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大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

関西花の寺第2回 楞厳寺・如意寺・高照寺

2017年04月08日 | 関西花の寺
昨日、関西花の寺第2回で楞厳寺・如意寺・高照寺へ。
難波7時30分出発、梅田経由で阪神高速、中国道、舞鶴若狭自動車道を経由して綾部へ。
車中から美しく咲きだした山腹の桜・木蓮等が新緑と共に目に優しく飛び込んできます。

家を出た時には小ぬか雨でしたが綾部に着いた時には上がっており陽射しも時々ありました。
日本海側の降水率60%終日雨を覚悟しており、行きたくないと思っていた相棒もほっとして最初の訪問地楞厳寺へ。

樹齢400年の赤い椿が覆う門から庫裏へ。
大隈重信侯から鴉博士の称号を贈られた長井一禾画伯が、当寺に滞在時庫裏の四座敷の襖に画かれたカラスがお出迎え。


ご住職より、天平4年(732年)開基は高野山よりも古く、1キロ先に門があったことから寺領の広大さも判明。
国宝の不動明王の掛け軸は盗難に遭い現在ドイツのケルンの美術館に保存されていて近々レプリカとして戻って来るそうです。
門前に大きく広がる池は蓮池だったが数年前から蓮が無くなったそうです。(一説にはミドリガメが食べ尽くした)
この池の奥に広がる斜面には、ミツバツツジが広がりこの時期の花の見所ですが今年の開花は遅く鉢植えのミツバツツジで我慢。

福知山のホテルで昼食、このツアーは厳選した昼食を標榜しており魚中心の料理は満足できるものでした。

バスは引き続き北へ、日本海の久美浜湾に面する如意寺(高野山真言宗、本尊・行基作十一面観世音菩薩)へ。
湾に面する仁王門から境内へ、湾の奥には小天橋も望めます。

ご住職より、花の寺として維持するためのご苦労をお聞きした通り、境内は美しく手入れされ斜面にはミツバツツジが咲き、平地にはいろいろな山野草が可愛い花をつけており名札が添えられているのは見る者にとってありがたいものでした。
その中の一部、二輪草・一人静・ミヤマカタバミ・ケマンです。

最後の訪問地は養父の高照寺(高野山真言宗・行基開基)、坂道の途中の満開の木蓮が迎えてくれます。

海外布教3年の期限の2年経過しブラジルから一時帰国中のご住職は、葬式、法事のための訪問には車で1日~7日要しブラジルの広大さと共に治安の悪さについてお話があり、今回の帰国で日本人の微笑みの無い事に気付かれ現地の人が絶えず笑顔を浮かべているのに出会い、昔の日本人の良きことがまだ残っていることに気付かれたそうで皆さんも笑顔を忘れないでください、とのことでした。

どこも桜は満開で雨に降られず三か寺お参りを済ませることが出来た幸運を感謝の一日でした。
また、どの住職さんも健康第一の大切さを説かれていて残り6回二人とも元気でお参り出来ることを念じつつ帰途に。





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関西花の寺巡礼・浄瑠璃寺・石光寺・観心寺

2017年03月13日 | 関西花の寺
昨日、関西花の寺25カ寺を8回で巡る関西花の寺巡礼第1回。

なんば集合8時20分、総勢46名が花巡礼の旅へ出発。
本日の行程は、浄瑠璃寺(京都)⇒昼食(奈良公園)⇒石光寺(奈良)⇒観心寺(大阪)
暖かい陽射しが射し込む車内から見慣れた大阪、奈良の市街地を眺めているうち、いつしか田園風景に変わり浄瑠璃寺の門前へ。
参道には、馬酔木の白い花がたわわにつき、また境内には、フキノトウの鉢植えが迎えてくれています。

真言律宗の浄瑠璃寺は、中央の宝池の西側に薬師如来を祀る三重塔と東側の阿弥陀堂には九体の阿弥陀仏を祀っています(何れも国宝)。
まずご住職より浄瑠璃寺の歴史や本尊の九体阿弥陀仏・薬師如来についての説明等を拝聴後、三重塔(此岸)から阿弥陀堂(彼岸)を参拝。

奈良公園にて昼食後石光寺へ。

浄土宗の石光寺のご住職より先代の死後、営業職から僧籍に戻られた経緯と最後に相田みつを氏の「良い種から良い芽が、悪い種から悪い芽が忘れた頃に出てくる」の詩に出会い、嫌だった僧職が自分に与えられた天職であることを悟った事をお聞きした後、境内に咲くミツマタ・寒咲アヤメ・冬咲にんどう・椿・キブシ・万作・枝垂れ梅等丹精込められた早春の様々な花々を愛で満足。
また、特別に日本最古の石仏が拝観できたのは幸運でした。

最後の訪問地観心寺へ。

観心寺では、樹齢200年を超える梅園の満開の紅白の花を見学し国宝の金堂で神仏に対するお参りの心構えを教わった後お参り。
境内の、楠正成の死によって一層で中断した三重塔の建掛塔・阿弥陀堂等を参拝し最後におそらく日本一ではないかと伝えられる巨木の侘助(椿)の美しい花を見上げて帰途へ。

難波着18時過ぎ、風もなく穏やかな中美しい花々に出会えた52回目の結婚記念日、相棒と共に満足で思い出に残る一日でありました。


コメント (2)
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