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東宮殿の尚宮等から得られた情報は、全て王妃の元に集められていました。
だから、呪いの書をファンが読んだ時も、ジェイが内官として東宮殿に勤め始めたことも、ジェイがお尋ね者のミン・ジェイだと言う事も知っています。
ファンが真実に近づこうとしている今、その力を少しでも削ぐために、ソンオンとの仲を裂こうと考えたのでしょうね。
ハヨン公主とミョンアン大君を守ってくれたことの礼を言うと言う口実の下に、ソンオンを呼びました。
で、コ・スンドル=ミン・ジェイということを伝えたのです。
あくまでも、根拠の無い噂だけど・・・と。
あり得ない事です・・・と、ソンオンは必死に動揺を押し隠して王妃に言いました。
ファンのためにも、認めてはならないと思ったのでしょうね。
そして、ファンが自分に事実を明かさなかった理由を考えた時、不安に襲われたのでしょう。
テガンがジェイの首を絞めつけるのを見つけたのは、ファン。
テガンは、自分の行動にショックを受けました。
いくら取り乱したとしても、ジェイを殺そうとするなんて・・・と。
自分が双子だということをファンが既に知っていると言う事も、テガンにとっては驚きでした。
この状況では、信じては貰えない事も分かりました。
しかし、テガンはこの時まで兄が生きている事を本当に知らなかったのです。ましてや、ファンを害そうとしたり、一連の事件に関わっていることなと、信じたくない事でした。
自分はどうやって兄の罪を償えばよいのか・・・とテガンは言いました。
ファンは、テガンを心から信じていると言いました。だから、必ず守ってやると。
ただ、今は、テガンとテサンを瞬時に区別する事が出来ません。だから、家で待機しろと命じました。
ソンオンは、これまでの経緯を思い起こして、ファンとジェイのお互いに抱く想いに気づきました。
そう思ったら、納得できる状況が多々ありました。
ガラムは、以前、ジェイの父が赤い色で何やら記号か図形に見えるものを書いているのを見たことがありました。
それが何を意味するのか、ガラムには全く見当がつきません。
ミョンジンに聞いてみました。
が、全く分かりません。
ミョンジンは、既にファンとジェイ、そしてガラムの正体に気づいていました。
ガラムはそれを知って、驚きましたが、一方で、見て見ぬふりをしてくれることに感動しました。
ミョンアン大君は、まだ意識が戻っていません。
ずっと、眠り続けたままです。
ミョンアン大君の髪は黒いままで、術がかけられてはいないように見えます、今のところは。
世子嬪に左議政の縁戚に当たるソウンが選ばれました。
チョ右議政をはじめとしたチョ一族は、ソウンの母が亡くなっていると言う事実を知りながら、静観しています。
左議政の権力を失墜させるタイミングを見計らっているようです。
ファンは、内官たちにお祝いを言われましたが、全く嬉しそうではありません。
気づかわしげにジェイを見つめるだけです。
ジェイが香炉について調べてもらうために、ミョンジンを訪ねると言うと、一人では危険だから出歩くなと言いました。
「どこであろうと私が共に動く。」
・・・と。
ファンとジェイに、ガラムは例の図形のようなモノを見せました。
流石にジェイにも分かりません。
が、ファンが気づきました。
「織錦図(チックム)だ。暗号文のようなものだ。」
つまり、送り合う2人にしか意味が分からないものなのです。
ジェイの父が密かに誰かに伝えたい事があったということです。
ジェイとガラムは必死に考えました。そして思いだしました。
役所の実務官だと。
ジェイ父が信頼していた人です。
「では、すぐにでもその方に会わなければ。世子様」
言った瞬間、ミョンジンは口を押えました。
正体を知っていることは、内緒にしておこうとガラムと約束していたからです。
その理由と言うのが、相手が世子だったら、礼を尽くして対応しなくちゃいけなくなるからです。これまでのようにお気楽に冗談を言ったり、揶揄うこともできませんからね。
ま、これで隠し事が消えて、ある意味気楽になったかもしれませんけどね。
ジェイとガラムは、正体を明かして実務官に会いに行きました。
密書を持っているなら、渡してほしいとジェイは言いました。
しかし、立場上、実務官はお尋ね者のジェイの望みを聞くわけには行きません。
見逃してやるから、行けと言いました。
