まだまだ自殺する人があとを絶ちません。自殺って、してはいけないことは分かったとしても、でも、自殺した人の霊は、どうやったら救われるんだろう? これは、身内に自殺者がいる人にとっては、とても切実な問題ですよね。
幸福の科学の大川隆法先生は、『永遠の生命の世界』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
「自殺霊は、原則、天上界に上がれない」というのは、ほんとうのことです。使命を全うできずして命を絶った場合には、たいてい、「天上界に上がれない」というよりも、むしろ、「地獄まで行かない」ということの多いのが事実です。
彼らは、地獄に行かずに、この地上の、ある特定の空間、たとえば、自分が自殺した場所などにとどまります。つまり、地縛霊になることが多いのです。地縛霊にならないとしたら、たいてい、家族や親類などのところにやってきます。要するに、あの世行きができないのです。(中略)
ただ、自殺した人はすべて天国に入れないかというと、そうではなく、例外があることは事実です。(中略)
それでは、どういう条件を満たせば、やがて天国に行けるかというと、通常、二通りあります。
一つは、「本人が自覚する。目覚める」ということです。本人が、あの世の世界のことが分かり、自分の間違いを詫びれば、時が来て、成仏することもあります。
もう一つは、非常に幸運に恵まれ、その人を諭す人が現れてくる場合です。
そういう人は、生きている身内から出てくることもありますし、生きている友達のなかにいることもあります。あるいは、本人が、過去に、功徳を積むような生き方をしたことがあったならば、今回は、たまたま、そういう死に方をしても、縁のあった人が天上界にいて、救いに来てくれることもあります。
(109~112ページ)
自殺霊は、地縛霊になったり、家族や親類などのところにやってきたりして、あの世に行けないことが多い。
しかし、本人が自覚し、目覚めることで、例外的に天国に行けることがある。
また、生きている身内や友達などから諭す人が現れる場合や、本人が功徳を積む生き方をしたことで、天上界の縁のあった人が救いに来てくれることもある──。
では、自殺で残されてしまった遺族に、なにができるんでしょうか?
これは、先祖供養のためのお教えを思い浮かべてみればいいのではないでしょうか。
つまり、本人が目覚めるように祈りつつ、日々、光に満ちた信仰生活をすること。
その上で、命日やお彼岸などの節目ふしめに、幸福の科学の精舎や支部で、祈願などの供養をして差し上げること。
幸福の科学という宗教は、迷える魂を救済するためのさまざまな教えに満ちた宗教なのだと、改めて私は思っているのです。
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『永遠の生命の世界』
大川隆法著 |
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