ぶらぶら人生

心の呟き

山茶花が咲き満ちて

2008-12-19 | 身辺雑記
 一昨日、スーパーへ買い物に出かけたとき、帰途、何か求め忘れて帰ったような気がしていた。帰り着いてから、仏壇にお供えする花であることに気づいた。
 お天気のいい日だったから、出かけなおしてもよかったが、妙に疲れていたので、そのままにした。昨日は、友人の来訪で、外出のチャンスを逸した。

 今日も小春日和だ。
 とにかく、お花だけは買って来ようと、散歩をかねて出かけた。
 仏壇のお花を枯らすと、妙に気になる。別に信心深いわけでもないのだけれど……。

 お店の近くで、出会えば言葉を交わすS さんに会った。
 「大根、いらない?」
 と、尋ねられた。
 道々、<年末の今は、なんとなく心忙しい(何も忙しくはないのだが、師走は、なぜか心急く)から、おでんを煮ておこう>そんな事を考え、それに必要な食材を頭に描いていた。大根もその一つ。
 「いただいていいの? 今晩、おでんを作る気なの」
 「もらってもらえると嬉しい。大きいけど、持てるかしら?」
 見るからに特大の大根だ。
 私は、買い物を済ませてから、立ち寄ることにした。
 用意された袋には、長い大根の他に聖護院大根も二つ入れてあった。
 実に重い。私が求めた、買い物の全てよりずっと重い。
 帰って、量りに載せてみたところ、大根1本で、2.1キロもあった。
 冬大根は好物だが、みずみずしい間に食べきれるかどうか。大根を干した経験がない。私流に干し大根を作ってみようかしら、などと考えてみるのだが、労力の無駄になるばかり?……。

 今、山茶花の花が盛りである。
 帰り道、紅白二本の山茶花が咲いていて、足を止めた。(写真)
 冬の陽を浴びてきれいだ。空も青い。
 しかし、山茶花は遠目に眺めて美しい花なのかもしれない。
 近づいてみると、あの椿がもつ、個の美しさには及ばないような気がする。
コメント
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