徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと イポー非日乗(平成30年2月26日、月曜日、晴れ、最高気温34度)

2018年02月27日 | マレーシア・シンガポール
   今日、ワタシは69歳になった。
   御同慶の至りだが、来年まで持つかな~~~~。(笑)
   今日はホテルを10時45分にチェックアウトしてバッグを背負って、
   トートバッグを手に持って歩いて駅に向かった。
   途中、少し早いが昼飯でも食べようかかと思った。
   駅に近いオールド・タウンの「こじゃれた」「なんちゃって日本食屋」があった。
        
        店の名前が「大碗麺」
        
        3人前とか4人前とか入れて出すのが「売り」のようだ。
        
        お昼前なので混んでいない。
    ワタシは「味噌ラーメン」を注文した。
    店は若いお姉ちゃん3人で切り盛りしているのだが、
    注文した味噌ラーメンが出て来るまで20分待たされた。
         
         で、出てきた「味噌ラーメン」がこれっ!
         確かに、味噌ラーメンなのだが、「コク」とか「ダシ」とかが
         全然効いていない。
         お湯に味噌を溶かしただけのような、なんとも言いようがない味だ。
         それも「薄味の味噌溶かしお湯」って感じでスープでもなんでもない。
         はは~~~、このお姉ちゃんたち素人だな~~~。
         一端(いっぱし)の起業家ぶって店を始めたが日本のラーメンを食べた
         こともなければ料理もしたことが無いのだろうとジジイは心の中で
         切れた!
     その証拠に
         
         メニューに載っていた「ウドンラーメン」の写真!
         バカヤロウ~~~っ!(笑)
         「うどん」と「ラーメン」はおんなじじゃないだってば!
         オメエラ、中国系でしょうが、麺の大国でしょうが!
         「ウドン」も「ラーメン」も分からないのかっ!
         これ、ラーメンでしょうが!
         何考えてんだ!
         血圧の高いジジイのワタシは目まいがしてきた。(笑)
     お姉ちゃんたちは背に1981とロゴの入った黒いTシャツを着ている。
     なんだと思って、ラーメンがくるまでスマホで調べたら
     この店はゲストハウスも経営しているのだ。
     2段ベッドを沢山並べて、ひとり一泊350円から400円くらいらしい。
     例の「空き店舗」を改造して起業するヤツのような感じだ。
     最近は熱海でも空き店舗を改造して外国人用のゲストハウスにしている
     ところもあるが、同じような感じなんだろうな~~~~。
     激しく心のなかで怒った老人は目まいがする足取りで駅に向かったのでした。(笑)

   午後1時15分発クアラルンプル・セントラル行きを待つ
         
         駅の待合室。
         列車はほぼ満員の状況だった。
         改札とプラットホーム案内のアナウンスがあるが
         列車の出発は列車のドアを閉める合図だけなので注意が必要だ。
         席に着いて、列車の写真を外に出て撮ろうとして置いてきぼりにされる
         危険性がある。
         列車は15分ほど遅れて出発。
         
         時速が140キロを越すと列車の揺れが強く感じられるようだ。
         最高速度で143キロまで行ったがすぐに減速して130キロ台が
         安定走行のようだ。
         ジャッキーチェンの映画を放映していた。
    クアラルンプル・セントラルには午後3時45分に到着した。
    今日のホテルまでは電車で行こうとしたが、たまにはタクシーで
    ホテルの前まで行ってみようとタクシーにした。
    今日からのホテルは奮発して
            
           繁華街ブキ・ビンタンにあるホリデーイン・エクスプレスだ。
           ホテル割引予約サイトから予約すると、このホテルのメンバーでも
           ポイントが付かないのでメンバーサイトから予約をしたものだ。
           割引予約サイトより若干割高だが、メンバー専用の割引もあるし
           ボーナスポイントも付くし、部屋はちゃんとした部屋を用意してくれる。
           
           今日の部屋は19階だ!
           でも周りも高層マンションだし~~~~~。(笑)

    今日はめでたい69歳の誕生日なので「正統派日本食」にしようと出かけた。
    イセタンも入っている「ロット10」というショッピングモールの4階に
    今年1月に「日本食堂街」がオープンしたと言うので行ってみた。
    その4階に
           
           おっ、「うまい鮨勘」があるではないか!
           ネタは築地直送をあって、メニューを見ると結構なお値段、
           得意の「熱海の錦ヶ浦」から飛びこむ覚悟でカウンターに座った。
           午後7時になったばかりなので客はいなくてワタシが口開けの客。
           
            「上にぎり」90リンギット(2700円)
             みていたら、手巻き鮨は現地のスタッフが握ったので
             こんなドサッとした感じも、しょうがないか~~~。(笑)
           
            「天麩羅盛り合わせ」50リンギット(1500円)
           グラスビール(あさひ)1杯27リンギット(810円)
      客がワタシひとりなものだからカウンターの中で若い日本人板さんに
      現地雇用のスタッフが笑いがら英語を教えている。
      これはあまりいい光景ではない。
      この若い日本人の板さんは「いらっしゃい!」は言ったけど、
      そのあとは見向きもしないので、声をかけた。
        「熱海にも同じ店あるよね」
        「御存じなんですか?!」と顔が輝いた。
        「俺、熱海に住んでいるんでね」
        「ああ、そうですか、僕、3年前は熱海で働いていたんです」
      となごんだところで、やんわりとアドバイスをした。
        「カウンターに座った客には、味はどうですか?くらいの声をかけた
         ほうがいいよ」
        「自分、海外で働くの初めてなんで、日本人かどうか分からないので」
        「日本人だからっていうのではなく、日本人のシェフに日本語で声を
         掛けられるだけでも、意味が分からなくたって、うれしいもんだよ」
        「そうですよね。わかりました」と言ってくれた。
           
           そしたら、「タクアン」をサービスですと出してくれた。
          「ほらほら、こうやって気遣いしてもらえるとまた来ようって気になるよ」
           (ホントは来ないけどさ。笑)
        日本酒は
            
           一番安いやつで「日本盛」45リンギット(1350円)
        結局トータルでサービス料込で263リンギット(7890円)

    近所にはもっと有名なショッピングモールがあって日本食屋さんも沢山あるし
    ホテルにも日本食レストランがあるし、この「ロット10」という
    ショッピングモールはその中で客が少ないショッピングモールで有名(?)だ。
    中には、「ここは静かで落ち着ける」という日本人の人も多いというが
    人が来ないということは店をやっても大丈夫かな~~~という心配があるよな~~。
    と余計なおせっかいをした69歳の誕生日の夜なのでした。
    やはり部屋飲みがいいな~~~~。
    明日はショッピングモール内のスーパーに行って、冷奴や刺身やコロッケなど買って
    部屋で「盛大」に飲もうかな~~~~。
     

                             
        

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