のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

自己主張は明快に

2012年02月28日 08時01分11秒 | 日常生活
先輩がにやりと笑いながら
「ストレスたまってるでしょう?
 肌にでてますよ。」
と私の左頬を指差しました。
上司からも
「疲れがたまっとうみたいやね。」
と、左頬を指差されました。

左頬には、おっきな吹き出物。
実にわかりやすく自己主張をしてくれています。
もう、私ってば正直者さん☆(自画自賛)

でも、この吹き出物。
出現理由は、ストレスでも疲れでもありません。
確実に、食事の乱れです。
甘いもの好きの私が「甘いもねばっかりじゃ飽きちゃうし」
と塩ものお菓子に手を伸ばすくらい、甘いものを過剰摂取しています。
塩ものお菓子にも手を伸ばすようになった結果、
一日に摂取する食事の実に半分近くが「お菓子」となってしまいました。

もしもボックス

2012年02月24日 23時46分00秒 | 日常生活
生まれて初めて。
今週があと3日ぐらい続いてもいいのにな、と思いました。
あと3日くださいー!と願いました。

ま、私の願いが聞き分けられるはずもなく。
無情にも今週は終わって行きます。
「今週中にリカバリします。」
なんて意気揚々と(実際のところは、戦々恐々と)報告していた月曜の私がちゃんちゃらおかしいわー!

もし、今、タイムマシンが使えるならば。
今週月曜に戻って根拠も裏付けもなく、「なんとなく」で
作業見積もりを口にしていた月曜の私に、「後で恥かくよ!」と伝えてあげたい。

先週、先々週には戻りません。
どこに戻っても、戻るのは所詮、私でしかない以上、
今の状況が改善されるとは到底、思えないのです。

なんてことを休み時間に後輩と真剣に論じあいました。
・・・不毛過ぎる。

11年で身につけたこと

2012年02月22日 23時49分32秒 | 日常生活
あれ?今週って終わらないんじゃないかな?
終わってもらっちゃあ困るな、と気付いたのは、先週火曜の朝でした。
でもって、終わってもらっちゃー困るだなんて珍しいことを思っても
一週間というものには確実に終わりが訪れるのね、一日というものも終わるときは終わるのね、
と呆然としたのは金曜の夜でした。
私が!この私が!こんな感想を抱く日が来るなんてっ。

おかげで週末の福岡は雪に見舞われ、先輩からは「ほらー!」とそれ見たことか、みたいな顔をされました。
・・・そんな顔されても。

さて今週。
先週末に、一週間というものには終わりがあるんだよ、ということを学んだのりぞうさんは
今週、できない子がどんなにがんばっても仕事は終わんないんだよ、ということを週半ばにして学びつつあります。
先週末完了予定の作業がまだ終わらないって・・・どゆことだろー。

とにかく。
一日は放っておいても終わるけれど、
仕事は放っておいたら確実に終わらないらしいです。
見えないふりをしててもだめなのねー。

ということを社会人になって11年目の終わりにようやく身に染みました。
・・・ここで「働き出して」11年目と言えない私は、とても正直者だと思うのです。

開き直った上で正直者だと自画自賛できてしまう私は、
社会人生活11年で「臆することなく開き直ること」が得意になりました。
「わかりません」とか難無く(しかも自慢気に)口にできちゃいます。

強制参加

2012年02月15日 23時49分44秒 | 日常生活
2月14日はバレンタインデー。
オンナノコのためのイベントです。
私だっていちおーは元オンナノコ。

バレンタインデーというイベントが呼び起こす甘酸っぱい思い出や甘々の響きは大好物。
フロアいっぱいに漂う甘い香りや思わず笑顔こぼれる試食も大好物。
先々週末も先週末も喜びいさんでデパートに向かいました。

ま、要するに。
不本意ながら。
私のバレンタインデーは2月14日を前にして、あっさり終了したわけですが。
今年は私の「買う気はないよ!」気分がだだもれだったらしく、
例年に比べると新作チョコ(の試食)にありつけた数も少なく、
しょんぼりバレンタインでした。

でもって、本日2月15日。
バレンタインの翌日だということすら、すっかり忘れていた私の携帯に、
1通のメールが到着しました。
何気なくメールを開いた私の目に飛び込んで来たのは
「昨日はありがとう。」の文字。

昨日はありがとう。
まさかチョコをいただけるとは思ってませんでした。


・・・え!?誰が!?
え??何を何だって!?

驚きのあまり、姿勢を正して携帯に向き合い、
思わず5回ぐらいメールを読み返しました。
何回読み返しても、まったく身に覚えがないー!
何度思い返しても、昨日の私は会社と自宅の往復しかしてないー!

あれ?
実は私、なんか素敵なものを郵送したりしてたっけ?とか
誰かにチョコ言付けてたっけ??とか
私の中に残ってる情熱を総動員させて、
通常比300倍ぐらいの検索能力で記憶の中の引き出しを
空き巣並みにひっくり返してまわりましたが。
思い当たる節はまったくなく。
送信元のメールアドレスにも1ミクロンたりとも思い当節は存在せず。
狐につままれたようなひとときを味わいました。


でも!
メールによると、近いうちに連絡くれるんだそうです。
解決の日は近い!はず。


・・・誰から連絡が来るんだろう。

思いがけず、オンナノコイベントに参加でき、
例年以上にドキドキたっぷりのバレンタインになりました。
やっぱりバレンタインは、こうでなくっちゃ。

どらえもーん

2012年02月15日 08時23分00秒 | 日常生活
今週末までにやらなければいけない仕事がこれっぽっちも終わりそうにありません。
さっぱり終わりが見えません。

と、先輩に弱音を吐いたところ、

簡単だよ☆
のりぞう君2号を出して、スケジュールに入りきらない仕事全部任せちゃえばいいんだよ!

と、軽快、かつ明朗に解決策をアドバイスしていただけました。

・・・でも。
のりぞうさん2号が登場しても
のりぞうさん1号と合わせてようやく
「通常でいうところの一人前」ですよ?
いや、ぎり一人前未満かなー。
「ぎり」って言うのもおこがましいかなー。

と作業分担の担当者として冷静かつ客観的な判断をお伝えしたところ
メンバ全員から「あははははー!」と笑われ、
その場が和やかな雰囲気に包まれました。





・・・「そんなことないですよー」的なフォローはありませんでした。
くすん。

2011年12月の読書

2012年02月12日 22時00分02秒 | 読書歴
2011年も豊かな読書生活を送れました。
・・・って、今頃振り返ってるあたりからも
2012年のずんだれた生活ぶりが如実に伺えるわけですが。
2011年に読んだ本は134冊。昨年よりだいぶ減りました。
でも、充実していた・・・かな?ま、いつも通りかな。
例年通りの楽しい読書生活でした。
今年も通勤時間が充実しますように。と願っている割に
今年に入ってからの私は冬眠モードで
通勤時間をひたすら睡眠時間にあてています。

121.みんなのふこう/若竹七海
■ストーリ
田舎町のラジオ局・葉崎FM、毎週土曜夜に放送される読者参加型番組「みんなの不幸」は、リスナーの赤裸々な不幸自慢が評判の人気コーナーに。そこに届いた一通の投書。
「聞いてください。わたしの友だち、こんなにも不幸なんです・・・。」
海辺の町・葉崎を舞台に、疫病神がついていると噂されながら、いつでも前向きな17歳のココロちゃんと、彼女を見守る同い年の女子高生ペンペン草ちゃんがくりひろげる楽しくて苦い青春物語。

■感想 ☆☆*
軽い軽いコージーミステリー。難しいこと考えずに気楽に楽しみました。ただ、ココロちゃんの境遇があまりに不幸で、途中、単純に楽しめなくなってしまいました。ココロちゃんはちっとも悪くはないのに、ひたすらに不幸がふりかかってくる様子は三谷映画を彷彿。根がへたれなので、不幸が重なる様子を見るのは、フィクションでも苦手なのです。

