2月の庭 （コーヒーとシフォンケーキ）

　お昼過ぎ、窓辺でＰＣを開いていると、日差しがとても暖かく感じられた。
　そこで、散歩がてら、郵便局へゆくことにした。
　ところが、外に出てみると、思いのほか風が冷たく、真冬さながらであった。
　春暖遅々。
　まだ２月だから、当然のことかもしれない。

　コーヒーをいただいて帰ろうと、草花舎による。
　と、シフォンケーキを添えてくださった。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　昨日、Ｙさんの誕生日を祝って、弟のＳさんが作られたものの由。
　口触りのやさしい、程よい甘みの、とても美味しいケーキであった。

　もうかなり前（スーザンさんが、当地に居られたころ）、Ｙさんのお兄さんが料理された馬鈴薯をいただいたことがある。
　その味付けは、絶品であった。
　今日はまた、弟さんのケーキをいただき、これまた絶品と思いつつ、その出来栄えに感心した。
　兄弟ともに、日常生活を豊かにする特殊技能を持っていらっしゃる。
　うらやましい限りだ。

　思いがけない客の、突然の訪れに、ご迷惑をかけたのではないかしら？
　と、帰宅後、ふと気になった。

　今日は、常連客のＯさん、Ｔさん、Ｓ寺のＧさん夫妻、Ｙさんのお兄さんらにお会いできた。
　私の草花舎訪問は不定期なので、またいつお会いできるか分からない人たちである。

　いつものように、＜これが最後になるかもしれない…＞、そんな思いを胸中によぎらせながら、辞去する。
　Ｇ夫人の車に便乗させていただいて。


　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　室内の花々。白梅・紅梅など美しく。
　　

　　

　　　


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　　　　今年の水仙は、寿命が長い？　駅のホームへ上がる道に、まだ水仙の花が咲いている。

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怪しげな落日。５時の空。