大晦日の朝、薄く積もった雪が、元旦にも消え残った。
それ以来、寒い日が多く、雪のハラハラ舞う日は幾日もあったが、積もることはなかった。
が、今朝は、未明の戸外が妙に明るんでいた。
月明かりはないはずだと思いながら、裏の戸を開けてみた。
一面の雪であった。
海辺の雪は、山間部や積雪地帯の人から見れば、微々たる量に過ぎないけれど。
8時、再び外を眺めた。
水分の多い重い雪である。
牡丹雪が、人の寝静まっている間に、しんしんと降ったのであろう。
雪の降り積む夜は、概して、しーんと静かだ。
上の写真は、午前8時の前庭と裏庭の眺めである。
11時、浄化槽の点検に業者が来宅された。
玄関に出ると、雪解けの音が聞こえた。
小雨と気温の上昇が、柔らかく降り積んだ雪を解かし続けていた…。
が、まだ雪は消え残り、玄関に向かって歩いた人の足跡が、霙状の雪道にあった。ヤクルトの配達人など、仕事に訪れた人の足跡である。
空を仰いだとき、大きな雪の塊が、隣家の屋根からずり落ちかけたまま、なんとかとどまっている光景も目にした。
3時過ぎ、一働き(掃除)した後、パソコンの前に座って外を見ると、前庭の雪が、かなり薄くなっていた。
しかし、完全に解けないところをみると、今日も意外に気温があがらなかったのだろう。