122.ナンシー関のボン研究所
■内容
ナンシー自ら「みなさん(読者)と私をつなぐ架け橋」と明言していた公式ホームページ「ボン研究所」の魅力を一冊に収録。松本人志に対する志村けんの影響力を分析し、UFJ銀行の不条理に憤ってみたかと思えば、「私にはホームページを維持するなんて無理かも」と嘆いてみる。「ナンシー自身による作品解説」「いとうせいこうからの50の質問」などの企画ものも完全収録。

■感想 ☆☆☆
ふと、ナンシーさんが懐かしくなって、図書館から探し出しました。読みながら、ナンシーさんが今も生きてたら、今のテレビをどんなふうに見ていたかな、とかマツコ・デラックスさんとの対談とかぜひとも見たかったなー、などとせん無いことを何度も思いました。この人の歯に衣着せぬようでいて、周囲に繊細に気を配っていることが偲ばれる文章が大好きでした。

123.天狗風/宮部みゆき
■ストーリ
一陣の風が吹いたとき、嫁入り前の娘が次々と神隠しに。不思議な力をもつお初は、算学の道場に通う右京之介とともに、忽然と姿を消した娘たちの行方を追うことになった。ところが闇に響く謎の声や観音様の姿を借りたもののけに翻弄され、調べは難航する。

■感想 ☆☆☆*
『震える岩』につづく「霊験お初捕物控」第2弾。第1弾も第2弾も読んだことはちゃんと覚えているのに、内容をさっぱり思い出せません・・・。
というわけで、新鮮な気持ちで読めました。宮部さんの時代物は市井の人々がまっとうに誠実に生きていて、そして、そこかしこに情緒ある仕草や科白など「今は懐かしい」ものがたくさん残っているのに、人の行動や考えは現代と変わらず、そのバランスが好きでした。

124.リリー&ナンシーの小さなスナック
■内容
「福田和子はなぜモテるのか」「『ポジティブ』全盛の世は妄想しつつ諦めていこう」「タキシードとVシネマ。それは男の身だしなみ」などなど、ナンシーとリリーが送る最初で最後の対談集。

■感想 ☆☆☆*
リリーさんとナンシーさんのお互いへの信頼溢れるやり取りが面白く温かい対談集でした。テーマに沿って繰り広げられる会話がいつの間にか思いもかけない小道に入り込んでいく様子がいかにもふたりっぽい。ゆるーい雰囲気で繰り広げられる対談集は思いがけず、ナンシーさんの急逝で幕を閉じます。最後の文章はリリーさんひとりで書かれたもので胸が締め付けられました。

125.今なんつった?/宮藤官九郎
■内容
思わず振り向いてしまうような名セリフをエッセイに。宮藤官九郎がテレビ、舞台、映画、音楽、日常で耳にした名セリフ、そして迷セリフ111個を紹介する。

■感想 ☆☆☆
あー!もう!!お友達になりたいっ!と思わず身もだえしそうになったエッセイ集でした。奥様が羨ましい・・・。

126.銀の戦士と魔法の乙女/ジェン・ホリング
■ストーリ
マクドネル氏族長の末娘ローズは幼なじみとの結婚を控えていたが、父親の容態が急変する。ローズは父を治癒しようと決意し婚礼を延期すると、「北の魔法使い」と呼ばれるウイリアム・マッケイをみずから迎えに向かった。だが、卓越した治癒能力を持つウイリアムもまた魔女狩りの嵐が吹き荒れるなか、苦境にあった。天賦の才を思うように人助けに活用できない苦しみを持つウイリアム。その心の痛みをローズは瞬時に理解する。互いのなかに同じ思いを見出したふたりはいつしか恋に落ちるが、死の床にいる父の病はますます悪くなり・・・。

■感想 ☆☆☆☆
「ハイランダーと魔法の乙女」の続編です。正確には続編の続編。三部作の中の最終作、ヒロインは三女、ローズです。父親にかけられている邪悪な呪いにまつわる謎がようやく解決しました。今まで張り巡らされていた伏線と謎が一気に回収され、めでたしめでたしの大円団。三姉妹も三姉妹の父親も、彼女たちの愛する人たちも、みんなみんなで迎えるハッピーエンドに「あー!これでこそラブロマンス!」と爽快な満足感を味わえました。
でも、あとがきによると作品人気は二作目が一番高いんだとか。楽しみです。

127.マイラストソング/久世光彦
128.マイラストソング最終章/久世光彦
■内容
もし最期の刻に一曲だけ聴くことができるとしたら、どんな歌を選ぶだろうか。上村一夫と「港が見える丘」、若山富三郎と「時の過ぎゆくままに」、美空ひばりと「さくらの唄」、戦時中に流れた「ハイケンスのセレナーデ」から「何日君再来」、讃美歌まで、忘れえぬ歌と人にまつわる思い出を名文で綴ったエッセイ集。

■感想 ☆☆☆*
昭和の懐かしい歌と歌い手にまつわる思い出がたくさんたくさん語られていて、この時代の人たちは、「世代を超えた共通の流行歌」を持っている人たちなんだな、歌にまつわる思い出をたくさん持てるぐらいに歌との関わりが濃密な人たちなんだな、と思いました。
今も「時代を彩る歌」はたくさん世に出ているけれど、今、みんなで「あの歌ってさー!」と盛り上がれる歌ってどのくらいあるんだろう、とそんなことを思いながら読み終えました。

129.バレエダンサー(上)(下)/ルーマ・ゴッデン
■ストーリ
姉クリスタルのバレエのレッスンについていったことからバレエのとりこになっていく少年デューン。しかし、家族の応援を得られずに、バレエダンサーをめざすのは、並み大抵のことではなかった。ロンドンを舞台に、舞踏に対して天性の才能を持つ少年が、幾多の困難をのりこえ、才能を開花させていく。

■感想 ☆☆☆☆☆
久々に、会社に着いてからも家に帰ってからも本を置くことができなかった作品。主人公と主人公の姉の成長を固唾を呑んで見守りました。バレリーナを目指す人たちの物語が面白いのは、バレエというのが人生を占める割合がとてつもなく大きくて、バレエにかける情熱が生半可なものでは決して大成できないものだからだと思うのです。本気で何かを目指す人たちの姿は清清しくて美しい。
この作品、上巻を読み終えた時点では、主人公はデューンで、デューンの成長物語だと思っていたのですが、下巻に入ってからようやく、この物語の主人公はデューンとデューンの姉で、このふたりの成長物語なのだと気付くことができました。それぐらいデューンの姉はヒロインとしては異色です。異色だけれど、非常に共感しやすい人間らしいヒロインでした。「天性の人」と「努力の人」という構図は、ほんの少し「ガラスの仮面」を髣髴とさせるものがあります。もっとも姫島亜弓のほうがデューンの姉の1000倍ぐらい人間として、女性としてまっとうで優しい人だとは思いますが。
この作品、おそらく本屋さんで見つけたら買ってしまうだろうなー。

131.ころころろ/畠中恵
■ストーリ
摩訶不思議な妖怪たちに守られながら、今日も元気に寝込んでいる江戸有数の大店の若だんな・一太郎。ある朝起きると、目から光が奪われていた!その理由は、空前絶後のとばっちり?長崎屋絶体絶命の危機に若だんなは名推理を疲労するが、光の奪還には、暗雲が垂れこめていて・・・。

■感想 ☆☆☆☆
「しゃばけ」シリーズのどこまで読んだかよく分からなくなって借りてしまいましたが、まんまと読んだことのある作品でした。この作品が8作品目。次は9作目を借りてみなくては。へたれで甘いもの大好きであほちんな家鳴りが非常にかわいらしいです。読むたびにこんな子達が我が家にもいればいいのにな、と思います。我が家には甘いものもたくさんあるのになー。

132.ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
■ストーリ
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

■感想 ☆☆☆☆
小学四年生の「ぼく」が主人公。いつもとちょっぴりテイストが異なるけれど、ああ、この「ぼく」がまっとうに大きくなると、ああいうへたれ京大生になってしまうのね・・・と納得してしまう「ぼく」でした。賢いし、努力大好きなんだけど、方向がずれているあたりとか、男女間の「好き」とかに疎いあたりとか。
作品として「好き」なのに、どこが好きなの?と説明を求められると困る作品ではあります。魅力を言葉で伝えにくい。とらえどころのない魅力です。

