うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『図書館革命』有川浩

2011年01月10日 22時30分21秒 | book
一気読みっっっ


めっちゃ面白い


展開が早くて、次が読みたい止まらないって感じでした。

ついにシリーズ完結巻だった訳ですが、最高に面白かった。今までもそうだったかもしれないけど、読んでて映像が浮かびました。台風がきて雨に打たれながら必死に敵から逃げる姿とか目に浮かぶようでした。
裁判のくだりはちょっと読むのしんどかったけど、堂上班の活躍とか、玄田隊長の大声とか柴崎と手塚のやりとりとかいつものメンバーのいつもの感じが冴えてて楽しめました。
検閲がまかり通る世の中にも、希望の風穴が空いて、明るい未来への一歩が踏み出されて良かった。
郁が一人で一生懸命に立ち向かっていく姿に成長したんだなーって妙な親心みたいなものを感じつつ堂上に強引に口づける所なんかはやっぱり変わってないなとか思いながら楽しみました。勢いで突っ走るあたり?

どうやって難局を打開するかの話の展開も早いし面白いんだけど、それぞれのキャラクターがほんとに生き生きしていてそれが面白いっっ。皆タイプ違うけど個性爆発。弱い所もあるけど、そこもまた魅力で皆本を守りたいって思いは一緒。


ラブの要素も一番高かったお互いの気持ちが徐々に通じあったきたからだけど、微笑ましくもあり、郁の乙女な気持ちがカワイイーって思った。2人のラブラブな場面は少ないけど想いが通じ合うっていいなって思った。

最後は二人が結婚した後の様子がちょこっと入っててそれもファンとしては良かった(笑)


早く別冊読まなきゃ!!

『いっちばん』畠中恵

2011年01月10日 22時04分53秒 | book
しゃばけシリーズ最新刊。


今回は巻末に対談も入ってます。『犬夜叉』の著者の高橋留美子さんが対談相手です。


この本の中で一番印象深かったのは、天狗の出てくる「天狗の使い魔」。
外見は、私がイメージするそのまんまで今までいろんな妖が登場してるけどかなりメジャーな妖だと思う。性格の方は、豪快な所はイメージ通りなんだけど友を恋しく思ってる所なんかかわいいというか人間臭くてコイツ好きだなと思った。若だんなを人質にした張本人だけど全然悪い感じじゃないし。天狗のナイスキャラと若だんなの優しい所がポイント。自分は人質で連れ去られてるのに天狗の望みが叶うようにと立ち回る若だんなにほんと人の良さというかあったかいものを感じます。

「餡子は甘いか」も印象深い。
人間の心の機微と言いますか現代にも通じる人の心が描かれてます。菓子屋に生まれたのに全然菓子作りが上達しない若だんなの幼なじみの栄吉は修行に出されている。腕は上がらずとも腐らずに頑張る栄吉だけど、自分よりも新参者の八助がとりたてられて、心が折れてしまう。もう菓子職人は諦めようと思ってしまう。諦めない限りは大丈夫と信じてやってきた栄吉なのに、別の道を探そうと思う。父や修行先の親方には申し訳ないと思いながら。その栄吉がどうしたかは本書を読んでもらうとして、誰にでももう無理だ諦めようって思ってしまう瞬間はある。だから栄吉の思いに共感できるのではないかと思った。お前の菓子はまずいって散々言われても一生懸命に頑張ってきた栄吉に自分を重ねる人は多いのではないだろうか。今ならいろんな職業が選べるけど、江戸時代に菓子屋に生まれて菓子職人にならない道を選ぶってことは今よりも大変。私は、栄吉の悩んだり泣いたりする姿に頑張れって言いたくなりました!


『ピンチをチャンスに変える51の質問』本田健

2011年01月10日 21時55分12秒 | book
年末に読んだ本。本田さんの『20代にしておきたい17のこと』を先に読んでて、質問の項をもっと知りたかったのでこの本に当たりました。

10個ずつテーマごとに質問が分かれててわりとさらさらっと読める。正直ピンとこないものもあるんだけど、改めて自分に問いかけることでよりクリアに自分の欲してることとか分かりそう。


メンター・・・欲しい。。この言葉聞いたことはあったけど、ぼんやりとしか分かってなくて、いざ自分の周りにいるかと考えるといるようないないような微妙な感じ。絶対的な人はいないなぁ。


皆さん、心の師匠のようなあるいはこの人のようになりたいというメンターはいますか?


さらさら読んだので、この本でとりあげられてる質問をじっくり自分にしたいと思います。