紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

スマホ講習

2024-03-16 18:02:55 | 7・連句・俳句・短歌

連句を、かれこれもう30年近く続けている。

5・7・5の長句と7・7の短句を、交互に詠みあって、36句で完成する遊びだ。

約束事は、前の句につけること。

回す方法は、最初はファックスで、つぎの人に回した。

そのあとは、パソコンが出てきて、eメールで回すようになった。

しばらくして、ブログに句を載せ、コメントでつけるようになった。コメント欄に句がくると、私がブログに載せていく。

これで、画期的に、句を回すのが楽になった。

今もその方法で回しているが、最近はパソコンを使わず、スマホだけで句を送ることが多くなった。

いつでも、どこでも詠めるスマホは、ほんとうに便利な機械だ。

ところが、私らの世代は、これを使いこなすのが難しい。

昨日は、半年前にスマホを買って以来、ずっと使いこなせないでいる連句仲間のB氏に、大してスマホを使いこなせていない私が講習してあげることになった。

スマホを買って以来、句を送るのに、携帯電話の通話でやりとりするしかなくなったが、これは、三宅島にいて、畑仕事をしているときなど、句をメモすることもできないし、あまりに不便だった。

そこで、昨日はもう一人、やはり大して使いこなしてない連句仲間のC氏にも来てもらい、B氏に最低限の使い方を教えてあげることになった。

久しぶりなので、ふつうにカンパイしつつ、もっぱら、スマホの画面ばかり見て、会話をする。

目標は、LINEができるようになること。メールの交換ができるようになること。

ブログの「連句の部屋」が見られるようになること。

講習すること、約2時間半。

ようやく、あの場では目標が達成できた、と思う。

そして、自分の経験から、忘れてもいいように、やり方を順を追ってメモをしてもらった。

二日前歌仙が巻き終わったばかりで、つぎのを巻き始めるまで、時間があくが、忘れないでいられるか・・

 


そろそろ三宅島にいく日が近づいてきた

2023-04-08 20:52:54 | 7・連句・俳句・短歌

昨日は、連句の集まりがあった。

今回の連句には、鹿児島の良流娯さんの知り合いの、若い人が加わったので、句が若返ったと思った。

★せっかち歌仙・その53 「葱の一抱えの巻」

コロナ禍の頃は、3年ほど集まりがなかったが、去年からまた復活した。

集まってみれば、長い間歌仙を巻き続けているので、気心も知れて、話すのもたのしく、そのために連句をしている人もいるでしょう???

歌仙を巻くのも、自分の番になれば、頭も使うし、いい趣味に出会ったと思う。

 

今日は、そろそろ三宅島に帰る日が視野に入ってきたので、ユニディーに、枝豆の種を買いにいった。

途中の野川は、もう菜の花の季節。

ユニディーの近くは、ハナミズキが、白、ピンク、交互に咲いていて、きれいだった。


昨日は連句仲間との集まり

2022-10-15 17:46:06 | 7・連句・俳句・短歌

連句という遊びを始めてから、30年たつ。

歌仙を巻くと反省会をするのだけど、歌仙を巻き終わったから反省会をするのか、反省会をするために歌仙を巻いているのか、もうわからなくなっている。(笑)

コロナ禍で2年ほど集まれなかったのは、まことに残念であった。

そういうわけで、今年2回目の反省会。楽しいひとときを過ごした。

集まったのは、渋谷。渋谷の再開発は、ものすごく進んでいて、もはや知っている店でもたどり着けなくなりそうだ。

やがて、未来都市のようなすごい街ができるのだろう。

連句を始めたのは、30年ほど前に、中学時代の友人のNさんに、連句の会合に連れて行ってもらったのがキッカケだ。

そこに、20年ぶりくらいに会う、高校の友人のUさんがきていて、あっと驚いた。

高校3年の時に同じクラスだったが、ほとんど接点がなく卒業してしまった。

昨日きていたMさんは、昨日は欠席したWさんとたまたま飲み屋でとなりの席にすわった時に誘われて、参加するようになったという。

他には、今は鹿児島に住んでいる良流娯さん。私の山仲間、旅仲間で、誘ったら即決でOKした。

良流娯さんの高校の友人2人も、やがて参加するようになった。

その間には、入っては抜けていく人も何人もいた。

今となってみると、とても貴重な仲間(連衆)で、歌仙を巻くのも楽しいし、あれこれ話をするのも楽しい。

今回巻いた歌仙は、年寄りくさい句が多かった、という反省があったが、40年も続けていれば、その分年をとったわけで、句も年齢に引きずられる。

次回は、せめて句だけは若々しいのを詠もう。

★ 連句の部屋

 

 


