うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『別冊図書館戦争Ⅱ』有川浩

2011年01月23日 19時54分15秒 | book
ついにシリーズ最終巻を読み終えてしまいました。




読後最初の感想は、手塚と柴崎が幸せになって良かったー。この一言に尽きます。シリーズになってる小説って登場人物に愛着湧くよね。だから2人が幸せになってとても感慨深いです。




最初の方にある、緒形副隊長の過去、堂上教官と小牧の入隊当初の話もなかなか興味深かったです。彼らが若かりし頃のぬいぐるみ爆弾勘違い事件。特に「ウサギinウサギ」、なんか文字面だけ見るとかわいい。トイレに忘れてあったウサギのぬいぐるみの中に時限爆弾が仕掛けられてると思った事件で、結局普通の時計だったんだけど、ウサギのぬいぐるみの中にウサギの時計で「ウサギinウサギ」。面白い。
3人の中でも特に緒形副隊長の過去は興味深かった!あんまり今まで目立たないというかクールな上司のイメージだったのに、駄目な頃とか意外な過去があって引き込まれた。切ない過去だったりする所もキュンとさせられました。



柴崎のストーカー事件が大半を占めてて暗い空気なんだけど、最後は結婚式の場面で読後は幸せな気持ちで読み終えられる。良かった、良かった。ベタ甘ではないけど、素直になった柴崎かわいい。




もう登場人物たちと会えなくなると思うと寂しいよね。でもシリーズ通してはまって読み続けられた作品で面白かったし、楽しかったからこれからも有川作品たくさん読みたいなと思います☆