ぶらぶら人生

心の呟き

春の雪

2006-04-01 | 身辺雑記
 今年の三月は天候が不順で、春の訪れが遅い。早いのは桜の便りばかり。「花冷え」という言葉もあるくらいだから、この時期、寒の戻りのような寒さがあっても不思議ではないのだろう。
 今朝も寒かった。
 山口行きの特急列車を待っているとき、空が急に暗くなったと思ったら、突然地を攻撃するかのように、大きな霰が激しく降った。冬の終わりを告げる合図だったのだろうか。
 M駅を出ると、次の駅辺りから山口線は雪景色に変わった。山も川も人家も、ふんわりと柔らかな新雪で覆われている。
 実は前日、私は新しい携帯電話に替えたばかりだった。初めてのカメラ付機種「FOMAらくらくホン」に。私は、いつも持ち歩くデジカメはカバンの底に沈めておいて、携帯電話を手に、そわそわとシャッターチャンスを窺っているのだった。
 幾枚かの雪景色を撮影した。
 県境の町、津和野も雪景色。城山にカメラを向けてみたが、車窓から撮影したものが、どんな出来になるのか、皆目分からない。
 
 豪雪の年、昭和三十八年をはさんで、私はこの町で四年間を過ごした。
 当時は、現在のような暖房器具に恵まれず、寒い冬を電気炬燵に頼って過ごしたものだ。
 部屋に置いた牛乳が凍っていた朝もある。 
 宵の小路を寒行僧が通り過ぎてゆく、いかにも雪の夜らしい風情を、下宿の二階の部屋で感じたこともある。
 雪の降る夜には、とりわけシーンとした静謐さがあった。
 とにかく、津和野は、冬が、そして雪が、よく似合う町だ。
 思い出も冬に結びつくものが多い。
 
 山口県側の徳佐に近づくと、いつものことながら、沿線中で最も雪国らしい風景になる。それでも春の雪は軽やかで、すぐに溶けるに違いない。
 
 三月の下旬にもなって、思わぬ雪景色に出遭えたことが、今日のささやかな喜びであった!                    (3月29日のこと)
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ご挨拶

2006-04-01 | 身辺雑記

 今日は4月1日。何かをスタートさせるには丁度都合のよい日だと思います。

 「70の手習い!?」でパソコンを習い始め、ワードで日記を書いたり手紙を書いたり、またデジカメで下手な写真を撮っては、思い出をA4サイズの写真用紙に編集・記録するなど、楽しんでまいりました。

 この度、2年前にパソコンの指導をしていただいた会社で、ブログの講習会が計画され、三日間、受講しました。 なんとか基本的なことは理解できましたので、今日から、私なりに、ブログを表現の場として継続的に活用していきたいと思っています。 自らを励ます意味で、少しオーバーな決意を記し、落伍者とならなぬように努めます。

 すでに五つの記事を投稿していますが、これは学習の過程で書いたもです。そのまま留めておきます。

 私の「心の呟き」を読んでいただければ、ありがたく思います。                             

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