昨日は連句仲間と集まった

2022-05-28 15:01:18 | 7・連句・俳句・短歌

連句のメンバーは7-8人いるが、きのうはそのうちの4人が集まった。

あとの2人は、この間遊びにいった大隅半島の良流娯さんと鹿児島市内在住の方で、どちらも遠い九州にすんでいる。

ほか1人は、俳句の結社の方が忙しく参加できなかった。

3月2日から5月2日にかけて巻いた歌仙の反省をしたのだけど、ほぼただの飲み会で、2年半ぶりでそれぞれの近況を聞き、会話を楽しんだ。

せっかち歌仙 その51「花菜風の巻」

集まったのは渋谷。街は、訪れなかった2年半の間に、それはそれは変貌をとげていた。なおかつ、今もまだ工事中なので、どんどん開発はすすむのだろう。

コロナ禍で出かけられなかったときは、連句をするのは楽しみだった。

でも、やっぱり、対面で話をする方がずっとずっとみんなが身近に感じられる。

連句の部屋


この頃短歌に惹かれている

2022-05-03 20:59:31 | 7・連句・俳句・短歌

もう長いこと連句を巻いている。いつからかというと、30年ほどになるかもしれない。

連句の発句というのは、俳句である。スタートの時期の季語を入れる。

毎回連句を巻く度に、よほどのことがない限り、発句を詠むことにしている。

ところが、まったくうまくならない。仲間には、すごく上手な人がいて、いつもかなわないなあと思う。

まあ、でも参加することに意義がある。と思い、とりあえず最低一句は詠む。

この30年間、わたしはやはり短歌の方が好きだなあと思ってきた。うまい下手は別にして、俳句より気軽に詠める。

そんなこともあって、短句を詠みたいと思い、図書館で短歌についての本を借りてきた。(ふつうの小説も混ざっている)

図書館にいくとき通る、野川沿いの道。

昨日は友人のうたどんさんの家にいって、畑を見せてもらった。

この庭の片隅に、夫が三宅島から送ったレモンの苗木が植わっている。

ようく見ないとわからないが、ちいさな新芽が出ている。帰りにおみやげに蕗を頂いた。

さっそく煮て食べた。


連句の集まり

2019-10-30 16:19:12 | 7・連句・俳句・短歌
昨日は、久し振りに連句仲間が5人の集まって、歌仙の反省やら近況報告などをした。
6月以来の顔合わせなので、この夏から秋にかけて、それぞれが台風の中を無事に過ごしたことを確認しあった。



いつもながら、この年まで知らないことを、1つ2つ覚えられる貴重な機会。
その1つは、日本全国数ある山の中で、俳句で山をつけないでいいのは、富士山だけだという。
オタマジャクシの別名を蝌蚪(かと)というのも初めて知った。


反省のあとは、つぎの歌仙のための発句を選び、今日から連句がスタート。
出された発句はつぎの通り。

  スカートのバイク通学秋の風
  秋桜や垣根を越えて陽に伸びる
  風立ちて丘のコスモス舞遊ぶ
  佇める鴫の夕影伸びゆけり
  ゆつくりと二人三脚運動会
  ハゼを捕る少年らの顔輝けり
  誘われしまま梯子酒秋夜長
  紫蘇の実をほぐしサラダに少しだけ
  瑠璃色の十字架捜す冬隣
★ 白樺の林小暗し秋の暮  
  催馬楽の剣雲を薙ぐ秋の虹

その中から、みんなが選んだのは、白樺の句。
今回は、私の従兄弟も加わって、9人で巻くことになった。


 連句の部屋






昨日は連句の集まりがあった

2019-06-21 06:13:03 | 7・連句・俳句・短歌
長い間連句を続けている。
最初に加わってから25年もたつことを考えると、もっと進歩してもいいと思うのだけど、これがなかなかそうはいかない。
それでも、やめようと思ったことがないのは、楽しいからだろう。

昨日は反省会があった。
近頃では、遠方に住んでいる人も多く、全員がそろうことはほとんど無理なのである。
私も、今日病院を受診するのに合わせて、反省会の日にちを設定させてもらったので、参加することができた。



前回の反省会で「歌仙はすごい」辻原登・永田和宏・長谷川櫂著(中公新書)を連衆の一人から紹介してもらって、読んだ。
目からうろこのことも書いてあって、連句の世界に一歩近づいた気がする。

一応自分の覚えのために、文章を貼り付けておく。

「歌仙には細かな規則(式目)が掃いて捨てるほどある。よき捌き手はそれを一々熟知し、規則通りに歌仙を進められる人と思うかもしれない。しかし、もしそんな人を捌き手にすれば、細々した規則の隙間を縫うようにして歌仙を巻くはめになり、まことに窮屈。文学になくてはならない自由な飛躍も直感のひらめきも無縁の苦行、小細工でしかなくなるだろう。・・中略・・そこでよき捌き手に求められるのは自虐的な細かい規則の知識ではなく、役立つ規則と無駄な規則を見極め、役立つ規則でもときには破る度量と才覚にほかならない。」 長谷川櫂・文

これを読むと、最低限のルールは守らなくてはいけないけど、自由でいいのだと思った。

この本には連句を、高度な遊び、おもしろくて安くつく遊び、至福な時間・・、とも書いてあった。
至福な時間と思えるようになったら、サイコーだけど。




連句仲間の集まり

2018-10-19 09:32:07 | 7・連句・俳句・短歌
昨晩は、連句仲間の集まりがあった。
今週、歌仙が巻き終わったので、反省会をした。
集まったのは、8人のメンバーのうちの4人。住まいが遠かったり、事情があったりで半数がこられなかった。



私は、いつもだとあちこちで詠むことが多く、いろんなところで詠むのが、そのときの気分を反映して好きなのだけど、「赤とんぼの巻」はめずらしく、三宅島だけで詠んだ。
その前の「落雲雀の巻」は、三宅島、調布、最後は遠いフランスで詠んだ。

最近では、歌仙は年に3-4回巻いているが、反省会は年2回ペースである。

連句の反省ももちろんするし、みんなの近況を聞くのもこのときだけなので、大事な時間だと思っている。

連句そのものも、前の人につける、季節の約束事を守る、など頭をつかって詠むので、うまくぴったりくる句が作れると気持ちがいい。
なかなかそうはいかないのだけど。

連句の仲間から、この頃三宅島に軸足を移したでしょうといわれた。
人の句を見ると、そういうのもわかるのでしょう。
私も他の人の句を詠んで、その人の今置かれている状況を想像することがある。

最近、行き来にくたびれたので、三宅島メインの生活に切り替えようと決めた。
仕事は三宅島だけでする。よほど調布に長くいる時じゃなければ、仕事は持ってこない。
そうすると、急いで三宅島に帰ることになる。

今こちらで時間があるので、今年の年賀状の整理をしている。
早いのだけど、次にくるのは、12月の半ば過ぎなので、ここでしないと、するときがない。

今年のをなぜ今頃整理しているかというと、三宅島と調布と、分かれて年賀状を頂いたからである。
今年は三宅島で正月から1月後半まで過ごしたので、実は申し訳ないことに、調布にきた年賀状には返事が書けなかった。
そのときは、調布から広島の娘の手伝いにいき、帰ってきたのはもう2月の末だったのだ。

今年も、正月は三宅島で迎える予定である。こんなややこしい生活をしていると、すべての方に失礼のないようにするのも難しい。

◆ ジオシティーズから忍者に引っ越しをした「連句の部屋」のホームページ。






連句の集まり

2018-02-28 11:29:17 | 7・連句・俳句・短歌

昨晩は、連句仲間との飲み会があった。
8人が参加した歌仙が巻き終わった。
私は、調布で巻き始め、三宅島、広島で句を詠み、そして、調布で巻き終わった。
2ヶ月の間に、こんなにあちこち転々としたのも初めてだ。

私たちの連句は、1993年にスタートしてから早四半世紀の年月が流れた。
その間に、連衆は増えたり、減ったりしながらも、細々とつながってきた。

昨晩は、3人と人数が少なかったが、そのスタートのメンバー2人がそろった。(私はあとから参加するようになった)
これからも、ほぞぼそとつなげていけるといいなと思った。

私は三宅島、良流娯さんは先月鹿児島に移り、元々鹿児島在住の人もいて、日本の各地遠方に連衆は散らばっている。
全員そろって集まることは、今後ますます難しくなると思われるが、インターネットのおかげで、歌仙はなんとか巻くことができる。




参考「連句の部屋」




パスポート申請と連句反省会

2017-10-13 07:30:17 | 7・連句・俳句・短歌
昨日は夜連句の集まりがあったので、久しぶりに都心に出ることになった。
それで、来年あたり、海外に行こうと考えているので、パスポートの申請にいった。
三宅島にいると、申請、受け取りもすぐにできないので、早めに行くことにした。



1時間半くらい待つというので、その時間をみていったが、実際には30分もかからなかった。
ずいぶん時間が余ってしまったので、新宿、渋谷の街をうろついたが、人が多くて目が回った。
とくに新宿では、くらくらするほど。調布も賑やかになったと思ったが、まだましだったのがわかった。
こういう人が多いところは、ますます苦手になった。

そして、連句の集まりには、5人集まった。鹿児島から逐電さんも参加して、久しぶりにお会した。
同郷の良流娯さんが、山にいっていて来られないのが残念だったが、みんなで連句の話で盛り上がった。



いつも、1年に4回くらい歌仙を巻いているが、次回は冬の巻である。