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TEN インターナショナルバージョン DVD-BOX |
クリエーター情報なし | |
東宝 |
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女の子チェウォンが誘拐されました。
母親は仕事が忙しく、友人に迎えを頼んだのですが、チェウォンは既に幼稚園からいなくなっていたのです。
知らせを受けて、母親は最初、他の友達の家に行ってる・・・と思いました。
でも、携帯に娘から連絡が入り、娘自身の動画が添付されているのを見て、事の重大さを認識したのです。
公開捜査を提案されたのですが、母親は承知しません。
誘拐されたチェウォンの祖父は、ある警察署で副署長を務めた人物でした。だから、警察も気を使ってしまうんです。
祖父は、手掛かりの一つも見つけられない捜査陣に業を煮やし、TENに捜査を依頼しました。
チェウォンは、無理やりに拉致されたのではなく、反対に笑顔で誰かの元に歩み寄っているのが監視カメラの映像で分かりました。
また、犬にアレルギーがあるため、本物の犬を飼えないからと大事にしていたぬいぐるみも消えていたこと等、様々な事象を考え合わせると、もしかしたら自発的に家を出たのでは?・・・という意見が出て来たのです。
そんな時、身代金を要求する電話がかかって来ました。
2時間以内に3億W。警察に知らせたら、もう娘の声は聞けなくなる・・・と。
母親には、そんな大金ありませんでした。
で、祖父に跪いて頼んだのです。
どうも、祖父の息子であるチェウォンの父は亡くなっているようです。そのせいか何か、祖父と母親は、険悪な雰囲気なんです。
大切な孫のためです。祖父は工面してあげました。
犯人の指示通り、母親はお金の入ったスーツケースを持って公園に行きました。
そこでまた指示を受け、水上遊覧船に。
で、船の上からスーツケースを海に投げ捨てたのです。
水上バイクでやってきた犯人グループがそれを拾い上げ、逃げ去ってしまいましたよ。
TEN、ちゃんと行き先を読んでいましたが、この指示は読め無かったようです。・・・そう?目新しい策じゃ無いと思うんですが。
お金は取られてしまったし、犯人も逃してしまったけど、これでチェウォンが戻って来る・・・と誰もが思いました。
そんな時、以前出ていた疑問点がTENのメンバーたちに浮かんだのです。
チェウォンは自発的に居なくなったのでは?・・・ということです。
で、出てきたのは、母親の自作自演だという意見。折り合いの悪い舅から都合出来るくらいの額を引き出そうって魂胆なのかも・・・なんてね。
つまり、犯罪のプロと、内部の事情に精通している人物の共同犯罪なのでは?ということなんです。
該当するのは、母親しかいませんでした。
丁度その時、母親に電話がかかりました。
これ、ドシクからだったんです。
身代金の要求電話で、犯人が古いタイプのボイスチェンジャーを使っていた事から、人物を調べ上げてて、目星を付けた人物の家に行ってみたら、既に行方をくらましてて・・・。
部屋に残された多数の携帯の、直近の連絡先にリダイヤルしてみたんですね。
それが、母親の携帯だったってわけ。
母親を泳がせておいて共犯者も捕まえようとしたTEN。
母親は密かにあるマンションに向かい、面々はその後をつけたんですが、なんと、着いた時に既に母親は刺されて倒れてて、犯人の姿もチェウォンの姿も無かったのです。
マンションから走り去る車を見つけたミノがバイクで後を追ったんですが、逃げられてしまいましたよ。
つづく・・・です。