紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

花の館に

2005-02-15 22:02:10 | 1・作品紹介

私の5作目の本です。

 1991年5月

 絵・いせひでこ
 
 講談社(絶版)
 
 小学上級から


「この家にも、プチピエールさんにも、なにか秘密がありそう。見知らぬ老人、プチピエールさんからの招待で、いとこの正子ねえさんや朱理とスイスにきた千佳は、この旅行にかくされたなぞをさぐりはじめたが…。」


あとがきより抜粋 

「スイスは有名な観光国ですが、そのにぎわいからはずれたところに、ひっそりと、プランスモンの村はありました。村のかたすみに建つ、一軒の大きな白い家。スイスの友人一族が所有しているその「田舎の家」のことをはじめてきいた時から、わたしはなぜか、強く心ひかれるものを感じていました。二百年以上も前に建てられたという家。気が遠くなるほど長い時の流れは、その家に、いったいなにをきざみつけてきたのでしょうか。・・」


◆書評→ 「図書新聞」 現在白百合女子大・教授、石井直人さんの書評。ネタバレ含む。久しぶりに読み直してみたら、もっとスイスアルプスの山でも出してほしかった、というのを読んでビックリ。実際にアルプスには、取材旅行の時にいったのだけど、書くことは全く考えなかった。

◆この本に関するBlog→スイスへ取材旅行


5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (良流娯)
2005-02-16 07:34:19
こんな書評があったんだね。初めて読みました。今までも載せてあったかしら?

今、この本は友だちに貸してあるけど戻ってきたらまた読んでみよう。
良流娯さんへ (紅蓮)
2005-02-16 07:46:58
今朝、思い出してのせてみました。

他の本も、時間がある時に、スキャナーでとりこんで、そのうちのせてみようかと思うけど。
追記 (紅蓮)
2005-02-16 07:51:23
左のバーのカテゴリー「作品紹介」をぽちんと押すを、今までのせた自作の紹介だけを集めたページにゆきます。けど、内容は、もうちょっと書き足そうと思いつつ、まだ途中です。
Unknown (スミコ)
2023-02-26 11:13:42
初めてコメントさせて頂きます。九つの娘が本好きなので、私が子供の頃に読んだ本を色々と勧めており、同じ本の面白さを子供と語り合える楽しさを感じています。『花の館に』と『緑色の休み時間』は、図書館で見つけて何度も借りるほど夢中になった本です。娘に買うために、この二冊をインターネットで探しましたが、残念ながらなかなか見つからず…その探している最中に偶然こちらのブログを拝見し、嬉しくなって思わずコメントをさせて頂きました。今はアメリカで生活していますが、オンラインショッピングや日系の本屋さんなどで、日本の書籍も簡単に購入できます。しかし、このような『自分の思い出の一冊』の中にはなかなか手に入りにくいものもあるなぁと感なじました。子供達が成長するにつれて、自分もまた子供の頃の本を読んだ時の気持ちや興奮を思い出し、改めて、本は永遠だなぁと実感します。素敵な本を書いてくださり、どうもありがとうございます!
スミコさんへ (紅蓮)
2023-02-26 12:19:10
コメントありがとうございます。♪ とても嬉しく読ませていただきました。9歳の娘さんというと、ちょうど私の子どもと、スミコさんは同年配かなあと思います。「緑色の休み時間」も「花の館に」も本を書く前、子どもたちを引き連れて、イギリス、スイスを旅行しました。娘がイギリスは3歳のとき、スイスは小1のときです。物語には、あの旅の印象が色濃く残っていると思うことがあります。あの旅で物語を書こうと思った自分の若かったころの情熱をなつかしく思い出しています。アメリカ生活をたのしんでくださいね。

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