大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

安倍晴明墓所

2023年08月14日 | 史跡
先日の嵐山鵜飼いの際、渡月橋から北東方向に数分のところ(長慶天皇陵南側)の静かな住宅街の一角に「安倍晴明墓所」がありました。
墓域はきれいに掃き清められ、新しい墓碑の文字も読めました。

安倍晴明は、賀茂忠行・保憲父子に陰陽道・天文道を学んで天文博士になり、朱雀天皇・村上天皇・冷泉天皇・円融天皇・花山天皇・一条天皇の側近として仕え、安倍家を賀茂氏と並ぶ陰陽道家にした。その後1005年(寛弘2年)に85歳で亡くなり、嵯峨に葬られたとも言われています。
墓石には、五芒星が刻まれています。

墓所は、かつて天龍寺の塔頭である寿寧院の境内にあったとも言われています。ちなみに寿寧院は貞治年間(1362年~1367年)に臨済宗の僧・龍湫周沢が創建し、臨川寺の子院でした。その後荒廃し昭和47年に晴明神社が神道式に改修・建立しました。

清明神社は、京都堀川や大阪の阿倍野区にもあり日本全国にあるようです。
晴明の墓所も晴明塚として全国にありますが、「晴明塚」として中世よりあったとされているこの場所が「安倍晴明墓所」として公式に認められているようです。
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