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相続人たち OST Part 1 (SBS TV ドラマ) (韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
CJ E&M |
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帝国高校のテラスに、毎朝人型が描かれていました。まるで飛び降り自殺した人の様な感じで。
悪趣味としか言いようがありません。
ジュニョンが苛められていたように、他にも、こうやって倒れていても不思議は無いという生徒が多数いたんでしょうね。
ところが描いた人物が一人じゃ無かった事が分かりました。
ウンサンが、朝早く登校した時、見かけたのです。それはラヘルであったりミョンスであったり・・・。そしてヒョシンもそうでした。
ある日はヨンドが描いていたようです。
ウンサンは、それを知って以来、彼らの恵まれた環境を羨んだり、また憎んだりする気持ちにはなれなくなったようです。彼らもまたそれぞれに重荷を背負っていると知ったのです。それは、ウンサンの環境では想像できないモノなんでしょう。
帝国グループで、臨時株主総会が開かれました。
議題は、キム会長の解任案。
その日まで、タンは海外でたくさんの投資家に会い、事情を訴え委任状を手に入れていました。
チャニョン父は、ラヘル母に頼みに行きましたし、ウォンは、婚約者に頼みに行きました。
そうすることで、結婚が本決まりになる事を分かった上で・・・でした。
そして、タンは、ヨンドにも頼みに行きました。
結局、解任案は、少数の差で否決されました。
ウォンやタン、チャニョン父はほっと一安心。
でも、これで諦める理事長じゃありません。宣戦布告・・・ですわ。
ところが、その時、キム会長の意識が戻ったとの知らせが。
手術も成功し、理事長は負けを認めるしかありませんでした。
ウォンは、結婚を正式に発表しました。
それを知ったヒョンジュは、一人で泣きました。でも、ウォンをしばる事はせず、別れを告げたのです。
もしかしたら、ウォンは、ここで結婚を白紙に戻しちゃうのかと思いましたが、そうはしませんでしたね。それが、自分が被る王冠の重さだ・・・と認識しているからです。
でも、夜、一人で泣いていました。タンも、それを承知していましたね。
こう言う立場に立つ者は、それなりの責任を負い、私ごとよりグループの事を優先しなくてはいけない状況になることもあるようです。
『相続者』たちは、彼らなりの苦しみや悩みを持っていて。
世間一般の庶民は庶民なりの問題を持っていて。
それをお互い理解し合うのはなかなか難しい事で。
それでも歩み寄ることは可能な事なんです。
この作品、こういった階級社会の現実を少々オーバーに表現していると私は思ったのですが、案外韓国社会ではリアルな問題なのかもしれません。
そして、格差のある者同士の恋愛とは別に、親と子の関係も、様々なパターンがあるとこの作品は示してくれたと思います。
表向き全く違う関係のように見えますが、やはり親は子を愛していて、子は親の愛情を求める・・・。それだけは変わらないんだと表現していました。
途中、視聴の間が空いたんで、ちょいと冷めた目で見てしまいましたよ。
まぁとにかく、視聴完了しました。