そこにファンが登場し、正体を明かしたことで、実務官は密書を渡してくれました。
やはり織錦図でした。
実務官は、これを左議政に渡すよう命じられていたようです。
しかし、届けようとしたとき、丁度左議政が謀叛を企てたと捕らえられそうになっているのを見て、渡せずにこれまで持っていたのです。
やはりファンにもミョンジンにもジェイにも意味は分かりませんでした。
ソンオン、意を決して、ジェイに言いました。
「ありがとう。生きていてくれて。気づくことができず、すみません。もし知っていたら、守ってさし上げられたはずなのに。何もできず、申し訳ありません。」
ジェイもすぐに意味を理解しました。
そして、自分の正体を知らなくても、充分よくしてくれたと礼を言いました。
「何故、私の元に来なかったのですか?」
と、ソンオン。
ここまでの会話を、部屋の外でファンが聞いていました。
しかし、ジェイの答えを聞かず、そっとその場を立ち去りました。
ジェイは、家族を殺した犯人を捜すことが何よりも大事だったと言いました。
ソンオンはもう一つ知りたいことがありました。
ファンが、ジェイの正体を知った上で側に置き続けたのかということです。
ジェイは、側に残ると言ったのは自分だと言いました。
ファンは何度も、ソンオンの元に行けと言っていたと。
それがどれほど危険な事か・・・とソンオン。
ジェイにとってはもちろん、ファンにとっても・・・と。
「今からでも、知られる前に、私と一緒に王宮を出ましょう。」
と、ソンオンが言いました。
しかし、ジェイは差し出されたソンオンの手を取りませんでした。
ソンオンの許嫁ミン・ジェイには戻れません・・・と。
ソンオンは、ジェイのファンへの想いを確信しました。
しかし、諦める事は出来ませんでした。
「私たちは家同士が婚姻を約束しました。あなたは私に嫁いだも同然です。破談にしない限り、あなたは私の妻です。」
引き留められないのを、あなたもお分かりじゃありませんか・・・とジェイが言いました。
「これ以上私を待たないでください。新しい縁を結んで幸せになってください。これが私が差し上げられる真心の全てです。」
悲しいですね、ソンオン。
部屋の外にいるファンを見つけたソンオンが言いました。
「以前、お約束してくださいましたよね。ミン・ジェイが戻り潔白を証明したら、私の元に返すと断言してくださった筈です。友との約束なので、世子様のお言葉を信じています。」
私がその約束を守れると思うか?と、ファン。
ジェイは自分の意思を持った女性で、そんな女性を無理やり連れ戻して縛っておけるか?と。
ソンオンも分かっています。
しかし、この時はそれを認めたくはありませんでした。
ファンは、ムジン法師がミョンアン大君に術をかけようとした理由が分かりませんでした。
ジェイは、ハヨン公主から聞いた話を打ち明けました。
ミョンアン大君が桃を前世子に渡したということです。
この話は、ハヨン公主だけでなく、王妃も聞いていたようだということも。
ジェイは、王妃への疑惑を打ち明けました。クォン尚宮の行動を王妃が知らなかった筈は無いと思うからです。
ある朝、突然、ミョンアン大君が目覚めました。
が、白髪になっていたのです。術が掛けられたと言う証拠です。
白髪になってはいるけど、体調はすこぶる良さそうです。
以前のように鬱々とすることもありません。苦しみの全てを忘れてしまったようです。
それが術をかけた目的ですからね。
ファンは、ハヨン公主に桃の一件を問いただしました。ハヨン公主は頷きました。
ファンが左議政を訪ねて行きました。
味方だと思って良いかとファンは左議政に尋ねました。
左議政は、頷きました。王様に、ファンを守ると誓っていると。
ファンは、ジェイ父からの密書・・・織錦図を渡しました。
事件が起こる前に書かれたもので、内容が事件の原因になっているかもしれないと、ファンは言いました。
左議政は、織錦図を解読しました。
その内容に、驚きを隠せません。
その頃、王宮で事件が起こっていました。
なんと、世子嬪ソウンが殺されたのです。
その凶器は、なんと、ジェイの短刀。
少し前に、盗まれてしまっていました。おそらく、テサンの仕業でしょう。
呪いの書が書き変えられている事に気づいたジェイは、ソウンが危険だと気付き、館に駆け付けたのですが、一足遅かった。
状況から、ジェイが犯人に仕立て上げられそうです。
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