自然の中で人知れず咲き、十把一絡げに雑草と呼ばれるものにも、見逃しがたいものが沢山ある。今日出合った草木の中から、私を立ち止まらせた植物を取り上げておこう。
儚げな姿で、いつも私をひきつけるヒルザキツキミソウが、今年も薄い花弁を風になびかせ始めていた。沖縄ツキミソウともいうらしい。
ヒルザキツキミソウ
野に咲くもので、黄色い花は多いが、花にも葉にも、なにかしら気品を漂わせる野草がある。ミヤコグサである。
初めて、この花を見たのは、二、三年前であった。その名が知りたくて、花の本を調べて、ミヤコグサだと分かった。
京都のあたりに多かったことから、ミヤコグサと命名されたとか。別名エボシグサとも。
この花の咲く地域は、私の知る限りでは一か所、旧国道の道野辺だけである。
可愛い花なので、ひと茎折り取って帰り、器に挿した。
ミヤコグサ
器に挿したミヤコグサ
カキドオシの名前も、自ら本を調べて知った。
小さい花なのに、なかなか意匠を凝らしている。
カキドオシ
ナガミヒナゲシは、外来種とのことだが、非常に和風の趣を持つ。
これも、私の好きな花である。
ナガミヒナゲシ
今、野のあちこちに咲いている白い花の大方は、ノイバラである。
白の耀きがいい。
ノイバラ
サルトリイバラの花は見ぬ間に終わり、青い実となっていた。
時間をかけて、秋には赤く色づくはずである。
サルトリイバラの実
今日も、ヤシャブシの樹下で、青い空に点描された実を見上げた。
これほど特色があれば、木々の名に疎い私でも、覚えられる。
ヤシャブシの実
儚げな姿で、いつも私をひきつけるヒルザキツキミソウが、今年も薄い花弁を風になびかせ始めていた。沖縄ツキミソウともいうらしい。
ヒルザキツキミソウ
野に咲くもので、黄色い花は多いが、花にも葉にも、なにかしら気品を漂わせる野草がある。ミヤコグサである。
初めて、この花を見たのは、二、三年前であった。その名が知りたくて、花の本を調べて、ミヤコグサだと分かった。
京都のあたりに多かったことから、ミヤコグサと命名されたとか。別名エボシグサとも。
この花の咲く地域は、私の知る限りでは一か所、旧国道の道野辺だけである。
可愛い花なので、ひと茎折り取って帰り、器に挿した。
ミヤコグサ
器に挿したミヤコグサ
カキドオシの名前も、自ら本を調べて知った。
小さい花なのに、なかなか意匠を凝らしている。
カキドオシ
ナガミヒナゲシは、外来種とのことだが、非常に和風の趣を持つ。
これも、私の好きな花である。
ナガミヒナゲシ
今、野のあちこちに咲いている白い花の大方は、ノイバラである。
白の耀きがいい。
ノイバラ
サルトリイバラの花は見ぬ間に終わり、青い実となっていた。
時間をかけて、秋には赤く色づくはずである。
サルトリイバラの実
今日も、ヤシャブシの樹下で、青い空に点描された実を見上げた。
これほど特色があれば、木々の名に疎い私でも、覚えられる。
ヤシャブシの実