小春日和が続いている。
<立冬>の今日も、快晴であった。
ポストへの葉書投函と、Oさん宅へ届け物をする用を思いつき、午後、外出した。
明るんでしーんとした日差しの中を歩いていると、なぜともなく、哀しみがつき上げてきた。
なんだろう?
昨日と変わる何もないのに。
私自身にも、説明し難い情動であった。
<存在>すること事態から生じる虚無?
老いがもたらす哀しみ?
「情(こころ)かなしも ひとりし念(おも)えば」
歌の下の句を心の中で呟いていた。
哀しみのあとに、ひとりでに心に浮かんだ歌詞であった。
上の句が、すぐには出てこない。歩きながら考えた。
そうだ、「うらうらに照れる春日にひばり上がり」だった。
作者は大伴家持。
春日に似た小春日があたりに満ちている。
春愁ならぬ秋思。
Oさん宅にゆき、お菓子を届けた。
秋の庭を歩いて、Oさんと一緒に草花を眺める。
菊、センリョウ、その他、名前を知らない草花。
乙女のようなピンク色の椿の花も咲いていて、ひとりでに心が慰められた。
花を眺めているところへ、Oさんの子息が車で帰宅された。
退職後、海に出て、趣味と実益を兼ね、漁を楽しんでおられる。
大海原に舟を浮かべての釣り。
今朝は7時に出て、1時に磯に上がったと話しておられた。
釣果は鰆(さわら)、9匹だったとか。
商品としては傷のある鰆2匹を持ち帰っておられた。
もっとスマートな魚を想像していたが、思いの外、肥えている。
釣具というものを初めて見た。(写真)
物珍しい。秋刀魚をこの針につけて云々と、釣具の使い方まで教えてもらった。
わずかなお菓子を届けて、鰆の切り身をいただいて帰った。
家で取れた生姜を添えて。
鰆のお刺身は食べた記憶がない。
が、思いの外、鮮魚のせいか、おいしかった。鰆には、確かに山葵より生姜が合うようだ。
、
<立冬>の今日も、快晴であった。
ポストへの葉書投函と、Oさん宅へ届け物をする用を思いつき、午後、外出した。
明るんでしーんとした日差しの中を歩いていると、なぜともなく、哀しみがつき上げてきた。
なんだろう?
昨日と変わる何もないのに。
私自身にも、説明し難い情動であった。
<存在>すること事態から生じる虚無?
老いがもたらす哀しみ?
「情(こころ)かなしも ひとりし念(おも)えば」
歌の下の句を心の中で呟いていた。
哀しみのあとに、ひとりでに心に浮かんだ歌詞であった。
上の句が、すぐには出てこない。歩きながら考えた。
そうだ、「うらうらに照れる春日にひばり上がり」だった。
作者は大伴家持。
春日に似た小春日があたりに満ちている。
春愁ならぬ秋思。
Oさん宅にゆき、お菓子を届けた。
秋の庭を歩いて、Oさんと一緒に草花を眺める。
菊、センリョウ、その他、名前を知らない草花。
乙女のようなピンク色の椿の花も咲いていて、ひとりでに心が慰められた。
花を眺めているところへ、Oさんの子息が車で帰宅された。
退職後、海に出て、趣味と実益を兼ね、漁を楽しんでおられる。
大海原に舟を浮かべての釣り。
今朝は7時に出て、1時に磯に上がったと話しておられた。
釣果は鰆(さわら)、9匹だったとか。
商品としては傷のある鰆2匹を持ち帰っておられた。
もっとスマートな魚を想像していたが、思いの外、肥えている。
釣具というものを初めて見た。(写真)
物珍しい。秋刀魚をこの針につけて云々と、釣具の使い方まで教えてもらった。
わずかなお菓子を届けて、鰆の切り身をいただいて帰った。
家で取れた生姜を添えて。
鰆のお刺身は食べた記憶がない。
が、思いの外、鮮魚のせいか、おいしかった。鰆には、確かに山葵より生姜が合うようだ。
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