133.雑文集/村上春樹
■内容
インタビュー、受賞の挨拶、海外版への序文、音楽論、書評、人物論、結婚式の祝電――。初収録エッセイから未発表超短編小説まで1979年から2010年までの「未収録作品、未発表の文章」を村上春樹がセレクトした69篇。

■感想 ☆☆☆☆
やっぱり好きです。村上さんの人となりが伝わってくる文章が。小説も好きだけれど、エッセイ(とかインタビュー記事とか挨拶とか)は小説の100倍好きです。

134.さらば友よ/三谷幸喜
■内容
朝日新聞夕刊連載の好評エッセイシリーズ第9弾。ニューヨーク・ブロードウェーで行われた初公演「トーク・ライク・シンギング」の話題を中心に、愛猫オシマンベとの最期、大量の枝豆との格闘など、人気脚本家の日々の出来事を独特の感性で描く。

■感想 ☆☆☆☆
あぁ、こんなに仲良くオシマンベたちと暮らしていたのに・・・と読みながら哀しくなりました。三谷夫妻とゆかいな仲間たちの様子をこのエッセイで読むのがとても好きだったのに。三谷夫妻は私にとって理想の、そして憧れの夫妻だったのに。
三谷さんにとって、この連載はもはや日記のようなものだろうな、と思いました。この連載を読み返すだけで、いろんな思い出が蘇ってくるだろうな。私も「トーク・ライク・シンギング」のことを懐かしく思い出しました。そうだった、そうだった!(香取)慎吾さんがミュージカルだって?!とめちゃんこ驚いたものでした。でも、このミュージカルがあったからこそ、今の慎吾さんなんだろうなー。

[再放送]あいくるしい

2012年02月12日 17時14分17秒 | テレビ鑑賞
■あいくるしい
■2005年春クール TBS日曜21時
■出演
市原隼人、綾瀬はるか、神木隆之介、竹中直人、原田美枝子、杉浦直樹
桜井幸子、萩原聖人、浅野和之、南果歩、高橋克実、高橋ひとみ
小栗旬、田中幸太朗、沢尻エリカ、大後寿々花

■感想 ☆☆☆
「11人もいる!」で大人になった神木君がいい具合に演技の幅を広げていて
めちゃんこ嬉しくなっていたところ、(「11人もいる!」で彼が演じていた
役のうざさときたら!なんて素敵!)めちゃんこかわいかった少年時代の
神木君が出演していたこのドラマが再放送されたため、思わずぽちっとな、と
録画しておりました。

記憶に残っている限り、全体的なストーリーはとても苦手で
でも、神木君に関連するストーリーはとても好きで
その他出演陣がとてつもなく豪華だったなー、とさらっと思い返した役者さんが
竹中直人さんに余貴美子さんに綾瀬はるかさんに市原隼人さん、と本当に豪華で
じっくり腰を据えて思い返したところ、小栗旬さん、田中幸太郎さんまで
さらさらっと出てきて、なおかつ、確か萩原聖人さんに桜井幸子さんに
沢尻エリカさんも出てた!と本当にいろんな意味で豪華な役者陣だったんだなー
と時の流れとか人の運命とかしみじみと思わされるドラマとなっておりました。
しかもよくよく考えて見れば
確か大好きな子役だった大後寿々花ちゃんも出てなかったっけ?!
これだから再放送って面白いのよね。
後になればなるほど、出演者チェックが面白くなるもんね。
と見る前から鼻息荒く、思う存分楽しみました。

しかし、あまり好きなストーリーじゃなかった割に、
登場人物は鮮明に覚えているもんだなー、と改めて自分の無駄な記憶力に脱帽。
なんで私の記憶力はこういうところでがぜん張り切るかなー。

出演陣は、「今見るからこそ、豪華」であって、
その当時は、ここまで「豪華!」というわけではありませんでした。
こんなにも「豪華出演陣」になるだなんて予想してなかっただろうなー。


野島さん脚本作品です。
野島さん(の脚本)は私の中で「好き」「嫌い」がきっぱりはっきり分かれる人。
今回は四人兄妹たちの母上が(私にとっては)嫌味なぐらいに心清らかな人で
ヒネクレモノの私は見ていて、少し疲れてしまいました。
あと、登場人物たちの科白がいちいち詩情あふれるというか、
詩情あふれすぎるというか、がさつな日常生活を送っている私にとっては
「そんな言葉、兄弟同士で本当に使ってんの??」
「そんなやり取りを兄弟同士でしちゃうもんなの??」
と、疑問が湧きでる言葉の数々でした。
そこが野島さんらしさだし、
はまれさえすれば、野島作品を堪能できるところでもあるんだけど
今回の作品では、大人たちが繰り広げる世界がどうにも苦手でした。
感情移入できる大人に巡り逢えなかったかな。

単純明快でがんこ一徹な親父様を演じる竹中さんは少々単純明快すぎたし
長男とふたりセットで血の気が多すぎて、若干、見ているだけで
疲れてしまいました。
ただ、同じ家に生まれたから「家族」になるわけではなく、
いろんなことを一緒に経験して共有して、寄り添い合い、支え合い、
そして時には喧嘩をして、そういった積み重ねを通して
「家族」を構築していく姿は微笑ましく感じました。
たとえ意見がぶつかっても、喧嘩になったとしても、
いったんは離れたとしても、それを乗り越えて共に過ごすいろんな家族の姿があって、
家族のかたちをひとつに決めつけてしまわないところも素敵だな、と思いました。

それにしても。
神木くん!
本当に天使のように愛らしかったです。
はにかむように笑う姿とかめちゃんこかわいかったー!
そりゃ、恋に落ちちゃうよね!
と幼馴染の女の子に激しく共感しましたとも。

全体のストーリーは苦手でしたが、
いくつかとても好きなエピソードもありました。
虹色の戦士、という言葉のセンスとか
杉浦さん演じるおじいちゃんの弱っている家族や隣人さんたちへの
押し付けがましくなく暖かな接し方とか
ずっとずっと、生まれた時から泣いたことがなかった
神木君演じるホロが初めて涙を流す瞬間で終わるラストとか。
このラストシーンは特に好きで
このシーンゆえにこのドラマは私にとって
「ドラマ全体はそこまで好きではなかったのに鮮明に記憶に残っていて、
なおかつもう一回見たいドラマ」という位置づけにいるんだろうな
と再放送を見て、改めて納得しました。

初回鑑賞時の感想はコチラ

追い越し歓迎

2012年02月09日 07時57分11秒 | 日常生活
今週は、時間の流れがおかしくて、
あれ??明日って、まだ金曜じゃないんだっけ??
と驚いて、うっかり絶望しそうになったのが、
月曜午後の出来事でした。
その流れで翌日は金曜気分。
昼休み明けに、メンバ全員に対して一週間の作業進捗具合を確認し始める始末。
水曜には、もう何が何やら・・・と混乱気味で
朝のミーティングにて
「金曜締め切りの作業が遅れてます。」
と報告する後輩に
「あれ?今日って何曜日だっけ??」
と思わず呟いたのでした。
・・・嫌味な先輩だな。
厭味でも詰問でもなくて、
ホントに純粋に確認したかっただけなのになー。



そんなこんなで木曜日。
世間も木曜日で
私も木曜日。

時の流れがようやく私に追いつきました。

シンデレラからは程遠い。

2012年02月04日 09時05分10秒 | 日常生活
いろんな「想定外」が重なった金曜日。
思い返せば、その予兆は木曜日にあったよね・・・と気が付けたのは
20時に待ち合わせた友人のもとへ大急ぎで向かう地下鉄の中でした。
その時刻、既に22時半。
いくらなんでも予兆に気が付くのが遅すぎだろう、とか
なんで20時に間に合わなかった時点で
友人にごめんなさいして、約束を他の日程に振り替えなかったのさ、とか
そういったことに思い至ることができたのは更に翌日。つまり今朝。

なんにせよ、判断力とか調整力とか気遣いに欠けすぎてるんだよ。
愛想をつかさず(多分に呆れてはいたと思うけれど)
待っててくれた友人に感謝しなさいよ!
つーか、どんだけ謝ったって謝り足りないよ!
感謝しても感謝しつくせないっていう言葉はこういうときに使うんだよ!

