Umi kakasi

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平成の光秀

2012-09-21 12:10:42 | 一言・ほっとけない?
石原伸晃の失言、これでいいの

自民党の石原伸晃幹事長、党総裁選への出馬表明で、谷垣禎一総裁の
「後継」を強調した。党執行部の「本命」候補として満を持して
名乗りを上げるはずが、執行部トップの谷垣氏を裏切った「汚名」が先行。
派閥の支援で、国会議員票を固めつつあることも「派閥長老寄り」を
印象づけ、マイナスイメージの払拭に 躍起にならざる得ない多難な
選挙戦のスタートとなったようだ。
石原氏は「谷垣総裁の立候補辞退は、大局的な立場で次の世代にバトンを
託したいということで英断を下したと思っている」と。

谷垣氏からバトンを渡されたと、立場を強調し出馬会見したが、
谷垣氏とどこがどのように違うのか、谷垣氏を断念させるだけの
政策とは何なのか、何故自分なのか、世間を納得させられる理由付けが、
出来るほどの説明を聴きたいものだ。
石原氏の後ろに菅原一秀衆 院議員ら中堅・若手8人が並べたことは
「長老色を消す」為と言われているが、
これを見て国民は、昔の自民党から抜けていないと思った事だろう。
自民党の石原伸晃幹事長は、これまでは谷垣禎一総裁が再選を目指す限り、
支持する考えを示していたが、何故谷垣ではだめなのか、出馬した
理由について語っても、聞いている国民には、出馬した動機が理解
できない、もっと国民を納得させられる明確な説明がなければ、裏切りの
汚名を打ち消す事は出来ないだろう。
そこに持ってきて、次期自民党総裁候補としては失言が多すぎる、
まして国家の長となる総理大臣として、口の軽さはあまりにも先行き
不安で疑問が残る。
この坊ちゃん育ち、日本の国を治める者としての素質を疑う。
石原氏は鹿児島市での講演で、幹事長と言う立場で、総裁に仕えながら
『私は谷垣総裁を支えてきたが、谷垣氏を支えるために政治をやって
きたのではない。日本を何とかしなければならないとの思いでやってきた』
と述べ、総裁選への立候補に強い意欲を表明したが。何故か釈然と
しないのは何故だろう、何かと言えば「ふるさと」がと言うが、
本当の「ふるさと」が判っているのだろうか、都会にいて、故郷と
言われても、違和感を感じる人も多い事だろう。
父は石原慎太郎東京都知事、叔父は俳優の故石原裕次郎という
「石原ブランド」で、高い知名度を誇る石原氏だが。
国交相や政調会長、幹事長を歴任はしてきたが、政治家として
突出した実績はなく、代わりに目立つのは失言・暴言の類だ。
これまでの失言を見てみると。
※尊厳死で社会保障が減らせる『ナマホ』『ゲットしちゃった』
『簡単よ、どこどこに行けば簡単にもらえる』「ナマポ」と言う
言葉を使って生活保護制度の改善を訴えた、この政策で、
『私たちの試算では(歳出が)マイナス80000億だとした。
※自民党の石原伸晃幹事長、安全が確認された原発は、再稼働
させるべきだとの考えを示した。政府が原子力規制委員会を
発足させることを念頭に「規制委が安全性をきちんと判断し、
(原発立地)地域にお願いするプロセスをたどるべきだ」とも述べ、
民主党がまとめた「2030年代に原発ゼロ」の提言に関しては
「激変はいけない。
いつゼロにするという話は非常に無責任だ」とも批判した。
※また、東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の保管先に関し
「福島原発第1サティアンしかない」と述べた。この「サティアン」
はオウム真理教が教団関連施設の呼称に使用した経緯がある、
配慮をあまりにも欠く発言だと、多くの国民からの反発で、この指摘に
弁明、軽すぎる発言に東京電力福島第1原発所を「サティアン」と表現した
ことについては後に「言葉足らずで間違ったことを言った」と釈明したが、
政治家が一度発した言葉が、いかに大事か、総理を目指す者とてして、
あまりにも軽率な発言が多すぎる、これで総理にでもなれば
どうなるのか極めて心配だ。
※自民党の石原伸晃幹事長は、政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に
関連し、領有権を主張する中国側が「攻め込んでくるのでは」と問われ、
「攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と断言した。
国家主権に関わる領土問題について、認識の甘さを露呈した格好だ。
ではこの尖閣、総理ならどうするつもりなのだ。
※3,000人近い犠牲者を出した米同時多発テロを「歴史の必然として
起こった出来事」(昨年9月、青森県での講演)といい、
福島原発事故に関連しては「市民に線量を計らせないように
しないといけない」などと、NHK番組で発言したり。
※胃ろう患者を「映画で、寄生したエイリアンが人間を食べて
生きているみたい」(今年2月には、BS番組)と語ったことは、
このような一連の発言には、政治家以前の問題がありそう。
このように多くの失言を重ねる石原氏も、総裁を支える立場の幹事長と
いう職にありながら、参院での問責騒動で責任問題は棚上げし、派閥の
長老や重鎮と呼ばれている老いぼれに、焚きつけられて出馬し、
石原氏が総裁になったとして、谷垣禎一総裁を出馬断念に
追い込んだ手法は、永田町に新たな怨念を生んだ。
石原氏に対する「平成の明智光秀」という異名も定着し、党内の
抵抗感も根強くこれからの自民党内の、石原氏を襲う「谷垣派の怨念」
謀反と長老支配復活かと思われる中で、次期衆院選をにらみ、石原氏を
救世主の顔としたものの、逆に逆風となって吹き始め、この度の
自民党総裁選は、混迷を増して来た。
    
民主党が政権を執って失政の3年、このままでは、民主党政権に国は
任せられない、この限りない国難を、威厳をもって立ち向かう将来の
総理を選ぶ、自民党の代表選には固唾を飲んで多くの国民が注目している。
最近の中国のデモでなく、国家挙げての反日テロ政策に、これから選ばれる
政権党の代表にどう立ち向かうのか、言いたいのは、威厳をもち国家の
代表として、凛とした政治家であってほしい。
そして真心こめた真の政治に励んでほしい。《国と国民の為に》
もぅ、いいいかげんに、「党利党略:私利私欲」だけは止めてほしい、
総理を目指す国会議員の皆さん、訳のわからぬ抽象的な言葉で、
誤魔化さないでハッキリと判り易く、この国の将来をどうするのか語ってほしい。
口先だけの言葉遊びで、国民を騙さないで、言った事には責任を持ってください。


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