
ヘジンの精一杯の強がりでした。
自分のおかげで幸せになった人は多いのに、そうじゃない人がいる・・・とサンウンは思いました。
ジホはミホについて詳細な履歴を調べていました。
それを、ミホにぶつけました。
サンウンがミホの娘だと言う状況証拠です。
その上で、サンウンはミホが処罰されるのを望んではいないと言いました。
「だから、あなたから謝ってほしいんです。母親ですから、先に手を差し伸べてあげてください。」
しかし、ミホは母親ではないと言いました。資格など無い・・・と。
「母親だと認めたら、あの子に癒えない傷を負わせてしまう。そこまで背負わせたくない。このまま母親だと最期まで認められないことで罪を償います。」
そして、ケリをつけることがあるのでと、背筋を伸ばして席を立ったミホでした。
ミホは、チョン会長に会いに行きました。
イナグループの極秘事項を持っていることを、以前、チョン会長に示してありました。
それを公表する事は、ミホ自身も破滅しますが、失うものは何も無いとミホは脅しにも怯みません。
ミホの望みは、サンウンの将来の保証なんでしょう。
ジホは、ミホにサンウンに謝罪する機会を作ってあげました。
夜景を見ようとサンウンを呼び出したのですが、やって来たのは、ミホでした。
今のサンウンの生活を放っておくわけにはいかないとミホが言いました。
「いい加減にして。今私は幸せなの。生きて来た中で一番ね。」
そして、13年間お金を送り続けて来たのは、ミホが心配だったからだとサンウンは言いました。
それを聞いて、ミホが言いました。
「お嬢様、済みませんでした。」
サンウンが幸せになれる道だと判断したからだと言いました。
「ずっと謝りたかったけど、どうすればよいか分からなくて。でも、ジホさんのお陰でやっと言えました。」
なんだか、トゲが取れた感じのミホです。柔らかい表情です。
受け入れるわ・・・とサンウン。
ジホは、素敵なレストランを予約してくれていました。おまけに、ケーキと写真撮影までセットしてましたよ。
初めて仲の良いツーショットが撮れました。
ジウンは、ジホを食事に呼び出しました。これが、ジホの頼みを聞いて記者会見した見返りでした。
ジホ、少々拍子抜けしました。
ジホはせめてものサービスに、飲めないお酒を付き合いました。
ジウンは、ジホが変わったと思いました。それがサンウンのお陰だと言う事も分かっていました。
羨ましいと思いました。そう言う人と自分も出会いたいと。
ジホは、ジウンに手切れ金として渡されていた通帳を返しました。
つまり、今住んでるマンションは、ジホの貯めたお金で買ったということです。ジウンのお金ではなく。
きっぱりと別れを告げられた格好でしたね、ジウン。
グァンナムは海外に行く決心をしています。
だから、最近、サンウンに家事を仕込んでいたんですね。
これまで、サンウンの悩みを聞いてあげ、相談に乗ってあげていたグァンナム。
男性ではあるけど、本当に親友と呼べる存在です。いなくなるのは、本当に寂しいでしょうね。
正直に自分の気持ちを打ち明ける事が大切だとキム部長夫妻に教えられたジホ。
サンウンヘの想いの始まりを告白しました。
実は、サンウンと契約をしたにもかかわらず、やはり良くないと思ったのでしょうね、キャンセルしようと考えたのです。
初めてサンウンが来た時、明るく“お腹が空いた”と言われ、戸惑ってしまいました。気まずくなると思っていたのに、2人でとった食事は美味しく、不思議に気が楽でした。
結局、契約解除を言い出すことは出来ませんでした。
あと一日だけ・・・、次は必ず・・・と思いながら、5年が過ぎたのです。
「帰らないでください。離れたくないです。」
真っ直ぐにサンウンを見つめながら、ジホが言いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます