徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと ランカイウ・ペナン非日乗(平成30年2月17日、土曜日、晴れ、最高気温33度)

2018年02月18日 | マレーシア・シンガポール
      朝8時にホテルをチェックアウトしてクアのフェリー・ターミナルに
      タクシーで向かった。
      朝なので道がすいていて40分ほどでフェリー・ターミナルに到着した。
          
          ターミナルの建物の入口にも春節の飾りが
          
          タイなどの国境を越えるフェリーも就航しているので
          Duty freeの店もある。
          
          ワタシはフード・コートに行って
          
          トーストとコーヒーの軽い朝食(111円)

     フェリーの出発は10時半なので、すぐ隣のイーグルパーク(?)かなんかに
     行った。
     ここにはランカイウの島のシンボル、鷹のモニュメントがある。
          
          後ろから見ると、なかなか堂々たる雄姿の鷹のように見えるが
          
          横からみると、「おちゃめ」。
    確かに、この腹の部分が白い鷹が上空を飛んでいるのを目撃した。
    白頭鷲かな~~~。。
    で、この公園の手すりから海を見ると
          
          細長い魚影が見えた。カマスだ。こんどは撮影に成功。(笑)

    フェリー・ターミナルに戻ってターミナル内を徘徊。
    国際線のタイ行きの表示のほうに行ってみると、バックアパッカー達が
    並んでいた。ここからタイ側に渡って、バンコク方面に向かうのだろうか?
    国内線の待合室に行ってみると
          
          沢山の人が乗船を待っている。
          このほか沢山の団体さんが列を作って乗船するために桟橋に出て行く。
          乗り遅れたら大変とあやうく一緒に着いて行こうとする。
          係の人に切符を見せると、「これちがいますよ。あそこに並んで」と。
     ワタシの乗る10時30分発のペナン行スピード・フェリーは
     ちゃんとボードがあって、「チェックインはここに並ぶこと」と書いてある。
     ワタシは1番前に並んだ。その後ろがインド人のカップル。
     しばらくすると中国人らしき家族連れが桟橋に向かうとして係員に呼び止められ
     ワタシと同じように「あそこに並んで」と言われた。
     するとその家族連れのオバチャンがワタシの前に割り込んで来た!
     ワタシが一番前に居るのにだ。
     ワタシはオバチャンに「不行、我是一号」(プーシン、ダメですよ。私が一番です)
     と、このオバチャンは「行!行!」(いいんだってば!)と言い返して来た。
     ワタシは、「みなさい、みんな並んでいるでしょ。後ろ、後ろ」と言ってやったあ。
     旦那やその子供たちは後ろに並んでいるのに、どこの国でもオバチャンは怖ろしい。
     このオバチャンは中国語でナンタラカンタラべらべらしゃべったが、
     「ティンプートン。我是日本人」(中国語分かりません。ワタシ日本人)
     それでもべらべらしゃべるので
     「あなたたち中国のどこから来たの」と訊くと
     町の名前かなんか言うので、そんな名前はしらないし、知らなくて当たり前だし、
     と、旦那が「上海の近く」と言うので、「ああそうですか」(笑)
     チェックインが始まって、ワタシは一番前なので座席も1番の席。
     前方一番の席は足も伸ばせるし荷物も置くことが出来る。
          
     問題は冷房が直接当たるのでセーターを出して着る。
          
          白い帽子はワタシ。(笑)
          
          マラッカ海峡を行くタンカーなどが見える。
     フェリーは3時間ほどでペナンに到着。
          
          小さなフェリーの向こうは豪華クルーズ船。
          
          もうひとつの桟橋にも豪華クルーズ船が碇泊していた。
          たぶんどちらも中国から春節休みを利用した観光客を乗せて来たのだろう。
    案の定、歩いてホテルに向かう途中、町は中国人観光客がどの道でも目に付いた。
    30分ほど歩いてホテルに到着するも、ここも中国人のチェックインで待たされた。
          
              
          新しくできたホテルのようできれいだ。
          早速、汗で汚れたポロシャツと下着を洗ったのだが、
          洗面所の排水管の繋ぎがゆるくて水がポトリポトリと滴り落ちる。
     「なんだ、こりゃ?」と廊下に出て、さっきすれ違ったハウスキーピングの係を呼んだ。
     インド人だったので、「あんたヒンディー語を話せるか?」と訊くと
     話せますというので、ガッツリと文句を言った。(笑)
     彼は焦って修理担当をすぐに呼んでくれた。
     パッキンを取り代えて水漏れが収まったのでやれやれ。
   スマホでニュースをチェックすると羽生選手が金メダルを獲得とのこと。
   すごいですね~~~。
   20日にイポーに移動するので列車の予約をしようとネットで空き状況を調べたら
   21日まで満席だ。
   それじゃバスで行こうとバスの切符を買いに旅行社に行って買うことが出来た。
   帰りに飯をとぶらつくが
          
          どこも中国人観光客で一杯。
         町の食堂や土産物屋は「春節」だなどど休んではいられないのだ。
         中国国内では3億人が移動し
         1億人の中国人が海外に出かけるとも言われている。
         中国人が世界の経済に貢献していることは紛れもない事実だよな~~。
    テクテク、ホテルの近くまで戻って来て
         
         席を確保して、注文したい料理を作っている所に行って注文する。
         注文するとオバチャンは「あんたの席はどこ?」と訊かれるので
         「あそこ!」
         満員なのによく間違わないで料理を持ってくるし、お釣りもちゃんと
         持ってくることには感心する。
         
         料理がくるまでビールを注文する。
         
         今夜は「チップス・アンド・フィッシュ」 これ食べたかったんだよな。
         安いし~。これで300円。
        で、ビールをもう一本追加し
         
         「伊麺」(210円)を注文して。
         
         店にはどんどん客が来る。
         もうすごいというしかない。
         中国人のバイタリティーには負けます!

   でもぶっちゃけ、この屋台風料理はおいしいか?というとあまり美味しくはない。
   中国から来ている観光客の皆さんにも分かっているのだ。
   普段はもっといいものを食べているに違いないのだよな。
   でも、「旅」の記念にだよな~~~。
   ワタシも本当は、静かなところで食事がしたい。(笑)

    部屋に戻ってYoutubeで羽生選手のスケートを観て、早めに寝たのだが、
    9時半頃に電話で起こされた。
    なんだと思ったら間違い電話だ!(相手は中国人!)
    たくっ!
    また寝たが今度は「打上げ花火」の音で起こされた。
    「春節の花火大会」だ。
    こんな夜遅くやらなくてもいいのに。
    ホテルの部屋の窓からは見えないし音だけじゃうるさい。
           
           

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徘徊老人のひとりごと ランカイウ非日乗(平成30年2月16日、金曜日、晴れ、春節、気温32度)

2018年02月17日 | マレーシア・シンガポール
      今日は「春節」(旧正月の元旦)だ。
         
         今朝も釣に行こうと部屋を出て東の方を見ると
         丁度、朝陽が昇ったところだった。
         「春節快楽!」(春節おめでとう!)

    ビーチに出ると、今日は「春節」の祝日のためか、町人(まちびと)が釣をしていた。
    釣果を見せてもらうと15センチくらいの魚が2匹入っていた。
    やっぱり釣れるんだ~~~~。
    老人は今日こそ何としても釣ろうと頑張った。
    その結果、来ました~~~~~~~っ!
          
          キスが釣れました~~~~~!
              
              大きさは10センチを少し超えたくらい。
              天麩羅に丁度いいサイズだ。
              慈悲深いワタシはすぐにリリースした。
              もっとも、お持ち帰りしてもどうすることもできないから・・・。

       また来た~~~っ!
              
              フグ(キタマクラ)だった。
              もちろんリリース。
       次はもっと強い引きがあったのでリールを巻くとサビキの針を
       喰いちぎられた。

     今日も2時間釣をしたし、釣れたのでいいやとホテルに戻るために
     ビーチを歩いていると投網をしている町人がいた。
     ほんの足首くらいの深さから網を投げている。
     本当に魚が獲れるのだろうかとバケツを覗いてみると小さなキスが数十匹!
     アジも2匹入っていた。
     町人はマレー語で
     「2・3匹持っていけ。これを餌にしてあっちの方で釣れるから」と
     マレー語は分からなくても、そう言っているように聞こえたので
     「俺だって釣れんだよ」とスマホの写真を見せてやった。(笑)

    朝食は昨日の残りのクッキーとコーヒー。
    スマホをチェックすると、プリペイドSIM会社から今日で残額がゼロになるので
    Reloadしてくださいとのメッセージが入ったので、ショッピングモールの
    SIMカードのショップに行って10リンギット分(300円)チャージした。
    本当にアジアのスマホ代って安いよな~~~~~。
    店のお姉さんに5リンギットにしますか?10リンギットにしますか?と
    言われたくらいだ。
    店から出ると、隣の店先で化粧品のプロモーションをしているお姉さんが
    「ちょっと手を出して」と言ってワタシの手を握った。
    お~~~~!若いお姉ちゃんに手を握られるとは!(ニヤリ)
    若いお姉ちゃんの手に触ったのは何十年ぶりだろうか!
    それもお姉ちゃんの方からさわって来たのだ!!!!(ビックリマーク4個!)
    お姉ちゃんはワタシの手の甲になにやらクリームを塗りつけて擦ってくれた。
    イイネ、イイネ!(笑)
    すると、あ~~~ら不思議、
    手の甲から「垢」なのか「日焼けした皮」なのかがポロポロと。(笑)
    するとお姉ちゃんはワタシの両手の甲を比較させて、
    「ほらこんなに落ちたんですよ。白くきれいになったでしょ」(そう言っていたと思う)
    ワタシの顔を老人性シミを指差して
    「シミも落ちるんですよ」(と言っているように思った。笑)
    「で、このクリーム2本で何とかナントカ・リンギット」
    そのクリームの箱を手に取って説明書を読むと「角質取りクリーム」だった。
    「ミンタ・マーフ!」(ごめんよ。いらない)
    とその場を逃れた。

    今日は昨日と反対方向を徘徊した。
    途中、「なんちゃってサングラス」を買った。
    観光客の多い場所の土産物屋では15リンギット(450円)なのだが
    この店は13リンギット(390円)なので、買った!
    多分、色着きのアクリル板かプラスチックを眼鏡枠に入る用にカットしただけの
    ものなんだろうな~~~。RayBanとレンズ(?)に印刷されてあるのが笑える。
    ワタシは老眼なのだが、最近、近場のものは老眼鏡なしの方がよく見えるので
    ビーチで読書する時などにいいかな~~と思って買った。
    いいよ~~~。単なる色着き板なので、太陽を観る時など役にたつ。(笑)
    でも歩く時などは「度付き」近眼用の眼鏡でなければならないので使用できない。

    で、ドンド歩いて行くと
       
       リゾートとは違った雰囲気の静かな集落があった。
       昼時なので鳥の声以外はしない。
       この辺りもそのうちに開発されるのだろうかね~~~~。
    帰りに
        
        Rice Musiumに立ち寄った。
        ここがまた、タダで入っていいのか悪いのかわからないほどの敷地。
        どっかの高級リゾートホテルかと躊躇しそう。
        でも入って行った。
        Musium の中にはだれも居なかった!

        
        途中、野菜不足を補うためベジターリアン・ターリーを食べた。

    夕方、夕陽を見にビーチに出かけた。
        
        波除の柵の間から夕陽の光が漏れる。
        柵の高さは2メートルくらいあるのだが、
        潮が満ちて来ると半分くらいの高さに達する。
        でも干潮になると
        
        10メートル先までの深さは足首くらいだ。
        だが、これがクセモノで、潮が満ちて来ると柵のあたりから
        潮が流れて来てみるみるうちに深くなってくるのだ。
        そして足をすくわれそうになる。
     また、貝殻の破片やビール瓶のかけらや釣り針などがあるので
     「はだし」は危険だ。

              
              ランカイウ空港に着陸態勢に入る飛行機。
              
              もうすぐ日没だ。
        
        午後7時37分、マラッカ海峡に太陽が沈む。

    今夜がランカイウ最後の夜なので、なにか美味しいものを食べようかと思うのだが
    部屋の冷蔵庫の中には昨日のワインの残りと缶ビール2缶がある。
    この界隈のレストランはみな海鮮料理で、魚や海老など並べていて
    魚など注文しよものなら、そこから「焼いたり煮たり」するのでエラク時間がかかる。
    そのため、待っている間にビールを2本くらい飲んでしまうので
    海鮮料理はパス。
    じゃ~~、チキンは?硬い肉のチキンはな~~~~。
    それと唐辛子いっぱいまぶしてあると辛いからな~~~~。
    と言う訳で、何度もあちこちの店を覗いて、
    結局はコンビニでカップ麺とパン1個、合計105円!の夕飯。
    今夜も「鳥羽なんとかのモーニングショー」を観ながら一杯!
    明日はペナンに戻る日だ。
    ペナンに戻ったら点心(飲茶)を食べよっ!
              
      

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徘徊老人のひとりごと ランカイウ非日乗(平成30年2月15日、木曜日、晴れ、気温31度)

2018年02月16日 | マレーシア・シンガポール
      朝は7時半にビーチに行って釣をしたが全然釣れなかった。
      10時にホテルに戻ってシャワーを浴びて少しのんびりした。
      ここのホテルは食堂がないので朝食が付かない。
      でも近所に沢山食堂やらレストランやらがあるので困らないのだが
      今朝は朝食は抜いて、徘徊に出かけた。
           
           歩いて5分ほどのこころに「水族館」がある。
           入場料は外国人は46マレーシアリンギット(1380円)、
           高いな~~~。
           入場券売り場に大きな水槽があって
           
           大きな白い魚が悠然と泳いでいた。
           これだけを見れば充分なので水族館には入らなかった。
      しばらく歩いて隣のビーチに行った。
           
           こちらの方が人が少ない。
       どこのビーチでもパラセーリングやらジェットスキーやらがある。
       これが安くはない。
       パラセーリングなど1人250リンギット(7500円)だ。
       ワタシはこのようなレジャーを楽しみに来ているわけではないので
       やってみようとも思わない。
       なにしろ「避寒」に来ているのだから余計なお金は使わないのだ。
       というより、カネがない老人なのだから。(笑)
           
           昼は「ナシゴレン」とミネラルウォータで255円。
        いつもの通り部屋に戻って昼寝だ。
       夕方、またビーチを徘徊。
           
           明日は「春節」だからなのか、中国人が多い。
           砂に大きく 「春節快楽」と書いた文字があった。

        今日も一万歩を越えた。

       ホテルのエレベータが夕方になると床が水で濡れている原因が分かった。
       ホテルのプールで回教徒の人たちは衣服を着たまま泳ぐ。
       泳ぐというか水に浸かるというか・・・・。
       そして体を拭かないでそのままエレベーターに乗って部屋に戻るので
       エレベータの床は水で濡れていると言う訳だ。
       だから部屋の床なんかも水で濡れているんだろうな~~~~~。
       プールも衣類を着用したままで入るので、ワタシはプールに入るのを止めた。

    夜、免税店に行ってビールとワインを買って、今日も部屋飲み。
           
           パソコンでYoutubeで今日のモーニングショーでスケートなどの
           冬季オリンピック情報を観ながら
           
           ハイネンケンのロング缶と即席米粉とクッキー。
           
           米粉は辛い~~~~~!
           
           ワインもボトル半分にして・・・。
           ほとんど「日常」だ。(笑)

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徘徊老人のひとりごと ランカイウ非日乗(平成30年2月14日、水曜日、晴れ)

2018年02月15日 | マレーシア・シンガポール
     今日はホテルを引きはらってチェナンビーチの別のホテルに移動する。
     ランカイウってところは「市営バス」は走っていないようだ。
     なのでタクシーでの移動だ。
     ランカイウのタクシーは定額制で一人料金と二人料金とそれ以上料金とがある。
     ワタシは一人なのでひとり料金で30マレーシアリンギット(約900円)。
     30分ほどでチェナンビーチに到着した。
          
          今日のホテル。最上階の一番奥の部屋だ。
     リゾートに来て、安い汚いを我慢して海の見えないマウンテンビューの部屋ではなく
     奮発してオーシャンビューのデラックスルームを予約したのだ。
     奮発してと言っても1泊観光税込みで5000円ちょっとだ。
          
          部屋は広いぜおおきいな~~~。
          
          海も広いぜおおきいな~~~~。
          
           バスタブもついてるぜ、おおきいな~~~。
           でもバスタブの栓がない(笑)のでシャワーだ。

     でもこのホテルは「2つ星」なのでバスタオルも歯ブラシもない。
     テレビや冷蔵庫や湯沸かしポットやマグカップやエアコンはある。
     でもガラスのコップはない。

     これは想定内なので、バスタオルは日本から持って来たよ。(笑)


      部屋ですぐに洗濯をして、昼寝をして、夕方からビーチを徘徊した。
          
          片道3千歩(約2キロ)の砂浜が続く。
          少し白っぽく見えるのは小さく砕けた貝殻だ。
          日光浴をするには波打ち際から離れた砂地の方がいい。
          徘徊していると一人トップレスで日光浴していた白人女性がいた。
          やはり体に自信がないと裸になれないよな~~~~。(笑)
          それにしても白人女性の90%以上がタトゥーをしている。
          背中一面にタトゥーを施している女性もいる。
          ワタシなんかには理解できないことだ。
          
          ビーチを歩いていて気が付いたのだが、こんな小さな砂の玉が
          きれいに並んで文様を形作っている。
          なんだろうと思って見ていると穴から小さなカニがはい出して来た。
          カニが穴を掘っては砂を丸めて掻き出していたのだ。

     チェナンビーチには免税店もあって、そこでは酒類も安く買うことが出来る。
     見るとサッポロビールや日本酒も売っている。
     購入する人はレジでパスポートを提示してくださいと書いてあったので
     早速、ホテルの部屋に引き返してパスポートを持って酒を買った。
     ついでに、食堂で「ミーゴレン」(焼きそば)をテークアウトして
     「部屋飲み」の準備完了!

     そとはそろそろ太陽が傾き始めた。
          
          パラセーリングのパラシュートが太陽にかぶさる。

     シャワーを浴び、Youtubeで日本の今日の朝の鳥羽なんとかのモーニングショーや
     昼のワイドショーで冬季オリンピックの様子を観ながら
          
          一杯、二杯
          
          日本酒をコーヒーカップで飲むのはチト味気ない。(笑)

     

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徘徊老人のひとりごと ランカイウ非日乗(平成30年2月13日、火曜日、晴れのち曇り、気温32度)

2018年02月14日 | マレーシア・シンガポール
             『老人と海』  By 屁民愚 烏江井

       老人は今日も朝から釣りに出かけた。   
       東から昇った太陽は老人の背中をチリチリと焦がす。
       膝下まで海水に浸かり、投じたウキはピクリとも動かない。
       朝凪の海面に時折さざ波がたち、それが太陽の光を反射してきらきら輝く。
       老人はもう2時間も糸をたれている。
       太陽は老人の背中からすでに頭上まで昇り、
       今日もダメかと老人は半ばあきらめ顔で、最後の一投だとばかりに
       今度は別の方角に投げた。
       重りが海面に落ちた瞬間、何かが飛び跳ねた。
       魚だ!
       とうとうヤツは現れたか。
       老人ははやる心を押さえて、釣り糸を引きよせた、
       それに呼応するかのように魚はサビキの針に喰いついてきた。
       老人は、今だとばかりにリールを巻きあげた。
       その瞬間、手ごたえが急に失せた。
       ヤツは針から逃れ、悠々と老人の方に向かって来た。
       25センチはあるカマスだ。
       「なんでワシの方に向かってくるのだ」と老人は身構えた。
       ヤツは方向を変え、またさっきの位置まで戻って行った。
       老人はこんどこそと投げ入れた。
       サビキの針が疑似餌であるかを見抜いたようにヤツは悠然と泳ぎ周る。
       老人はひとりごちた。
       「お前を取って喰おうってんじゃない。釣りあげたら逃がしてやるんだ。
        釣ったという証拠がほしいんだ。この歳になっても大ボラ吹きと言われ
        たくないんだ」
       だが、ヤツはそんな老人の思いを無視するかのように
       悠然とどこかに消えて行った。
       老人は老人特有のシミの浮き出た顔に疲労感を漂わせ足取りも重くホテルに
       戻るとベッドに倒れ込んだのだった。
                               終わり
            
             片手に釣竿、片手でスマホでカマスの写真を撮ろうとしたが
             無理だった。(笑)

       昼寝後、両替するため遠くまで歩いて行った。
            
            こんな店があったし、
            日本の「百均」に似た2リンギット(60円)店も見つけた。

       また釣り具屋に行って、こんどは少し遠くに飛ばそうと
       「重り」と「ライン」(リール用の糸、210円)を買った。
             
             「川トカゲ」って言うんですかね。
             先日、クアラルンプルで見たトカゲと模様が違うのです。
             川から上がって、中華料理屋さんのオバチャンにホースで
             水をかけてもらって気持ちよさそうにしていたので
             見に行ったら
             「知らないヤツが来た」と汚い川に戻って行った。
             人になつくんですかね~~~~?
             川に4匹いた。
             川で釣りしてこんなのが掛ったら怖いだろうね~~~。

      夜は昨日の残りの赤ワインの残りとスーパードライ2缶とポテトチップスに
      カップ麺。

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