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「TENリターン」DVD BOX(6枚組) |
クリエーター情報なし | |
東宝 |
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女性の白骨死体が見つかりました。
ご丁寧に身元が分からないように細工してあって、身元を突き止めるのに苦労しそうな予感。
でも、遺体を薬品処理してる事が分かり、これは化学に詳しい人物が関わっていると推測されたことから、一気に身元が判明しました。
ある大学教授の妻でした。
夫である教授が出張中に行方不明となり、夫が必死になって探していたんですが、これまで発見されていなかったのです。
夫は身元不明の遺体が発見されたというニュースを知ると、全国どこにで出かけて行き、確認していました。
で、今回もTENを訪ねて来たのです。
死体が入っていバッグを見て、妻だと夫は証言し、その後DNA鑑定で妻だと確認されました。
勿論最初に疑われたのは、夫である教授。
でも、夫婦仲も良く、教授としての評価も高く、これといって難点が無い教授。動機も見つかりません。
そんな時、教授に付きまとっていた助手の女性の事が浮上。
ところが、注目された途端、その助手ミンジョンの遺体が発見されたのです。一見すると、自殺したかのように見えました。遺書もありましたし。
でも、その文体等を考えると、決してミンジョンが書いたモノとは思えません。
専門家の調査でも、ミンジョンの遺書では無いと判断されました。
代わって遺書の文体等に当てはまるのが別の助手ソヨン。
また、ソヨンが処方されていた睡眠薬をミンジョンが飲んでいた事も判明。
一気にソヨンへの疑いが出て来ました。
ミンジョンの車が妻の遺体発見現場への道を通っているのが、監視カメラに写っていました。
ミンジョンに疑いが向けられる切っ掛けとなった証拠なんですが、運転しているのは女性としか分からず、ミンジョンじゃない可能性も出てきていました。それが、ソヨンでは?・・・となったのです。
ソヨンの取り調べが始まりました。イェりが担当しました。
ところがです。
人の嘘を見抜けるイェリなんですが、ソヨンの表情からは何も読みとれなかったのです。
なぜなら、彼女は正直に話していたからです。
真実を話していたからです。
ここで、ドシクが興味深い証言を取って来ました。
殺された教授の妻の同級生の話でした。
実は、妻は教授と結婚する前に恋人がいたんです。ところが、恋人は研究室の火災で亡くなってしまいまして。
その現場にいた同級生は、密かにほくそ笑む教授を見た・・・と言ったのです。
この事件をきっかけに、教授は失意にある妻を慰め、結局結婚する事になったのです。
教授に対する疑念が浮上してきました。
ところが、全く証拠がつかめません。アリバイもあります。
悩んだ挙句、一芝居うつ事にしました。
ソヨンからは何も得られず、結局釈放することになりました。
その直後、教授はソヨンを呼んで、事情聴取の様子などを聞き出そうとしました。
あくまでも自分は犯罪者ではないという体を装って。
ソヨンは気づいていたでしょうに。でも、何も言いませんでした。
しかし、教授はソヨンでさえ信じることは出来なかったのです。
その日のうちに、彼女を殺そうとしたんです。
ソヨンが死んだと報告し、教授から話しを聞きたい・・・と呼び出しました。
ジフンは、徐々に教授を追い詰めます。
でも、教授は不利になりそうになっても、上手く言い逃れします。
その時、ソヨンが生きている事をばらしたのです。ソヨンは死んでしまって、何も証言できないと高をくくっていた教授は、一瞬言葉に詰まりました。
で、ソヨンに自分を信じろ・・・なんて言うのですが、もう何もかも遅いよね。
一件落着し、ほっとして帰宅しようとしたドシクを、イェリが呼びとめました。
「どうせ傷つく事になるなら、そろそろヨ班長も真実を知って乗り越える時かと。ソン・ギョンテの話しです。」
“F”のことです。
「ソン・ギョンテには続きがあるのか?」
ドシクは驚きました。
何の事