いま付き合ってる彼は、約束してきた人なのかな。なんだか違う気もするし、結婚して間違いない相手かどうかって、どうやって見分けたらいいの? なーんてせっぱ詰まった悩みもってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『青春の原点』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
若いうちは、相手が美人であるとかセクシーであるとか、そういうことに惹かれることが多いのですが、最終的に、「肉体的な欲望に引っ張られているのか、ほんとうに相手を愛しているのか」ということが分からず、迷うことが多いだろうと思います。
そういうときには、人生の先をじっと見つめて、「自分が、三十歳になったとき、四十歳になったとき、五十歳になったとき、この人と一緒にいるだろうか。一緒にいられるだろうか。家庭を育(はぐく)んでいる姿が見えるだろうか。子供が生まれているだろうか。子育てをしているだろうか。晩年、死ぬときに、この人に看取ってもらえるだろうか。葬式を出してもらえるだろうか」ということを考えていただきたいのです。
さらに言えば、「あの世に還ったあと、あの世においても、この人に会いたいと思うか」ということまで、自問自答していただきたいのです。
そのように、将来のことをずうっと自問していったときに、それでもまだ相手の姿が見えるかどうかが分かれ目です。「六十歳になっても相手の姿が見え、死んだあとも会いたいと思える人かどうか」ということを問うたときに、情熱がサーッと消えていく場合があります。
いまは、きれいな女性であっても、「この人も、四十歳、五十歳、六十歳、八十歳になるときが来るのだな。そして、死んで、あの世に還るのだな」と思ったときに、あなたの心のなかに何が残るでしょうか。その人が、しわくちゃのおばあさんになり、腰が曲がり、白髪になっても、愛せるでしょうか。
いま目の前にいる、筋肉隆々のたくましい男性が、入れ歯になり、頭の毛が抜け、下腹が出て、会社を退職しても、それでも、老後を一緒に過ごしたいと思うでしょうか。来世でも会いたいと思えるでしょうか。
そのようなことを、ときどき、問うてみてください。この世的には少し異常な感じがするかもしれませんが、その人との未来が見えるかどうかということを、ふと考えてみてください。
いまは、相手がきれいでも、「二十年後も、この人を愛せるか」と考えたときに、もし疑問が湧くようであれば、その恋愛は本物ではなく、違うものに惹かれている可能性が高いのです。
(134~137ページ)
付き合っている相手との未来が、具体的に見えるかを考えてみる。
たとえば、自分が30歳、40歳、50歳になったとき、この人と一緒にいて、家庭を育んでいる姿が見えるか。
死ぬときに、この人が看取って、葬式を出してくれるか。あの世に還ってからも、会いたいと思う人なのかと、自問自答してみる──。
天上界での約束がどうだったかは、今世、自分では分かるものではありません。
けれども、霊能力をもたずとも、こういう形でつきつめて未来を具体的に想像してみることで、その一端を自分でも確かめることができる。
大川隆法先生は、そういうことを、私たちにも分かりやすく教えておられるのだと私は理解しているのです。
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『青春の原点』
大川隆法著 |
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