と、土曜日の朝から
自分を罵倒して過ごしました。
こういうときに人間の本質って出るんだろうな・・・。
とも思いましたが!
でも、いい!
私は、一週間の終わりの終わりに友人と会えて
しこたましゃべれて、たくさん元気を補充させてもらった!
と、気を取り直しました。(結局、ジコチュー)

・・・ホントにごめんなさいよー。

というわけで、しゃべりにしゃべった金曜深夜。
終電で帰宅し、駅からタクシーに乗り込みました。

すみません。
1000円で行ける所まで行ってください。
旧電車どおりを八幡東区方向へ。
で、1000円になったらそこで落としてください。

となりふりかまわずなお願いを直球でしたところ、
運転手さんから特大の困惑顔で振り向かれました。

「・・・・はい?
 え?!どこまで?どこまで行きたいんですか?」

そりゃそうだ。
到着地までの目安がないにもほどがあるわな、と納得し

とりあえず、1000円で行けるところまで行きたいんです。
1000円になったら、そこがどこであっても
おろしてくださって構いませんから。

と希望を伝えたところ

「いやいや!もう少し具体的に!
 どこへ行きたいかをちゃんと教えてくださいよ!」

と本気で突っ込まれました。

でも、自宅近くまでタクシーに乗って
1000円以内におさまったことなんて1回もないしー。
後は歩いて帰れるんで、1000円になったら降ろしてください。

「いやいや!とりあえずどこかだけでも教えてくださいよ!」

というような押し問答を2、3回繰り返し。
結局のところ、深夜割り増しなしで車を出発してくださった運転手さん。
信号にひっかかって止まると、メーターが上がっちゃうからねー、
と、わざわざ信号の少ない道を選んでくれました。
(「売上少ないときは、わざと知らないふりして
  信号の多い道を選んで時間をかけることもあるんですよー。」
 とはタクシー運転手さんの談。
 なるほどー!そういう手がっ!と目から鱗でした。)

とにかくいたれりつくせり!
なんて親切な運転手さんなのっっ!!

と大いに感動していると、運転手さんが

「ニモカとかイコカとかお財布ケータイとか持ってたら
 それも使えるんですけどねぇ。」

と、今更ながらの重要情報をぽろりと伝えてくれました。

え?!ニモカ使えちゃうんですか??
持ってます!ニモカなら持ってますよー!
じゃあ、払えますっ!
サービスしてくれようとしていた深夜割り増しも
がんがんつけちゃってくださいっ!!

と、慌ててお願いしましたが、時既に遅し。
窓の外の風景は見慣れたもので、気が付けば既に自宅到着間際。
その話の途中で自宅に到着してしまいました。

料金メーターを見ると、金額は970円。
「持ち合わせないんですよね?ニモカで払っていいですよ?」
ととことん親切な運転手さんは笑顔でおっしゃってくださいましたが。
恐縮至極で1000円札をそっと差し出しました。

いえいえ!滅相もない。
現金で払わせてください。おつりはいいですから。
・・・って、30円ですけどっ。
でも、せめて!
せめて30円は受け取ってくださいー。

人生初の「おつりはいいですから」発言がまさかの懇願口調。
「おつりはいいですから」というかっこいい大人発言と
おつりの金額30円がまったくもってつりあい取れてなさすぎる。

でも!人生初の記念すべき「おつりはいいですから」発言です。
まさか、まさか私がこんな大人発言を口にする日が来るなんてっ!
なんやかんやとどたばた傍迷惑に過ごしながらも
わたくし、着々と大人の階段を上っております。
ただ、その上り方がやっぱり傍迷惑・・・。
大人の階段上ってもシンデレラになれる気がさらさらしません。

というわけで、本日の教訓。
寒いからといって、銀行に行くのを後回しにしちゃあいけません。
寒さより財布の中身を優先するべし。

ニモカが使えるからといって、油断してはいけません。
ニモカの中の金額も把握しておくべし。

・・・ニモカに入っていた金額は1000円未満でした。
あぶないあぶない。すんでのところで、恥を上塗りするところでした。