Umi kakasi

自分が感じたことを思うままに表現してみたい。

さくら

2010-04-13 16:43:38 | さくら:桜花(造幣局)

造幣局のさくら

造幣局「桜の通り抜け」概要
明治16年に始まった大阪の造幣局は、構内に多数の桜を育てて、
毎年春に「桜の通り抜け」と称し、毎年4月中旬頃の一週間程桜の開花時期に
あわせて、造幣局構内の旧淀川沿いの全長約560mの通路が開放され、
公開されます。
一方通行で通り抜けながら見られるので「桜の通り抜け」と言われています。
ここには八重の桜を中心に348本126品種、全国各地約20都道府県からの
桜が植えられていて。その多くは遅咲きの八重桜で、満開時には桜の様々な色が
重なり合い、造幣局南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)への一方通行
(距離約560メートル)に沿って歩きながらじつに多くの種類の桜を
楽しむことができ、その美しさはたとえようがありません。
この、造幣局のさくらは、100年以上の歴史を経た今もなお、浪速の春の
風物詩として、一日平均10万人以上の人が訪れ、日本のさくらの名所百選にも
選ばれ、最近は全国的に有名になっています。
大阪市民を中心に「大阪に花の里あり通り抜け」(本田渓花坊作)と詠われる
ように愛されています。八重桜が主で比較的開花が遅く、ソメイヨシノなどが
散った後に桜を楽しむことができます。
関山:松月:普賢象:楊貴妃・などの名桜がたくさんあり、なかでも紅手毬:
大手毬:小手毬:養老桜などは・造幣局以外ではめったに見られない珍種と
言われています。
もともと桜は煤煙や塵埃などで汚染された環境では育ちにくく、
特にここにある品種は育成が困難といわれ、専門家の力を借りて、
毎年丹念に育成、手入れしているそうです。
数多くの桜の品種のうちから一種を「今年の花」として選び毎年紹介されています。
今年2014年の花は「松前琴糸さくら(まつまえこといとさくら)」です。

ここに紹介するさくらは、一部ですが楽しくご覧ください。
今年2014年は、4月11日(金)~17日(木)まで、桜の通り抜けが開催されます。
来年、観るのを楽しみにしましょう。

「造幣局のホームページより」

都錦(みやこにしき)

京都御所にあった桜です。都錦の名前は古今和歌集の「見渡せば、
柳桜のこきまぜて、都ぞ春の錦なりける」よりきていると思います。
花は淡桃白色で、花弁数は20枚程です。
細い枝に塊状に咲きます。2010年の「今年の花」に選定された「都錦」です。

平野撫子(ひらのなでしこ)

造幣局では「桜の通り抜け」に親しみをもってもらうために、毎年数多くの桜の
品種のうちから一品種を選び「今年の花」として紹介しています。
2009年の「今年の花」に選定された「平野撫子」です。
「平野撫子」は2009年の「桜の通り抜け」を記念して発売されている
貨幣セット及びメダルのデザインにもなっています。

一葉(いちよう)

代表的な八重咲きの里桜です。東京荒川堤にあった里桜です。花は淡紅色で、花弁数は25枚程あり満開時には白味がかります。「一葉」の名前は花の中に1枚の葉っぱのようなものがあることから名付けられていますが、正確には緑色に葉化した雌しべが1本、花の中心からつきでているのだそうです。樋口一葉のイメージとも重なり、樋口一葉にちなむ土地で「一葉の桜」として植えられているところが多いそうです。

妹背(いもせ)

京都平野神社境内の代表的な名桜で、花は濃淡になった紅色で、時に一つの花に実が二つ、対になってつくことから、この名が付けられました。花弁数は30枚程あり、二段咲きが見られます。

大提灯(おおぢょうちん)

大輪の半八重の桜で、花弁は円形でしわ状のうねりがあり、白色でふちが淡紅色を帯びています。球形の大輪の花が提灯のようにぶら下がって咲くので、この名前がついています。

手鞠(てまり)

古くからの桜で、江戸期の園芸書「花壇綱目」に記述がるそうです。花がまとまって付き、手鞠の様になるので名付けられています。淡紅色の八重咲きで、花弁数は10数枚です。

大手鞠(おおてまり)

多数の花が枝の先に密生して咲き、あたかも大きい手鞠のような状態となるのでこの名前が付けられたといわれています。花は中輪の淡紅色で、花弁数は20枚程です。

紅手鞠(べにてまり)

大手鞠、小手鞠と同様の八重桜で、多数の紅色の花が手鞠のように枝に密生して咲くので、この名がつけられたそうです。手鞠系統の桜の中で最も鮮やかな印象でした。

春日井(かすがい)

奈良春日山の麓にあった里桜を京都市の佐野藤右衛門氏が接木して育成した淡紅色の八重桜です。名前は元の山地の春日山からきているようです。花は淡紅色で、花弁数は15~20です。

簪桜(かんざしざくら)

京都、嵯峨野の著名な造園家、佐野藤右衛門氏が東北の旅の途中見つけられたものです。花が婦人の簪に似ているところからこの名がつけられました。花は中輪の淡紅色で、花弁数は14~31

麒麟(きりん)

東京荒川堤にあった里桜で、花は濃紅紫色の中輪で、花弁数30~35枚です。気品の高い花がびっしりと密について美しいです。

紅華(こうか)

北海道松前町で浅利政俊氏が実生の中から選んで育成した桜です。濃紅色の花が密生して咲き、その咲き方が華やかであるのでこの名がつけられたそうです。花弁数は35~40枚です。

