紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

募金活動を通して

2004-10-11 06:26:44 | 15・心に残ること
沼田氏のための募金活動が終わって、変化したことはたくさんある。そういう大変な活動に関わった時には、後で連句のように、思いもかけない展開をするものだなあと思う。

私の中で、一番の変化は、「臓器提供意志表示カード」にサインをして、持つようになったことである。
私がもし脳死におちいった場合、心臓、肝臓、肺、腎臓、その他、使える臓器は提供します。とそのカードに記入して、意思表示している。

と書くと、いかにも、募金活動に関わったから、すぐに持つようになったような印象であるが、けっこういろいろと迷った結果である。
夫と娘は、とっくにそのカードを持っていた。それで、私にもすすめていたが、私はいいといって、持たなかった。

沼田氏のために募金活動を始めた時、娘が、
「そういう活動に関わったのだから、母も持ったら。」
といって、カードを取り寄せてくれた。
でも、3ヶ月の活動中、カードはずっと机の上に置いたままだった。
沼田氏が亡くなり、募金活動が終結して、しばらくした時、何となく自然に私の中にカードを持とうという気持ちが生まれた。

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