韓国書籍 チョン・リョウォン、ユン・ヒョンミン主演のドラマ 「魔女の法廷」 シナリオ集 1巻 ★★Kstargate限定★★ | |
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ホン・ソンファは離婚していました。
でも、息子と元夫との仲は少々ぎこちない雰囲気はありますが、至極良好のようです。多分、彼女自身のトラウマの所為なんでしょうね。
元夫はイドゥムに頭を下げて言いました。
「頼みます。犯人を罰してください。私の望みはただ一つです。彼女に幸せになってほしい。時が流れても、男を見ると恐怖で震えます。私と息子で癒してやりたかった。本当にお願いします。彼女が苦しんだ年月・・・いや、それより長い年月犯人に臭い飯を食わしてください。」
何度も頭を下げました。
イドゥムは、恐怖から対質尋問を拒否し続けるホン・ソンファに自分の母親の話をしました。勿論、母だとは言いませんでしたが。
ソンファと同じような目に遭った女性は、その苦しみを隠し続けて結局、その犯人に拉致され監禁されて殺されてしまいました・・・と。
犯人はのうのうと今も暮らしている。そうできるのは、犯行の証拠もなく、証言する被害者もこの世にいないからだと。
「でも、あなたは話せます。加害者に何をされたか、どんなに苦しかったか。この機会に地獄から抜け出しましょう。」
ホン・ソンファは対質尋問を受け入れました。
キム報道官は、ホン・ソンファを好きだったと言い、合意の上だったと主張しました。
でも、ソンファはそれを全て嘘だと言いました。
二人の主張は対立しました。
人生を破滅させるつもりか・・・とキム報道官が言うと、ソンファが立ちあがり頬を殴りました。
自分は今までずっと苦しんで来たのに・・・と。
キム報道官は、当時のソンファの医療記録を持ち出しました。不安症状や汚染に対する脅迫観念があると書かれていました。
つまり、心の病があるので、嘘偽りを言ってると主張したのです。
でもね、事件には目撃者がいたのです。
やっとその目撃者の居所を掴む事ができました。
で、ヨ検事が会いに行く事になったのですが、イドゥムが無理やりついて行きました。これが、また一歩物語を進める事になりましたね。
目撃者と言うのは、14年前、病院が火事になった時、ヨ検事と共にイドゥム母に助けられた看護師長だったのです。
看護師長は、事件直後、傷だらけのホン・ソンファを発見し、救急搬送した人物でした。
裁判で証言することを快く引き受けてくれました。
看護師長は、イドゥムをじっと見つめました。
見覚えがありそうな表情でした。
ヨ検事から、命の恩人の娘だと聞き、驚きました。複雑な表情でした。
帰りには、手作りのゴボウ茶を持たせてくれました。
娘とか姪の様な気がして・・・と言いました。
そこで明らかになったのです。
なんと、イドゥム母、生きていました
看護師長が保護してきたようです。記憶喪失なのかしら?覚えていたら、娘に会いにいくでしょうからね。
ヨ検事は、イドゥムに、看護師長と自分がイドゥム母に助けられた話をしました。
だからこそ、娘を探しに警察に行ったんだ・・・と。
そして、お母さんを苦しめた連中を必ず捕まえます・・・と言いました。それが誰であろうと・・・と。
自分の母親だろうとと言う事ですね。
イドゥムにも、その気持ちは伝わりました。謝罪は受けとると言いました。でも、許すことはできないと。
徐々にホン・ソンファの主張の裏付けが出来て来ました。
キム報道官の立場が一気に悪くなって来ました。それでも、自白しようとはしません。
焦ってホ弁護士に連絡し、どうにか手を打ってもらおうとしたのですが、既に自分がガプスから見捨てられたことを知らされただけでした。
もう新しい報道官が着任していましたよ。
絶望したキム報道官は、イドゥムと取引をすることにしました。イドゥムの実力は充分知ってますからね。
処罰を求めない嘆願書をホン・ソンファが出せば、示談となり、執行猶予か罰金刑となる・・・とイドゥム。
必ず頼むとキム報道官。
そして、彼が出した情報は、ガプスの妻の事でした。
実は、ガプスの妻は、植物状態だと思われていますが、ずっと薬によって眠らされているだけなのです。時折意識が戻りそうになると、又薬を投与されると言う繰り返しのようですね。
なんて酷い
裁判が始まりました。
キム報道官は、あくまでも無実を主張しました。
イドゥムが手に持っているのは、嘆願書だと信じていました。
でもね、イドゥムが犯罪者を見逃すなんて事、する筈がありません。
イドゥムが裁判長に提出したのは、厳罰を望むと言う嘆願書だったのです。
キム報道官との会話は、ちゃんと録音してありました。
キム報道官は、イドゥムの罠にはまったのです。
勿論、キム報道官は有罪となり、懲役5年が言い渡されました。
でもさぁ・・・良いの?この方法は。
ちょっと、ずるい気がしますけど・・・。
犯罪者が裁かれたのは納得しますが、それに至る方法がちょいと引っかかる私です。
イドゥムは、やはり検事に復帰しようと考えていました。
自分には検事が似合っていると改めて感じていました。
キャリア採用という道があるそうです。
イドゥムとミン弁護士は本格的にチョ・ガプスを攻めようとしています。
ガプスは性接待によって権力者と結びついていることを、ミン弁護士は既に掴んでいました。
ただ、その場所を特定できていなかったのです。
それを調べようと潜入していたのが、ヨニでした。
「キングダムよ。」
そう言って、ヨニが見せたのは、キングダムに通じるエレベーターのカードキー。
それはごく一部の者しか知らない場所でした。