佐野桜(さのざくら)

昭和5年、京都嵯峨野の有名な造園家佐野藤右衛門氏の樹園で、育成された約1万本という数ある山桜の中に、八重の特に優れた桜がみつかり、牧野富太郎博士によって佐野桜と命名されました。花は開花が進むと白色となるそうです。

朱雀(しゅじゃく)
 
半八重咲きの桜で、花は大輪で淡紫紅色です。花は直径4cm程度の淡紅色で、花弁数は10枚程あり、外弁は濃紅、やや垂れ下がって咲きます。昔、京都の朱雀にこの桜があったといわれており、その名がつけられたそうです。朱雀の一般的な読み方である「スザク」とも呼ばれます。

数珠掛桜(じゅずかけざくら)
 
新潟県京ヶ瀬村の梅護寺にある桜で、花は淡紅色黄桜系菊咲きで、花弁数は200枚前後あります。親鸞上人が桜の枝に数珠をかけられたいう故事により、この名がつけられたといわれています。

福禄寿(ふくろくじゅ)
 
東京荒川堤にあった大島桜系の里桜です。花は淡紅色で、花弁は波打つようなしわがあり、かたい感じがします。花弁数は15~20枚あり、男性的な大輪として代表的な桜といわれています。

普賢象(ふげんぞう)
 
室町時代から京都地方にある有名な桜です。花の中から葉化した二つの雌しべが突き出し、その先端が屈曲しています。その状態が普賢菩薩の乗る象の鼻に似ているところから、この名が付けられたそうです。花は淡紅色ですが、開花が進むにつれ白色となります。花弁数は20~40枚です。

須磨浦普賢象

平成2年4月、兵庫県神戸市の須磨浦公園において「普賢象」の枝変わりとして
発見されました。花色が黄緑色に変化したもので、開花終期には花弁の基部から
赤色に変色していきます。

紅豊(べにゆたか)
 
北海道松前で育成された桜です。花は濃紅色で、花弁数が15枚程の「豊かな」重弁の桜となったので、この名が付けられました。

帆立(ほたて)
 
花は白色で、雄しべの1~2本が花弁化して、帆を立てたような形をしているところから、この名前が付けられました。


楊貴妃(ようきひ)
 
昔から奈良地方にあったオオシマザクラ系の桜です。花は色も優れ豊満妖艶で、世界三大美人の一人といわれた中国の楊貴妃を連想して名付けたといわれています。つぼみは濃紅色で、開花時には淡紅色となります。花弁数は、20枚程です。

蘭蘭(らんらん)
 
北海道松前で「白蘭」と「雨宿」との交配から選び出されて育成された桜です。花は白色に近く、外面は淡紅紫色で、花弁数は15~25枚あります。名前は、花が密集して咲き、その着き方がふくよかでパンダの毛並みに似ていて、上野動物園のパンダ蘭蘭の死を悼んで昭和55年の子供の日に松前の子供たちが命名しました。

渦桜(うずざくら)
 
東京荒川堤に元々あった桜だそうです。花の名前はしわのある花弁が渦を描くように、ややらせん形に並ぶことによります。淡紅色の八重咲きで、花弁数は30枚程です。

兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)

金沢市兼六園にある有名な桜で、原木は天然記念物に指定されていました。花は淡紅白色で、花弁数は多いもので300~350枚あり、日本で花弁数の最も多い珍しい桜です。

花笠(はながさ)

北海道松前で、「福禄寿」の実生から選出育成した大輪の美しい桜です。雌しべが葉化し、その形状が花笠に似ているので、この名が付けられました。花は紅色で、花弁数は30枚程です。

法明寺(ほうみょうじ)

京都府美山町の法明寺境内にあった名花を、佐野藤右衛門氏が接木して育成し、命名しました。花は淡桃白色です。

御衣黄(ぎょいこう)

花は黄緑色で、開花が進むにつれて花弁の中心に紅色の縦線が現われる大変珍しい品種で、花弁数は15枚程である。

二度桜(にどざくら)

1本の木に、一重、八重、二段咲きの花があり、二段咲きでは、外側の花が
開花し、内側の花が遅れて開花するので、二度桜という。

八重紅枝垂(やえべにしだれ)

仙台の伊達家にあった桜で、明治初年、仙台市長の遠藤氏が植えたため
「遠藤桜」とも呼ばれている。花は真紅の八重で花弁数は15枚程あり、
極めて美しい。

松前(まつまえ)
 
北海道松前町桜見本園で浅利政俊氏が「糸括(いとくくり)」の実生から
選抜した美しい里桜である。花は蕾濃紅色、開花後紅色、花径5~5.5cmと
大輪花で、花弁数は35~42枚である。

有馬温泉
善福寺の糸ざくら(樹齢270年以上)
  
有馬温泉太閤橋詰にあり見下ろすように位置し古木の枝垂れ桜は見事である。
奈良時代に僧行基が開創、落葉山の麓に立つ。現在は曹洞宗の禅寺で、
本堂は阿弥陀如来像と、聖徳太子立像(重要文化財)が安置される。
黒光りする高さ約70cmの太子像は、鎌倉時代の作風で、
運慶4代目の法印湛幸の銘がある。豊臣秀吉が茶会を開き、阿弥陀堂釜も残る。
4月上旬には境内に糸桜と呼ばれるしだれ桜が美しく咲く。


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