のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

LOVIBE/BROWN SUGAR

2007年08月19日 23時39分43秒 | 音楽鑑賞
1.INTRO                   2.BS
3.I'll be there 4 U feat.DIGITAL_Z   4.Dancehōo
5.CJMK -SKIT-              6.スペシャルデイ
7.PULI PULI feat.KING-K
8.ROCK DA AREA feat.Natural Radio Station
9.IRIE TIME              10.GO AWAY
11.Idren -SKIT-            12.WARNING
13.Future For Children        14.MIC SISTA -SKIT-
15.WANNA DO             16.LAST SUMMER
17.SHININ' STAR            18.Look at me soldier

■感想  ☆☆☆☆☆
 夏だからでしょうか?
 アップテンポの曲を聞くと、それだけでご機嫌な気持ちになれます。
 待ち合わせまでの30分に入ったCDショップで
 たまたま視聴したインディーズアルバムを聞いた瞬間
 「買おう!」と即決しました。

 オフィシャルサイトにて、視聴できます。
 コチラからどうぞ。

 とにかくかっこいい!
 女性にしては少し低めのドスをきかせた感じの声が特にかっこよさに
 拍車をかけてます。耳に心地いい声。

 たたみかけるような音の塊。
 夏なんだもの!汗をかいてなんぼよ!
 というような勢いでとにかく音がふってきます。
 さあ、音に合わせて、どんどん体動かして!
 音に乗って!乗って!がんがん踊ろうよ!
 そんなふうに誘われてる感じ。

 ぜひライブハウスで体全体でこの音を受け止めてみたい。
 かっこよさにしびれてみたい。
 聞き終わった後に耳がしびれるぐらいの大音量で
 がんがん体動かしながら、この音を楽しみたい。
 そんなふうに思われてくれる音です。
 聞いてると元気になります。
 夏を満喫するよー!!と叫びたくなります。

 どれぐらいかっこいいか、歌詞を眺めていただければ一目瞭然です。
 「パッと咲いて パッと散る それが女の生きる道よ
  ちまちまやってもしょうがない」
 「待たせたな よう兄弟 見せてやろう やればできるってこと」

 かと思えば、メッセージソングも。これまたかっこいい。
 「大人になれない親が子を殺し 富と名誉のため人は争う
  光と影の交差点で 今何を考えて生きるのか。」

 ま、かっこいいを連発してますが、彼女たち、私よりはるか年下です。
 私も年相応に「かっこよく」生きなければ。

 今年の夏は彼女たちとサンボマスターを交互に聞いてます。
 どうやら体は元気な音、熱い音楽を求めているよう。

村上朝日堂はいかにして鍛えられたか/村上春樹

2007年08月19日 23時10分24秒 | 読書歴
■村上朝日堂はいかにして鍛えられたか/村上春樹
■内容
 裸で家事をする主婦は正しいのか?
 あなたの空中浮遊の夢はどのタイプ?
 読者から多数の反響を呼んだ「通信」シリーズを筆頭に、「真昼の
 回転鮨にしかけられた恐怖の落とし穴」「宇宙人には知られたくない
 言葉」から、苦情の手紙の書き方、学校の体罰の問題まで、世紀末の
 日本を綴ったエッセイを水丸画伯のイラストがサポートする
 名コンビ「村上朝日堂」シリーズ最新作。

■感想 ☆☆☆☆☆
 友人に借りた村上作品のうち、エッセイは全て読み終えた。
 一気に読み終えて思ったこと。
 文章に人柄は確実に表れる。
 そして、年を重ねると、文章も変わっていく。
 その年の重ね方が文章にきちんと表れる。

 私は村上春樹の年の重ね方が好きだ。彼のように年を重ねたい。
 彼のように軽やかに年を重ねて行きたい。
 そして、彼のようにより深く自分の世界を追求し、確立していきたい。

 村上さんのエッセイには大きな問題は取り上げられない。
 驚くような出来事もあまりない。
 自分の身の回りで起こった日常の細々とした出来事を
 彼独特の目線で、ユーモアたっぷりに書き綴る。
 とりたてて特別なことは何も書かれていないのに
 彼の文章によって、彼の視点によって、ひとつひとつの文章が
 面白く、洗練されたものになっている。

 こんなふうに文章を綴れる人になりたい。
 村上さんの小説を読む限り、村上さんは私にとって「憧れ」には
 なりえない。憧れにするには、違う世界の人なのだ。
 しかし、村上さんのエッセイを読んでいると、
 私は彼に憧れの念を抱いてしまう。彼のように暮らしたい。
 彼のように文章をつづりたい。そんな親近感を抱かせてくれる。

 やはり文章に人柄は如実に表れるのだと思う。

村上朝日堂の逆襲/村上春樹

2007年08月19日 22時57分07秒 | 読書歴
■村上朝日堂の逆襲/村上春樹
■内容
 交通ストと床屋と教訓的な話とハワイで食べる冷麦が好き。
 高いところと猫のいない生活とスーツが苦手。時には
 「セーラー服を着た鉛筆」について考察するかと思うと、
 小津安二郎の映画の細部にこだわったりもする。「自由業の
 問題点について」に始まって、「長距離ランナーの麦酒」に終わる
 御存じ、文・村上春樹とイラスト・安西水丸のコンビが読者に贈る
 素敵なワンダーランド。

■感想 ☆☆☆☆
 私はどちらかというと、本を読むと、その世界にどっぷりと
 入り込んでしまうほうだ。私にとって「面白い本」は、その世界に
 すんなりと入っていける本。
 だから「しょせん、人間なんて悪者ばかりさ。」という内容の
 小説も「人間って本当に素敵☆」という内容の小説も、どちらの
 内容も、その世界にすんなりと入ることさえできれば、面白く
 読み進めることができる。

 この村上朝日堂シリーズは「エッセイ」で「小説」ではない。
 「随筆」という言葉も違う気がする。あくまでも「エッセイ」。
 カタカナを使った軽い感じがよく似合う。
 しかし、私は村上さんの世間話の中にものの見事に入り込んでしまった。
 まるで、昼休みに席が後ろの友人と話している感覚。
 「そうそう!分かる、分かる!私の場合はね・・・」
 と、村上さんが綴っている内容について、私の思いや経験も
 語りたくなる。一緒に話し込みたくなる。
 それぐらい村上さんを身近に感じることができる。
 すらすらと読み進めることができる。

 でも「軽すぎる」感じではない。
 しっかりと地に足がついている人、真ん中に芯が一本通っている人が
 あえて軽い感じで書いてくれている。きちんと深く掘り下げた上で
 あえて誰にでも分かる文章で書いている。
 そういうにじみ出る知性が伝わってくる一冊。