ぶらぶら人生

心の呟き

香り始めて

2016-09-28 | 小庭の四季

二つの花、咲く

金木犀
今朝、その香で、花に気づく。

家小(ち)さく木犀の香の大いなる 高野素十 
(『歳時記』より)


ホトトギスも、咲き始める。
第1号。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒーとケーキ

2016-09-28 | 草花舎の四季


コーヒ―&チョコレートケーキ


入口から、花水木眺める。(落葉近し)


用があって、徒歩で出かける場所といえば、郵便局である。
その郵便局と家の間に、草花舎があるのはありがたい。

最近は、歩いているとき、すぐ休憩したくなるのだ。
体調に自信のない日は、特に。
Tちゃんから、
「休みの日でも、トントンしてみてください」
と、言っていただく。
その言葉が、ありがたい。

コーヒーをいただきながら、Yさんと、日本の、また世界の、暗い世相について話す。
二人でぼやいても、どうなることでもないと思いながら…。


帰途、草花舎の隣で、久しぶりにSさんに会った。
S邸の、庭の花(多くはプランターや鉢植え)を、通りすがりに楽しませてもらっていた。
ところが、花の鉢が少ない。
Sさんは、片づけに励んでおられるところだった。
雨漏りがひどく、改築されるという。

ご主人のGさんが、薬局を営んでおられた当時、私はよく利用した。
そのGさんは、ずいぶん若く亡くなられた。
とても親しみやすい人で、薬を買いに行くと、つい話が長くなったものだ。
PCの知識も豊かで、<Wikipedia>が、調べごとには便利だと教えてくださったのも、Gさんだった。
思い出の場も、消えてしまうことになるのだ。

(ふと、お別れの日を思い出した。
 葬儀の帰り、Yさんの車に乗せてもらって草花舎に立ち寄り、ふたりでしんみりと話したことを思い出す。
 窓辺に、雨が降りしきっていた。
 
 幾年前の話だろうか?
 Yさんが、まだ赤い車(今は黄色)に乗っておられたころだった。)


あれこれ話しているうちに、シルバーホームのことが話題となった。
Sさんは、市内のホームについて、詳しい話を聞かせてくださった。
「仮入所して、体験してみては?」
とも、言ってくださった。
(長時間の立ち話となり、すっかり疲れた。)

26日の夜以来、かなり深刻に、残生の生き方を考えた。
シルバーホームに入った場合を想像して…。
一番の魅力は、炊事をしないで済むことだろう、等々。

しかし、私は昔から、集団生活が嫌いである。
独立した部屋とはいっても、一歩ドアの外に出れば、老人ばかりという風景も、楽しくなさそうだ。

現在は、外出をしない日も、庭に出て外気に触れたり、草花の変化を楽しんだり、部屋と部屋を行き来できる。
書棚の本を手に取って、数ページを立ち読みする楽しみだってある。

ホームの個室で過ごす24時間を考えると、息が詰まりそうだ。
やはり、やめた!
自由が一番、と結論を出す。
買い物は不便だし、料理も好きではないけれど、自立できる間は頭を使い、自分への奉仕を楽しむことにしよう、と。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする