まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

心に沁みる台詞 そのⅡ

2005-08-04 18:55:26 | チョ・ヒョンジェ関連

韓国ドラマの中で今現在心に一番残っているのは、何度も挙げてる「ラブレター」の中の台詞です。たくさんあるのですが、まず第一話で出てくる台詞を・・・。

生まれて間も無く叔母の家に預けられ、虐められて育ったウジン。それでも、いい子にしてれば、きっと救いの綱が神様から投げられる・・・という童話を信じて耐えていた。そこへ、母方の叔父が尋ねて来る。叔父はウジンにキチンとした衣服を与え、ジャージャー麺を一緒に食べ、ソリで遊んでくれる。その帰り道・・・。
「ありがとう、会いに来てくれて。」
「ありがとう、お母さんの事を”良い人だ”と言ってくれて。」
「ありがとう、ありがとう・・・。」
何度も繰り返し、叔父に言う。「何度も有難うなんて言うもんじゃないよ。」と叔父は言うのだが、泣きながら「ありがとう。」と繰り返すウジンの我慢を重ねて来た本当の寂しさ、悲しさを察し、その辛い環境から救い出して一緒に暮らす事にする。

まだ小学校低学年くらいのウジンが、愚痴も言わず、弱音も吐かず、ただ”良い子”で居ようと努力する姿はけなげ。そして、思いもかけず会いに来てくれた叔父にも、告げ口などしない。しかし、別れの時が迫ったその瞬間、思わず出た言葉が上に挙げた台詞です。

神父服を着た叔父が、自分を救いに来た”綱”だとウジンは思ったのです。その時、自分の行く道を心に決めたのです。

弱音や愚痴じゃなく、相手に対する感謝の言葉が、小さなウジンから出た事が、私にはとても切なかったのです。「ありがとう。」と言える事自体が、ウジンにはこれまで無かったんだろうと。

この『感謝』という事は、『許し』と共に、「ラブレター」のキーワードとなっている物だと私は思います。

コメント (2)
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